小説ばかり読んでると人が創作できることそのものが神秘的に思えてくる。
どうしてこんな素晴らしい表現が世界で発明されるのだろう。
そう思える文章に出会うこともあります。
時に小説で書かれる文章一つ一つが、前後の文章と合わせて、その場限りそこにぴたっとはまる新発明を生み出しているともいえる存在感を醸し出すのです。
凡庸な文章でも、一行書くごとに世界に新しいものを一つ生み出していると自覚してください。
どの小説もその意味で真に創造的なのです。
凡庸でも平凡でも、書けること事体が称賛に価すると私は考えます。
だから小説を書く人は書き上げたこと事体に自信を持ってください。
最終更新:2016年05月27日 16:14