八神はやてです。
最近次元世界の幾つかが崩壊する程の災厄が来るんじゃない
かと不安で胸を突き破らん限りです。
それというのも最近シグナムとなのはちゃんが妙に仲がいい
のが始まりや。
それだけならまったくもって問題はなかったんや。
けどな、
「シグナムさん、これなんていいんじゃないですか?」
「ふむ、だが少々派手ではないか?」
「ん~じゃあこれはどうです?」
「それはむしろなのはに似合うと思うが」
「え?む~ん…」
休憩時間中にあろうことかこの二人がファッション誌読みな
がら真剣に喋っとるんやで!?
もう私の脳なんかじゃ理解できんのや!
誰か助けて~~~
変わってしまった日常 リリカル版 3
どうしてこんなに仲良くなった…
「確かにこれはとんでもない変化ね~」
「ったくなのはもシグナムも少し弛んでるんじゃねぇのか?」
「シグナムは予想外だったが、高町もそういうのに興味が出
てきたのだろう。」
会議室に集まったなのは、シグナムを除く古参メンバー
一応ここにいる全員は真剣に話し合っていることを記してお
く。(ザフィーラは人間形態)
「ん~これはまさか…」
「なにかわかるんかフェイトちゃん!?」
「それは…」
「「「「それは…!?」」」」
「ユーノとのデートに備えてだよ!」
ヴァチィィン!!
「こんドアホ!今さらんなことになるんやったらとっくにな
のはちゃん孕んで寿除隊しとるわ!!」
「んなことあるわけねーです。
ちゃんと考えろです。」
「狙ってやったにしても、ねえ?」
「うむ」
「うう、ひどいよみんな~」
「ともかく!私らはこの未曾有の状況にどうするべきか!?
しっかり対策をたてねばならんのや!!」
バチン!と先ほどどこからか取りだしフェイトに突っ込みを
入れたハリセンをテーブルに叩きつける。
ノリは完全にギャグだが差異はあれ二人の変化に戸惑ってい
るのは事実だ。
「でもはやてちゃん、そこまで悩むことなの?」
「当然や!あの二人がファッション誌なんて物読んどるんや
!絶対何かが起こる!!」
「まあ、確かに恋人は「仕事」と「戦い」のイメージの二人
が読んでるのは信じられないわね」
「ヴィータとフェイトは何か知っているのか?」
「ごめん、詳しくはわからないな」
「あたしもあんま詳しくはわからないけど、誰かと出かける
のを前提にしてたみたいだぜ」
「となるとフェイトちゃんの考えはあながち外れじゃないの
かしら?」
「ん~ミステリーや…」
さすがに全員鈍すぎるのではと思うが全員なのは、シグナム
同様恋愛初心者、いやそれ以前の状態なのだから無理もない。
"pipipipipi…"
突然はやての携帯が鳴りだし、マイク状態にし電話にでる
「こちら疾風、どうぞ」
『こちら姉妹1及び2、目標を補足しました』
『ですぅ』
おかしなコードネームだが、あえてここは突っ込まない。
そう、姉妹1,2はリィンⅠ及びⅡ
はやては仕事を終えたなのはとシグナムがどこかえ出かける
という情報をつかみ、その動向を探るため二人に特別任務、
尾行させているのだ。
『目標は現在クラナガンの有名なパスタ店へ向かっています』
「パスタ?まあそろそろ夕食ですからねぇ」
「そういえば何でこの二人に頼んだの?」
「新人組全員出てるんだ。何故かシンも一緒にいたけど」
なんとも新人に失礼なことを頼もうとしていたヴィータ。
まあ受ける方もどうかと思うが
「シンと一緒にか?」
「ああ、何かギンガは楽しそうな顔してたけど」
「ちょっとシン!何でカレー作るのにチョコなんか買ってるのよ!?」
「隠し味なんだ。意外だけどいい味になるぜ」
「私たちだって食べるんだから変なの作らないでよ!」
「そんなことしたら知り合いの人に修正されるよ」
やれやれといった感じで答えるシン
一体彼はこの世界に来る前はどのような人物たちと出会ったのか?
