<妖精たちのMaster Artist>
貴音 「なんと……私たちが765プロの皆様方の曲を歌うのですか」
シン 「プロデューサーからも是非、ってさ」
響 「自分たちがやよいや春香の歌をかぁ、う~! なんかワクワクするな! ちょっとだけ見直したぞ、
765プロ!」
シン 「そりゃどーも。それで、できるだけみんなの希望に沿うようにしたいってことらしいんだけど」
美希 「それならミキは千早さんの歌がいいって思うな」
シン 「『目が逢う瞬間』か。まぁたしかに美希なら似合ってるかもな、いろんな意味で」
響 「それじゃあ自分はやよいの『キラメキラリ』がいいぞ! 聴いてるだけでも楽しいし!」
シン 「なるほどな。貴音は何かあるか?」
貴音 「そうですね……私は、萩原雪歩の『Kosmos,Cosmos』など良いかと思います」
シン 「それもいいな、貴音に合ってそうで。とりあえずはこの3曲か」
美希 「ねぇマネージャーさん、これって1曲だけしかダメなの?」
シン 「ん? あぁ、特に指定はされてないから何曲でもいいんじゃないかな」
響 「他の曲か……何がいいかなぁ」
貴音 「それでしたら、あなた様に選んでいただくというのはどうでしょうか?」
シン 「え? 俺が?」
響 「え~? 大丈夫なのか、貴音?」
貴音 「今私たちを客観的に評価できるのは、この方以外にいませんから」
美希 「いいんじゃない? ハニーも「俺の後を告げるのは彼だけだ(スク水教的な意味で)」って言ってたし」
シン (あンの変態大人)
貴音 「お願いできますか?」
シン 「まぁいいけど……そうだな、美希は『いっぱいいっぱい』とかもいいかもしれないな」
美希 「律子……さんの?」
シン 「ストレートな性格の美希なら律子さんとはまた違う感じな曲になるからな。響は亜美真美の『スタ→ト
スタ→』か、真の『迷走Mind』が似合うかな? ハイテンションな曲もカッコイイ曲も響なら様にな
るだろうし」
響 「ふ、ふん! おだてたって何も出ないからな!」
貴音 「ふふ……響、顔が赤いですよ?」
響 「なってない! なってなんかないからな!?」
シン 「? まぁそんな感じで。貴音は……伊織の『フタリの記憶』か、難しい曲だけどあずささんの『隣に…』
がいいと思う」
貴音 「『フタリの記憶』に『隣に…』ですか? どちらも一度聴いたことはありますが、確かに私が歌いこな
すのは困難でしょうね」
シン 「でも綺麗な曲だから、貴音のイメージとかなり合うはずなんだ」
貴音 「そ、それは……正面から言われると、どう反応していいのか分かりませんね」
響 「あっれ~? 貴音~? 顔真っ赤だぞ~?」
貴音 「ひ、響!」
シン 「さっきからどうしたんだ二人とも?」
貴音 「も、もう……あなた様は、いけずです」
シン 「なんかよく分からないんだけど……あ、そういえば春香の『I Want』はどうだ?」
三人 「「「――いや、あれはちょっと……」」」
シン 「……ですよねー」
・
・
・
(のヮの)「……のワっくしょん!」
P 「!? 何の音だ?」
(のヮの)「…………キノセイデスヨー」←春香さんinダンボー
P 「……なんだ、気のせいか」
(のヮの)「――ズズッ……ふう、あぶないあぶない。さて、またプロデューサーさん追いかけないと」
<妖精たちのスタ→トスタ→>
――あーゆーれでぃ?!
――魅惑のレディの PUSHすた~と
――ま、ま、ま、まじめに ラブ!
――見つけて未来のぷりぷりプリンセス
美希 「おにぎりなのー!」
シン 「ブッ!?」
P 「はは、美希らしいな」
シン 「……いいんですかアレで」
P 「あのパートはウチのみんなも好きにやってたからね。それじゃ次は響の番だ」
響 「よーし! それじゃいってみよっか!」
――あーゆーれでぃ?!
――魅惑のレディの PUSHすた~と
――ま、ま、ま、まじめに ラブ!
――見つけて未来のぷりぷりプリンセス
響 「なんくるないさー!」
シン 「……元気いいですね」
P 「楽しそうで何よりだよ。さて、次は貴音の……貴音?」
貴音 「…………」
シン 「? どうかしたのか?」
貴音 「いえ、その、先ほど二人が歌ったところをどう歌っていいものかと考えているのですが……」
P 「思い浮かばない、と?」
貴音 「はい……申し訳ないのですが」
シン 「そんなに複雑に考えなくてもいいんじゃないか? 自由にすればいいんだし」
貴音 「……自由、ですか」
P 「うーん、それじゃそこでシン君のことでも頭に浮かべながら歌ってみたらどうだい?」
シン 「はぁ? 何言ってるんですかプロデューサー」
P 「まぁまぁ。とにかく騙されたと思ってやってみなよ」
貴音 「はぁ……わかりました、やってみましょう」
――あーゆーれでぃ?!
――魅惑のレディの PUSHすた~と
――ま、ま、ま、まじめに ラブ!
――見つけて未来のぷりぷりプリンセス
貴音 「――あなた様♪」
シン 「…………」
響 「…………」
P 「…………」
美希 「あふぅ」
貴音 「わ、私はいったい何を……し、失礼します!」
シン 「ちょ、貴音!? いったいどこに!?」
P 「はーい、それじゃ撤収準備始めてくださーい!」
シン 「プロデューサー!?」
――しばらくの間、シンは貴音に避けられて顔を合わせることができなかったんだそうな。