<ある日の風景~True or Lie~>
――スリルのない愛なんて 興味あるわけないじゃない
――わかんないかな
――タブーを冒せる奴は
――危険な香り纏うのよ
――覚えておけば
――com again!
シン 「……最近よく流れてるなこの曲。テレビでも街でもさ」
真 「『オーバーマスター』、961プロの新曲だからね。ずいぶん派手に宣伝してるみたいだよ。それにしても
いつ聴いてもカッコいいよな~」
千早 「真、そんなに落ち着いている場合じゃないわ。歌もそうだけど、ダンスの技術もビジュアルもかなりの
レベルよ。私たちももっと頑張らないと」
やよい「でもでも、本当にカッコいいです! 貴音さんはとってもスタイルがいいし、響さんはとっても元気
そうな人ですね」
シン 「美希はあいかわらずみたいだけどな……そういえば961プロのアイドルのプロフィールが公開された
みたいだけど見るか?」
真 「あっ、ホント!? 見る見る!」
やよい「私も見たいですー!」
千早 「まったく……真も高槻さんもそんなにはしゃぐほどのことでもないのに」
シン 「え? 千早は見ないのか?」
千早 「な、何かの参考にはなるかもしれないでしょう?」
シン 「まぁそれが見つかればいいけどな。じゃあ見てみるか」
――星井 美希
年齢:14歳 身長:159cm 体重:44kg BWH:84-55-82
シン 「……改めて見ると凄い数字がズラリと並んでるな」
真 「いろんなとこで『未冠のビジュアルクイーン』って呼ばれてるしね」
やよい「美希さんカッコいいです~」
――四条 貴音
年齢:17歳 身長:169cm 体重:49kg BWH:90-62-92
千早 「私たちとそれほど変わらない年齢なのに、あずささん並のスタイルだなんて……」
シン 「この前テレビで見た感じだと伊織とは違う意味でお嬢様って感じだったな。ウチにはいないタイプの
アイドルだった」
真 「綺麗な人だなぁ……ボクたちじゃ太刀打ちできるかどうか」
――我那覇 響
年齢:15歳 身長:155cm 体重:41kg BWH:『86』-58-83
真 「嘘だっ!!」
やよい「嘘ですっ!!」
千早 「嘘よっ!!」
シン 「な、なんだ三人ともいきなり!?」
真 「だってこの写真見たらとてもじゃないけど美希より大きいようには見えないよ!」←B:73
シン 「え? なにが?」
やよい「もうちょっと小さかったらまだ分かるんですけど、さすがにこんなにはないかなって思います!」←B:72
シン 「だからなにが?」
千早 「ホームページに載っている写真を見る限りでは私とそう変わらないはず……い、いえ! それはともか
く確かにこれはあまりにも露骨すぎます!」←もはや説明不要
シン 「みんな何の話をしてるんだ……?」
――それからシンは三人から矢継ぎ早に「大きすぎる!」「捏造だ!」と主語を省かれた主張を聞かされ、
昼頃になってようやく解放されたのだった。
シン 「み、耳が痛い……何の話か分からなかったけどみんな何であんなに真剣だったんだ?」
――バタンッ!
響 「ちわーっす! 突然だけど逃げたウチのハムスター探すの手伝ってくんない? あ、そこの赤目の人で
いいからさ」
シン 「何ぃ!?」
しかし、その日シンが本当の意味で解放されたのは陽が沈み夜空に星が瞬く頃だった。