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フランは先程この紅魔館から出発した面々のことを思い出していた。
紅魔異変に出会った時から随分変わった霊夢
自分が狂気によって理性が無い状態を止めてくれたシン。
こんな自分に対して友達と言ってくれたチルノ。
最初は怖がっていたけど今ではもう1人の姉のような存在の大妖精。
今まで1人だった自分に手を差し伸べてくれたシン達にフランは嬉しかった。
そして、自分の姉であるレミリアも自分の事を受け入れてくれた。
だから今度彼らが来たらこう言いたい。
「一緒に遊ぼう!」と…
傷心の少年と天真爛漫な氷精
~異変調査の旅―修行編―~
シン「今日はここで野宿しよう」
チルノ「え?でもまだ日は暮れてないよ?」
霊夢「そうよ。まだまだわたし達は歩けるわよ」
大妖精「私も大丈夫です」
紅魔館から出発したシン達は迷いの竹林まであと1/2の距離の所にある平地で野宿することにした。
しかし、チルノ達はまだまだ進めると言った。
シンがここで野宿をするというのも理由があった。
シン「今日からしばらくここで修行をしようと思うんだ」
チルノ霊夢大妖精「「「修行?」」」
シン「ああ」
それはここでしばらく修行をすることであった。
霊夢「私達は十分強いから修行の必要はないわよ!」
修行嫌いの霊夢は修行をする必要はないと言った。
だがシンは修行をする理由があった。
シン「昨日の夜にレミリアさんと色々話していたけどその内容がやばくてな…」
霊夢「内容って?」
シン「天狗が1人妖精達の手によって殺害されたらしい」
チルノ霊夢大妖精「「「な、なんだってー!!」」」
シン「しかも天狗よりも速いスピードで懐に飛び込んでフルボッコにされて死んだらしい」
霊夢「て、天狗をフルボッコ…?」
シン「だから懐に飛び込まれた時の為に格闘術の修行をしておきたいんだ」
シンが多少時間がかかってもここで修行をしようとする理由
それは昨日のレミリアと話していた時に天狗が妖精に襲われて死亡したという事件を聞いたからである。
しかも妖精達は弾幕を使うのではなく接近して天狗を殺害したのだという。
そのためシンは接近戦に持ち込まれても対応できるように格闘術の修行をしようとしているのである。
霊夢「で、でもわたし達に格闘術を教えられる奴なんていないじゃない!!」
シン「その点については大丈夫だ。少し待っててくれ」
霊夢に教官がいないと指摘されたシンだが勿論シンも考えなしにこのことを思いついたのではない。
シンがチルノ達と少し離れた所で自分の中に宿っている魂達に呼びかけた。
チルノ「ワクワク…」
大妖精「ドキドキ…」
シン「みなさん出番です。出てきてください」
憑依神C「呼んだか?シンよ」
憑依神K「何か用か?シン」
ジャギ「おう。待たせたな」
トキ「よんだいかい?シン」
ラオウ「待たせたな。シンよ」
憑依神L「待たせたな」
憑依神S「やっと俺達を呼んだか」
憑依神O「ひさしぶりだな。シンよ」
ジャギ「話は大体把握してあるぜ」
シン「それじゃあよろしくお願いします」
チルノ「カッコイイ!!」
霊夢「やだなにこのカオス」
シンが呼びだした面々はジャギをはじめとする屈強な漢達だった。
その漢達はそれぞれ簡単な自己紹介をした。
