殺風景な風景。見渡す限りは白い山ばかり、いや白骨の山しかない。
そこにいるのは刀を持った紅い服の少年と倒れている白い服の少年。シンは無気力な態度でだれかも分からない白い服の少年の安否を頬を叩きながら確かめた。
ペシペシッ
「おーい」
パンパンッ
「大丈夫か?」
「ん・・・んん」
ドカッバキッゲシゲシゲシゲシ
「しっかりしろー」
「痛いじゃないか!!最後気づいてたろ!!絶対わざとだろ!!」
「あ、起きた」
「あ、起きた・・じゃない!君は僕に何か恨みでもあるのか!!」
「いやー声がなんか、昔因縁があった奴とにてたからつい」
「それだけであの仕打ち!?」
いきなりこうまでフレンドリーには訳があった。シンは久しぶりに話し相手を見つけられたこと。白い服の少年はシンを自分と同じ種族だと思い込んでいたから。
ここは・・・・地獄。それも最下層の無間地獄。本来人が入れられるはずがないところ
それから2人は多くの時間を雑談に費やした。というより雑談しかやることがない
「君、刀使えるの?」
「んー一応、来たときは使えなかったけど。先客の人に教えてもらった。」
「どんな鬼だったの?」
「鬼?鬼というより修羅みたいな人だった。体中に包帯を巻いてて、名前はシシオ・・・忘れた。」
「アンタ、妹とかいたのか?」
「ああ、いたよ。とてもかわいい妹がね、ちょっとやんちゃだけど。」
「へー」
「手を出したら殺すよ?」
「オレもとてもかわいい妹がいたんだ」
ガシッ!!
2人は両手で熱く硬い握手を交わした。なにかが通じ合ったようだ
そして、長い時間が過ぎた。2人はお互い2つのことを除いて全て語り尽くした。奇妙な友情が生まれて成長していた。
ゲシゲシゲシゲシ
「おいっ!起きろ!!地上への扉が開いたぞ!!」
「zzz眠鬼~僕達は兄妹・・・本当だ!!・・・待ってて、覇鬼兄さん、眠鬼!!」
「そういえば名乗ってなかったなオレはシン・アスカ!!」
「僕は 絶鬼!!」
そして、2人は駆け出していった。地上のどこかへ・・・
最終更新:2009年09月22日 21:38