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夜向性 ◆pLz4u.wgPs氏のまどか☆マギカネタ-01

  • 悩み
まどか「最近、シンちゃんが悩んでるみたいなの」
さやか「あいつが? 何かあったのかな」
QB「・・・ふ~ん」

QB「やあ、シン・アスカ。まだ生きていたんだね。とっくに魔女に喰い殺されたと思っていたよ」
シン「口が減らないのはお互い様だな。何の用だよ」
QB「君が思い悩んでいる事があると聞いてね。よかったら相談役になろうか」
シン「お前が俺の? 冗談だろ」
QB「別に他意はないさ。君の迷いは全体的な戦力の低下に繋がるからね」
シン「・・・笑うなよ」

シン「この前さ、みんなと一緒に海水浴に言っただろ。そのときに聞こえてきたんだよ。
その、俺が・・・ロリコンじゃないかって野次が」
QB「仕方ないよシン・アスカ。ほとんどが中学生だし、胸の無い子も多い。
第三者からすれば面子からして疑いを持つはずだ。そもそもロリータコンプレックスは・・・(略。
ところで、君は本当にロリコンなのかい?」
シン「違う・・・と思う」
QB「ずいぶん自信がない返答だね」
シン「マミさんやさやかの水着姿なんて見たら自信なんてどっかに飛んでいった」
QB「全国の男たちから君への羨望と嫉妬の感情が集まってくるのを感じるよ」

QB「ちなみに、僕は毎日マミとお風呂に入っているけどね」パアンッ
シン「早かったな、お前の死も」


  • そのまま罠を仕掛けて見た
QB「無駄な事だって知ってるくせに。懲りないんだなあ、シン・アスカも」
QB「代わりはいくらでもあるけど、無意味に潰されるのは困るんだよね。勿体ないじゃないか」

QB「あ、あれ、なにか変だ。砂の粒子が細かすぎて這いあがれない」
QB「これは、まさかベトナムで使用されたパンジステーク・・・!!?」グシャッ

まどか「最近、キュゥべえを見てない気がするの」
さやか「そういえばそうよね。前はあんなにまどかと契約したがってたのに」
シン「キュゥべえも、色々と忙しいんじゃないか」

タスケテー マドカー マミー タスケテー イタイヨー タスケテー

杏子「ま、街のキュゥべえが急にいなくなったと思ったら」ガタガタッ
マミ「シン・アスカ、恐ろしい子・・・」ゴクリッ
ほむら「」←でもちょっとざまあみろと思っている


  • みんなでスーパーにお買い物に来ました
シン「杏子は何を悩んでるんだ」
杏子「お菓子だよ。これとこれ。さやかがどっちかひとつなら買ってくれるって」
さやか「ほら。はやく選ばないと追いてっちゃうよ」
杏子「えー、う~ん」
さやか「みんな待ってるんだから早く」
杏子「そうはいうけどさぁ、う~ん」
シン「・・・ったく」ヒョイッ
杏子「あ、何すんだ。まだ選んでる途中なんだぞ」
シン「いいからそっちをさやかに買ってもらえよ。こっちは俺が買ってやるから」
杏子「ほんとか!」
さやか「もう、シンはすぐそうやって甘やかすんだから」
シン「いいだろこれくらい。さやかは厳しすぎるんだよ」
杏子「問答なんていいからとっととレジに行こうぜ」
シン・さやか「「はいはい」」

まどか「な、なんて言っていいやら・・・」
マミ「完全に構図が厳しめの母と子煩悩の父、甘えん坊の娘ね」
ほむら「」←ちょっといいなと思っている


  • 趣味
さやか「そう、趣味」
まどか「ほら、私は皆と出掛けてるし、さやかちゃんは音楽CDを集めたりしてるでしょ。
ほむらちゃんは銃器集めで、マミさんはお菓子作り。で、シンちゃんは休日に何してるのかなって」
シン「(銃器集めって趣味なのか?)そうだな。バイトがなくて暇になったら、買い出しを手伝ったり、掃除や洗濯を・・・」
まどか「それって趣味とは言わないと思うんだけど」
さやか「うん。居候だからやってるだけだよね」
シン「うぐ(考えろ、考えろ、シン・アスカ。バイク・・・は今持ってないし、
MS・・・はこの世界に無いし。何か、何か・・・)」
まどか「そ、そこまで悩まなくても無いなら無いでいいんだよ」
シン「いや、ある」
さやか「意固地になっても無い袖は振れないんじゃないかな~」
シン「あるって言ってるだろ。絶対に何かあるはずだ」

