1
トーレさんものを1つ
トーレ「帰ったぞ。ん?」
仕事から帰宅するも、いつものやかましくもあり賑やかで微笑ましげでもあるいつもの騒音がない。だが明かりはついている。
トーレ「誰もいないのか?」
あたりを探すとソファーに人影があった。黒髪の少年だった。
トーレ「シン、いたの――」
声をかけようとするも、途中で途切れる。
シン「すう・・・すう・・・・」
ソファーに座ったまま、寝息をたてて眠っていた。ソファーの前にあるテーブルの上には折りたたみ終えた洗濯物が並んでいた。14人分もの洗濯物を1人で片付けていたらしい。途中で疲れて居眠りをしてしまったのだろう。
トーレはある1つの欲求に襲われた。
トーレはシンの隣に座り呟く。
トーレ「あ、頭を撫でるがいいな?答えは聞いてない」
最初は起こさないように恐る恐る。
トーレ「起き・・・・ないな?」
普段、家の掃除から凶悪な犯人の掃除まで何事も一生懸命な分、疲れていたのだろう。いつもの業火のような激しさがウソのようだった。起きる様子がないことを知ると、可愛がるように、優しく愛でるように。
トーレ(犬みたいだ・・・・飽きないな)
彼女は見た目は凛々しいが、無類のかわいい物好きなのだ。・・・・普段は自身のイメージを守るためにそれは周囲には見せないが。
だがそんな至福の時間に思わぬハプニングが起きる。
シン「ん~」
トーレ「なッ?!」
シンが姿勢を崩し倒れたのだ。ちょうど頭がトーレの膝に落ちるように。
膝枕と呼ばれるものだった。
トーレ「・・・・」
数秒、無言で考える。
片目を閉じ、ほんのり頬を赤くし、気にしていないような顔をして。
トーレ「少しの間・・・だけだぞ?」
その後、数分後にトーレもそのまま眠りに落ちた。
だがトーレは知らない、シンにはまだ家族全員分の夕飯作りの仕事が残っていたことと。
数時間後、遅れて帰ってきたセインにしっかり現場を目撃され、録画される未来を。
まだ知るよしもなかった。
2
はやて「さて、皆さん。今日お集まりいただいたのは六課イメージアップ作戦についてですが…」
なのは「はいはい、私がカッコ良く人助けするシーンを流せば良いとおもうの」
はやて「人を助けるシーンなのか破壊行為をしているシーンなのは判別が難しいので却下します」
フェイト「キャロやエリオとかをCMに出すっていうのはどうかな?子供とか動物ってイメージアップにつながりやすいって言うし」
はやて「年端もいかない子供を過酷な労働環境に置くとは何事か、という口うるさい某団体からバッシングを受けるので却下」
ティアナ「さっきから隊長反対ばっかりですが、何か妙案はあるんですか?」
はやて「あります。ありますともさ。私にはとても良い案がございます」
フェイト「企画書?」
はやて「そう、時代は歌って踊れる俳優を求めています。佐○健しかり、二人で一人の探偵しかり」
ティアナ「ソースが偏り過ぎじゃないですか」
フェイト「なんとなくオチが見えたね。シンとデュエットしようってことだね。もう、仕方ないなぁ~今年の紅白の曲まだ決まってなかったし丁度良かったかも」
はやて「フェイトちゃんとなのはちゃんは対象外です」
なのは「なんでなの!!フェイトちゃんはともかく」
はやて「フェイトちゃんとなのはちゃんは百合ん百合ん要員なので駄目で~す。ティアナもスバルとなので同上です」
フェイト「百合ん百合ん要員!?」
ティアナ「そ、そんな、なのはさんとフェイトさんはともかく、私とスバルは友情です!!」
はやて「友情www」
ティアナ「私はノーマルです!!フェイトさんはともかく」
なのは「私だってノーマルだよ!!フェイトちゃんはともかく」
