1
珍しく神奈子が一人家路に向かっている、最近の異変において『信仰』という事が重要視
され、幻想郷土着の神や外様である神奈子達、そして新参の命蓮寺のTOPの間で会議を
開いたのだ。テーマはもちろん『信仰の集中と分散』。
信仰が力となる神々にとっては昨今の信仰の分散は好ましいものではない、このまま行く
と力の弱い神が淘汰されていく心配があった。
実際、元々力が弱い神ではあるが豊穣と紅葉を司っていた秋姉妹は力が強く豊穣も司る神
奈子の出現により微妙ではあるが前より力を弱めているという現実があった。
これを何とかしようと、妖怪の賢者にして幻想郷の母である八雲紫の一声によって話し合い
の場を設けられたのだ。(博麗の信仰を確保しておく意味合いもある)
TOPが集まるだけあって会議は殺伐とした雰囲気になると思いきや、意外となごやかに事
は進んだ。神奈子自身は戦神としての本能からやり合うならとことんやり合う気ではあったが
、争いを好まぬ白蓮や秋姉妹達、そしてバランスをとる役の紫としては潰し合いは好まない為、
結局「信仰は自由、どの勢力を信仰しても良いし重複してもよい」という結論に収まった。
こうすれば、強力な信仰は得られないものの戦わずとも少しずつながら信仰力は高まるからだ。
つまるところ、各勢力で助け合いましょうという流れになったわけだ。
「それながら、雛の厄の集まり具合がすごかったような気がするがな…」
話し合いの最中、座布団に座りながら、どういうわけかそのまま回り続けていた
厄神の雛の周りにはこれでもかというほどの厄が回収されていた。
なお、どのように回っていたか聞きに行ったところ。
「黄金長方形です」とわけのわからない解答が帰ってきた。
「ともあれ、何事もなく(ドーン)…ドーン?」
せっかくだからゆっくり帰ろうと思い(ダイエットもかねて)石段を歩いて昇ろう
とした時、頂上である我が家から爆発音が聞こえてきた。
「早苗は犠牲になったのだ………」
ダブルソーダアイス(2本の棒があってそれを割ると2本の小さいアイスになる)を食べていた
諏訪子が急いで帰ってきた神奈子に説明した。
干していた洗濯ものを取り込もうと、外に出た早苗。そして神社周辺の草刈りを終え、家に戻ろう
としたシン。早苗が洗濯ものを取り込み終え、家に戻ろうとした時、ちょうど玄関の方でお互いが
お互いの存在に気付かず、バッティング。洗濯もの自体はシンの頭に乗った早苗のパンツを除き、
なんとか無事だったものの、肝心の本人達の状況が最悪であった。
まず、シンが早苗の胸元に顔を突っ込ませ押し倒してしまう。そして即座にあやまるいつもの流れ
となるが、ここからさらにシンの手が早苗の巫女服の帯に引っ掛かり、手を戻そうとした勢いで帯
が解かれてしまう、それにプラスしておそらく倒れた時に奇跡的に早苗のブラのフックが外れ、
なおかつ、巫女服がいい感じにはだけ早苗は上半身ほぼ裸、脱ぎかけの状態になってしまう。
それを目の前にした、シン。思わず鼻血が流れ、それに気づいた早苗が今の自分の状態を把握→
胸元を抑えてのスペルカードとなってしまったのである。
「早苗ェっ…」
「あーうー、いつもの事だよ」
「シンさんの変態!!」
「不可抗力だけど…ごめんな…さい…っ!さ、早苗…胸、胸!」
「っっっっ!!」
仕置符「海が割れたオンバシラ」
(海が割れた日でできた道にオンバシラが飛んでくるというもの。ぶっちゃけ無理スペル)
シン「ちょ、早苗。これ無理、無理だって…アッ-(ピチューン)」
シンの木霊と共に妖怪の山の遠くの方から鷲のキーと鳴く音が聞こえてきた…
そんな守谷神社の今日のおやつはオレオです。
2
シン「はぁ…はぁ…」
メイド妖精「待てー」
美鈴「待ちなさい!シン!」
シン「こ、ことわ…る」
シンと紅魔館の警備隊が追いかけっこをしている、珍しい事に美鈴に追いかけられているのだが。
その追いかけられている本人は息も絶え絶えに顔を赤くしている。
シン「はぁ、はぁ、くそ、ここからでれれ…ば!?」
と急に動けなくなる、ふと後ろを見ると服の裾に何本かナイフが刺さっていた。
咲夜「まったく、風邪薬が嫌いだからって逃げ回るんじゃありません!こうなったら私が
強制的に投与しますわよ!」
シン「そ、それだけはいやだ…」
咲夜「この期に及んで!」
シン「だって…だって薬って………座薬なんだ…」
咲夜「ざや…!
