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五十四 達士 ◆my7zURWM5氏の小ネタ-08

なのは「あ、お母さん?どうしたの、いきなり電話なんて・・・」

なのは「うん・・・うん・・・こっちは元気でやってるよ?それに、フェイトちゃんもはやてちゃんもいるし」

なのは「え?あー・・・うん、そうだね・・・うん・・・で、でもさ、まだフェイトちゃんもはやてちゃんもまだだよ?」

なのは「うぇ!?そ、そんなこと言われても・・・ていうか、孫ならお兄ちゃんの子供がいるでしょ!?」

なのは「あの駄目兄貴!!シン君のこと散々浮気者とか言っておきながら忍さん以外にも手を出して!!しかも妊娠だよ!?」

なのは「おかげでまだ20代なのにおばちゃんだよ!?」

なのは「ありえないよ!!」

なのは「逆切れだってしたくなるの!!こっちは仕事忙しくてシン君とはご無沙汰なの!!最後にやったの二ヶ月前なの!!!」

なのは「そう!そうなの!!しかもフェイトちゃんやはやてちゃんと休暇がかぶっちゃうから基本が4・・・」

なのは「・・・うん・・・ごめん・・・忘れて・・・」

なのは「な!?ち、違うの!!まだ諦めてないの!!私が一番なの!!」

なのは「ていうか、そもそもあれはお酒を飲んだせいでみんなの理性が飛んでたから・・・」

なのは「・・・ごめん。忘れて欲しいの・・・うん、まぁ、うん・・・わかったから、明日も早いからさ、ごめんね」

なのは「お母さんも・・・うん、気をつけてね・・・わかってるって。今度顔を出しに行くから」

なのは「うん、それじゃ・・・おやすみなさい」

なのは「・・・はぁ・・・」

なのは「結婚・・・か・・・」


シンとなのは達は幼馴染
あるいはクリスマスを目前に控えたサンタからの贈り者


<ミッドチルダの場末にあるアスカ探偵事務所>

なのは「・・・と、言うことなの・・・」
シン「・・・」

なのは「いやね、確かに結婚は重要だと思うよ?生まれてくる子供も、やっぱりそういうのは気にすると思うし・・・」
シン「・・・」
なのは「そりゃ、私にはもうヴィヴィオがいるけどさ・・・教育上はやっぱりって思うの」
シン「・・・」
なのは「まぁ、それでもねー・・・よくドラマとかで結婚を促されるって場面あるけど・・・実際にやられるときついんだよね・・・」
シン「・・・」
なのは「ねぇ、そこんところどう思う?」
シン「お前は・・・」
なのは「ん?なに?」
シン「俺を殺しにきたの!?精神的に!?それもこんな客の居ない日に!!」
なのは「お客さんがいないのはいつもの事なの。ていうか、せっかくの休暇が取れた私になにかいたわりの言葉はないの?」
シン「はいはい、国家公務員様はお忙しくていらっしゃいますねー。うらやましいですねー」
なのは「そうなんだよねー・・・教導は面白いし、色々な子がいるからやりがいがあるんだけどさ。きついんだよね・・・」
シン「だったら他の部署に移れば良いだろうが。後身を育てるのも大切だが、お前におんぶに抱っこじゃ駄目になるぞ」
なのは「うん。あー・・・そこの辺りは大丈夫なんだけどサー・・・ていうか、流石に皆若くってね・・・私も年かなー
    最近は油っぽいものとか食べれないし、サラダばっかりだし、レモンとか超おいしく感じちゃうし、しかもこの前に吐いちゃうし・・・」
シン「いや、まだまだだろうが・・・コーヒーいるか?」
なのは「えー。ビールがいいの」
シン「まだ午前中だぞ・・・コーヒー飲んで、その寝ぼけた頭をしゃきっとさせろ」
なのは「私は今日は休暇なの。だからビールを所望するの」
シン「俺は年中無休だからだめです」
なのは「もしくは、戸棚の奥に隠してあるシン君秘蔵のウィスキーでもいいよ」
シン「・・・なんで知ってるんだよ」
なのは「たまに失敬してるから。フェイトちゃんやはやてちゃんたちと一緒に」
シン「おいこら!!最近減りが早いと思ったらそういうことかよ!!」

