傷心の少年と天真爛漫な氷精 セカンドシーズン
~事情聴取~
ガンダムデュナメス落下地点
シン「つまりニールさんは家族の仇と相討ちになった後の記憶が無いんですね?」
ニール「ああ。しかもあの時には右目が失明してたし、コイツもボロボロだった筈なんだがなあ…」
シン「俺がここに来た時も機体は修復されていましたよ」
ニール「?となるとお前さんもここの生まれじゃないのか?」
シン「ええ…。俺もニールさんと同じで1年前にこの幻想郷に流れ着きました」
シンとニールは自分達が幻想郷へ流れ着く直前の出来事を話していた。
ニールにとっては自分以外にも同じような経緯でやってきた人物がいることに安心していた。
ある程度冷静さを取り戻したニールは話を進める事にした。
ニール「で?俺とコイツを発見したってわけか?」
シン「はい。それでニールさんはこれからどうするんですか?」
ニール「それじゃあ人里って所に案内してもらってもいいか?」
シン「わかりました。じゃあ俺の後についてきて下さい。…マユ達も人里に来てもらうからな?」
マユ「うん。わかった」
ニール「ちょっと待った」
シン「どうかしました?」
ニール「どうかしました?…ってこのまま俺達が人里って場所に行ったら人里がパニックになるんじゃないのか?」
シン「それなら心配ないですよ」
ある程度ニールから事情聴取できたシンは改めてニールを人里に案内しようとしたらニールに止められた。
ニールがシン達を止めたのには理由がある。
それはデュナメスでこのまま人里がパニックになる事を心配したのである。
だがシンは心配ないと答えた。
シン「もう人里にいる慧音先生に連絡を入れておきましたから向こうの方ではもう準備が整っていると思いますよ」
ニール「手際がいいというかなんというか…まあいいか。そんじゃま、改めて人里までの案内を頼むわ」
シン「はい。チルノは先にコックピットに乗っていてくれ」
チルノ「はーい!」
シン「マユ達はデスティニーの手の上に乗ってくれ!」
マユ「わかったよ。ほら、行くよ妖夢!」
妖夢「う、うん。」
チルノ「それじゃあ出発進行!」
一通りの問題は解決したためシン達は人里へ向かった。
人里 シンの家 居間
霊夢「………」
大妖精「………」
妖夢「………」
マユ「………」
ニール「………(空気が重ぇ…)」巻き添え
チルノ「………(我慢だよ…。ニール兄ちゃん…)」同上
紫から結界に何か問題が起きていないか聞きに行った後一足先にシンの家に帰ってきていた霊夢と
チルノが無事か確認しに来た大妖精がチルノからシンが妖夢に襲われたと聞いたため、襲いかかった妖夢と
その付き添いであるマユ、そしてその場にいたチルノとニールから事情聴取をするために霊夢の部屋に集められていた。
霊夢「…で、なんでアンタはシンに襲いかかったわけ?」
重い空気の中霊夢が口を開いた。
妖夢「そ、それは…」若干涙目
霊夢の迫力に怯えながら答えようとしたが、うまく言葉を発する事が出来ずにいた。
今の彼女を例えるなら『鬼巫女』と例えるのがしっくりくるような状態である。
マユは今の妖夢が理由を話す事が出来ないと判断し、代わりに口を開いた。
マユ「実は白玉楼にロボットが落ちて、私たちの主である幽々子様からの命令で
お兄ちゃんを連れて来いと命令されたんです」
何故マユと妖夢がシンの後を尾行していた理由はこうである。
↓
- そのロボットの顔が【巨人異変】の原因であったガンダムに似ていた。
↓
↓
- ならば人里にいるガンダムのパイロットを連れてこればいい。
↓
↓(ここから妖夢の考え方をマユが推測したもの)
↓
↓
- いくら【巨人異変】を解決した者だとしても自分の不意打ちで倒せるだろう。
↓
↓
マユ「と、こんな感じだと思います」
大妖精「白玉楼に大きなロボットが落ちたのは分かったけど…」
霊夢「あの暴食亡霊め……え?お兄ちゃん?」
大妖精は白玉楼に巨大なロボットが落ちていた事に驚き、霊夢はマユから妖夢がシンを襲おうとした理由を説明されて
彼女達の主である幽々子の悪口を言いながらマユの言葉にあった1つの単語に違和感を持った。
マユ「はい。シン・アスカは私マユ・アスカのお兄ちゃんです」
霊夢大妖精「「え?ええーーーー!!??」」
霊夢は目の前にいる少女がシンの言っていた妹のマユが目の前にいるとは思いもよらず大声をあげてしまった。
この霊夢の大声は人里中に響いたとか。
その頃シンは…
慧音「すまんな…。私もそこそこ書類仕事をすることは出来るが自警団の書類を処理しようとするとな…」書類の山と格闘中
シン「いえ…。今回の件は慧音先生もいないと進まないのでかまいませんよ」同上
慧音「もう1人教員とまではいかないが事務員が欲しいところだな…」
シン「そうですね…」
慧音が自警団の書類の山と格闘をしていたため、シンも慧音を早く連れてくるために書類の山と格闘をしていたのだった…。
オマケ デュナメス落下地点から人里に行くまでのシンとニールの会話
ニール『そういやお前さんの乗ってるMSもガンダムだよな?』
シン「ガンダム…?ああ、デスティニーのことですか?」
ニール『そうそう。お前さんの居た世界にもガンダムがいるのか?』
シン「………頭部の意匠も似ているのもカウントすると滅茶苦茶いますよ」遠い目
ニール『へえ。だいたい30機位か?』
シン「………最低でも150機位はいると思いますよ?」
ニール『おいおい…。なんでそんなにもいるんだよ?』顔を蒼くする
シン「俺が知ってる機体の大半は量産機されてましたから………」
ニール『りょ、量産………』デュナメスクラスのガンダムが大量に居る状況を想像した
シン「?ニールさん。どうかしましたか?」
ニール『いや…なんでもねえよ………』
シン「ならいいですけど………」
ニール「(もしかしてこいつとんでもない世界から来たってのかよ…。
だとしたらこいつが敵じゃなくてよかったぜ………)」
この時ニールはシンの居た世界に武力介入しなくて済んだ事を心の底から安心したのだった…(勘違いだが)。
最終更新:2011年10月24日 02:33