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ガンダムSEED DH氏の小ネタ-2

1



どっかの服屋で、シンのネクタイ選びをする2人
ディエチ「このネクタイなんてどうかな?」
シン「ネイビーブルーか・・・なんか渋いな」
ディエチ「シンさんの場合、童顔だから丁度いいと思うんだけど」
シン「んー・・・ちょっとつけてみるか」
ディエチ「ねぇシンさん、1つ聞いていい?」
シン「どうしたんだよ?」
ディエチ「いや、シンさんってスーツとかを着るイメージも、服にこだわるイメージも無いから。今ネクタイを選んでいるのが不思議に思えて」
シン「ぐッ・・・さりげなくひどい事を言うな。これは営業用だよ、営業用」
ディエチ「営業・・・・シンさん、いつからサラリーマンになったの?」
シン「違うよ。俺ってまだ傭兵になったばかりで、傭兵としての名前が知られていないから自分で営業して仕事をとらなきゃならないんだよ。・・・・アメノミハシラに紹介してもらうと仲介料とられちゃうからなぁ」
ディエチ「人が動くと書いて、“働く”というけど。生きるって・・・・大変なんだね」
シン「大戦後の不況だからな・・・・切り詰められるところは切り詰めないと。よし、こんなもんかな?」
ディエチ「あ、ちょっと待って」
シン「ん?」
ディエチ「ネクタイが曲がってる」
ディエチは突然シンの前に立ち、爪先立ちをしてネクタイを直した。
シン「・・ッ!?」
ディエチ「これで大丈夫。あ、けっこう似合ってるね。あと髪型をセットすればいい感じ・・・・。シンさん・・顔、赤いよ?大丈夫?」
シン「あ・・・ああ! 大丈夫大丈夫ッ!!じゃあネクタイはこれにして・・・一通り買い物は終わったし、昼飯にするか」
ディエチ「あ、そいえばさっき、ちょっと古そうで、気のよさそうなオバサンがやってそうな定食屋さんがあったよ」
シン「・・当たりだな、そこにしよう!」
ディエチ「うん!」

2

ここはギガムーブ内、銭湯『工(たくみ)の湯』。その男湯の脱衣所に入ってきた青年がいた。
「ふう――ようやくフロに入れる」
シン・アスカだ。ようやく抜糸が終わったので、早く湯船につかってさっぱりしたい。
「よお、もうフロには入れるのか?」
突然後ろから声をかけられた。
「あ! エドさん」
声をかけた褐色の男は、南米の『英雄』エドワード・ハレルソンである。
「お、お疲れ様ですッ!」
思わず頭を下げる。一応動けたとはいえ、シンがベッドの上でしっかり休めたのはエドがシンの分の仕事をやってくれていたおかげであった。
「ハハッ そういう肩っ苦しいのは無しにしようぜ。お前が出れなかった間、襲撃は無くて俺は暇だったんだからよ」
エドワードは陽気に「気にしていない」と答える。
「でも・・・」
「お前はそれだけの働きをしたんだ、気にすることはない。それにここはフロだ、そういう“服”は無用無用」
このような一面が彼の人気の秘密なのかもしれない。
「・・・・そうですね」
「そういうことだ」
ここは脱衣所であるからして2人は服を脱ぐ。シンの体は白く一見華奢に見えるが無駄のない筋肉があり、エドの体は褐色で「逞しい」という言葉を最初に連想させる肉体だ。
だが男が2人裸になればそれは戦いの合図でもある。
「さあ、とっとと入ろうぜ・・・」
「そうですね・・・」
2人は互いに相手の体の一部を見た。
「「・・・・」」
数瞬の硬直のすえに2人は意識を取り戻す。

「ほ、ほお・・・なかなかのモノをもっているじゃねえか、シン」
何なんだあのアロンダイトは?!! 長さが尋常じゃあねーーッ!! しかも先端のレアメタル製の刃先はデストロイでも貫くつもりなのかよ・・・ッ!!?