聞いての通り現在彼らはスーパーに来ている。
以前ギンガに料理を作ると約束し、カレーの材料を買いに来ているのだ。
新人組+ギンガはついでに何か買いに来たという形だ
「ギンガさんは不安にならないんですか?」
「シン君の目は伊達や酔狂を全く含んでいなかったわ。
なら正々堂々食べるのが礼儀よエリオ」
「か、かっこいいですギンガさん!」
「フフ、でもそう簡単には負けを認めな…ってスバル!
試食品食べ過ぎ!」
『キャロ・ル・ルシエちゃんの御家族様、ただいま迷子センターに…』
「あわわ、キャロまで!?ギンガさんちょっと行ってきます!」
どこに行っても騒がしくも平和なのは変わらずのようです。
「ふむ、なかなか味と店内の装飾も悪くないな」
「パスタの種類も多くて文句なしです」
この恋敵である二人が共に夕食を取っている理由、
それは評判の店に直接赴き、来るべきシンとのデートに食事をする場所を絞っていたのだ。
本音は穴場を先取させないためという少々打算的目的はあったが、
正々堂々と勝負すると誓った間だから互いに文句はなかった。
「しかし、不思議なものだな人生は」
「何がですか?」
「烈火の将たる私が主と同じ、いやもしかしたらそれ以上に
シンを好きになったのがな。
無論なのはと恋敵になるということもな」
「そうですね。
あ~あ、何年か分の人生無駄にしてたなって急に思ってきちゃった。」
人生の一割近く、しかも最も輝く時期に仕事に費やしたのだ
から無理もないのかもしれない
「ならばそんなことがくだらなくなる位に幸せになる、それだけだ」
「望むところです。容赦はしませんから覚悟してください」
「…頼むから後ろから撃つようなことだけはやめてくれよ」
「ひ、ひど!どういう意味ですか!?」
「ははは、悪かったなのは」
今のままではいられなくなっても、同じ人を好きになった恋
敵同士、今はまだこのままで構わない。
そう確かに感じている二人だった。
『目標は変わらず、パスタを食べています。
時折会話もしますが大きな変化は特に見られません』
『お姉さま~、リィンも食べたいですぅ』
「やはりただ食事に来ただけではないのか?」
「むしろここまで何もないと私達完全に犯罪者ね」
「シャマル、それを言っちゃあ…」
「なーはやく飯にしようぜ―」
「ぐぐぐぐ、こんなはずは…!!」
空振りに終わった今回だが、はたして真実を見破ることができるのだろうか?
それを信じて負けるな機動六課!
「うーまーいー!!」
「嘘、本当においしい…!」
シンが作ったカレーを一口食べた感想は嘘偽りなかった。
事実スバルはもうすごい息をいで食らいつき、ティアナも恐
る恐る運んだのとは一転して普段よりも食べる速度早い。
「シンさんこんなに料理が上手だったんですね」
「まあな。昔は自炊することはあったけど、こっちに来る前
にいた部隊で料理の手伝いとかよくしてたからな」
「す、すみませんシンさん、その、おかわりを…」
「ああいいぜ、エリオもキャロもよく噛めよ」
普段から二人には兄のように慕われているので、自分の料理
に喜んでもらえるのは嬉しかった。
「むむむむむ、参りました~」
一皿食べ終えたギンガは、負けを認めた。
正直多少侮っていたとはいえ予想以上であった
「俺の料理も、捨てたものじゃないでしょ?」
「うぅ~すみませんシン君、この間は失礼なことを言って、大変御逸れしました」
「べ、別にそこまで言わなくても…」
「これはやはりお詫びをしないと気が済みません!」
「い、いりませんよ!」
「これは私のけじめ何です!それともシン君は私に対して泥を塗る気なんですか!?」
「う、わかりました。期待して待ってますよ。」
「少し投げやりなのが微妙な気分ですが期待して待ってて下さい」
なんだかんだで徐々に進んでいる二人!
急げなのは、シグナム!
強大な敵はすぐそこまでシンとフラグを立てているぞ!
最終更新:2011年01月22日 07:06