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避難所 74

「俺さ、昨日からずっと考えてて、それでもわかんなくて、でも、さっき思った。
 やっぱり、ミラーワールドなんか閉じたい。戦いを止めたいって……。
 きっと、すげぇ辛い思いしたり、させたり、すると思うけど、それでも、止めたい。
 それは、正しいかどうかじゃなくて、俺も、ライダーの一人として…」

「アっ……」

「かなえたい願いが、それなんだ」

「ああ、だったら生きてその願いをかなえろ。死んだら、終わりだぞ」

「そうなんだよな。蓮、お前はなるべく、生きろ」

「お前こそ生きろ、城戸。死ぬな、死ぬな!!」

「お前がおれに、そんな風に言ってくれるなんてな。ほんと………」

「おいっおいっ」

「やっと……」

「ぐっ(泣くなっ、俺ッ!)」

「それにしても、今日は天気が、悪いね、五郎ちゃんの顔が、見えないよ」

「先生、何か美味いもの買ってかえります」

「なぜだっ、なぜだっ、なぜだっ……。ウオアァァァァァァァァッ!」

「うっ、うっ(なっ、泣いちゃ駄目だっ!)」

「お前は、きっと拒む
 拒み続ける。
 また駄目なのかユイ。
 また、ウアァァァァァァァァァァァァァァッ!!!」

「最後のライダーはッ、お前だッ…」

「これが、新しい命ッ?」

「この戦いに、正義は、ない。そこにあるのは、純粋な願いだけである」

「……蓮、そんなところで寝てると、風邪引いちゃうよ?」

「その是非を問えるものは……」

「あゥ、あっ、アアっ……(泣くなっ、泣くのは彼らに失礼だッ!)」


◆◆◆


「あ、あの、シン君、喉、渇いたでしょう?
 私、熱い紅茶でも入れますね」

『なんだか、手に力が入らなくてさ』
『熱い紅茶でも入れますよ』

「うっうっうっ……ウワーっ」

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最終更新:2009年02月27日 20:46
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