恥ずかしい代物

恥ずかしい代物って言ったらあれだ。
黒歴史時代に書いた中二病小説、そして今もこじらせている。
これ以上に恥ずかしい代物って世の中に中々ないよな。
というわけで推敲出来た部分からさらしていく予定。





天竺へ向かうお坊さんがある土地を通った時の話。
その土地は干ばつでそれなりの餓死者を覚悟しなくてはいけないと人々は噂しあっていた。
お坊さんは乗っていた馬はあまりの暑さに泡を吹いて倒れ死んだために供養し墓を建てた。
お坊さんは小さな街へより、天竺へ向かうための新しい馬を用立てるこにした。

市場では干ばつの年とはいえ、裕福な家の物はそれなりに立派な馬を競りに出し、貧乏なものは食べ物を求めて貧相な馬を差し出していた。
お坊さんはそれなりの金がある。
もし裕福な家の馬をそれなりの値で買えば、その金で裕福なものの親族の多くを救えるだろう。
そうするとお坊さんが買わなかったことで貧乏な家の物は飢えるだろう。
もし貧乏な家の馬を買えばその一家は救えるが、救える人数は少なくなる。
そもさ、お坊さんはどうしただろうか?







今日も人生を変える何かに出会いたくって
でもそんなものネットのどこにも外出先のどこにもないと諦念していて。
でもやっぱりTwitterを開けメールソフトを起動してしまう。
そして何も見つからない。
なにもさ。
そんな僕に愛をください。
いや愛はいらない。
人生を変えるなにかをください。
きっともらったら大切にして一章感謝します。
努力だってします。
新興宗教だって、怪しい会社だってかまわない。
私の人生を変えるなにかをどこかの誰かが運んできてほしい。










現物が残っておらず記憶にあるだけの話。

未来からやってきた戦闘機のり。
未来では無人機が台頭し、対ステルス戦闘機監視網とそれに連動したミサイルの存在により有人機パイロットの仕事は非常に少なくなっていた。
彼は自分の仕事に疑問を感じ、過去の戦闘機乗りの話にあこがれている。
その時時空のゆがみを利用したタイムマシンの話を聞き志願することとなる。
自由な時代に行けるわけではないが彼のあこがれている第2次大戦の時代に行けるというのだ。

彼はその時代に生き戸籍を偽造して憧れの戦闘機パイロットとなり活躍を始める。
彼はその時代の戦闘機に乗り軍のエースパイロットとなるも結局人殺しの仕事なのだという事実に悩み始めていた。
ある日彼は敵機を撃墜するも相内の形で撃墜される。
悩んでいた主人公はその時、自分を撃墜した相手の女性パイロットを飛行機の残骸から助ける。
彼は片腕を負傷し頭をうって記憶を失ったことにして軍から脱走する。

戦果の届かない田舎町での女性パイロットとの生活を始める主人公。

自分が未来から来たことを最初は隠すが、ある日打ち明ける。











世界。
世界は常に明日という物語を編みだしつづけている。
過不足なく、瑕疵なく、宇宙に新しき法則(のり)なく、明日は今日から編み出されていく。
そんな平凡な世界で事体は始まる。
それは明日という可能性が人間を見離した物語。
今日が昨日で上書きされ、明日が今日で上書きされていく。
世界侵食、タイムループ。
これから始まるのは人々が明日へとつながるわずかな道を探し求める長い物語である。

それは2027年の平凡な朝だった。
地球は周り朝日の昇りは誰のもとにも平等に訪れ。
しかし人々はその時気が付いた。
それは朝食でパンにバターを塗っているとき。
通勤電車の中で新聞を読んでいた瞬間。
子供達は通学路の途中で。
今日が昨日に上書きされたのだと直感したのだ。
世界は違和感をはらみつつしかし、表向きは正常に動いた。
しかし日を追うごとに明日がもう来ないのだという絶望が人々の心にはびこり始める。
最終更新:2016年08月25日 02:44