なのは「でも最近は体調が悪いから・・・紅茶が欲しいの」
シン「はいはい。っと、砂糖はいくつだ?」
なのは「レモンたくさん。というか、レモン」
シン「なんで飲み物を聞いて食べ物が出てくるんだよ・・・」
なのは「コーヒーなんて眠気を吹き飛ばすだけなの。しかもうちの部署の名物知ってる?『まずいコーヒー』なんだよ?どろどろのタールみたいな」
シン「・・・うん、俺やっぱり管理局から出てよかったわ」
なのは「でも、シン君のコーヒーの香は好きだよ?」
シン「ま、ちゃんとひきたてを使ってじっくりとドリップしてるからな。面白いぞ、コーヒー」
なのは「薄給なのになんでそんなところだけお金遣い荒いのかなー・・・」

シン「うっさい。俺はこの仕事にやりがいを感じてるんだよ」
なのは「ていうか、何度も聞くけど・・・なんで管理局やめちゃったの?シン君なら色々と優遇されるし、それに私達だって・・・」
シン「ま、若気の至りって奴だな。それに俺は、ああいうお役所仕事は性にあわないからな」
なのは「そうかなー・・・シン君なら局内で出世も夢じゃないと思うんだけど」
シン「だから、そういうのが性に合わないんだよ。大局的な物の見方だとか・・・俺はあくまでも俺の周りが守れればそれでいいんだよ」
なのは「相変わらずひねくれてるよね、シン君って」
シン「ほっとけ」
なのは「あぁ、それでさ。話は戻るんだけど」

シン「なんだ?俺を胃潰瘍で憤死させる内容か?」
なのは「・・・シン君はさ、誰を選ぶの?」
シン「・・・」
なのは「シン君の性格はわかってるよ。でもさ、そろそろ私達もいい加減に決着をつけないといけないとおもうの」
シン「あぁ」
なのは「もう、いい年だしさ。みんなの気持ち、わかってるんでしょ?ていうか、何度も寝といて知りませんでしたーなんてありえないしね」
シン「だな、今の俺は最低の人種だしな」
なのは「ま、そういう馬鹿なところも可愛いんだけどさ、シン君は」
シン「うっさい。気にしてるんだよ、俺だってな」
なのは「あばたもえくぼ、かな?」
シン「だろうな。こんな俺なんかにまだ付き合ってくれてるんだ・・・」
なのは「だからね、改めて言わせて欲しいの」





なのは「愛してます。結婚してください」




シン「・・・」
なのは「お願いします」
シン「悪い」
なのは「・・・ッ」
シン「お前に、そこまで言わせちまったな・・・まったく、体はでかくなっても、中身が成長に追いついてない・・・情けない話だ」
なのは「私が惚れた相手なの。だからそこまで言わないで欲しいな」
シン「いいだろ、別に自分の事なんだから」
なのは「関係ないの。私が惚れて、私が愛した人なんだから」
シン「なるほどね、俺も自分だけじゃない。人間なんて一人では生きていけるはずが無いんだから何処かしら他人との接点がある・・・」
なのは「だから、自分さえも自分だけのものじゃないの」
シン「ご高説だな・・・」
なのは「お礼はさっきの返答でいいよ?」
シン「受領、じゃないんだな」
なのは「私は心の底から貴方が欲しい。だから、そこに打算なんていらない。それだけは事実だから」
シン「手、震えてるぞ?」
なのは「一世一代の大博打なの。これで震えないのは本物の無頼くらいなの。私だって、怖いものくらいあるんだから」
シン「・・・そうだな、すまん。別にそんなつもりは無かったが・・・」
なのは「謝るくらいなら早く答えが欲しいの。今凄い緊張して変な汗かきはじめてるから・・・」
シン「あぁ、悪い」
なのは「・・・」
シン「・・・」