憑依神C「わしの名はクロス・シュウジ。流派東方不敗の使い手じゃ」
憑依神K「私の名はキョウジ・カッシュ。ゲルマン忍法の使い手だ」
憑依神O「私の名はオーディン。かつてはヴァルハラと呼ばれる地の長をしていた者だ」
ジャギ「嬢ちゃん達への自己紹介はまだだったな。俺はジャギ。北斗神拳伝承者候補だ」
トキ「私はトキだ。ジャギの義兄で同じく北斗神拳伝承者候補だ」
ラオウ「我が名はラオウ。トキとジャギの兄であり、同じく北斗神拳伝承者候補だ」
憑依神L「俺の名はレイ。南斗水鳥拳の継承者だ」
憑依神S「俺の名はシン。南斗孤鷲拳の継承者だ」
霊夢「え?シン?」
大妖精「シンさんと同じ名前!?」
シン(南斗)まで自己紹介がいったところで霊夢と大妖精は軽いパニック状態になった。
自分が好きになった人と同じ名前の人物が現れたので当然と言えば当然だが。
ちなみにチルノはというと
チルノ「みんなこれからよろしくね!!」
クロス「こちらこそよろしく頼むぞ。チルノよ」
キョウジ「よろしく頼むぞ。チルノ」
ジャギ「おう。よろしく頼むぜ。チルノ」
トキ「ああ。これからよろしく。チルノ」
ラオウ「うむ。稽古は厳しくいくぞ。チルノよ」
レイ「ああ。これからよろしくな。チルノ」
シン(南斗)「よろしく頼むぞ。チルノ」
オーディン「ああ。よろしく頼むぞ。チルノ」
すっかり順応していた。
シン「それで組み合わせは…」
ジャギ「兄者達がもう考えてあるらしいぜ」
トキ「ああ。あの子たちの動きを見て大体の組み合わせは出来た」
ラオウ「まずシンの修行はクロスに修行を頼むとしよう」
クロス「まかせておけ」
ラオウ「続いてチルノは俺が担当しよう」
チルノ「うん!!よろしくね!!」
ラオウ「続いて霊夢はトキが面倒をみる」
トキ「よろしく頼むよ。霊夢」
霊夢「え、ええ」
ラオウ「最後に大妖精はキョウジが担当する」
キョウジ「よろしく頼むぞ。大妖精よ」
大妖精「は、はい!」
シン「それじゃあそれぞれ別れて…修行開始!!」
こうして格闘戦、接近戦の猛者のマンツーマンによる修行が始まった。
1日目 チルノの修行光景
チルノ「あたたたた…」
ラオウ「どうした?うぬの力はその程度ではあるまい?」
チルノ「もちろん!!あたいはまだまだやれるよ!!」
ラオウ「うむ。その息だ。ではゆくぞ!!」
チルノ「うん!!」
2日目 霊夢の修行光景
霊夢「これが霊夢流北斗神拳よ!!」
トキ「ふむ。なかなかキレがいい。元々素質があったのだろう」
霊夢「どうよ!?」
トキ「ああ。まさか私の技をこんな短期間でこの技を習得するとは…」
霊夢「当然よ!!」
トキ「よし、では次は…」
3日目 大妖精の修行光景
キョウジ「未熟未熟未熟ぅ!!そんな腕ではシンと共にいるのはきついぞぉ!!」
大妖精「まだいけます!!」
キョウジ「なら私に一撃いれてみせろぉ!!」
大妖精「はい!!」
4日目 シンの修行光景
シン「石破!!天驚拳!!!」
クロス「うむ。これでわしが教えられる技は全てマスターしたな」
シン「ありがとうございます」
クロス「これからも修練を怠るなよ」
シン「分かりました」
5日目 霊夢の修行光景
トキ「君への修行はこれで終わりだ」
霊夢「よっしゃあ!!」
トキ「その力を誰か人の為に使ってくれ」
霊夢「も、もちろんよ」
トキ「あと、シンは鈍感だからそちらの方面も頑張りなさい」
霊夢「う、うん…///(顔が真っ赤)」
