<新ユニット結成~とても扱いにくい三人~>
シン 「律子さん! プロデューサーが倒れたって本当ですか!?」
律子 「打ち合わせから帰ってきたら突然ね……悪いけど私も忙しいし、しばらく三人の面倒を見てくれない?」
シン 「わかりました。それで、その三人ってどこに?」
律子 「一人は遅れてるみたいだけど、二人ならあそこで座ってるわよ」
伊織 「…………」←ソファーでゴロゴロくつろいでる。
千早 「…………」←外を見ながらクラシックを聴いてる。
シン 「……お疲れさまでしたー」
律子 「ちょ、ちょっと! いくらなんでも早すぎでしょう!?」
シン 「無理! どう考えたって俺には無理です! よりにもよって性格のパラワーストなこの二人を同時に
面倒見るなんて蝉の生涯が終わる前に胃に穴が空きますから!」
律子 「シンなら二人とも仲良いから大丈夫じゃないの?」
シン 「それとこれとはまったく関係ないです! 朝の挨拶が気に入らなかったからってドタキャンされるわ
やる気十分だったのにオーデション前の話でテンションだだ下がりとか一度や二度じゃないんです
よ!? 並のPじゃスパイラルの連続で泣いて帰る面子じゃないですか!」
律子 「……言いたいことはよく分かるだけにうまく言いくるめられないわね」(ボソッ)
シン 「今なんかとっても聞き捨てならない言葉が聞こえてきたんですが!?」
律子 「え? なんのこと?」(ニッコリ)
シン 「……まさか、プロデューサーが倒れた原因って」
律子 「心労とかストレス性胃潰瘍とか、そんなのじゃないわよ?」
シン 「説得力皆無だからって真後ろまで目を背けなくてもいいじゃないですか……」
律子 「あ、いけない。わたしそろそろいかなくちゃ。それじゃーねー」
シン 「ものすごい棒読みで立ち去らないでください!」
律子 「あ、それと今日オーデだから。よろしくね」
シン 「よろしくされたくないっ!!」
――バタン! ダダダダダダダダダダダダダダダダ……!
シン 「はぁっ、はぁっ……全速力で逃げるとか、完全に丸投げだろこれ」
伊織 「もう、うるさいわねぇ。もう少し静かにできないわけ?」
シン 「静かにしてられるか! っていうかくつろぎすぎだろ今日オーデなんだろ!?」
伊織 「あ~、今日なんかやる気しな~い。もう今日は休みでいいわよね?」
シン 「初っ端からテンション青!? ち、千早! 千早からもなんとか言ってくれ!」
千早 「……ごめんなさい、今少しイメージトレーニングしているから」
シン 「こっちはこっちでウルトラマイペース!? 完全に空中分解じゃないかこれ!
もう一人も来てないし、こんなんでどうしろってんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
シン 「……? 地鳴り? いったいどこかr」
――ドッバァッ!!
シン 「もげらっ!?」
雪歩 「は、話は穴の底で聞かせてもらいましたっ! 真打ちは遅れて登場するものですぅ! 事務所がピンチ
の今、これを乗り越えるのはプロデューサー代理のシンさんと珍しくやる気全開な私しかいません!
ミスミスミスター! ドリドリラー! 勇気があればなんだってできる! さぁ、シンさんも一緒に……
きゃああああああああああああ!? シンさんがトラックに轢かれたカエルみたいに!?
だ、大丈夫ですか? しっかりしてくださいぃ!」
――もう帰りたい。
かくして、多大な犠牲を払いつつも(主にシンと事務所の床が)すべてのメンバーが揃った。
果たしてシン代理Pの指導の下、雪歩・千早・伊織の三人(ユニット名:ザ・廃ロウズ)はオーディション
に合格することができるのか!?
次回! 『死闘! カラフルメモリーズ!~そんなお前に誰がした?~』にチェンジゲッt(ry
――たぶん続かない。