なのは「・・・」

シン「・・・」

なのは「・・・」
シン「・・・」

なのは「・・・」
シン「・・・」

なのは「・・・」
シン「・・・」

なのは「・・ッ」
シン「俺は」



はやて「こにゃにゃちわーーーーー!!!!」


シン「うわぁぁぁあああぁぁぁあぁぁぁああ!?」
なのは「ぎゃなーーーーーーーーーーーーーー!?」

はやて「お客さんかと思った?ざーんねん!!可愛いはやてちゃんでした!!」
シン「な、ななな・・・」
はやて「あ、フェイトちゃんもおるんよー」
フェイト「シンおはよ。それになのはも今朝方ぶり」
はやて「てかなのはちゃんすっごい声やったなぁ。いい年した淑女があげるもんやないで。あげるんは嬌声にしとかなな!!」
なのは「そ、そういう問題じゃないの!ていうか、いきなりすぎるの!!タイミング見計らってたの!?」
はやて「そんなんするわけないやん、コントやあるまいし・・・でもま、つーことはシンからまだ返事もらってないってことか。行幸行幸」
なのは「なんで、それを・・・」
はやて「うん?それはまぁ、長年の付き合いと読みからかな?それに、なのはちゃん分りやすすぎや」
シン「・・・んで、どうしたんだよ二人して。朝早くから」
はやて「うん。まぁ、長年の戦いに終止符がついてしもうたからね。その報告に」
フェイト「私ははやてに誘われたからだけど、私からもちょっとね」
シン「そうかい。ん?はやて、それはなんだ?」
はやて「ん?これはまぁ、あれやな。ケーキや」
シン「大きさからして1ホイールか・・・またでかいのを・・・」
はやて「なにせお祝いやからな。お祝いといえばケーキ!!それがめでたいならおっきいのを買うしかないやろ!!」
なのは「だからって、こんな大きいの・・・特注じゃないの?」
はやて「まぁなぁ、でもやっぱりお祝い事やから・・・問題は私が今ちょっと食べるのがしんどいっちゅうのもあるんやけどな」
シン「なのにそんなおっきいの買ったのかよ」
はやて「そこはほら、なのはちゃんとフェイトちゃんのために、な。・・・食べなやってられんやろうし・・・」
なのは「でも、私も最近体調が悪いから甘いものとか無理なの」
フェイト「私もちょっと・・・」

はやて「そうなん?ま、そん時はシンに頑張ってもらおか」
シン「おい、俺は甘いものが苦手って言わなかったか?」
はやて「記憶にございません」
シン「どこの政治家だお前は・・・」
はやて「管理局の上層部なんてそんなもんやで。言質とったもん勝ちや。シン、一応取り皿とフォーク、それからカット用に包丁温めてな」
シン「・・・なんで俺が・・・」
はやて「せやゆうても、しゃあないやん?私らが勝手にやるのもなんやしな」
シン「いつも勝手にやるくせによく言うな」
フェイト「シン、手伝おうか?」
はやて「かまへんかまへんって、フェイトちゃん。男はなんでもできるようにならな」
シン「はいはい・・・っと。フォークなんて人数分あったかな・・・」
はやて「台所の引き出しの所に一式おいてあったやろ?ケーキ用のフォークが」
シン「えっと・・・あ、本当にありやがる・・・つか、知ってるならお前がやれよな」
はやて「いや、知ってる思うとったし。シン、あんたもこの家の主やったら何が何処にあるかくらいちゃんと把握しとかなあかんで」
シン「へいへい」