6日目 大妖精
大妖精キョウジ「「シュトゥルム・ウント・ドランク!!」」
キョウジ「うむ。よくぞ私の技を会得したな」
大妖精「やっとできたぁ…」
キョウジ「この短期間で私の技を全て会得したのだ。胸を張れ」
大妖精「は、はい!!」
キョウジ「ではこれからも修練を怠るなよ!!」
大妖精「はい!ありがとうございました!!」
7日目 チルノの修行光景
チルノ「でやああああ!!!」
ラオウ「うむ!よくぞ我が技を全て会得した!!」
チルノ「えへへ~」
ラオウ「これからも鍛錬を怠るでないぞ」
チルノ「うん!!」
こうして1週間の修行が終えた。
チルノ「疲れた~」
霊夢「かなりハードだったわ…」
大妖精「もうクラクタです…」
1週間だけとはいえかなり詰め込まれた修行を終えたチルノ達は疲労困憊していた。
しかし、そんなチルノ達に休みを与えないかの如く暴走した妖精達が襲いかかってきた。
霊夢「ゲェ!?」
大妖精「こ、これはかなりヤバいですよ!!」
チルノ「ここはあたいが足止めをしておくから霊夢と大ちゃんはシン兄を呼んできて!!」
大妖精「ええ!?いくらチルノちゃんでも危ないよ!!」
霊夢「そうよ!チルノだけをおいていけるわけ無いでしょう!!」
チルノは霊夢と大妖精に自分はここで妖精達を足止めするから
シンを呼んでほしいと言ったが2人はこれを拒否して一緒に戦おうとした。
このままでは一網打尽にされると考えたチルノは2人に早く行って欲しいために
いつもより強い口調で言った
チルノ「いいから早く行って!!」
大妖精「チルノちゃん?」
チルノ「あたいは大丈夫だから!!だからシン兄達を呼んできて!!」
霊夢「で、でも…」
チルノは2人に行くように促したが動く気配は無く、業を煮やしたチルノは
チルノ「2人共…ごめんね!!」
霊夢大妖精「「え?」」
霊夢と大妖精をシン達がいる方向に思いっきり突き飛ばした。
霊夢「チルノ!?」
大妖精「チルノちゃん!?チルノちゃん!!」
2人がシンの居る所に行ったのを確認したチルノは向かってくる
妖精達を睨みつけてある事に気がついた。
チルノ「!妖怪も混じってる?」
それは妖精達以外にも多数の妖怪がこちらを集団で襲撃してきているのである。
チルノ「相手はざっと200人か…きつそうだなぁ…」
チルノは相手の数に少し弱気になったがそんな自分を奮い立たせた。
チルノ「あたいの後ろには霊夢と大ちゃん…そしてシン兄がいるの…」
妖精×100「ヒャッハー!!」
チルノ「だからアンタ達なんかに負けないんだから!!」
妖怪×100「ヒャッハー!!」
チルノ「北斗!!剛掌波!!!」
妖精×50「ひでぶ!!」
妖怪×50「たわば!!」
チルノがラオウから学んだ技でチルノに接近する前に半分の敵を倒した。
チルノ「まだ半分残ってる!?」
妖精×50「ヒャッハー!!」
妖怪×50「汚物は消毒だー!!」
チルノ「でも!!でやあああああ!!!!」
妖精×50「ぶぎゃああ!!」
チルノ「北斗!!羅裂撃!!!これでどう!!!?」
妖怪×50「うぶう!!」
なんとか襲いかかってきた集団の撃破に成功したチルノだったが、
そんな彼女を絶望させるかのように増援がやってきた。
妖精×300「ヒャッハー!!」
チルノ「え!?増援!?」
妖怪×250「久々の食糧だー!!!」
チルノ「ヤバ…意識が…シン兄、みんな…ごめんね…」