(『私が強制的に投与しますわよ!』『私が強制的に』『私』が『強制的』に!)」
(以下妄想)
シン「や、やめて…下さい…咲夜さん…」
咲夜「あら、何を恥ずかしがっているのかしら?」
シン「だって、こんな格好…」
咲夜「ふふ…その顔の赤み…本当に風邪のせいなのかしらね…」
(妄想終了)
咲夜「う、う、う、うどんげ!」(顔を真っ赤にしてぶっ倒れる)
結局、シンの座薬はこーりんにしてもらう事になった。
なお、急に顔を赤くした咲夜に風邪疑惑がかかり座薬を打とうか打たないかの話し合い
がもたれのは別の話、さらに本当に風邪を引いたときシンが咲夜に座薬をうったんだか
うたないんだかの話はさらに別の話である。
鈴仙「ふぇっくしょん………座薬、誰か噂してるのかなぁ」
てゐ「あんたなんの妖怪だよ」
なんかふと思いついてしまった…。昔はそうではなかったけど座薬で治療というシチュエ
ーションが今になってツボに(ロードローラーだ!!)
3
ここは人里、里の守護者の自宅。
そこには家主である半人半獣である少女と不死の少女、そして異世界からやってきた少年が
鍋を囲っていた。普通ならば楽しい夕餉であるが、雰囲気はどこか緊迫していたようだった。
(………どのタイミングで行くべきか)
(今動くか、いや)
(牽制…か)
前文に夕餉とは書いたが、すでに鍋は食され空であり時刻も一日をすぎようとしている。
だのに、食事の後片付けはされずに重苦しい空気が辺りに漂っていた。
「あのさぁ…実は私…」
(来た…!)
(どうくる?)
重苦しい空気に耐えきれなくなったのか不死の少女が言葉を紡いだ。
「実はさぁ、私蓬莱人じゃないんだ。隠していたけど本当は代々一子相伝で
輝夜打倒を果たすための秘術を受け継いだ一族なんだ」
「………もう100年もまえにお前とは会っているのだが」
「それ私のおばあちゃん、けーねのしらないところで入れ替わってるんだよ」
「殺し合いをしている時にすぐに生き返ったよ」
「マジック…手品だよ」
「「どうやってだ!!」
「すり替えておいたのさ!!」
そして、妹紅は勝ち誇った笑みを浮かべた。
(く…やられた………)
(先制点をとられたか、だがこれなら)
少年が顔を歪ませたと同時に今度は半人半獣の少女が言葉を紡いだ。
「実はな、私はワーハクタクではないのだ」
「ふん、何々ではないシリーズは私がもうやったよ」
「だったら何の半獣だっていうんだよ」
「それはな………クダンだ」
「「クダ………」」
とシンと妹紅は自分達の言葉を言いかけたところ途中で必死に笑いを堪えた。
おそらくは牛の体に慧音の頭という姿を想像しツボにはまったのであろう。
「ちょ……それないわぁプスス」
「ふん、私とて洒落の一つは言えるものだよ」
「ククク………んん、ん。はぁ…やめろよな、そういうの。そういえばさ、実は俺も…」
「目、赤いだろ?これさ、先天的なもんじゃなくてさ。ただの充血なんだ。目が敏感っていうの?
