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夜向性◆pLz4u.wgPs氏の小ネタ-05

1

はやて「月へ行きたい? 確かに飛翔戦艇フッケバインなら行けんこともないし、
管理局に戻る前にいったん停泊しようとは思うとったけど・・・どないしたん」
シン 「どうしてもすませておきたい用があるんです。お願いします」
リインⅠ「明日はみんな揃ってのクリスマスパーティーだ。どうしても今日、やっておかなければならないのか」
シン 「ごめん。理由はいえないけど、迷惑はかけないって約束するからさ」
はやて「・・・うん、わかった。ただし、パーティに遅刻するのは厳禁やで」
シン「了解です、はやて隊長」

リインⅠ「いいんですか」
はやて 「引き止めるんも何かちゃうやろ。大丈夫、シンはこんなことでめげたりせえへんよ」


ティアナ「あ、シン。転送魔法で地球に買い物に行くんだけど、一緒に行かない?」
シン「悪いな。ちょっと用事があるんだ」
スバル「あれ、デス子ちゃん達も行くんだ」
デス子「ええ、でもすぐに戻ってきますから」
パル子「・・・・・・」

エリオ「どうしたんでしょう。何か雰囲気がおかしかったみたいですけど」
キャロ「デス子ちゃんに、パル子さん、怖い顔してた。心配事でもあるのかな」

ティアナ「(そっか、月に停泊したのは・・・)・・・ほらほら、アンタ達まで暗くなってどうするの。
やることはたくさんあるんだから、ちゃっちゃと動きなさい」
スバル「そうそう。せっかくパーティー用品の買出しに行くんだからさ」
ティアナ「アンタの目的はどうせアイスでしょうが」
キャロ「あ、それなら喫茶翠屋でケーキ買いましょうよ」
スバル「お、ナイスアイディア」

ティアナ「(シン・・・)」

シン「緯度と経度を確認。ここだな、降ろしてくれデスティニー」
デスティニー「はい。あの、マスター・・・」
インパルス「主様、くれぐれも」
シン「わかってるよ。・・・行ってくれ」
インパルス「―――お気をつけて」





「CEでは、この場所にメサイアが落着したんだよな」

眼を瞑り、意識を集中させる。
強くなっていく耳鳴りと、体がどこかへ引っ張られるような感覚。
常人ならたっていられないだろうが、次元世界を移動してきたシンにとってはもう慣れっこだ。

「・・・・・・サンタクローズの代わりじゃないけど。久しぶりに会いに来たよ、レイ」

眼を開いた先には、視界を覆い隠すほどに大きな本物の要塞メサイアの残骸があった。
まるでお墓を前にしているかのように、シンはメサイアに話しかけ続ける。
いや、ある意味では間違っていないのかもしれない。
ここには、多くの英霊と共に、シンのかつての仲間達が眠っているのだから。

「ずっと来れなくて悪かったな。けど、これでも急いだんだぞ。
今日だって、六課のみんながクリスマスパーティーの準備で忙しい中を、どうにか抜けてきたんだ」

ドライフラワーに加工しておいた花束を地面に添える。
瓦礫でできた日陰のおかげで、凍ることはあっても燃えることはないだろう。

「ああ、六課っていうのは今俺が所属してる場所で・・・説明はいいか。面倒くさいし」

戦いから解放されてた英霊に、戦っている組織のことを話してもしょうがない。

「・・・俺は元気でやってるよ。上司のはやてさんたちは相変わらずだし、養女のヴィヴィオは事件から立派に立ち直った。
同僚のティアナ達もそれぞれの場所で頑張ってる」

その間にあった戦いは、語らない。

「ヴィヴィオのやつ、最近は格闘技にはまってるんだ。同僚のスバルやギンガさんの影響かな。
女の子なのにお転婆で驚かされっぱなしだよ。そっちは仲良くやってるのか。議長と一緒に、タリア艦長の尻にしかれてないか」

シンは、一緒に持ってきた酒入りのパックを花束の隣に置いた。

「奮発して有名なお酒も用意してきたんだけど、宇宙服ごしじゃ乾杯は無理だな。ここにおいて置くから、勝手に飲んでくれ」

「・・・俺は、もうお酒が飲める歳になったよ、レイ。お前が、もし二十歳まで生きてたら・・・」


「・・・」


「・・・」

「―――ここからは、地球が良く見えるな」

青い海と白い雲に覆われた緑の星。
見えない線で区切られた、自分達が生まれた場所。

「人の醜さも、戦争の傷跡も、全部青く見える。ずっと見ていたいくらいだ」

しかし、そこもまた『慌しくも、危険に満ちている世界』の一つに過ぎない。
特別でもなんでもない。次元世界の僅かなかけら。

「・・・レイ、お前は言ってたよな。自分と同じ存在を生み出さないために世界を変えたいって」

私欲によって何度も滅びかけたあげく、懲りずに戦争を繰り返す世界。
自分の家族や仲間を殺した世界。
そんな世界に守る価値があるのかは、正直なところシンには断言できなかった。