チルノは自分の死を意識したが次の瞬間
シン「北斗!!有情断迅拳!!!」
妖精×100「ウボア――!!」
妖怪×100「あわびゅ!!」
襲いかかる集団の半分近くが突然倒された。
チルノ「え?」
いきなりのことで状況が分からないチルノだったが次に掛けられた声で
チルノはその声が誰なのかを悟った。
シン「チルノ。よく頑張ったな。後は俺に任せろ」
チルノ「シン…兄…?」
チルノを助けたのはシンであった。
シンはチルノに対して満面の笑みでチルノを褒め、
シン「みなさん行きますよ!!」
漢達「応!!」
シンに宿っている漢達を呼びだし、敵の方へ走って言った。
クロス「十二王方牌大車併!!」
キョウジ「シュトゥルム・ウント・ドランク!!」
ジャギ「北斗羅漢撃!!」
トキ「北斗!!有情断迅拳!!」
ラオウ「北斗剛掌波!!」
レイ「南斗凄気網波!!」
シン(南斗)「南斗獄屠拳!!」
オーディン「神槍グングニルの切れ味。その身で味わうがいい!!」
シン「天破活殺!!」
その後、その場に残ったのは気絶した妖怪と無傷のシン達だった。
2日後
シン「みんな、しっかり休めたか?」
チルノ「うん!」
霊夢「もう大丈夫よ」
大妖精「私も大丈夫です!!」
シン「よし!!それじゃあ出発するか!!」
予想以上に疲労していたチルノを見たシンは1日休んで出発することにして
1日身体を休め、改めてシン達は迷いの竹林へ出発したのだった…。
ジャギ「なあ兄者」
ラオウ「どうした?ジャギよ」
ジャギ「あの嬢ちゃん達はよく1週間で兄者の技を習得できたな…」
ラオウ「ふむ。やはりジャギも気になったか」
ジャギ「いくらなんでも早すぎだろ…」
トキ「残念だが彼女達が使っている技は所詮デットコピーにすぎない…」
キョウジ「流石に1週間で全ての技を習得されたら私達の立つ瀬が無いだろう」
ジャギ「だよなあ…」
ラオウ「………」
キョウジ「どうしたのだラオウ?」
ラオウ「俺がチルノに教え、チルノが使って見せた技は俺の技と比べても見劣りしてなかったのだが…」
トキ「まさかチルノもシンと同じく水影心が使えると…?」
ラオウ「おそらくそうであろう…」
ジャギ「あいつがもしここに来ていたら顔が真っ青になっているだろうな…」
ラオウ「うむ…。ちなみにうぬらの技も使っておったぞ…」
キョウジ「シンは今まで最前線で死線を潜り抜けてきたのだからまだ納得できるが…」
トキ「おそらくそれが彼女の持つ力の本質なのかもしれないな…」
ジャギ「俺らも嬢ちゃん達に負けてはいられねぇな…」
キョウジ「うむ。私達はいつでも彼女達の力になれるような存在でなくてはな…」
チルノの戦いぶりを見て彼女の戦闘能力に対する評価と彼女が修行をしてほしいと頼まれた時に
いつでも力を貸せるように改めて鍛錬をしようと思っていたのだった…。
2
ここは迷いの竹林
文字通り幻想郷の数あるスポットの中で最も迷いやすい場所である。
シン達が目指す永遠亭はこの竹林の中にある。
普段はここで蓬莱人の藤原妹紅と呼ばれる人物が入口にいて、
その人物に案内してもらうことでやっと永遠亭に辿り着くことができるのである。
もし案内人無しでここを入る者は必ず迷う。
ゆえに案内人がいないシン達は…
チルノ「あっ。また同じ場所に出たよ」
シン「もうこれで同じ場所を10周しているな…」
