【ある未来の可能性~空鍋成就?編~】
これはある青年に起きる[かもしれない]未来の話。
~ある管理世界~
ある手紙がある。
その手紙は、この手紙の貰い主である彼と[かつて]共に戦ったある姉妹から送られた物だ。
デス子(文面)「マスター、お久しぶりです!
お元気ですか? 私とティニーちゃんは元気です。
最近は、スバルのデバイス兼相棒として数々の災害から皆を救ってます!
……でも、私はあの日の事を忘れる事が出来ませんです。
……マスターがあの人の為に力を全て捨てたあの日を……。
確かにあの時、マスターが力を使わなければあの人は助かっていたと思います。
でも、そのせいでマスターは只の人になってしまいました。
マスターは言いましたよね?
【俺は[皆]を守る為に戦う】と。
けど今のマスターは皆の為ではなくあの人の為にせっかく手に入れた物全てを捨ててしまった!
[此処は黒く塗り潰されている。]
……私は今でも、マスターがあの人から離れて私達の元に戻って来て、
私達と一緒にあの人じゃなくて[皆]を守る日を待って居ます。
……ではマスター、またお手紙書きます。 デス子より
PS.ここから先はあの人に見せて下さい。
………マスターは貴方の物では無いのです。
だから早く、マスターを此方に帰しなさい!
貴方にしてしまった行いがマスターを貴方に縛ってしまったのなら、
貴方がマスターに帰る様言えばマスターは此方に帰って来る筈です!
私は知ってますよ、貴方がマスターを手に入れる為にあんな事をした事を……!
……貴方の側にマスターさえ居なければ……せたのに!
……最後に、これ以上マスターを苦しめないで下さい。
……貴方にあの頃の優しさが少しでも残っている事を信じてます。元仲間のデス子より」
ティニー(文面)「主へ、私はティアナと組み、沢山の事件を解決すべく頑張りながら、日々を生きています。
デス姉様とはこの手紙を送る為に久しぶりに逢いました。
やはりお互い忙しいからでしょうか、前より痩せていました。(私もですが)
デス姉様も書いていましたが、主が私達の元に帰って来る事を待ってます。
はやて、さん達も主が戻って来る事を願ってます。
主の部屋は今でもあの頃のままにしてますので、安心して戻って来て下さい。
それでは。 ティニーより
PS.主を帰せ、泥棒」
?「……ふふふっ。」
この手紙の内容だと、彼には渡せません……。
……仕方ありません。
また私が内容を直さないといけませんね。
?「シン君は誰にも渡しません………例え、皆さんから嫌われようと、です。」
その為に私はあの時、この身体をサシダシタんですから……。(狂笑)
??「……そろそろ、デス子達から手紙が来る頃か。」
俺は今、[彼女]を守る為、此処に居る。
あの日、俺は彼女を傷付けてしまった。
そのせいで彼女はあの場所、管理局から離れなければ行けなくなってしまった。
……その時俺は、彼女に償う為に彼女の側に居る事、
そして、力を捨てる道を選んだ。
[彼女が]言うには、全員が俺のこの行いを支持してくれたそうだ。
何故[彼女が]と言うのには訳がある。
それは、俺が彼女と共に管理局から離れる前にやり残していた仕事など全ての作業を済ませる為、
はやて部隊長達への説明など仕事以外の全てを彼女に全部任せていたからだ。
たまに来る手紙によると、皆元気だそうで、
[早く、彼女を幸せにしてあげて欲しい]とよくデス子達からの手紙には書かれている。
楓「シン君~!デス子ちゃん達からお手紙が届きました~!」
シン「楓、車椅子から落ちるぞ?」
楓「大丈夫ですよ、……だってシン君が私を支えてくれますから。」
……そう、私はこの身体を犠牲に愛しい彼を手に入れた。
この計画を練った時、身体の何処かを失う後悔より、
もう少しで彼を手に出来る想いに満たされていた。
この為だけに犯人を手引きして私を人質にさせ、
そしてタイミングよく彼と犯人の間に入り彼の一撃を受ける。
激しい痛みの中、ヤットワタシダケノシンクンニナル、
これだけが頭の中にありました。
とは言え、この幸せは永遠では無いのは解っています。
管理局が私程度の裏工作を解らない筈が無いのですから……。
でも、その時まで彼は私だけの愛しい人……。
願わくばこの幸せが一秒でも長く続く事を私は願う……。
~この狂いし乙女に苟の幸せを~
数日後、時空管理局は元六課所属のシン・アスカの管理局復帰を発表する。
その裏で元時空漂流者の女性[局員が突入した際、彼女は笑みを浮かべながら局員を向かい入れた]の精神病棟行きが静かに行われた。
~これはある愛の結末であり、何時かたどり着くかもしれない未来の可能性の一つ~
最終更新:2009年10月02日 19:51