D4C ◆TXaHyf3xdg氏の小ネタ-01

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シン「ふーん……。
   調教ねぇ……」

なのは「……」 ダラダラダラ

シン「それで俺の寝込みを襲おうと、人の部屋に侵入してきたんですか。
    こんな朝っぱらから」

なのは「こ、これは違うんだよ……」

シン「へぇ、どう違うんですか?」    

なのは「そ、その……。
     あ、遊びに来たんだよ!」

シン「その割には随分と物騒な物持ってますね」

なのは「ぶ、物騒じゃないよ?
     へ、変な事とか考えてないから」

シン「その持ってるロープは何ですか?

なのは「こっ、これは……。
     そ、そう! 荷造りをするのに使うの!

シン「それじゃ、その手錠は何ですか?

なのは「こ、これは……。
     ヴィヴィオが警官ごっこがしたいって言うから途中で買ってきたの!」

シン「へぇ、それじゃ、その首輪は?」

なのは「ざ、ザフィーラが新しい首輪が欲しいって言うから!!」

シン「へー……」


なのは「……」ダラダラダラダラ

なのは(ど、どうして上手くいかないの!?
     他の世界の皆はシン君にそう言う事を平気でしてるのに……!)

なのは(こ、このままじゃ駄目!!
     きょ、今日こそは私がペースを掴まないと!!)

なのは(そ、そして、私が年上だって事を認識してもらわないと!!
     つ、強気で行けば何とかなるはず!!)

なのは「わ、私の言うことが聞けな―――」

シン「丁度良かった。
    今日ホラー映画を見ようと思ってたんですよね。
    遊びに来たんなら一緒に見ましょうか」 スッ

ガチャン

なのは「へっ?」

シン「いやぁ、本当に丁度良かった」

なのは「えっ、えっ?

シン「どうしました?

なのは「あ、あの、なんで手錠を私に……?」

シン「凄く怖いって評判の映画だから
    なのはさんが逃げると思って」ギュッギュッ

なのは「な、なんでロープで私を椅子に縛るのかな?」

シン「果てしなく怖いって評判の映画だから
    なのはさんが逃げると思って」スッ

なのは「ど、どうしてデバイスを外すのかな?」

シン「夢に出るほど恐ろしいって評判の映画だから
    デバイス使ってなのはさんが逃げると思って」   

なのは「あ、あの、ごめんなさ――」


シン「それじゃ、見ましょうか」

なのは「ご、ごめんなさい!!
     私が間違ってました!!」

シン「謝る必要ないですよ。
   一緒に見ましょうよ」ピッ

テレビ<ォォォォォオオオォォォ……

なのは「む、無理無理無理無理!!
     わ、私本当にこういうの駄目なの!!」

シン「大丈夫ですよ、所詮作り物ですから」

なのは「つ、作り物でも怖いものは怖いの!!」

テレビ<キャアアアアアアアアアア!!

なのは「ひぃぃぃぃいいいい!?」

シン「あ、そうだ」スクッ

なのは「ど、何処に行くの!?」

シン「コンビニ行ってコーヒー買いに行ってきます」

なのは「待ってよ!! 私を一人にするつもりなの!?」

シン「ちゃんと帰ってきますから大丈夫ですよ」

なのは「す、すぐに帰ってくるんだよね!?」


シン「ええ、二時間位したら『すぐに』帰ってきますから」ニコリ


なのは「」

シン「それじゃ、ちょっと行ってきますねー」

なのは「お、置いてかないでぇぇぇえええええええ!!」


※この後、きっかり「2時間後」にシン君は帰ってきました



はやて「だからやめとけって言ったのに」

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最終更新:2014年02月02日 13:54
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