天鈿女 命(あめのうずめのみこと)

名前:天鈿女 命(あめのうずめのみこと)
性別:女性
年齢:18
所属:氷結界の一族(巫女)
身長:149cm
容姿:水鏡色の長髪に、薄い天色の常に憂いを帯びた瞳。病的なまでに肌は白く、か細く小さな体躯。
白衣に緋袴、に草履という姿。
武器:霊符。
能力:自身の霊力を込めた霊符を飛ばし、それに様々な非科学的な現象を起こす事ができる。
例)霊符を対象の放った能力に、当て相殺し消す。 霊符を対象の腕に放ち、霊符を燃やし炎生む。など
1回の戦闘で、10回まで使用可能。
能力:氷結四封術式:巫女自らが自身の特別な霊力と魔鏡の恩恵に基づき、作り出した4つの封術式。
この術式は、序歌を歌う事により開放される。また、飛ばし開放する事はできず、始まりからと順序を守らなければならない。
魔鏡の恩恵が無くなるとこの4つの術式は使用できなくなる。

始ノ封術:氷襲(こおりのがさね)開放序歌“凍てつくはわたくしの心なりき。 死にたるはわたくしの心なりき。”
全方位から、10つの氷刃が対象に襲ってくる。 その氷刃を術者は操る事ができ、砕けたり溶けたりしても、術者の霊力が尽きる限り再生する。
また、その氷刃に触れた者は、部分的に氷結する。

弐ノ封術:氷衣(こおりのころも)開放序歌“いかなる焔にも溶くる事のあなかしこ無きこの心は、ひとへに生くる屍のごとし。
いかなる力をも封じる事のせらるるこの力は、ひとへに人にあらざる妖魔のごとし。”
能力:自身を丸々覆う小結界。内側は、寒冷により極度に寒く術者の体力を削るが、
その小結界の中に部分的にでも何かが入れば、氷結されその場で静止し術者には届かない。
小結界は、魔鏡の恩恵を受けているのか、肉眼で見る事はできず感じる事もできない。

参ノ封術:氷楔(こおりのくさび) 開放序歌“わたくしは、人なり人にあらず。”
対象となる者(達)の体が徐々に氷結していく。四肢の先(足、手の爪先)から氷が侵食していき、やがて心臓の鼓動を止め封じる術。
侵食していく氷を掃う(祓う)事はできるが、再度侵食は開始され、その時の氷の浸食は早くなり、また掃う(祓う)事が困難になっていく。

終ノ封術:八寒地獄(はっかんじごく) 開放序歌“めづる事も、笑ふ事すらもせられざりてあらむこの定めを、されど我は受け入れむ。”
術者と対象者(達)を擬似氷結桔界が覆う。その内側は、極度の寒冷と吹雪に襲われる。 その寒さは、舌が麻痺し話すという機能が果たせなくなる程。

死ノ封術:霊封印 開放序歌“わたくしが生まれて来しよしはただ一つなれば。”
対象者(達)を自身の持つ霊気と自らの命(いのち)を使い、自身の創造した氷結世界に封じ閉じ込める異端の禁術。
雪女が封印から脱した時の為にと覚えた苦行の末の禁術。

備考:特別な霊力をもっていたのか、幼少時から魔鏡を守護するのに相応しい巫女になる為にと
“心鎮”と言われる苦行を行ってきた。それは、裸体で雪山の頂に立ち、凍死寸前まで絶えるという苦行。
その為か痛み、厳しい環境に対する耐性が身にいた。

しかし、自身の感情を封じてしまったかのように、常に憂いを帯びた表情をしており、その表情を崩す事は無くなった。
そして、言葉も冷たい非情な人間へと変わってしまった。

まだ感情を表に出していた昔の彼女は、明るく、そしてなにより優しい女の子だったと言う。

主たる氷結界の鏡を護る事だけに、使命を果たす。
巫女が力を行使するときには額に氷結界の刻印が青白く浮かび上がる他に、目も同じく青白く光る。
彼女が力を発動させる時には、自身が綴った序歌を歌い、開放の鍵とする。
霊符を使用した能力では、刻印は浮かび上がらない。

<命ノ序歌>
凍てつくはわたくしの心なりき。 死にたるはわたくしの心なりき。

いかなる焔にも溶くる事のあなかしこ無きこの心は、ひとへに生くる屍のごとし。
いかなる力をも封じる事のせらるるこの力は、ひとへに人にあらざる妖魔のごとし。

わたくしは、人なり人にあらず。

めづる事も、笑ふ事すらもせられざりてあらむこの定めを、されど我は受け入れむ。

わたくしが生まれて来しよしはただ一つなれば。


⇒凍てつくはわたくしの心であった。 死んでいるのはわたくしの心であった。

どんな焔にも溶ける事の決して無いこの心は、まるで生きる屍のようだ。
どんな力をも封じる事のできるこの力は、まるで人でない妖魔のようだ。

わたくしは、人であり人でない。

愛する事も、笑う事すらもできないであろうこの定めを、しかし私は受け入れましょう。

わたくしが生まれて来た理由はただ一つなのだから。

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最終更新:2012年06月04日 21:21