シン「・・・あ」




魔法少女たち「「「「 お邪魔しま~す 」」」」
まどか「あ、いらっしゃい皆」
杏子「言われた通り昼飯は抜いて来たけど、何があるんだ」
さやか「え~と、シンが料理が趣味だって言い張るのを疑ったら、
食べさせてやるからまどかの家に来いって」
マミ「つまり、アスカ君が料理の腕をふるってご馳走してくれるって事かしら」
杏子「・・・期待できんのか、それ」
まどか「あはは、どうなんだろう。私も食べたことないから」
さやか「カップにお湯を注いで三分待つとか」
ほむら「それはカップラーメンでしょう。料理とは言えないわ」
さやか「うわ! いたのか転校生」
ほむら「最初からいたわよ。あと、転校生はやめてって言ってるでしょう」

シン「まどか~。こっちも準備できたから皆を席に案内してくれ~」

まどか「は~い」
マミ「いよいよね。鬼が出るか蛇が出るか」
さやか「マミさん、魔女と戦いに行くんじゃないんだから」


シン「いらっしゃい。よく来たな」
杏子「ひゅ~、一丁前にコック姿が似合ってるじゃんか」
まどか「うん、本物の料理人さんみたい」
シン「ああ、これか。昔から外見から入った方が気合が入るんだよ。パイロットスーツとかも・・・」
ほむら「パイロットスーツ?」
マミ「コスプレか何かかしら」
さやか「そう、コスプレ! コスプレのことだよねシン」
シン「そ、そうなんだよ。ほら、魔女と戦う時に気合を入れるためにさ」
杏子「どうでもいいから早く料理を食べさせてくれよ。もう腹ペコで死にそうだよ~」
シン「わ、わかった。すぐに持ってきてやるからな(危なかったぁ)」
ほむら「・・・・・・」


シン「料理は、好き嫌いを考えて1コースにつき二種類を用意しておいたから、好きな方を食べてみてくれ」
まどか「」
さやか「」
マミ「えっと」
ほむら「シン、これはなにかしら」
シン「前菜のインサラータ・カプレーゼだよ。味が足らないと思う人向けにオリジナルジュレソースも用意してある。
   モッツァレラが苦手な人は自家製野菜の石釜ホイル焼きがお勧めだな」

杏子「おおおおおおおおおおおおおおぉぉぉ! た、食べてもいいんだよな!」
シン「みんなに料理を配り終えてからな。たくさんあるから、がっつかなくても無くならないぞ」
さやか「あ、はは、杏子ってば涎を隠しもせずに(やっばい、想定以上だわ)」
マミ「す、すごいわね(どこのお料理なのかしら)」
まどか「う、うん、おいしそうだね(喋ってるのって日本語、日本語だよね!?)」
ほむら「・・・・・・ま、負けた」ボソッ

まどか「おいしい! これすっごいおいしいよ!」
マミ「唯のサラダにはないクリーミーな風味とトマトの甘さがひったりマッチしてるわ」
杏子「な、なんでだ。野菜は焼いて食った事あるけど、こんなにうまくはなかったぞ!」
さやか「焼いただけの野菜がこんなに甘いなんて。これもうデザートじゃないの」
ほむら「この腕前、昨日今日で培った技術じゃないわね。恐らく数年は修行しているはず」


シン「スープは、半日煮込んだミネストローネと鯛の頭のお吸い物。主食は肉料理がホゲットのソテーだな」
マミ「上にのってるのはマヨネーズ・・・じゃないわよね」
シン「アリゴだよ。チーズもちゃんとトム・フレーシュにしておいたから、味は本場と変わらないはずだ」
ほむら「これは・・・味は羊肉だけど、食感と味の深みがラムともマトンとも違うわ」
さやか「そ、そうなんだ」
まどか「おいしい。私、こんなに透き通った味のお吸い物なんて初めて食べたよ」
マミ「石釜といい、鯛といい、どこから調達したのかしら」
シン「自分の足で探したんだよ。野菜は農家の人から苗を分けて貰ったんだ」
杏子「よく分けて貰えたな。農家の人にとって、苗は自分の子供みたいなものだろうに」
シン「そうか? 料理を持って行ったらすぐだったぞ」
マミ(料理漫画の世界ね)