なのは「それで、はやてちゃんはいきなりどうしたの?お祝いとか、重大発表とか言ってるけど・・・」
フェイト「私も知りたいな。はやて結局私にも教えてくれてないし」
はやて「まぁ、それはシンが帰ってからにしとこか。しかし・・・なのはちゃんもおせおせやねー」
なのは「当たり前なの。みんなに勝ってシンとの幸せな家庭を築くためには妥協なんてしちゃいられないの」
フェイト「ふふ、皆手ごわかったもんね」
はやて「ま、私らも贔屓目に見ても美人やしなぁ・・・だからこそ、みんなで一緒にとかでも妥協できたしな」
なのは「・・・ていうか、はやてちゃん見境がないの!!あまってたらいきなり襲ってくるし・・・」
フェイト「いきなりもまれたり吸われるのはびっくりするよね」
はやて「それはまぁ、自分らが同性さえも魅了するほどの美しさっていうことで理解しときな。でも、それも今日限りやな」
なのは「今日のはやてちゃん、なんかいつも以上に強気なの」
フェイト「そうだね。でも、私もそれには同意するかな」
はやて「お、フェイトちゃんは何かしっとるのかなー?そこか!?その大きなおぱーいにか!!」
フェイト「きゃ!?もう、いきなりもまないでよ!!」
はやて「いやいや、でも本当にちょっと手を伸ばしただけで触れるなんてな・・・ほんまにおしいで・・・その感触をもう生で直に味わえんとは」
フェイト「もう・・・そろそろ教えてくれても・・・」

シン「遅くなった・・・おい、お前は何をしてるんだはやて・・・」
はやて「?何ってフェイトちゃん押し倒してのしかかっておぱーいをこう、揉みしだいて」
シン「だれが説明しろなんていった!?というか、『え?なんでこの人聞いてくるの?聞かないとわかんないの?』見たいな目で見るな!!」
はやて「え?なんでこの人・・・」
シン「言わなくていいんだよ!!」
なのは「あはは・・・で、いつになったら話してくれるの?」
フェイト「私としては離してくれると嬉しいんだけど」
はやて「おぉ!ごめんなフェイトちゃん。あまりにももみ心地が良くてついつい」
シン「ったく・・・んで、ケーキ切るからさっさとあけてくれよな」

はやて「ふふふ、そうあせりなさんなダーリン。んじゃ、ご開帳やで!!」



ケーキ:甘さ控えめのレモンケーキ
プレート:【はやてちゃん御懐妊!!】


シン「・・・」
なのは「・・・」
フェイト「・・・」
はやて「二ヶ月だそうです!!」
シン「・・・」
なのは「・・・」
フェイト「えと・・・おめで、とう?」
はやて「いやーなんや最後にみんなでやった時あるやん?ソン時にどーもあたったらしいわ!!
    私もなんか最近だるいなぁとか思って病院いってみたらな、これがどんぴしゃ!!私もビックリしたけどそれ以上に嬉しくてなぁ・・・
    あ、ちなみにこれ母子手帳な。いやぁ、先生から『ご懐妊です』って言われた時もすっごい嬉しかったけど。
    やっぱり実際に母子手帳渡された時が本当に実感わいてなぁ・・・嬉しいやら心細いやら・・・感無量やったんや!!」
シン「う・・・あ・・・え?」
なのは「・・・」
フェイト「そうなんだ・・・うん、分るよその気持ち」
はやて「せやろせやろ!?やっぱりこうな、愛した男の子供を孕んだっちゅうのがまた凄くてなぁ・・・
    なんやろ、これで本当に家族になれるんやって思ってな、思わずそこで泣いてしもうたけど。
    まぁ、分かった時にヴィータとシグナムが飛んでいきそうになったのを無理矢理とめた時はしんどかったけどな」
フェイト「そういえば最近二人とも見ないなーって思ってたけど・・・それが原因だったんだね」
はやて「二人とも『お話し』してくれたらわかってくれてなぁ・・・やっぱり持つべきものは家族やで」
フェイト「うん。わかるよ。私のときもそうだったもん」
はやて「せやろせやろ!!これはやっぱり女だけに感じる幸福や・・・な・・・?」
なのは「・・・」
シン「・・・ふぇ、ふぇいと・・・」
フェイト「ん?どうしたの?シン。なんか魂抜けかかってるよ?」
はやて「えと、な・・・なんか今私変なこと聞こえたんやけど・・・」
フェイト「変なこと?なんかへんなこと言ったかな?」
はやて「あの、な・・・なんかフェイトちゃんが私の時も、って言うた気がしたんやけど・・・あは、あははは・・・なんや自分まだ疲れてるンカナ」
フェイト「え?うん、言ったよ私もって」
はやて「はへ?」
フェイト「シン。ごめんね事後承諾になっちゃったけど、はいこれ。私の母子手帳。二ヶ月だってさ」
シン「・・・」
なのは「・・・」
はやて「えと、その・・・お義姉さんの時やなくて?」
フェイト「当たり前だよ。幾ら私でもそんなことはしないよ。ほら、名前のところもちゃんと書いてあるし」
はやて「・・・マジや・・・」
シン「・・・」

