『仮面ライダーASUKα‐運命2009‐』嘘予告
────世界の破壊者ディケイドによって、様々な仮面ライダーの世界は時に繋がり時に分断された。
ライダーの存在しない世界すらも巻き込んだ混乱は、全てのライダーを破壊したディケイドが
倒されることによって終結を迎えたはずだった。
しかし、一見平穏な中にその爪痕を色濃く残す世界在り。ライダーの存在しないはずだった世界、
巨大ロボットMSの跋扈するC.E(コズミック・イラ)に、人類史の影にて暗躍し
文明に介入、現代の数十年先を行く科学力にて人知れず支配を続けてきた悪の秘密結社ショッカーが
その魔の手を伸ばしたのだ。
強力無比な改造人間の異能を前にC.Eの軍隊は手玉に取られ、次々と勢力図を塗り替えられてゆく。
────人類の敵は三つ在り! 過去と現在未来の三つ! 父と自分と子の三つ!
“人類の守護者”を標榜する彼らの目的は、この世界でも覚醒しつつある“新人類”の駆逐。
ひいてはそれとの激突による旧人類滅亡の阻止だった。
────だがな、奴等はその過程で罪無き命を踏みにじる。
異能に目覚めかけた少女とその兄は、望むと望まざるとかかわらず人の身では
どうしようもない激動の渦に巻き込まれてゆく。
────それだけは、絶対に許しちゃならないんだ!
だが目の前が暗黒の絶望に塗り潰されていようとも、人類の希望は失われてはいなかった。
心ある賢者の助けにより、妹の異能────“限りなく進化する人類の可能性”を受け継いだ少年は、
かけがえの無い家族のために全身全霊を賭して途方も無い巨悪に立ち向かう。
輝く渦とともに腰に現れるのは、賢者の石をその内に秘めた神秘のベルト“オルタリング”。
────変、身!!
力の昂りを吐き出すような叫びともに、少年はその姿を変える。
拳法の構えにも似た独特の動作は、眠る力を引き出し戦意を高めるための戦士の儀式だ。
眩い輝きの中から現れたのは全身を漆黒に染め、燃えるような悪への怒りを体現したかのような
真紅の瞳の戦士の肉体(ボディー)。
その胸元では血の紅を思わせるワイズマンモノリスが陽光を反射する鈍い輝きを放ち、
オルタリングに並ぶ三つの風車は群がる敵を威嚇するように唸りを上げていた。
────来るなら来いよ、ショッカーの改造人間ども。お前らがどれだけ居ようとも、
俺が全部薙ぎ払ってやる!!
その叫びを合図にして一斉に飛び掛る改造人間の群れ、群れ、群れ。
しかし振るわれた拳や蹴りの一撃は、改造人間の体表を包む堅牢な強化服を易々と貫いて
その身体機能を永遠に停止させ、漆黒の彼へ一矢報いることもさせずにその全てを物言わぬ骸と化した。
────シン・アスカは新人類の力を受け継いだだけの、ごくごく平凡な少年である。
────彼が立ち向かうショッカーは、世界征服を企む悪の秘密結社である。
目覚めた魂の声が告げるまま────風となれ、仮面ライダー。人類の自由と平和のために。
最終更新:2011年06月07日 10:35