<グッドスリープパジャマ>

<グッドスリープパジャマ>
P  「……のっけからなんで俺たちは正座させられてるんですかね社長」
社長 「とりあえず、理由を説明してくれないかなシン君?」
シン 「理由も何もあるかっ! またアンタらは妙な衣装を用意して!」
P  「逆に考えるんだ、ブルマやスク水より健全なんd(ry)
シン 「黙れそこの変態紳士」
社長 「そもそもパジャマに何の問題があると言うのかね? 露出の度合いは少ないほう
だと思うが」
シン 「俺だって最初はそう思ってましたよ! 下着着用不可だってのを知るまでは!」
P  「……バレたか(ボソッ)」
シン 「意図的かよ! あずささんの自主トレに偶然居合わせましたけど、とんでもない
震度でしたよ!(胸囲的な意味で)」
社長 「……それが問題かね?」
シン 「は?」
社長 「芸能界とは弱肉強食の世界だ。特に我々のようなまだまだ駆け出しのプロダクシ
ョンではちょっとした波にすらさらわれて掻き消えてしまうことは珍しくもない。
使えるものはなんでも使う、例え倫理的にギリギリのタイトロープを渡ることに
なったとしてもだ」

シン 「……社長、そこまで考えて」
社長 「加えて言わせてもらおう、弾け揺れる双丘は最高だと」
シン 「今の一言で俺の感動全部台無しだーーー!!」
P  「まぁ社長の意見も四割くらい理があるとして」
シン 「四割も!? 下心が十割でもおかしくない発言だろ!」
P  「シン君、君は瑣末なことばかり注目して重要なことに気付いてない」
シン 「はぁ、なんですか? どうせまたろくでもないことでしょうけど」
P  「まだ分からないなら教えてあげよう。この衣装はね、律 子 の お さ げ が 
卍 解 す る んだよ」
シン 「! ?」
P  「そう! 待っていたファンは多かった! あの不動のエビフライが解かれる日を! 
そしてその日がついに来たんだよ!」
社長 「うむ、律子君を説得するのはなかなか骨が折れたがな。私も何度頭を下げたことか」
シン 「社長自ら懇願!?」
P  「そのファンたちの願い(最大で三年ちょい)を、君は倫理なんていう言葉で押し殺せ
と言うのか!? エゴだよそれは!」
社長 「それでも君は一端の男か!? ティンと来る心はないのか!?」

シン 「いつの間にか俺が悪いって流れに!? いやまぁ確かにティンと来たといえば
来ましたけど!」
P  「さぁ、君もこっち側に来るんだ。そして俺たちと一緒に律子のメガネを外す未来
を歩もう」
社長 「(ピクッ)待ちたまえ、それは踏み込んではいけない領域だろう」
P  「(ピクッ)おや、社長ともあろう御人がどうして躊躇うんです?」
シン 「急に何か始まった!?」
P  「プロデュースとは常に新しい道を切り拓くこと、この程度で二の足を踏むのはど
うかと思いますが」
社長 「見当はずれの方向へ切り拓かれた道にどれほどの人が通るというのかね? まし
て今まで獲得してきたファンをも切り捨てかねないほどの悪路、リスクが大きい
というレベルの問題ではない。それほどまでにあの存在は重要なのだ」
P   「リスクなくして大成はありません。危険な挑戦か、緩慢な衰退か、どちらかを
選べというのなら自分は前者を選びます」
シン (な、なんか盛り上がり始めてるけど……議論の内容が内容なだけに感心よりも
呆れが先に……)

  ――とっても面白い話でしたねー。

P  「う……この声は」
社長 「律子君、か?」
シン (……なんか音楽が勝手に流れてきた<BGM:Red fraction>)
律子 「うふふふふ……ファンのため、プロダクションのためだからって説得されて
渋々頭を下げた私ってなんなんでしょうねー」
P  「ま、待ってくれ律子。もう少し俺の話を聞いてくれ」
社長 「そ、そうだ! 誠心誠意真心を込めて話し合えばきっと……」
律子 「聞くと思います!」(←満面の笑み+メルヘンメイド2)
二人 『……ですよねー』
シン (笑顔って本来攻撃的なものなんだっけ。まぁ今回俺は何の落ち度もないし、特に
影響は……)
律子 「まったくもう、なんでこうウチの男たちってこうろくでもない考えばっかりする
んだか」(ジャキンッ!)
シン (ん? あれ? なんで俺までショットガン向けられてるんだろ? だろ?)
シン 「あの……律子さん? いつ頃から話を聞いていたんでありますでしょうか?」
律子 「『いやまぁ確かにティンと来たといえば来ましたけど』っていうあたりから」
シン (……俺そこから先ツッコミしかしてないっ!?)
律子 「覚悟はいいですか? 私はできてます」
三人 『ちょっ、おまっ!』
律子 「ダーイ(氏ね)」

 ――あぁ、死んだ。
 ほんの数十秒前までバラバラだった三人の男たちの思考が、皮肉なまでにシンクロした。
――バッドコミュニケーション




タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2009年10月02日 19:46
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。