フェイト「ちょ、二人とも」
はやて「ここは残念ながら百合の対象のおらん独り身の私が、発案者の責任を取ってシンと歌うんですう~『カンタレラ』でも『サンドリオン』でもOkですぅ」
ティアナ「この野郎……仕事もしないでニコニコばかり見てやがったな…」
なのは「どうでもいいけど、その標準語すっげームカつくんですけどなの」
ティアナ「成人式迎えた女が語尾に『なの』って付けるのもそうとうイラッときますけどね」(ボソッ)
なのは「何か言ったかなの凡骨?」(ピキピキ)
ティアナ「いいえ、気のせいですよ一児のお母さん(処女)w」(ピキピキ)
なのは「一回シンとヤッたくらいで正妻ヅラは止すの。種のキャラと最初にフラグ立った女は噛ませ&死亡フラグなの」(ピキピキピキ)
ティアナ「確かにそうかもしれませんね。もっとも、イメージ悪化の一途を辿るよりも永遠の存在になるのも一興かもしれませんが」(ピキピキピキ)
なのは「そんなにお望みなら永遠の存在にしてやるの。もっとも後付で『妹的存在ww』ってしてやるけどなの」(ピキピキピキ)
フェイト「まったく、底辺の争いは見るに耐えないね。金髪巨乳がストライクだってわかりきってるのに。中の人のお気に入りも私しかありえないのに」
なのは・ティアナ「「露出狂の耳年増は黙ってろ(なの)」」
ブチッ
フェイト「日曜朝八時半現役魔法少女舐めんなコラァ!!!」
スカ「やぁギル。今日も今日とて暇…もとい元気そうだね」
ギル「やぁスカ。御覧の有様だよ。もっとも根が学者だからね、政治とかよりも気ままに研究していられる今の生活のほうが気が楽さ」
スカ「そういえば、君がプロデュースしたんだろ?『例の』PV」
ギル「ああ、はやて君に頼まれてね。百合以外の需要の開拓と依頼されたからね、腕が鳴ったよ」
スカ「なるほど。確かに新しい層の開拓に成功しているね」
ギル「シンの容姿を生かすにはアレしかあるまい」
スカ「禿同www」
ギル「wwww」
スカ「wwww」
ギル「wwww」
PV『IMITATION BLACK』
ギル「スクライア司書のスケジュールを取り付けるのには苦労したよ」
スカ「クロノ艦長はどうやって説き伏せたんだい?」
ギル「なぁに、彼は(中の人が)重度のヲタだからね。案外簡単だったよ」
スカ「シンがよくあの格好を承諾したね」
ギル「ヴィヴィオとキャロとエリオの四人で一週間の温泉旅行をプレゼントしたら承諾してくれたよ」
スカ「彼も相当ストレス溜まってるねぇ」
3
ミネルバ ブリッジ
クロノ『フェイト!ミネルバの皆さんやシンに迷惑だろう、早く帰って来い!!』
フェイト「嫌だ、帰らない。」
クロノ『フェイト!!』
タリア「シン、これはどう言うこと?」
シン「分かりません、いきなりフェイトが泣きながら来たのでそういきなり追い返す訳にも行かなくて…。」
ルナマリア「とりあえず、暫く様子を見ましょう。」
レイ「(しかし、軍艦の中にこうも部外者が普通にいるのは何故だ?)」
フェイト「クロノが私の日記を勝手にみるからだよ!」
クロノ『あれはお前が心配だと思ったからだ。』
フェイト「だからって、人の日記を見るなんて信じられない!!」
クロノ『アルフや母さんも心配しているから帰って来い!』
フェイト「絶対に嫌だ!!」
アーサー「艦長、話の内容を察するに……」
タリア「これは家庭の事情に分類されるものね。」
シン「何か…数日前にも似たような事があったのは気のせいかな?」
ルナマリア「多分、気のせいじゃないわ。」
レイ「気にするな、俺は気にしてない。」
~~~~数日前~~~~