シン「魚料理は皆で食べられるように、山菜ときのこを使った和風シーフードパエリアにしておいた。
   ちょうど旬の食材が合わさる時期でよかったよ」
まどか「こっちもおいしい! こんなの食べたことないよ!」
ほむら「出汁が魚の頭や蛤だけじゃない。この第三の出汁はいったい・・・」
さやか「もういいから食べることに集中しなよ。考えながら食べてたら美味しくなくなるよ」
マミ「そうよ暁美さん。せっかく何ですから愉しんで食べないと、ね?」
ほむら「・・・そうね。というわけで、シン。おかわりを頂けるかしら」
シン「は、早いな。いつの間にそんなに食べたんだ」
ほむら「時間を止めて」
シン・まどか「そんなに!?」


杏子「シ、シン。こっちは、こっちは何なんだ!」
シン「そっちはデザートだよ。ロティはパンじゃなくてクレープ風に仕上げてみたから
   果物と色んなクリームをはさんで食べてみてくれ」

杏子「うめー、他に例えようがないくらいうめー」
さやか「ちょっと、それ私の!」
まどか(本当に美味しい。今度教えて貰おうかな)
マミ「アスカ君はお菓子も作れるのね。私も紅茶とケーキを持ってくればよかったかしら」
ほむら「おかわり」
シン「だから無駄に時間を止めて食べるな! どんだけ食う気なんだよ、あんたはぁ!」

シン「ったく、全部食べてくれたのはいいけど、どうするんだよこの皿の量」
シン「食器洗い機にも入りきらないし・・・。仕方ない、一枚一枚地道に洗っていくか」

シン(そういえば、俺が料理を作り始めたのも・・・)

マユ『お兄ちゃん、たまには変わった物が食べたいよ』
シン『無理だよ、僕に料理なんて。レトルトで我慢してくれ』
マユ『う~』
シン『・・・はぁ、わかったよ。だけど、味は期待するなよ』
マユ『うん! 楽しみにしてるね!』
シン『だから、期待するなって!』

シン(ごねるマユを喜ばせたい、ただそれだけの理由だったな)


シン・アスカは思う。
こんな平穏な日常が、何時までも続くわけがない。
家族を吹き飛ばされたあの日のように、いつか全てが終わってしまう日が来るだろう。
だが

さやか「よっ、手伝いに来たよ」
まどか「うわ、すごい量」

シン「さやかにまどか。でもお客さんに手伝わせるのは」

杏子「水臭いこと言うなよ。あんだけうまいもんを食わして貰ったんだ。借りは返さないとな」
マミ「みんなで洗った方が早く片付くものね」
ほむら「・・・・・・」

シン「杏子、マミさん、ほむら・・・。わかったよ、じゃあまずは・・・」

だが、彼女達と一緒ならそんな日が来ても乗り越えられるかもしれない。
いや、絶対に乗り越えて見せる。
ワルプルギスの夜もキュゥべえの意思も関係ない。この場にいる誰一人として欠けさせない。

シン「みんな絶対に、俺が守るから」ポツリ
まどか「ん、シンちゃん何か言った?」
シン「いや、何でもないよまどか」

それが、シンがこの世界で得た、キュゥべえにも叶えられないただ一つの願いだった。








さやか「・・・ふとった」ガックリ
杏子「?」
ほむら「迂闊だったわ。外国の料理は脂肪分が多いって知っていたはずなのに」グギギ
マミ「」シクシク
まどか「こんなの絶対、おかしいよ」orz


杏子「いや~あんな料理なら毎日でも食べたいな」
シン「無理だな。あれ、材料費だけで十数万かかったから」

まどか・マミ・ほむら「「「 マジで!? 」」」

杏子「じゅ、じゅうまま、ままままっまま・・・」
さやか「杏子が壊れた!」

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最終更新:2011年10月24日 02:19
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