シン・言葉「ごちそうさまでした。」
少しあわただしく朝ご飯を食べた二人。時間はそろそろ10時になる頃だった。
シン「それじゃあ俺は荷物を外に出していくね。」
言葉「あ、はい。ではわたしも。」
荷物を持ったままシンは部屋の扉を開ける。
開けた先にはさらさらと流れる川とさわやかな緑があたりを埋め尽くしていた。
言葉「きれい・・・」
シン「うん・・・」
しばらく言葉少なげに景色を眺めていた2人だが、突然鳴り響いたブザーにあわてて我に返る。
シン「とと、荷物だしちゃうね。」
言葉「あ、はい。」
ちなみに、今まで2人がいた部屋は外から見るとコテージ風の小屋の形をしていた。
ただ、小屋の裏側は崖に埋まっていて廻りこむことは出来なかった。
荷物をすべて出し終わり、扉を閉めるとドアの向こうでかちりと鍵がかかる音がした。
シン「それじゃあ荷物を見てみようか。」
言葉「はい。えーと、網とトングはあるみたいです。あとクーラーボックスの中にはお肉とか魚とかお野菜とか、あと飲み物もありますね。」
シン「グリルはないね・・・薪も細いけどこのままじゃ長すぎるな。あ、切る道具はあるみたい。」
言葉「あとあるのはテーブルとテントと寝袋ですね。ランタンも付いてるみたいです。」
シン「それじゃあ足りないものは作るしかないな・・・グリルは適当に石を組んで作るよ。」
言葉「では私は薪を短く切っておきますね。」
シン「おっけー。出来たら呼びにいくからね。」
言葉「はい♪」
そうしてシンは河原に下りていき、言葉は工具箱を持ってコテージの脇に向かった。
シン「ん、しょと。なかなか高さが揃わないな。」
まさか軍のサバイバル訓練がこんなとこで生かされようとは夢にも思わなかったな、と、思いつつ
石を積み上げていく。
もちろん火をおこす訓練も受けていたのだが今回はちゃんとライターがあった。
あれこれと試行錯誤しつつ、どうにかいい位置まで石が積み上がった。
その上にそっと金網を乗せてみる。
うん、すこし斜めだけどちゃんと使えそうだ。
シン「これでよしと。それじゃあ言葉を呼びにいくかなー」
最終更新:2009年02月27日 20:22