なのは「・・・」
フェイト「でも、はやての言ってることもよく分るよ。私も最近調子が悪くてさ、それでお母さんが付き添って病院にいったんだけどね。
     そこで『おめでとうございます』って言われて・・・もう、嬉しくて嬉しくて・・・思わずその場で泣いちゃってさ
     はやても言ってたけど、シンの子供を産めるんだって思うと本当に嬉しくて、家族に成れるんだって、本当に嬉しくて・・・
     お母さんも「おめでとう」ってすぐに抱きしめてくれてね・・・」
シン「」
なのは「」
はやて「・・・はぁ・・・なんや私の一人勝ちや思うたのになぁ・・・」
フェイト「ごめんねはやて。私もまさかはやてもなんて思ってなかったから」
はやて「まさか周期まで一緒とはなぁ・・・なんや一気に冷めてしもうた・・・」
フェイト「はやて、子供ができるのに冷めるとか言うのは酷いと思うよ?」
はやて「あぁ、そっちやなくてな。そっちは今でもテンションMAXやから。シンをついに私が独占できるっておもうとったから・・・」
フェイト「・・・うん、私も。それはむしろ同意しかできないかな・・・ずっとシンと一緒に居たかったから。まさかはやてもとは・・・」
はやて「ま、ここまできたら毒も皿までやな。つきおうてもらうでフェイトちゃん」
フェイト「こちらこそだよ、はやて」
はやて「でもまぁ、これはある意味妙手やもしれんなぁ・・・誰と籍を入れるかはおいといて、未婚で子持ちか・・・よし、政治家の道が見えて来たで」
フェイト「流石はやて。転んでもただではおきない」
はやて「うははははー。てなわけでさっそく一揉み・・・」
フェイト「きゃ!もう・・・だから私の胸はシンのなんだからね。それに、子供にあげなきゃいけないし」
はやて「ええやんええやん。にぎやかになるんやったら・・・で、この魂抜けてる私らの旦那様はどうしようかね」
シン「」
フェイト「大丈夫。シンって意外と打たれ弱いけど、回復は早いから。こうなったらとことん突き抜けちゃうよ、きっとね」
シン「」
はやて「せやな。そっちは問題ないとして・・・」
フェイト「だね・・・」
なのは「」
はやて「・・・なぁ、フェイトちゃん」
フェイト「なに、はやて」
なのは「」
シン「」
はやて「私な、今すっごい預言者になれるかもしれんのやけど」
フェイト「奇遇だね、私も今なら予言ができると思うよ」
なのは「・・・ウプッ」
はやて「せやなぁ・・・あ、なのはちゃん。あのな、ひょっとして・・・」
なのは「ごめ・・・!!ちょっとお手洗い・・・!!」
フェイト「やっぱり、かな・・・」
はやて「あっちゃー・・・せやろなぁ・・・まったく、この根性無しの種馬が・・・つけるんやったらだれか一人にしぼればいいちゅうのにまったく」
シン「」
フェイト「ふふ・・・はやて、そういうのは笑いながら言うべきじゃないと思うよ?」
はやて「ええねんええねん。この世界の誰に無くても、私らだけには言う権利がある。というか、寧ろ義務やな
フェイト「・・・これからどうなるのかな・・・」
はやて「なんやフェイトちゃんは不安なん?」