「それでも俺は、人を守るために戦ってるよ。世界を変える事は出来なくても、
せめてステラやお前みたいな人達を救えるようになりたいから」

さっきまでと違い、顔に迷いや逡巡を浮かべながら、シンは呟く。

「・・・本当は、ここには来たくなかった。来れたはずなのに、ずっと拒んでたんだ。
みんなが死んだのを、認めなきゃならない気がして」

終わったことにはしたくなかった。
生きているんじゃないかと思いたかった。
もう仲間が帰ってこないなんて考えたくなかった。

「クリスマスが近づいて、急に思い出したんだ。ほら、みんなでパーティーやっただろ。
懐かしくなって写真を見たら、俺とお前だけ無愛想でさ。
腹が立ったら会いたくなって・・・、ようやく、ここに来れた」

受け入れるのに、三年かかった。
ここに来るまでに、更に二年かかった。
仲間や家族ができなければ、もっと長い歳月が必要だったかもしれない。

「・・・今度の夏には、オーブの慰霊碑に行ってくるよ。マユや父さんたちを、
いつまでも共同墓地には押し込めておけないからな」

「もしかしたら、レイたちのお墓もそっちに作れるかも知れないな。
よかったら、引っ越してみてくれ。馬鹿な政治家なんかはともかく、
前来た時には紹介できなかった場所がたくさんあるからさ」

「・・・そろそろ、行かなくちゃ。あいつらを待たせると、また魔法が飛んでくるからな」



「・・・また、来るよ」


シンの姿が光の中に霧散していき、静けさが再び場を支配する。

時が経つにつれ、スペースデブリの衝突で酒のパックは吹き飛ばされ、シンの足跡も徐々に消えていった。
メサイアの残骸も崩壊していき、始めから誰もいなかったかのように月面が移り変わっていく。

ただ、花びらだけは、月の光に照らされながらひらひらと宙を漂っていた。
いつまでも・・・消えることなく―――。

2

  • 新暦81年(StrikerSから6年後)  飛翔戦艇(エスクアッド)フッケバイン内

スバル「おっはよ~う! なにを真剣に見てるのシン?」
ティアナ「何って、局の記録映像に決まってるじゃない。ほら、子供の頃の隊長達が映ってるでしょう」
スバル「でも、腕の部分とか妙にメカメカしくない?」
ティアナ「そういわれれば、前に見たものとは何処となく違うわね」
シン「これは記録映像を元にした再現映画みたいなものだからな。パラレルワールドと考えて気楽に見てるんだ。
    けど、いい出来だな」

リインⅡ「というわけで、劇場版なのは2ndのネタをやるですよー!」

キャロ「ええと、まずはどこから・・・」
シン「とりあえず、グレアム提督やリーゼロッテ、リーゼアリアに謝ってくる」

エリ・ティア・スバ「「「 ですよねー! 」」」

エリオ「STSでも出番がなかったし、このまま消えていくんでしょうか」
ティアナ「ば、馬鹿っ! PSPのゲームではちゃんといたでしょうが!」
キャロ「けっこうシリアスな役で出てたんだよ!? 」
シン「これ以上この話題は不味い気がするし、次に行くか。(お詫びにあとで菓子折り持って挨拶に行こう。
    せっかくだから、八神家のみんなも誘ってみるか)」
エリオ(どうしてだろう。婿入り前の挨拶だと誤解されるフラグが立った気がする)

シン「八神家もさらに掘り下げられてるのか。シャマルさんもシグナムさんも相変わらずだし、
    なんか懐かしいな・・・」
エリオ(シンさんが遠い目をしてる)
キャロ(でも、シンさんが八神家の皆さんと出会ったときってSTSの頃じゃ)
デス子「色々あったんですよ、本当に色々」
エリオ「おわぁ! 人の心を読まないでください!」
ティアナ(この頃のはやて部隊長達に反応するって。やっぱり、シンてロリコン・・・)
スバル「そんなことないと思うけどなぁ。私がお風呂に乱入した時だって顔を真っ赤にしてたし」
ティアナ「うえ! アンタも人の心を読める様になったの!?」
スバル「途中から口に出してたよ、ティア」
デス子「そんなことより、お風呂の件を詳しく・・・!」
シン 「スバル! はやく次の話題だ!」