「い、いえいえ・・・エドさんには負けますよ」
何なんだあのシュベルトゲベールは!!? 太さが異常だぁーーーっ!! あの巨大な2機のジェネレーターは戦闘時どんな火力とパワーを生み出すんだよ・・・・っ!!!

「フッ・・・シン、これから2ヶ月よろしくな!」
「はいッ!」
互いを認め合った2人は無意識に笑顔で握手をし、その間には奇妙な友情が生まれていた。それは対艦刀使いの2人だからこそ通じるものだった。

3


シン「ふう、ようやく休憩。ん?」
見回りが終わり、部屋で休憩をとろうとしたシンはある光景を発見した。
ディエチ「ん~~違うな~」
それは手鏡を見ながら、髪をいじっているディエチだった。
シン「なあ、何やってんんだよ?」
何をしているのか分からなかったので声をかけてみた。
ディエチ「あっ!シンさん、お帰り。ちょっと髪が伸びたから髪型変えてみようかなって」
ハッとようやくシンに気づいたように答えた。シンはそれに、ただいまと返す。
シン「髪型?」
ああ、とシンもようやく気付いたように相槌を打った。ディエチも女の子だ、そういうことに気を使うのは当たり前だ。しかし・・・。
シン「べつにいつも通りでいいんじゃないのか?」
この男はあまりそういうことを気にしない、というより興味がない。
ディエチはその無神経な答えに軽くムッとする。
8『女心のわからん奴だな』
ついに8にまで言われる始末。だが分からないものはしょうがない。
8『今、数種類の髪型の合成画像ができた。見てみるか?』
ディエチ「うんっ」
待ってたという風に反応する彼女を見て、シンはつい頬がゆるんでいる自分に気づく。
ディエチ「シンさんも一緒に見ない?」
シン「ああ」
最近、お互いに仕事ができて話し合うことが少し減っていたことを思い出し承諾。


【ワンorツーテール】
シン「これが標準っつうか、いつものか」(これでいいと思うんだけどなー)
ディエチ「いつものだね」

【ポニーテール】
シン「どうだ?」(馬っつうか、外はねのせいか猫に見える。・・・・ネコ耳つけてえ!!)
ディエチ「」

【ツインテール】
シン「あ、けっこう印象が違う!」(今よりちょっと活発そう・・・いいな!)
ディエチ「んー・・・ちょっと子供っぽい」
シン「たかが12歳(実質年齢)が何言ってんだよ」

【ロング】
シン「おお、全っ然印象が違う」(今よりももっと大人しそう。・・有りか)
ディエチ「リボンをとっただけなのにね」

【ショート】
シン「後ろ髪が無いとなんか物足りないな」(・・・・あとで8にナースキャップ装備を合成してもらおうかな)
ディエチ「そうだね」

【でこ出し】
シン「へー」(これはこれでかわいいな)
ディエチ「ん~~なんか恥ずかしいからじっくり見ないで///」


ディエチ「気に入ったのあった?」
シン「俺に聞く? やってみたい髪型とかなかったのか?」
ディエチ「うーん・・・あれやってみたいな。えーと・・三つ編みッ!」
シン「三つ編みなら今まででもできたんじゃないのか?」
疑問が生まれた。髪の長さなら十分足りる。
ディエチ「あー・・・その、やったことがなくて・・・・。」
少しうつむいてモジモジしながら答えた。
シンはそのしぐさから、三つ編みができないことを察した。そして、ほんのちょっぴり勇気を出した。
シン「やって・・・みるか?」
ディエチ「え?」
シン「その・・・結ってもいいけど。嫌じゃなきゃ」
女の子の髪に触れることに戸惑いから、視線をずらし頬を人差し指で軽くかきながら聞く。
ディエチ「い、嫌じゃないっ!」
頬をほんのり赤くして慌てて答えた。
ディエチ「そ、それじゃあ――」
そして、ディエチは、
ディエチ「――お願い」
シンの右ひざの上にちょこんと座った。
シン「!?」
近い近い近い!やばい、いい匂い――違うッ!! 柔らかい重みが心地いい――だから違うッ!! 落ち着け、落ち着くんだ。OK・・・目の前にいるのは見た目16でも本当は12・・・目の前にいるのは見た目16でも本当は12・・・目の前にいるのは見た目16でも本当は12歳・・・ッ!!
シン「あ・・ああ」
すーはーと深呼吸をし、今の自分は傭兵ではなく紳士なんだと言い聞かせる。
シン「やるぞ?」
ディエチ「う、うん。でも、できるの?」
シン「ドーナツの生地でさんざんやったんだ。目を閉じてだってできるさ」
すっ・・・と触れると、なぜか酔いしれそうになるぐらい心地よかった。
まず丁寧に櫛でとかし、その後一連の動作を繰り返しなが結っていく。
結っている間、2人はずーと顔を赤くして無言で、大きくなっていく自分の鼓動が相手に伝わるのではないのかとひやひやしていた。

