序
長老は語った。
悪魔城ではお前が死ぬのではない、死がお前を追いかけるのだ。
死は突然にやってくる。
ナイフのように切れ味鋭く。
流れ弾のように悪運に。
ハエと腐敗にまみれた者ども。
悪意、絶望、憎悪、嫌悪、ドラキュラの使者たち。
四方八方、すべての方向から死が迫る。
彼らをはねのける希望はあるか
貴君に勇気はあるか?
貴君に知恵はあるか?
貴君に意思はあるか?
長老の前の男はコクリとうなづいた。
よろしい貴君に祝福を授けよう。
無事務めを果たし国を救うのだ。
最終更新:2015年02月22日 10:19