フェイト「そりゃ、ね・・・私はほら・・・生まれが普通じゃないから・・・ちゃんとお母さんできるのかな・・・
     プレシア母さんみたいにならないかな・・・それに、無事に生まれてくれるのかな・・・」
はやて「なんや、そんなことかい。安心し、フェイトちゃんは誰よりも素直でおっぱいおっきいし、美人やしおっぱいおっきいし
    それに優しいしヴィヴィオからも慕われとるしおっぱいおっきいし、提督のところの双子ちゃんからも懐かれとるしおっぱいおっきいし
    そんなフェイトちゃんが素敵なお母さんにならへんはずがないやろ?あとおっぱいおっきいし」
フェイト「はやて、それじゃあ胸がおっきいのしかわからないよ?ていうか、胸があっても重いし肩こるだけだよ?」
はやて「ええやん!!そんな勝ち組な台詞私も言ってみたいんやで!?ええもーん。子供出来たら胸がはる言うし、それやったら私かて大きくなるもん!!」
フェイト「はやてはさ、しっかりしたお母さんになりそうだよね」
はやて「当然や!!しつけはしっかり子供の頃に叩きこまなあかんからな!!」
フェイト「うん、そうだね」
はやて「それにな、フェイトちゃん。こんな素敵なお母さんが三人もおって、お父さんもまぁ、甲斐性だけはあるからな。そんな子供達が不幸になるはずない
    私らが、絶対にそうさせたらあかんのや。それに、考えようによってはすぐに手助けしてくれる身内が一気に二人も増えるんやで?
    これは戦力的にかなりなもんや!!」
フェイト「・・・うん、うん・・・そう、だよね・・・」
はやて「なんや、フェイトちゃん。ないたらあかんで。幸せになるんやから、笑わなあかん」
フェイト「はやて、だって・・・」
はやて「これはうれし涙や。だから、わろうとるやろ?」
フェイト「そう、だね・・・」
はやて「フェイトちゃん。私ら四人で、子供達を誰よりも幸せにしたろ・・・お母さんの子供に生まれてよかったって言われるくらい・・・
    んで、ついでにシンを幸せにしたろ。こいつ、未だにあのことを怖がっとる。自分が『本当の自分』になったら、不幸にするからいうて
    そんな馬鹿なこと考えとるこの大馬鹿者を、誰よりも愛しいこの馬鹿を、みんなで幸せにしたろ
    大丈夫や。私ら三人と、それに子供たちまで出来るんやからな。なんも怖いことあらへん」
フェイト「うん、うん・・・」
はやて「そんじゃあまずは・・・」


はやて「いつまで魂飛ばしとるんや!!このばかちん!!」
シン「んぎゃ!?・・・っは!俺は一体なにを・・・」
はやて「自分を好いて、自分が愛した女を三人も孕ませといて何をいうとるんや!!ほら、しゃんとしい!!」
シン「いてっ!!一々叩くな・・・って、三人?お前らだけじゃないのか?」
はやて「なのはちゃんも妊娠しとるわ。予想やけどな。ま、してなくても孕むまでシンにはやってもらうとして・・・」
シン「って、お前は何を言ってるんだ!!」
はやて「シンこそ何をいうとるん?女なんて影で色々言うに決まっとるやろう。この前はシンのを胸でとか、後ろからとか!!」
シン「今ここで言うべき事!?なんでそこまで俺公表されてるの!?」
はやて「実際に目の前でやっとる所見せられ取るからな!!」
シン「お前はなんでそんなに偉そうなの!?」
はやて「うっさい!!つべこべイワンとさっさとなのはちゃんを産婦人科まで送ってき!!孕んどるから!!」
シン「って、あれ?なのはは・・・」
なのは「・・・う~・・・気分悪いの・・・」
シン「大丈夫か?ほら、水」
なのは「ありがとうなの・・・」
フェイト「なのは、つわり重いほうなのかな?」

