1
シン「アカデミー賞受賞か…凄いな」
澪「こんな凄い賞貰っちゃっていいのかな…」
シン「良いに決まってる、CDやグッズの売上だって凄いし…ウチとは大違いだよ」
澪「シ、シン?」
シン「映画化は刹那達に先越された挙句、企画自体が頓挫してるしプラモの売り上げも良いとは言えないし、そもそもまともに主役扱いされてないし……ブツブツ」
澪「シンが負のオーラを出し始めた(汗)」
シン「そもそもタイトルバックを……ブツブツ」
澪「(キョロキョロ)」
澪(みんな居ないし大丈夫だよな……?)
澪「…シン、こっち向いて」
シン「あっゴメン、なっ」
澪「んっ…」
シンの頬にキスをする澪
シン「えっ…?あっ……みっみみみお!?」
澪「////…げっ元気出た?」
シン「あっ……う、うん、ありがとう////」
澪「……////」
シン「………」
澪の頬に手を伸ばし顔を近づけるシン
澪「……ぁ、だ、だめだっ、外じゃ恥ずかしい////」
シン「………澪」
澪「も、もうしょうがないな……」
目を瞑りシンを受け入れようとする澪
梓「じーーーっ」
シン・澪「「う、うわぁぁぁっ!」」
澪「あ、梓!何時から居たんだっ!?」
梓「アスカさんが澪先輩に手を伸ばした当たりからです」
シン「(気がつかなかった…元軍人なのにorz)」
梓「澪先輩!あんまり抜け駆けするとみんなに言いつけちゃいますからね!」
澪「うっ、ごめん梓」
梓「アスカさんも澪先輩ばっかり構ってると、私拗ねちゃいますよ………私だけじゃないですけど」
シン「あぁ、ごめん。みんなちゃんと大事にするよ」
梓の頭を撫でるシン
梓「ぁっ……んん、分かってるならいいんです////」
澪「む…」
シンの腕に密着するように抱きつく澪
シン「あ、あの澪さん?」
澪「な、なに?」
シン「……柔らかい物が当たってるんですが」
澪「あ、当ててるんだ!シンはそのまま我慢してなさい////」
シン「そ、そうですか////」
梓「ずるいです澪先輩ばっかり!」
澪「ずるくない!シンに一番最初に告白したのは、ゎ…私なんだコレくらい良いんだ!」
梓「むぅ~……いいです、私も抱きつきますからっ!」
澪とは反対の腕に抱きつく梓
シン「ちょっ、梓まで…当たってる////」
梓「勿論当ててるんです我慢して下さいね!」
シン「全く……二人して俺で遊ぶんだもんな」
澪「ふふっ、両手に花だなシン」
シン「あんまり返答に困る事を言わないでくれ…澪」
梓「私と澪先輩じゃ不満ですか?」
シン「あ~~~~~もうっ、そんな事有るわけ無いに決まってるだろ!………二人共大事な彼女なんだから////」
梓「ふふ、それを聞いて満足しました」
澪「ああ、私もだ」
梓「すっかり忘れてましたけど、唯先輩達が二人を待ってます行きましょう」
シン「ちょ、腕組んだまま行くのか?」
澪・梓「「当然だ!(です!)」」
合流した先でご機嫌の澪と梓、不機嫌な唯・律・紬になるのはお約束!
2
シン「アイドルか…HTTの皆はアイドルでやっていけそうだよな、可愛いし、歌上手いし」
唯「えへへ、そんな事ないよ~」
澪「わ、私はイヤだ、人前で歌ったり踊ったりするなんて…恥ずかしい」
シン「踊りは兎も角、歌はまずいだろガールズバンドなのに(汗)」
唯「え~いいじゃん、アイドルだよアイドル!『ゆいみお』でユニット組もうよ澪ちゃん!」
澪「うわぁ!抱きつくな唯!」
唯「ぶぅ~澪ちゃんのケチ……シン君もアイドル出来そうだよね、レイ君とユニット組んだら大人気だよきっと!」
澪「『シン&レイ』か…うん、見てみたいかも」
シン「えっ!お、俺が?……い、嫌だよ恥ずかしい」
唯「え~シン君も嫌なの?見てみたいなぁカッコ良く歌って踊るシン君!」
シン「う~止めてくれよ唯、そんな柄じゃないよ俺…」
澪「ほら、シンだってイヤなんじゃないか、おまけに顔が赤くなってるぞ」
唯「あっ!本当だシン君、顔赤くなってるよ?」
シン「う、うるさいなぁ!想像しただけで恥ずかしいんだよ////」
澪「ふふっ、私と同じだな。うん、やっぱり普通が一番だよ」
シンへと手を伸ばし手を繋ぐ澪
澪「アイドルやって、シンとの時間が減るのはイヤだ////」
唯「そうだね、シン君と今以上に会えなくなるのは寂しいもんね////」
唯もシンと手を繋ぐ
シン「澪…唯……そうだな、やっぱり普通が一番だよな」
澪・唯『うん!』
後日シンの通う高校の文化祭の目玉イベントにシン&レイによるDouble-Actionが披露される事になるのは別の話である
因みに、その時のシンの上着がはだけた状態の写メがHTTメンバーの携帯に保存されているのは秘密である
3
澪「…よし出来た」
シン「ん、何が出来たんだ澪?」
澪「うわぁ!シン!い、いつからそこに!」
シン「いや、出来た~の辺りからだけど…で、何が出来たんだ?見せてくれよ」
澪「次スレの候補を書いてたんだけど……ダメだやっぱ見せない!」
シン「律みたいに笑ったりなんかしないって」
澪「…本当?」
シン「本当だよ」
澪「じゃあ……はい」
【シンとの思い出は】【ときめきシュガー♪】
【あなたとの】【ドリームタイム☆】
【飛んで行っちゃえ!シンのもとへ】【ぴゅあぴゅあはーと】
シン「……ちょっと恥ずかしいけど悪くないと思う////」
澪「そ、そう?良かった気に入って貰えて…////」
シン「…////」
澪「…////」
律「様子を見に来たら完全にバカップル状態です、ありがとうございました!」
4
年上で胸が大きいの流れに便乗
澪「シンは年上で胸が大きな人が好きなのか?」
シン「別にそう言う訳じゃ…そもそも並行世界の俺の話だしなぁ」
澪「…私はシンより早く生まれてるからお姉さんなんだぞ!」
シン「確かにC.Eは西暦の後の年代だけど、その理屈はちょっと…」
澪「うぅ~良いんだ!とにかく私はシンより年上でお姉さんなんだ!……だから」
シン「だから?」
優しくシンを抱きしめる澪
シン「澪?…」
澪「もっと甘えてよ、最近思い詰めた顔してるのに全然話してくれない…」
シン「……ごめん、元の世界の事思い出してた」
澪「シンの世界の事知らない私じゃやっぱりシンの力にはなれないのかな…」
シン「そんな事無いッ!」
強く澪を抱きしめ返すシン
シン「澪が傍に居てくれるだけで俺は…」
澪「うん、ありがとうシン…」
シン「…俺、もう少し澪に甘える事するよ…だから」
澪「だから?」
シン「…もう少しこのままでいい?」
澪「ふふっ、そうだな。もう少しこのままでいようか」
最終更新:2013年04月20日 16:39