キャロ  「ユーノさん、さらに空気でしたね」
シン   「本編の裏じゃ、馬車馬のように働いてたらしいけどな。
      この前愚痴ってたよ、働けど働けど、我が頑張りむくわれずって」
スバル 「ティア、ユーノさんってフェレットの人だよね?」
ティアナ「あんたねぇ。その覚え方はさすがに失礼よ」
スバル 「なら、眼鏡の人?」
シン   「眼鏡の人ならいっぱいいるだろ」
スバル 「じゃあ、学者の人! バインドが得意な人とか?」
ティアナ「研究者も沢山いるし、補助魔法ぐらいみんな使えるわよ!」
リインⅡ「つまり、まとめると個性が薄いということですねぇ」

シン・ティア「あ・・・」
エリオ「つ、次に行きましょう!」


シン  「クロノさんもあんまり戦わなかったな」
キャロ 「活躍するフラグは立ってたのに、リンディ提督の方が目立ってましたね」
シン  「(言うようになったな、キャロも)でも、最後の最後で活躍したし俺は満足だったよ」
エリオ 「活躍といえば、アルフさんやアリシアさん、重要な役回りでしたね」
ティアナ「シャマルさんもそうだったけど、印象に残ったシーンではいつも目立ってたわね。
      記憶に残りやすかったわ」
デス子 「このスレじゃ全然活躍してないですけどね」
シン   「あ、ば・・・次だ次!」


ティア 「それにしてもすごい戦闘シーンね。全部新規カットで、おまけに劇場版クオリティだから迫力が段違いだわ」
スバル 「それに空戦スピードだって伊達じゃないしね。さっすがなのはさん!」
キャロ 「火力も更にとんでもないことになってますね、あはは・・・」
デス子「今となっては貴重ですよ。仮にも管理局のエース達が戦場でリミッターも
     AMFもないガチバトルをやらかしてたわけですから」
シン  「だな。今じゃこんな風に殺気立って戦う姿は見れないし」

ティア・スバ「・・・え」
シン「・・・え?」
エリ・キャロ「なにそれこわい」

パル子「“知らぬは亭主ばかりなり”。いや、この場合は“知らぬが仏”でしょうか」
デス子「お姉様、いつの間に」
シン 「ずっといたぞ。戦闘解析のために俺とユニゾンしてた」
デス子「なっ! ぬけがけですと!」
パル子「どんな行いが主様の有利不利になるのかを読むのもユニゾンデバイスとしての勤め。
     日々修練ですよデスティニー」
デス子「ウぐぐぐぐぐぐ・・・」
シン「お、いよいよクライマックスか」

スバル 「リインフォース・・・」グスッ
エリオ 「感動的な場面ですね。ここもばっちり再現されてます」
キャロ 「むしろ演出がパワーアップしているせいで余計に涙が・・・うぅ」
ティアナ「そうよね。彼女の遺志はリイン曹長に引き継がれて・・・」

リインⅠ「私が何か」

「「「 うわああああぁぁぁぁ!! 」」」

リインⅠ「人の名前を呼んでおいて、どうして悲鳴を上げる?」グスッ・・・
キャロ 「違うんです! これには事情が!」
パル子 「とりあえず、ハンカチをどうぞ」
エリオ 「そ、そうですよ。このスレじゃリインフォースさん生きてるじゃないですか」
スバル 「感動のあまり頭から飛んでたね」
ティアナ「あれ、だとしたら何でこの再現映画でリインフォースアインスは死んで・・・」
シン  「そ、それはほら色々と」
リインⅠ「そうだな。色々あったからだ」

はやて 「みんなおはよう。こないなとこに集まって、どないしたん?」
シン  「これですよ。今管理外世界でやってる隊長達の再現映画」
はやて 「ああ、これかぁ。なんや懐かしいな、なのはちゃん、フェイトちゃん」
フェイト「そうだね。でも、あの頃の私たちを見られるのって、何だか恥ずかしいな。」
なのは 「こそばゆいというかなんというか。変な感じだね」

エリオ「でも、改めてみると吃驚ですよね」
スバル「そうそう、なのはさん達に私たちより小さい時期が合ったんだもん」
なのは「スバル、あとで訓練所ね」
スバル「!?」