はやて「かもしれんなぁ、フェイトちゃんは?」
フェイト「私は軽いほうだったから」
なのは「・・・だめ、また吐くの・・・」
シン「ほら、大丈夫か?」
なのは「・・・無理・・・シン・・・背中さすって・・・」
シン「分かった、なんか欲しいものがあれば言えよな・・・」
なのは「・・・ありがとうなの・・・」

はやて「ま、どちらにせよにぎやかに成るのだけは確かやな・・・もういっそのことユーノ女史も孕ませてみるか・・・」
フェイト「はやて、そんな動物じゃないんだから」
はやて「ユーノ女史もなぁ、未練たらたらなんが見て取れるしな。三人も五人もかわらんやろ?それに、家族は多いほうがええからな」
フェイト「それは・・・うん、絶対そうだね」
はやて「よっしゃ!!それじゃあさっそく一段落したら連絡いれなあかんな!!忙しくなるで~」


その後、なのはも妊娠二ヶ月であることが判明。
そこで思わず歓喜のあまりスターライトブレイカーEXをぶちかますなどの照れ隠しをして、しまうなどの心温まるエピソードがあったとか。
何はともあれ、そこから近くにいるからという理由でテスタロッサ家に向かい、詳細を話しても家族からお祝いを言われ、
解き放たれたヴォルケンリッターから(物理的に)熱い歓迎を受け、グレアム退役中将からは複雑な表情をされながらもおめでとうといわれる。
しかし、なのはのご両親に挨拶という名の処刑を受けに海鳴市を訪れた際
そこには幼馴染の二人がお腹を膨らませた状態でいたために、シンは更なる騒動に巻き込まれることになるのだが・・・
それはまた別の話。




蛇足

~4ヶ月前海鳴市某所にて~

すずか「どうだった?アリサちゃん」
アリサ「・・・中ってた・・・」
すずか「本当!?よかったね!!おめでとう、アリサちゃん!!」
アリサ「なんで・・・」
すずか「え?」
アリサ「なんで、すずかはそんなに喜べるの?子供だよ?子供なんだよ!?軽いことなんかじゃないんだよ!?
    新しい命、本当に重いことなんだよ!?それなのに、どうして・・・」
すずか「アリサちゃん・・・」
アリサ「誰の子供かなんてわかってるよ、あいつしかいないもん、あいつだけだもん!!でも、すずかもなんだよ!?
    私は、あいつには、私だけを見て欲しいのに、それなのに、なんで!?幾ら親友でも、ううん、親友だからこそ!!
    なんで自分以外の女が愛した男の子供を身ごもって喜べるの!?おかしいでしょ!?ありえないわよ!!」
すずか「・・・」
アリサ「しかも、あいつは側に居ない・・・アレだけしておきながらこんな時にもいないのよ!?おかしいでしょ!?
    なんで・・・?どうして・・・?」

