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幻想忘戦録 外典 「 男も神様もみんな変態だったよ 」

シン「処分・・・これを全部?」
神奈子「当たり前だろう。万が一誰かの手に渡ったら大変だ。
    巫女の悪評が神社の悪評につながりかねないことは、麓の神社をみれば丸わかりじゃないか」
シン「そ、そうですね。はい、写真です。」
神奈子「・・・シン、確か全部で三十枚だったはずだが、六枚しかないのは私の気のせいかな」
シン「き、気のせいじゃないですか。」
神奈子「・・・・」
シン「これで全部です」
神奈子「うむ、確かに三十枚預かったよ。ところで、ネガも回収したんだよね。今は諏訪子が持ってるのかい?」
シン「いえ、ネガはニトリに渡して・・・あ」
神奈子「河童に? 何のために?」
シン「あ、いや、これはその・・・」
神奈子「なるほど。もう一セット手に入れようと、そういうわけか。そこまでして欲しいもんかね」
シン「だって、本当によく撮れてるんですよ! 例えばこれとか!」
神奈子「ふむ、これは・・・」
シン「パジャマ姿の早苗さんが抱き枕に抱きついて寝ている姿です。
   ここの所をよく見てください。パジャマのボタンが二つ外れているおかげで、
   胸の巨峰がこれでもかってくらいに強調されています」
神奈子「ブラックホール並みに吸引力のある谷間だね。汗が間にたれているのも実に高ポイントだ。
    だが、普段そういうことに厳しい早苗がこんな破廉恥な格好で寝ているとは」
シン「その理由は簡単に推測できます。神奈子さん、幻想郷にパジャマは売っていますか?」
神奈子「いや、ここにはそんな便利なものは・・・ま、まさか!」

シン「そうです。幻想郷で心身ともに成長していく早苗さん。
   けど、胸の成長にパジャマはとうとう追いつけなくなってしまった。
   買い換えようにも幻想郷にはパジャマは出回ってない。
   あからさまに着物に替えては胸の成長がばれてしまう。
   それで思いついたんです、ボタンを外すことを。
   だとすれば、もっと邪魔になるものを付けている筈がない!」
神奈子「待つんだ、シン! だとすると、もしそうだとするとこれは・・・」
シン「そう、恐らくはノーブラ! このあふれ出んばかりの双球が、
   夜中は他愛無いことで破けてしまいそうな布きれ一枚に守られていたんですよ!」

神奈子「なんてことだ・・・。早苗が寝る際にノーブラであることをこの私が見抜けなかったとは・・・」
シン「神奈子さん、まだ話は終わっていません。ノーブラだとすれば、この写真には
   更なる疑問点が沸いてくることになるんです」
神奈子「エロと健全の境目である『ポッチ』のことだね。だが、この小さな写真では
    神の目をもってしても判別が難しいぞ」
シン「だからこそ、河童のニトリに預けたんですよ!」
神奈子「そうか、『引き伸ばし』だな!」
シン「それも解像度を最大まで上げた引き延ばしです。これならどんな小さな点までくっきりと写る!
   そう、見えるはずのない『ポッチ』までもね!!」
神奈子「ふ、お前にこの仕事を任せて正解だったようだ。私をここまで驚かせるとは成長したな、シン」
シン「何言ってるんです。俺をここまで育ててくれたのは神奈子さんじゃないですか」
神奈子「素質がなければそううまくはいかないさ。
    だが、あえて付け加えるなら一番の萌えポイントは『ポッチ』でも、『谷間の汗』でもない。
    この口元の白い線だ」
シン「白い線? これがなんだっていうんですか」
神奈子「やはり、気付いていなかったか。夜中に口元に現れる白い線といえば一つしかない。
    これは・・・『よだれ』の後だよ!」
シン「なっ! まさか美少女にのみ許されるという伝説の萌えポイントがこんなところに!?」
神奈子「こんなあからさまな場所に気づかないとは修行が足らない証拠だ。自らの発見に浮かれて驕ったなシン!」
シン「くっ、くそぉおおっ!!」

神奈子「早苗は萌えを体現した現人神。いわば、生きた萌えの神と言ってもいい。
    それをお前は解析しつくしたとのたまったんだ。
    おこがましいとは思わなかったのか?」
シン「俺の・・・負けです。俺は自分の発見に溺れて、それ以上の萌えを追求しなかった。
   早苗さんよりも、萌えよりも、目の前のエロに浮かれていたんだ・・・」
神奈子「みっともなく膝をつくな! 立つんだ、シン!
    早苗は・・・萌えはそこにある。それを前にして男がこうべを垂れるな!」
シン「か、神奈子さん」
神奈子「大丈夫、写真一枚からここまで追求できたんだ。若いお前なら将来はきっと辿り着く。
    私の立っている場所、すなわち神の頂へ!」
シン「神奈子さん! 俺やります! いつか早苗さんの全てを暴いて見せます!」
神奈子「そのいきだシン! さあ、河童のところへ写真を取りに行くよ! 栄光ある未来のために!」

  • 障子の裏
早苗(どうしよう。怒鳴り込もうと思ったけど、いい話っぽい終わり方で出て行けない)
諏訪子(大丈夫だよ早苗。私がいますぐきっちりしめとくから)
早苗(お願いします、諏訪子様)

それからどうなったかは、もはや恒例行事なので割愛させていただこう。
ちなみに、ぼこぼこにされてから当分の間、シンは二人から口を聞いてもらえず、
神社はしばらく『洩矢神社』と改名されていたという。

シン(大丈夫だ、俺にはまだとっさに箪笥の裏に隠したネガがある。
   ほとぼりが冷めるまで待って現像しなおせば・・・)
諏訪子「あ、箪笥の裏に隠してあったネガは私がもらっといたから」
シン「・・・・・・ちくしょおおおおおぉぉっ!!!」

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最終更新:2010年08月10日 01:12
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