シン「それにしても、みんな大きくなったよな」
はやて「ふ~ん、シン。誰のナニが大きくなったんかな?」
シン「え、俺は別にそういう意味で言ったわけじゃ・・・」
はやて「うんうん、シンも男の子やから、私の成長しとる部分に目が行くのもしゃあない。ふふ、触ってみるか?」
シン「や、八神司令!」

ティア「本当に触り出したら焦るくせによく言うわ」
シグナム「無論、その時は我々が黙ってはいないがな」
ヴィータ「ま、はやて司令のいつもの悪ふざけだ。シンもほどほどに間に受けとけ」
シン「ほどほどってなんなんです!」
シャマル「それはもちろん、完全に受け流されると女の子としては立場がないからよ」
シン「(女の子って年じゃない気もするけど・・・)」
ザフィーラ「(それは、口に出さないほうがいいな)」

リインⅡ「はやて司令、そろそろ本局に出向くお時間ですよー」
はやて「もうこんな時間なん? じゃあ、皆またあとでなぁ」

シン「はぁ、あのころは純粋だったのに・・・・」
リインⅠ「今も主はやては純粋だ。少々歯止めは利かなくなったがな」
なのは「それよりシン。ちょっと聞きたいんだけどね」
シン「なんです?」
フェイト「さっきの映画、誰が“一番”可愛かったのかな?」

その瞬間、シンは享受していた安息が崩れ落ちたのを悟った。
もはやここは安全な六課のレクリエーションルームではない。
足を踏み外せばまっさかさまに転がり落ちる地獄の釜のふちなのである。

シン「そ、そうですね。ここは初登場のはやてさんかな。ヴォルケンリッターの皆と和気藹々と
   過ごしてた場面なんて見ているこっちまで癒されて・・・」

なのは「悪魔で、いいよ・・・」
ティア「いやああああぁぁあ!!」
スバル「ティアナのトラウマが目覚めた!」

シン「なのはさん! なのはさんが可愛かったですね。傷心のフェイトさんをちゃんと支えてたり、
   リインフォースとの決戦も見所で・・・」

シグナム「テスタロッサ、奴はああいっているが、お前とシンの関係は」
フェイト「(シンと)恋人だ・・・!」
シン「そんな台詞はない! 便乗してるのかもしれないけど、劇中にはそんな台詞いっさいなかったぞ!」

シン「く、そりゃ成長していくフェイトさんは可愛かったですよ。アリシアやプレシアさんの
   呪縛から解き放たれるときの笑顔とか・・・」

はやて「せやけど、それは夢や!」
シン「今見たシーンなのに夢なわけないでしょうが! っていうか、何で帰ってきてるんです! 
    会議はどうしたんですか!」

トーマ「ええと、収集がつかないのでここらでお開きにしたいと思います」
リリィ「ほら、ヴィヴィオ」
ヴィヴィオ「はい! 漫画のシーンや将来へのフラグもばっちり補完。
       まさに集大成というべき出来になった『魔法少女リリカルなのは The MOVIE 2nd A's』。
       是非皆さんも見てくださいね」
アインハルト「放映している映画館をちゃんとチェックして、お見逃しのないようにお願いします」
リインⅠ「では、劇場でまたお会いしましょう」

はやて「みんな、よろしゅうな~」
シン「はやて司令は早く会議に行ってください!」

3

はやて「なんや、最近わたしらの影が薄い気がするんよ」

シン  「・・・は?」ガシャンッ
リインⅠ「・・・え?」パリンッ
シグナム「主はやての影が薄い?」ゴクリッ

シャマル「みんな! 急いでストレッチャーをっ!」
ザフィーラ「いや、敵の奇襲かもしれん! 我らにも既に何らかの魔法がかけられた可能性が!」
リインⅡ「は、はやてちゃん、はやてちゃんは明日死ぬんですか! そうなんですか!」

はやて 「ちょい待ちぃ! なんでそないに大事になるんや!」
ヴィータ「はやて・・・」
はやて 「ああよかった。ヴィータはまともや」
ヴィータ「はやて、死んじゃうの」フルフル
はやて 「退行してる!? それはリリカルなのはA'sの頃の台詞やろ!」

  • 数分後

シン  「・・・ああ、メタ的な話だったんですか。驚かさないでくださいよ」ズズッ
はやて 「いや、驚かされたんは私やて。久々にツッコミにまわった気がするわ」ズズッ
ヴィータ「はやてぇ・・・」
はやて 「はいはい、ヴィータは私のひざの上にのろな」
ヴィータ「うん♪」