最後にリボンで髪の端を軽くとめる。
シン「さてできた。」
ディエチ「ねえ、どう・・・かな。 おかしくない?」
ほんのり頬を赤らめ、顔を半分振り返して聞いてきた。この少し恥ずかしがっているところがまた男の本能をくすぐぐる。
シン「大丈夫、可愛いよ」
自然にでた言葉だった。だがディエチは照れながら唖然とした。なぜなら、
ディエチ「シンさん・・・・今『可愛い』って言った?」
「可愛い」という単語は、この男の使う単語ではないと思っていたし、多分この男の口から聞くのは初めての筈だ。
シン「・・・!!?」
数瞬の間に自身の言葉を思い出す、するとどんどんシンの顔が赤くなっていく。
シン「言ってない言ってない。聞き間違いだ、聞き間違い」
ディエチ「でも・・・」
シン「聞き間違いだ!」
本来はどうでもいいことなのだが必死になってまるで中二のように誤魔化す。作者は猛烈に2人に学生服を着せたい、もちろん学ランとセーラー服をだ。
『大丈夫、可愛いよ』
突然、シンの声が再生された。振り向けば奴がいた。
8『確かに言ったぞ。もう一回聞くか?』
8が録音していたのだ。
シン「8ィィイイーーーっ!!」
一瞬で懐からヴォルク―47をとりだし標準を合わせた。
8『ついにデレ期に入ったか?』
8『フム、攻略までもう少しだな』
シン「人をツンデレキャラみたいに言うなァ! つうか攻略って何だ、俺が攻略される側か!?」
8『ナイス☆ツンデレ』
チキッとシンが安全装置を解除した。顔は笑っているがひきつっている。
シン「よぉぉおし、冷却用に穴をふひゃふっ!!」
ディエチ「こちょこちょこちょ」
引き金に指をかけようとした瞬間、ディエチが後ろ髪の毛先を筆を持つように持ちシンの耳をくすぐった。当たり前だが銃をもった人間をくすぐるのは大変危険なので良い子も悪い子もマネしないでもらいたい。
シン「ってコラァ!」
シンは怒鳴っているが、ディエチはお腹を抱えてアハハハッと笑っている。
その笑顔にすっかり毒気を抜かれる。もう終いだ。
シン「ったく」
ディエチ「あーー・・面白かったお腹痛かった。今度からこの髪型にしよ」
笑い涙をぬぐいながら髪型を決める。
ディエチ「ねえシンさん・・・そのお・・私が覚えるまで結ってほしいんだけど・・・・」
赤くなった顔が見えないようにうつむいて頼んだ。
シン「いつでもやってやるよっ」
わざと素っ気なく答える。ディエチならすぐに覚えると思ったのだ。
だがMSの動かしかたは多少覚えることができたのに、なぜかディエチは三つ編みを覚えることはできず。
シンはディエチの髪を結い続ける羽目になった。
だが嫌な顔はせず、その顔にあるのは少しの照れと幸せで、それはディエチも同じだった。

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最終更新:2010年10月18日 17:57
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