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長編補足の小ネタ

シンが御神流道場に通い始めた頃

シン「そういえば、士郎さん。何で俺に御神流を教えてくれたんですか? 恭也さんが言ってましたけど、代々御神の一族にだけ伝えてるんでし
   たよね?」
士郎「う~ん、口で説明するのは難しいな。怒らないで聞いてくれるかい?」
シン「わかりました」

士郎「君が私と同じように『守りたい人を守れなかった』からだ。」

シン「・・・どうして!!」
士郎「知っているか、かい? そんなこと目を見ればわかるさ。憎しみと悲しみが入り混じった、昔の私と同じ理不尽に奪われたものの目だ」
シン「・・・・・・士郎さんも・・・守れなかったってことですか」
士郎「ああ、絶対に『守らなければならなかったやつ』を守れなかった。そのせいで多くの人の人生が誤った方向に進み始めた。
   情けない話だが今でもそのことを引きずっていてね」
シン「・・・復讐はしないんですか」
士郎「なのはも幼いし、今はまだ無理だ。だが、いつか連中と戦う日が来るだろう」
シン「・・・・・」
士郎「だからだろうな。君が守るための力が欲しいといったとき、どうしても見過ごせなかった。美由紀の本当の母親のように修羅に身を落とし、人を殺し続ける道を歩んで欲しくなかった」

シン「・・・・・・(美由紀さんの本当の母親、このことは今は聞かないほうがいいか)」
士郎「もう一つ、私が君に教えているのは御神流の裏である不破・・・人を守るために、殺しにくる相手を先に殺す暗殺術だ。
   大切な人々を守る御神の剣士に、何故裏があるか。その意味がいつか君にもわかる日が来る。唯、私が最初に君に言ったことだけは忘れな
   いでくれ」

『御神の剣士は力無き人々の牙となり、大切な人々を守るための盾だ。君も大切な人がいるなら、その人を守るために強くなりなさい』

シン「わかりました、心に刻んでおきます」
士郎「よし、それならいいんだ。まずは御神流攻撃の法の基礎『斬』から始めてみよう」

士郎(くくくっ、これでいい。本当は血の繋がらない他人へは伝えてはいけないんだが、彼を我が家に養子にすれば何の問題もない。
   美沙斗に対して外堀を埋めておくのは大事なことだからな。つまり、このまま彼が御神流を会得することは、そのまま我が家への婿養子決
   定コース。身内もいないそうだし、お持ち帰りしても構わんだろう。まさに、計画通り!)

シン「士郎さん、構えはこれでいいんですか? ・・・士郎さん?」

士郎(なのはの連れてきたあのユーノとかいう子供はどうも貧弱そうでいけない。我が家に嫁ぐならそれ相応の強さを持っていなければな。
   彼なら美由紀やなのはの婿候補としては素質十分。うむ、十年後が楽しみだ!)

シン「駄目だ、聞こえてない。今のうちに型の練習でもしておくか(未来に戻るまでになんとしても会得しないと)」

この後、シンは御神流をほぼ会得したまま、未来へ帰還するのだが、それはまたべつの話である。

美由紀「お父さん、シンさん、そろそろ休憩に・・・どうしたの?」
デス子「・・・平和ですねぇ」




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最終更新:2008年07月04日 01:04
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