リインⅠ「大丈夫なのか? 元に戻ってないようだが」
シャマル「まぁ、一時的なショックによるものだから、じきに回復するでしょう」
はやて 「ショックってなんなん! そんなに私はキャラが濃いんか!」
シグナム「こう言っては何ですが主、強力無比です」
はやて 「そんなんちゃう! そんなんちゃうやろ! 仮にも私は25歳の女の子なんやで!」

はやて「・・・25歳、私ももう25歳・・・今年も仕事仕事で終わってもうたぁ・・・」
シン 「自分のツッコミで止めを刺してどうするんですか。はい、年越し蕎麦です」
はやて「グスッグスッ・・・。ううぅ、ありがとう。シン、結婚して」
シン 「はいはい、いつかいつか」

シグナム(年越しを相手の実家で過ごしている時点で、既にリーチがかかっていると思うのは私だけだろうか)
リインⅠ(甘いぞ、烈火の将。問題はこの家の誰にリーチがかかっているかだ)
シャマル(戦いは始まっているのよ、シグナム)
ザフィーラ(こいつら直接脳内で・・・!)
リインⅡ(テレパシーでしょうか。いいえ、念話です)

はやて(・・・丸聞こえやで)ニコッ
一同 (―――!?!)

シン 「それで、何の話でしたっけ? あ、リインフォース、ミカン取って」
はやて「そうそう、最近色んな作品が出て来たやろ。千差万別なキャラが出てくる中で、私らの影も薄くなってきたんやないかなぁ~って
    思ったんよ。あ、リインフォース、私にも」
リインⅠ「シンはすっぱい方。主は甘い方でしたね。確かに出る頻度は減った気がしますが、キャラは十分濃いかと」
シン  「ああ、ありがとう。魔法少女物でいうとまどかマギカあたりか。あれと比べても十分負けてないと思いますけど」
ザフィーラ「むしろ、薄かった時期が無い」
リインⅡ「それに、少しくらい薄いほうが、(この次元世界の俺が)ゆっくり休めていいんじゃないですか?」
シグナム「そうだな。我々もスレの最初期から頑張ってきた勢力の一角だ。少しくらい休んでも罰は当たらないだろう」
シン  「いつもドタバタばっかりじゃ、(俺の)体が持ちませんしね」
リインⅠ(シンの言葉に例えようの無い悲哀を感じる。何故だ?)

はやて 「う~ん、そないなもんかなぁ。あ~、コタツがぬくい~。出たくない~」
シン  「しっかりしてくださいよ。明日はなのはさんや他の六課の皆に新年のあいさつしないといけないんですから」
はやて 「リイン~、ヴィータ~、シンが苛めるんよ~」
リインⅡ「はやてちゃん、ヴィータちゃんならとっくに寝ちゃいましたよ」
ヴィータ「・・・・・・くー」
はやて「あちゃあ、しゃあないな。年末は忙しかったし、年越しまで持ち堪えただけでもよしとせな」
シャマル「そうだ。フッケバインの件が一段落したら、またみんなでお花見にでも行きませんか?」
はやて「うーん、予定は組んでみるけど、相手が相手やし、春先までにどうにかできるやろか」
シン  「追い込んでるのに、まだ一人も逮捕できていませんしね」


シグナム「シンが前回のように八面六臂の働きをすれば不可能ではないと思うが?」
シン  「な、からかわないでくださいよ。それに頑張ったのは皆同じじゃないですか」
リインⅡ「でも、シグナムがやられそうになった時とか、はやてちゃんが刺されたときとかすごかったですよ。鬼気迫るって感じで」
リインⅠ「ああ、鬼神の名にふさわしい戦いぶりだった」
シン  「やめてくださいって。それに、我を忘れて単独で突貫したせいで、ティアナに山ほど始末書を書かされたんですよ!」
はやて 「ふふ、でもシンや皆が怒ってくれたの嬉しかったんよ? ありがとうな」
シン  「別に・・・、俺は助けてくれた恩を返してるだけですし」
シグナム「謙遜しなくていい。現にお前のダブルユニゾンはイクリプス感染者に有効だからな。皆、助けられている」
はやて 「謙遜とちゃうよ、シグナム。単に照れてるだけや」
シン  「もう勘弁してくれ・・・」