士郎『え~、シン君…なのはを出して貰えるかな?』
シン「はい。なのは~、親御さんからだぞ。」
なのは「むぅ………」(膨れっ面)
士郎『なのは、いい加減に帰って来なさい!!』
なのは「嫌!お兄ちゃんが謝るまで絶対に帰らないの!」
シン「…え~と、何があったんだ?」
士郎『それがだね……』
なのは「シン君、聞いてよ!お兄ちゃんが勝手に私の日記を見たんだよ!」
士郎『…との事らしいんだよ。』
なのは「日記には、誰にも言えないあんな事やこんな事も書いてあったのに!!うわ~~~ん!!お兄ちゃんのバカァァァ!!!」(シンに泣き付く)
シン「あ~、よしよし、そうか。誰にも見られたくなかったんだな。(あんな事やこんな事ってどんな事だ?)」
~~~~回想終了~~~~
タリア「シン、とりあえずあの子を宥めて、家まで送り届けなさい。あれでは埒が明かないわ。」
シン「分かりました。……何で俺がこんな事しなきゃならないんだよ。」
レイ「お前が一番慕われているからだろうな。」
4
~ミッドチルダ市内 デパート~
なのは「シン、これなんてどうかな。」
シン「値段は手頃だから良いとしても、ちょっと派手すぎませんか?」
なのは「え~?私はそうは思わないけど。シンはカッコいいんだから良いの着ないと駄目だよ。」
シン「一応、褒め言葉だと思って、受け取って置きます。それじゃあ、これにします。」
なのは「(褒め言葉じゃないんだけどね……)じゃあ、次、行こうか。」
シン「え?まだ買うんですか?そこまで外出する訳じゃないから一着ぐらいあれば良いと思うんですけど。」
なのは「最初に言ったでしょ?服のお金は私が出すって…」
シン「じゃあ、お願いします。」
なのは「うん。(私が変えてあげないとね、軍人から普通の男の子に、それで将来は私のお婿さんに……)」
5
シン「フェイトさん、今月の娘TYPE見ましたよ。凄くカッコいいですよ。」
フェイト「ありがとう、シンに言って貰えると嬉しいよ。それも言うならシンもだよ。」
シン「?」
フェイト「遅くなっちゃったけど…ACERとEXTREMEVSに参戦おめでとう。」
シン「あ、どうも。」
フェイト「(本来ならもっと早く言おうと思ってたんだけど、余計な邪魔が次から次に出て来て言えなかったよ。)」
シン「ヴィヴィオやエリオ、キャロにも言われたんですけどその3人以外、誰も触れてこなかったんで、てっきり知らないのかな…って思ってたので嬉しいです。」
フェイト「そうなんだ、みんな酷いよね。それにACERはちゃんと予約もして来たから帰って来てから一緒にやろうね。」
シン「えぇ、いいですよ。」
フェイト「後で聞いたんだけど、お兄ちゃんと母さんも予約してたみたいだよ。」
(リンディ「フェイトの未来の旦那さんの活躍もみないと行けないわよね?」)
(クロノ「未来の弟が出る作品なんだ予約しない理由がないだろう。」)
シン「そ、そうだったんですか。(偶然に偶然が重なったみたいだな。)」
フェイト「でも、本当に気をつけてね、死んじゃったりしたら嫌だよ?」
シン「大丈夫ですよ。レイやルナは居ませんけど、アムロさんやクワトロさんや、Zで世話になった人達も居ますから。」
フェイト「それでも心配だから、お守りあげるね。」
シン「お守…(chu)…!」
フェイト「これがお守りだよ、だから無事に帰って来てね?」
シン「……はい。(///)」
他の三馬鹿はお互いがお互いに他の女性陣達と潰しあいをしていたため、この一時を知らないと綴って置く。
つーか、今月の娘TYPEの表紙のフェイトさん、マジでカッコよすぎて思わず吹いた
最終更新:2010年08月10日 01:34