霊夢「うがー!!いつになったら永遠亭に着くのよー!!」
大妖精「もうクタクタです…」
盛大に迷子になっていた…。
傷心の少年と天真爛漫な氷精
~異変調査の旅―迷いの竹林編―~
シン達は割と早く迷いの竹林に着く事が出来た。
ただ、何故かいつもいる筈の妹紅がおらず、一度異変解決で
この竹林を通ってきたという霊夢が案内する形で入った。
しかし、霊夢が永遠亭に侵入できたのは
空から永遠亭を発見できたからである。
当然陸路での行き方を知らない霊夢はお手上げ状態となり、
更には帰り道が分からなくなってしまったのである。
シン「もう5時間くらい歩きとおしているな…」
チルノ「うー…流石にあたいもキツイかも…」
霊夢「このまま歩き続けて疲れるくらいなら今日はここで休みましょ」
大妖精「そうですね…」
とりあえず休憩を取ることにしたシン達はキャンプセットを
カバンから取り出してテントを組み立て霊夢と大妖精は
先にテントの中で休んでいた。
一方外で夕食の支度をしているシンはある事を思い出した。
シン「そういえばチルノ」
チルノ「どうしたのシン兄?」
シン「宿題は大丈夫か?」
チルノ「あっ。そうだった」
それは寺子屋から出された宿題である。
異変の解決ばかりに気を取られていたチルノは
自分がまだ宿題をしていない事を思い出した。
チルノ「しまった…。そういえばまだ手を出していないんだった…」
シン「こっちも準備が終わったから俺が宿題の問題の解き方を教えようか?」
チルノ「うん」
シンとチルノは気晴らしになると思ってチルノが持っている宿題を始めた。
科目:歴史 問題(一部抜擢)
Q.現在幻想郷で賢者と呼ばれている妖怪とは誰か?
シン「これは簡単だな」
チルノ「流石にこれを間違える人なんていないよね~」
A.八雲 紫
Q.現在幻想郷を覆っている結界とは何か?
霊夢「何やってるの?」
チルノ「宿題だよ」
霊夢「へー。わたしに見せてよ」
A.博麗大結界
Q.上記の結界を管理している神社とは何神社か?
大妖精「みなさん何をしているんですか?」
シン「ああ。チルノの宿題を見てあげているんだ」
大妖精「そういえば私は貰ってないですね…」
シン「よかったら見ていくか?」
大妖精「そうします」
A.博麗神社
霊夢「結構難しい問題が多いわね…」
チルノ「えっ?」
大妖精「えっ?」
霊夢「…ゑ?」
シン「おいおい…次は算数だな」
霊夢「計算はまかせろー(バリバリ)」
大妖精「(あっ。たぶんこれ駄目なフラグが)」
科目:算数(一部抜擢)
Q.八百屋で100円の大根を5本と90円の人参を5本買って1000円で支払った。
お釣りはいくら?
チルノ「こんなのは簡単ね!」
霊夢「えーと大根が5本で500円で90円の人参が5本で450円で…」
大妖精「こっちの支払ったお金は1000円だから」
シン「こうなるな」
100×5=500
90×5=450
500+450=950
1000-950=50
A.50円
Q.次の問題を解け。
①0.1×10+0.05×20=
②100-(9×11)=
③100-200=
④12×12=
⑤500-500×2=
⑥666÷666=
⑦7000÷70×50=
⑧100×0.01=
⑨100-91=
霊夢「うわー!!眼がー!!眼がー!!」
大妖精「うわあ…色々とこまごまとしてる…」
チルノ「これはこうね!」
A.