ザフィーラ(実際のところどうなのだ?)
リインⅠ(物理攻撃を一切通さないVPS装甲、魔法に頼らないビーム兵装、インパルスとデスティニーを使い分けられる汎用性。
      両者と同時にユニゾンすることで飛躍的に能力が上がるダブルユニゾン。魔法を受け付けず、様々な能力を持つ
      イクリプス感染者には正しく“天敵”だ)
ザフィーラ(魔道師殺し“殺し”というわけか)
リインⅠ(何より、本人が殺し合いに慣れているのが大きい。殺傷力の高い武器を使用せざるを得ない分、使用を躊躇する局員は
      少なくないが、シンならその心配は無用だ)
ザフィーラ(・・・・我が主達は、あまり認めたがらないようだが、な)


シン「・・・と、もうこんな時間か。そろそろ俺は寝ますけど、消灯とコタツの電気はちゃんと消しておいてくださいよ」
はやて「はいはい。あ、シンの部屋は階段を上がって一番右の部屋やで~」
シン「わかりました。じゃあ、おやすみな・・・・・・って、そこははやてさんの部屋じゃないですか!」
はやて「(ちぃっ)あれ? あはは、ちょい寝惚けてたみたいやなぁ~」

シン「(油断も隙もない)はぁ、今年も大変な年になりそうだな・・・」



はやて「感謝してるんも、愛してるんも、本気なんやけどなぁ・・・」ボソッ

シャマル「はやてちゃん」ニコニコ
はやて 「え・・・? うぇえっ! もしかして、私、口に出してた!?」
シグナム「ええ、ばっちり聞こえました」
リインⅡ「可愛かったですよ、はやてちゃん」
はやて 「あ、ああもう忘れて! みんな、聞かんかったことにして! 今のは、その、ほら・・・」
一同「・・・・・・」ニコニコ
はやて「なんやの、その妙に暖かい視線は! あぅぅ、夜天の王、一生の不覚や・・・」
リインⅠ「ふふ、シンに聞こえてなくてよかったですね」チラッ

シン(・・・聞こえてるよ、はぁ・・・)

おまけ
なのは・フェイト・ヴィヴィオ「あけましておめでとうございます」
はやて・ヴォルケンズ・シン「あけましておめでとうございます」
ティアナ達・後方メンバー 「あけましておめでとうございます」

はやて「と、堅苦しい挨拶は抜き。みんな、今日の新年会は無礼講や! 楽しんでいってな!」

なのは「さて、クリスマスまでは私たち。年越しまでははやてちゃんの家。仕事始めまではティアナ達の寮に住むことになってるわけだけど」
フェイト「シン、昨日はどうだったの?」
シン  「どうって・・・。別に普通でしたよ」
ヴィヴィオ「普通って本当に?」
シン  「ああ、部隊長の夜這いは四回ほどあったけど、平和な夜だったよ」
な・フェ・ヴィ(それ・・・平和なのかな? )
はやて「ううぅ・・・、最後の日やから腕枕くらいして欲しかったのに・・・」
リインⅠ(主はやて、25歳にもなってその純粋さは・・・いや、言うまい)

ティアナ「ちょっと、シン。今日から私たちのところに泊まるのはいいけど、準備はばっちり済んでるんでしょうね」
シン  「前に止まったときの備品がまだ残ってるだろ」
ティアナ「あんなのとっくに処分したわよ。歯ブラシなんて埃被ってたし」
シン  「う、さすがに埃はまずいな」
ティアナ「というわけで、さっそく買い物に行くわよ。あ、どうせならあんたの好きな夕飯を作ってあげるわ。リクエストはある?」
はやて「ん~、ティアナ。新年会の途中で抜け出すっていうのは、よくないと思うんよ」
ティアナ「あら、訓練中にこっそり会いに行くよりはマシだと思いますけど?」

はやて「」ジャキッ
ティアナ「」ガシャッ

トーマ「い、いいんですか。止めなくて!」
シン 「トーマ、止めてみるか?」

タイチョウ、キョウコソカクゴシテクダサイ!
サセンヨティアナ! イテツケッ!
フタリトモ、アタマヒヤソウウカ…。 ワタシモ、チョットユズレナイカナ。

トーマ「無理です死にますごめんなさい」
シン 「はぁ・・・。いい加減、俺も腹をくくらないとなぁ」
エリオ「首をくくる羽目にならないように、気をつけてくださいね」
シン 「笑えないぞ、それ」

その後、シンが命がけで止めに入りこの戦いは終了した。が、フッケバイン一家との戦いが終結した後で改めて決着を付けることになり、
特務六課の士気は更に高まるのだった。

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最終更新:2013年04月20日 20:28
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