すずか「それは・・・」
アリサ「分かってる。分かってるわよ!!あいつがこっちに来た時に、盛ったからよね!!
    だから、あいつに連絡なんか出来ないわよ!!すずかと一緒に、やったから、わかってるわよね!!」
すずか「アリサちゃん!!」
アリサ「なのはも、フェイトも、はやても、あいつが好きで、あいつはあっちの世界に行ってて・・・でも、私たちはこっちの世界・・・
    追いかけることも、今の世界を捨てることも出来なかった私には、これが罰なのかな・・・それで愛されたいなんて、思っちゃいけないのかな・・・」
すずか「そんなことないよ」
アリサ「ううん。きっとそう、いつもあいつを困らせて、いつもあいつと言い争って・・・それでも、それでも愛して欲しいなんて・・・
    私みたいに親友だと思ってくれていたなのはたちを裏切って・・・」
すずか「それは、私だってそうだよ・・・私も、あの時に・・・」
アリサ「すずかは違うよ・・・私が心細かったから、怖かったから、誰かに縋っただけなんだよ・・・すずかのあいつへの想いも利用して」
すずか「だからそれは」
アリサ「私、私は・・・こんな汚い女で・・なのに、なのに、この子供は産みたいなんて、都合のいい、話だよね・・・」
すずか「アリサちゃん、聞いて。私はね、後悔なんかしてないよ?」
アリサ「・・・すずか?」
すずか「私はね、嬉しかったんだ。アリサちゃんが頼ってくれて、アリサちゃんが想いをぶちまけてくれて。やっぱり、私の親友なんだって。
    そう思ったからあの時話に乗った。その後、シン君になのはちゃんたちには内緒にして欲しいって言ったのも私の意志」
アリサ「でも、それは私が」
すずか「だめ。シン君への想いも、アリサちゃんとの友情も私は裏切らない。アリサちゃんが裏切ったと思うのは勝手だけど
    私が裏切られたと思ったと感じるのは許してあげない」
アリサ「でも、でも・・・怖い、怖いの・・・一人で子供を産むことも、一人で子供を育てることも・・・こんな、私が・・・」
すずか「アリサちゃん、これ・・・」
アリサ「これって、母子手帳?・・・!!」
すずか「このまえ、お医者さんに行って来たよね、私」
アリサ「あ、あれは!!あれは体調が悪かったって・・・」
すずか「ううん。本当は、予想してたんだ・・・でも、いえなかったの」
アリサ「どうして?・・・あ、やっぱり、私なんか信用できないよね・・・」
すずか「違うよ・・・怖かったんだ・・・」
アリサ「え?」
すずか「もし、一人で産むとしたら?もし、一人で育てるとしたら?そう考えると怖くてたまらなかったの」
アリサ「すずか、も?」
すずか「そのくせ、もしアリサちゃんには出来てなくて、自分だけ出来ていたら、それは親友を裏切ったみたいにおもっちゃって・・・
    変だよね、自分は裏切っていないって言ったのに・・・」
アリサ「違う、違うよアリサ!!アリサは裏切ってなんかいない!!」
すずか「なのに、今日アリサちゃんから相談を受けるまで、アリサちゃんから告白されるまで私はいえなかった・・・怖くて・・・
    ずっと、怖くて・・・」
アリサ「すずか」
すずか「でも、やっぱり私達親友だね。たった一回で、二人ともなんてさ。ちょっと運命的かも」
アリサ「いや、それはどうかと思うけど・・・」
すずか「だからね、この子供たちは私達二人で育てよう?大丈夫。一緒なら、大丈夫」
アリサ「すずか・・・ありがとう・・・ごめん、ごめんね・・・」
すずか「何言ってるの。アリサちゃんが言い出してくれなかったら私はシン君と二度と結ばれなかったし、一人で震えてただけかもしれない
    だから、私こそごめんね、アリサちゃん」
アリサ「でも、シンには・・・」
すずか「しばらく黙ってて、今度帰ってきたときに二人で驚かせましょう?」
アリサ「うん、でも・・・なんで?」
すずか「なんとなーく、そっちのほうが面白い気がして」
アリサ「・・・すずか、それはちょっと性格悪いわよ・・・」

ちなみに、後に黒髪の美女曰く「一人は出来ると思っていたけど、まさか三人ともとは予想外でした・・・」

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最終更新:2012年12月07日 10:45
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