①2②1③-100④124⑤-500⑥1⑦5000⑧1⑨9
1時間後
シン「これで宿題は全部だな」
チルノ「ふー!終わったー!!」
霊夢「あ、頭が…」
大妖精「私も疲れました…」
シン「っと。どうやら晩飯もできたな」
チルノ「晩御飯だー!!」
大妖精「そういえばそんな時間ですね」
霊夢「今日は何かしら?」
シン「今日は干し肉と干し野菜を水で戻してカレー粉で味をつけたスープに
茹で上げたうどんを入れて少し煮込んだカレーうどんだ」
ちょくちょく席を外していたシンはチルノが全ての問題を解いたのを
確認するとアツアツの鍋の中を確認して
チルノ達の前にある鍋敷きにアツアツの鍋を置いた。
594 :シンチルの人:2011/05/13(金) 11:12:28 ID:zc/0F4mE
チルノ「おいしそう!!あたいお腹減ってたんだ!!」
シン「今日はチルノが宿題を頑張ったから少し多めにつけておくな」
チルノ「わーい」
シンはチルノが宿題を頑張って解いていたのを見ていたため、
チルノ用の器に少し多めのカレーうどんを入れ、それにチルノは大喜びし、
シン達はそんなチルノを見て少しばかり和んでいた。
チルノ「早く食べようよ!」
大妖精「そうだね。チルノちゃん」
霊夢「あー。もう食べちゃうわよ!!」
シン「よし。それじゃあ…」
シンは腹をすかせたチルノ達が今にも食べかかろうとするのを見て
食べ始める合図をしようとしたら
鈴仙「あなたがシン・アスカですね!!覚悟!!」
無粋な乱入者が入ってきた。
鈴仙「ここで野宿をしようとしたのが命取りでしたね。貴方はここで捕まってもら…」
乱入者…鈴仙・優曇華院・イナバはシン達を捕えようとしたが、
当のターゲットであるシンの眼が非常に危険だった。
この時鈴仙は北斗七星の脇に光る星がとてもよく見えたという。
シン「みんなはここで待っていてくれ」
チルノ「う、うん…」
大妖精「は、はい…」
霊夢「え、ええ…」
シンは3人にここで待つようにと言って鈴仙の前に立って要件を聞いた。
シン「なんの用だ?」
鈴仙「あ、貴方を捕えるように私の師匠が命令したんです(何この人?怖い怖い怖い怖い…)」
鈴仙は恐怖のあまり思わず逃げようとしたが身体がもう動かなくなっていた。
シン「それでその師匠とやらが俺に何の用だ?」
鈴仙「わ、私はただ貴方を連れて来いとしか…」
シン「わかった」
鈴仙「それなら…」
シン「とりあえず寝てろ」
鈴仙「ゑ?」
シン「ダークネス!フィンガー!!」
鈴仙「あべし!!」
シンは動けなくなった鈴仙に接近して鈴仙の頭をアイアンクローをするかの如く掴み、
マスター・アジアから学んだ技を鈴仙に喰らわせた。
鈴仙はダークネスフィンガーの一撃をまともにうけて気絶した。
シンはそんな鈴仙を抱えるとチルノ達の所に戻った。
シン「今、戻ったぞ」
チルノ「あっ、おかえり~」
霊夢「割と早かったわね」
大妖精「その抱えている人は?」
霊夢「永遠亭の兎ね」
シン「そうなのか?」
霊夢「そうよ。というわけで起きなさい!」
鈴仙「あいた!」
霊夢によってシンが抱えている兎が目的地である永遠亭の兎だと知らされ、霊夢はまだのびている鈴仙を叩き起こした。
霊夢「久しぶりね。鈴仙」
鈴仙「ゲェッ!?博麗の巫女!!」
霊夢「死にたくなかったら後で永遠亭まで案内しなさい」
鈴仙はここで霊夢達を永遠亭まで案内しないと死ぬと確信した。
だから
鈴仙「は、はいぃ」
2文字の言葉で返事した。
怯えている鈴仙を見たチルノは鍋の中身を確認して
まだ1人前残っている事に気が付き、
予備の器に残った中身を入れて鈴仙に渡した。
チルノ「はいっ!」
鈴仙「え?」
鈴仙は自分の手にカレーうどんの入った器を見てチルノを見た。
チルノ「お腹が空いているんでしょ?だったら一緒に食べようよ!」
鈴仙「いいの?」
