アットウィキロゴ

そろそろ氏の小ネタ-01

1

炬燵に入ってぬくぬくとテレビを視る。
冬の定番のスタイル。
シンにとってもレイにとってもくつろぎのひと時。

テレビが映し出すのは、所謂ラブストーリーと分類される内容のドラマ。
と言っても、それはシンとレイにとっては何の意味も無い、ただ惰性で観ている番組。
電源を入れたら流れていた、他に観たい物もないから、消したら何か寂しいから。
そんな理由の、BGM代わりのドラマ。

連続ドラマだから、途中から観ている二人にはストーリーがまったく解らない。
シンもただぼーっと眺めているだけだから、内容は入ってないに等しい。
レイはと言えば、みかんを食べるのに気を向けていて、テレビの方には微塵の関心も無かった。

「なんかさ」
「うん?」

その一言に、意識をみかんからシンの方へと向ける。
レイの手元には結構な量のみかんの皮がおいてあった。

「いや、このドラマの男…たぶん主人公なんだろうけどさ」

話を振られてレイもようやくテレビの方に視線を向ける。
内容はヒロインと思しき女性がアプローチをかけている所だろうとレイは推測した。

「ヒロインの方が空回りしてる気がするな」
「だろ? レイでもわかるくらい鈍感なんだよなこの主人公」

さらりと失礼な事を言うなと思ったが、気にしない事にした。

「こういう女の気持ちに鈍感な奴って、見ててイライラするな…じれったいって言うか」
「…」

レイの表情に変化は無い、いつも通りのポーカーフェイス。
ただ心中は何ともやるせない気持ちに満たされる。

「可哀想だよな、このヒロインも。あんなにアプローチしてるのに気づかれないって」
「…」
「実際にこんな奴いたら説教してやりたくなるよ」
「…そうか。みかん食うか?」
「あ、ありがとう」

興味は差し出されたみかんの方へと向く。
無邪気にみかんの皮をむくシンに、レイは何ともいえない感情のこもったまなざしを向けていた。

2

「今日はどこに行こうか?」
「ステラはね…暖かい所に行きたいな」
「いや抽象的過ぎるだろ…んじゃ、ドライブでいいかな」
「うん! ステラはシンとならどこでもいいよ」
「ははっ…俺もステラとならどこでもいいよ」

「そういえばさ、この車もステラって名前なんだ」
「そうなんだ…面白いなぁ。ねぇ、ステラはシンの言う事を聞かないとダメだよ」
「大丈夫、このステラはいい子だよ」
「ステラは?」
「うーん…どうかな?」
「ぶー」
「ごめん、ステラは凄くいい子だよ」
「えへへ」

3

レイ「…」
シン「どうしたんだよレイ、何か悩んでるのか?」
レイ「あぁ…実は最近、気になる女性が出来てな…」
シン「なるほど、それはなや…む…えっ!」

シン(気になる女性ってアレか? 好きな人が出来たとか言うアレか?! レイに春が来たのか!?)

レイ「そこまで驚かれると傷付く」
シン「いや、その…」
レイ「冗談だ、気にするな。自分でも驚いている事だ…お前が驚くのも当然だ」
シン「レイ…」
レイ「柄じゃないな…忘れてくれ」
シン「…そんな事ない。良かったら、その人の事を聞かせてくれるか?」
レイ「…笑わずに聞いてくれるなら」
シン「笑うわけないだろ」
レイ「…分かってるさ。とは言え、どこから話せばいいんだろうな」
シン「そうだな…やっぱり外見とかからが普通じゃないかな?」
レイ「外見か…年は俺より少し下で、いつも元気で、笑顔が絶えない子…と言った所かな」
シン「へぇ…意外、だな」
レイ「意外、か」
シン「レイって、物静かで理知的な、年上の人が好きそうだなって思ってたからさ」
レイ「そう言うタイプが好ましいのは確かだ。俺だって最初の内は、騒がしいだけの子だと思ってたからな。だが…」
シン「だが?」
レイ「…友達思いの、優しい子だと段々分かるようになると、そういう考えは無くなっていった」
シン「良い子だな…」
レイ「うん…そして気づいた時、俺はその子の事を…」
シン「好きになって…」

レイ「娘の様に感じていた」

シン「…えっ、娘?!」
レイ「今更になったが、その子の名前は星空みゆき。職業プリキュアだ」
シン「…いやいやいや? 何? えっ、プリキュア? 他作品じゃん?!」
レイ「確かに作品の垣根はある。だが戦いに挑む彼女を見ていると胸がハラハラして、戦いの中で傷付く彼女を見ると胸が締め付けられるんだ。
   …何故か父親の気持ちになった気がして、とても辛いんだ」
シン「本当になんでそんな気持ちになるんだよ…あぁ中の人か」
レイ「そんな彼女に渡したい物がある…これだ」

“ラウの仮面”

シン「…」
レイ「これを被ればフラガ家補正がかかる。これさえ被ればプリンセスフォームいらず。もう何も恐くない」
シン「いや、こんな仮面付けてる女の子の方が怖いよ。ジョーカーより怖いよ!」
レイ「何を言う。この仮面を付ければ彼女の魅力と、プリティでキュアキュア度は更に高まる!
   どう考えても良案だ、ギルも一押しだ。これで全てがウルトラハッピーになる」
シン「どう考えてもウルトラアンハッピー! そんなのはAnotherだけで十分だ!」
レイ「それはお前の主観、一方的な主張だ!」
シン「お前のだってそうだろう!」
レイ「ぐぬぬ…いや、そうだな。お前の言う通りだ」
シン「えっ、意外とすぐに引き下がった…あ、でも分かってくれたなら…」
レイ「主観の押し付け合いは意味がない、なら本人に聞きに行く!」
シン「分かってくれてなかったのかよ!」

~続かない

4

1.

シン「規格外か…そう言えばマユも規格外だよな」
マユ「え、えっ? マユは普通だよ、どこも規格外じゃないよ?」
シン「何言ってるんだよ…マユの可愛さは規格外だろ」
マユ「ええぇ?!」
シン「全人類どころかどのジャンルの作品の女の子にも負けない可愛さ、まさに規格外じゃないか!」
マユ「お、おにいちゃん…恥ずかしいよぉ」
シン「恥ずかしがる必要ないだろ! マユなら今すぐにでもアイドルになれる」
マユ「そ、そうかな…」
シン「そうだよ、マユだったらデビュー初日でトップアイドルになれる!」
マユ「でもマユ…アイドルにはなりたくないかな」
シン「えっ、どうして…」

マユ「アイドルになったら…おにいちゃんと一緒にいる時間がなくなっちゃうから…」

シン「マユっ!」ギュッ
マユ「おにいちゃん!!」ギュッ

2.

マユ「おにいちゃんが結婚するなんてダメ! だっておにいちゃんは…」

マユ「マユのお嫁さんになるんだもん!!」

シン「マユ…お兄ちゃん凄く嬉しいよ。何かおかしいけど」

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2012年12月07日 09:25
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。