アンデルセン「アァァァァカァァァァァドォォォォォォッ!!」
アーカード「アンデルセェェェェェェンッ!!」
神父と吸血鬼が己の拳を突き出し相手に叩きつける、その迫力たるやその空気だけで
周りが動けない程ものであった。
アーカード「ふ、ふははは。さすがだな!アンデルセン」
アンデルセン「貴様も、貴様もそのなりでもやはり変わらぬか」
お互いの拳を受けた二人は同時にのけぞり鼻血を流しながら嗤い合う。
闘争を求める血が騒ぎ始めた証拠だ。そして、その様子を見ていたシンはようやく
自身の体の自由が利くことに気づき、なるべく二人にバレないようにその場から離れ
ようとした。
アンデルセン「しかし、笑わせる!まさかそのような姿でシンに近づいてくるとは!」
アーカード「ははっ、たまにはその気になっただけだ!何しろ…私に姿形は関係ない!」
アンデルセン「かのミナ・ハーカーの時のような興味でも持ったか吸血鬼!」
アーカード「ご名答だ!人間!!」
少女の格好をアーカードが笑いながら答えた。
シン「(よし、今のうちに…)」
シュバッ!
シン「ひっ!!か、壁が…」
由美江「島原流抜刀術・・・流れ!」
ハインケル「逃げようとはいい度胸だ」
シン「く、やはりアンデルセン先生がいるという事はあんた達も来ていたのか!」
由美江「当り前だろ?なんせあれだ、貴重な種だからな」
ハインケル「前回の聖戦では我々は大きな犠牲を払った…次なる聖戦のために優秀な狂信者と
その種の確保は急務だからな」
シン「断る!!大体それなら由美江は死んでるじゃないか!」
由美江「知るか!そんな事!」
シン「くっそ、一言で切り捨てやがったな!それよりも、あんたら神のモノだろ!?
だったらこういうのはいけないんじゃないのか」
由美江「私たちゃ、神を信仰するもので神ではなく人間よ!ただ神は人間の命の営みを
禁じてはいない!それにこの件は私もハインケルも由美子も承知はしている」
ハインケル「というわけで観念するんだな」
シン「く、も、もうだめか…」
???「そこまでです!」
シン「て、天の助け…か…(最後は残念そうな声で)」
由美江「く、気やがったな」
カリム「そこまでですよ、異教徒共。彼は我々が保護いたします」
ハインケル「綺麗ごとしか並べれない異教徒がシンを『保護』とは笑わせる」
カリム「やはり話し合いには応じないようですね、それでは…シャッハァァァァァァッ!!」
ガキーン!!
由美江「不意打ちとは…やるねぇ…」
シャッハ「く…、やはりこんな子供騙しでは仕留めれんか…」
シン「も、もう勘弁して…」
早苗「シンさん、こっちです!」
シン「さ、早苗!?」
霊夢「はぁ、やっぱり変なのに絡まれてるわね」
シン「霊夢も!!」
早苗「シンさんは私達の所にきて神社とその次代を担う子供を作らなければいけないんです!」
霊夢「そうそう、後継者は大事だからね」
シン「お前らもか!!」
カリム「…おや、信仰するものを一つに絞れない優柔不断な方々なやってきましたね」
ハインケル「邪魔だ…消えろ」
早苗「残念ですが…風祝として力は元より神奈子様、諏訪子様の力を借受けてきた私
にはあなた達など…、ふ…」
霊夢「紫からの支援と幻想郷におわす神々の力、そして龍神様の力を借り受けている
今の私には敵いないわ」
シン「…この世に神なんかいない」
最後のシン伴と呼ばれる聖戦の幕開けである
最終更新:2009年09月10日 10:48