鈴仙はチルノにいいのかと尋ね、チルノは満面の笑みを浮かべて
チルノ「1人でも多い方がおいしいじゃん!!」
と言った。
鈴仙はこの状況についていけなかったが
とりあえずチルノの厚意に甘えることにした。
シン「まあいいか。それじゃあ改めて…」
5人「「「「「いただきます!!」」」」」
シンはそんなチルノをみて本当に優しい子なんだなと改めて思い、
食事の合図をした。
鈴仙「あ。このうどんおいしい…」
チルノ「でしょ?シン兄の手作りなんだ!」
霊夢「ちなみに残したら夢想封印ね」
大妖精「れ、霊夢さん…」
鈴仙「(なんだろうこの空気…。あったかいなあ…)」
鈴仙は口にしたカレーうどんを口にして思わずおいしいと口に出し、
チルノはそんな鈴仙を見て満面の笑みを浮かべながらシンの事を自慢し、
霊夢は残したら夢想封印と物騒な事をいい、大妖精はそんな霊夢を窘め、
鈴仙は今まで無かったこの空気を満喫し、
シンはそんなチルノ達を見て満足そうな笑みを浮かべた。
5人「「「「ごちそうさまでした!!」」」」」
チルノ「それじゃあお先にお休み~」
大妖精「あ。シンさん。おやすみなさい」
霊夢「わたしも寝るわ…」
鈴仙「えっと。そのおやすみなさい」
食事を終えたチルノ達はテントの中で眠り、シンは食事の後始末を終えた後、
夜空に輝く星を切なそうに見ていた。
そこにトキとクロスが話しかけてきた。
トキ『やはり君の故郷が気になるのかね?』
シン「あっ。トキさん…それにクロスさん。やっぱり分かりますか?」
クロス『お前の顔を見れば分かる。やはりなにかやり残したことがあるのか?』
シンは自分の故郷で続いている戦争の原因を突き止めていた。
しかし、エルレイン達がシンのためにと思ってした行動によって
決着がつかないままこの幻想郷にやってきた。
戦争を止めたかったシンにとって戦争の原因を放置したままなのが心残りなのだろう。
トキ達はそう思っていた。
だがシンの次の言葉でその認識を改めることとなった。
シン「確かにやり残したことはありますけどあの世界での俺はもう死にました。
だから死人である俺はもうあの世界と関わるつもりは無いんです。それに…」
クロス『それに?』
シン「今の俺にはチルノや霊夢達がいます。
だから俺はもうあの世界と関わる事はしたくないんです」
トキ『戦争にあの子達を巻き込みたくないのだね?』
シン「はい。幻想郷にいる俺はあくまで寺子屋の教師です。
だからこの世界には【人修羅】はいらないんです」
クロス『そうか…。それがお前の決めた道なのだな』
シン「はい」
シンが決めた事
それは自分の力はあくまで力のない人達を守る為の力として使うと。
そして、強き者弱き者関係なしにただ暴力を振るう【人修羅】として生きるのではなく、
ただの寺子屋の教師として生きる。
そして、自分が大切な人であるチルノと霊夢と大妖精を守る。というものである。
シンの決意を聞いた2人の漢はシンと出会えてよかったと改めて思った。
シンが眠ろうとテントに戻ろうと思った時夜空に1つの流星が流れていったのだった…。
オマケ チルノ達が宿題をしている頃のバカルッテトのメンバー
ミスティア「そういえば2人は宿題をした?」
リグル「うん。ちゃんとしたよ」
ルーミア「宿題?何それおいしいの?」
ミスリグ「「(あれ?ルーミアの頭の上にきれいな星が…)」」
慧音「ほう?なら覚悟はできているな?」
ルーミア「ゑ?」
慧音「ふん!!」
ルーミア「ちにゃっ!!」
慧音「2人はちゃんとしているな?」
ミスリグ「「は、はい!!」
慧音「ならばよろしい。あとルーミアは説教な…」
ルーミア「いたいのかー…」
ミスティアとリグルはしっかり宿題をしたがルーミアは早々に放棄していた為
慧音の頭突きと説教(1時間)を受けるのであった。
最終更新:2011年06月07日 11:00