そんな感じでいやーおかげで毎日目がカユイカユ………」
「「……………はぁっ」」
「いや、その………ごめん」
「いや、お前にはがっかりだよ」
「ああ、まさかその程度のネタだったとはな」
「いや、お前らのも大概だったと思う」
「これは………罰を受けてもらわなければいけないな」
「ああ、そうだな」
「な、なんだよ。頭突きに火あぶりか?」
「いや、これから妖怪の本文として襲わせてもらう」
「私も、実は一回襲ってみたかったんだよね」
「な、おい、いくら四月一日だからってその冗談は」
「時計を見ろ」
「あ?」
時計の針はちょうど四月二日午前0時27秒を指していた。
「え………え?」
「鍵、しまってたよ」
「よし、それじゃあ襲おうか」
「いやいやいや、襲おうかじゃなくて、慧音さんなんで上着脱いでるんですか妹紅下を脱いでなにを
うわちょなんで俺の着ものに手をかけそれよりそんな近いと当たってうわなにするやめ………」
結局、シンが目を覚めたのは四月三日の朝当たり。嫌味なのかなんなのかわざわざ家に侵入してきた
リリーの「春ですよー」の言葉で起こされたのであった。その時の体勢は前は慧音、後ろは妹紅に抱き
締められる形だったという。
4
れみりゃ「う~♪う~♪」
妖精メイド達と遊んでいるれみりゃが楽しそうに声を出している。
一方で門では美鈴と一緒にめいりんがシエスタをしていた。
紅魔館いもゆっくりが住み始めて何カ月だろうか、すっかり馴染み前よりも比べると
活気づいている。
ふらん「~♪」
レミリア「うーん、ゆっくりしているようだな」
咲夜「最初は謎な生き物でしたけど、慣れると可愛いですね。手伝いもしてくれるし」
パチュ「それにしても、やはりこのゆっくり達って住んでいる住人に似てくるのね」
シン「なんでなんでしょうね」
レミリア達もゆっくりを囲んで和やかに談笑していた。
ぱちゅ「むきゅ!めいどにすぎないんだからせいさいのざはわたしのものかしら」
さくや「ただほんをよんでいるだけなのにせいさいずらしないでほしいわ!はたらいている
わたしがほんさいよ」
赤ぱちゅ「う、う゛わ゛ぁぁぁぁぁん、ごわ゛い゛よ゛ぉぉぉぉぉ」
赤さくや「ままたちけんかしちゃやだぁぁぁぁぁぁ」
ぱちゅ「む、むきゅ。ごめん、なきやんでくれないかな?」
さくや「おかーさんたち、けんかしてないよ。ほらこう…」
ぱちゅ&さくや「「ゆっくりしていってね!!」
赤’S「うわぁぁぁぁぁぁぁん」
さくや「な、なきやんでね、あかちゃん」
ぱちゅ「むきゅー」
しん「おう、なにしてるんだあんたたちはー」
赤’S「ぱぱぁぁぁぁぁぁっ!!」
しん「なんだって、そんな、そんなこと。ふたりともおれのおくさんなん
だから、けんかなんかしちゃだめだぜ」
ぱちゅ「むきゅ、そうだねけんかはいけないね」
さくや「なかよくしないとね、おたがいしんのおくさんだもんね」
親’S「「「だからゆっくりしていってね、あかちゃん」」」
咲夜「………」←シンに何かいいたげな視線を送っている
パチュ「………」←上に同じく
シン「どうしてこうなった………」←頭を抱えている
レミリア「さぁって、館内でも散歩してこようか」
ゆっくりたちはともかくシンはゆっくりできなかったという
5
「ゆ…、ゆぅ…」
ゆっくりの生態の中で特徴としてあげるならば、自分達がゆっくりできる場所を探すというものとお互いの体(顔?)をすり合わせる通称「すりすり」があげられるだろう。
このすりすりという行為は仲間内での信頼を深めるためのコミュニケーション、もしくは上下関係をはっきりさせるためや、なわばりの中に新しく入ってきたゆっくりを仲間と認めるための一種の肉体言語だといわれている。
なお、このすりすりが終わった後のゆっくり達はやたらすっきりした表情をしており、研究者の中では生殖にも関係あるのではという説が一部であがってきている。
ぱちぇ「ゆぅ…ゆぅ~~~~」←しんにすりすりしている
さくや「す~り~す~り~」←上に同じく
しん「ゆぅ~~~~~~」←ぱちぇとさくやに挟まれとても気持ちよさそうな顔をしている
そしてそれを目の前に
咲夜「………とても静かで穏やかな時間ですね(にっこり)」
パチュリー「ええ、とてもゆっくりできる時間よね(にっこり)」
シン「ゆくっりできない………」←咲夜とパチュリーの間にいる
フラン「どうしよう…、なんかあの部屋入れる雰囲気じゃない…っ!?」
レミリア「…霊夢のところにでも行こうかしら」
最終更新:2010年05月16日 22:15