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ORIGINAL GENERATIONS-04

ORIGINAL GENERATIONS Interlude ティアナ・ランスター


ティアナはシャワーを終え、ロビーにて他のメンバーを待っていた
人の気配を感じ振り返ると、そこには自分を負かした朱い目をした少年が立っていた
「何か用?」
素っ気なく用件を尋ねる
ティアナからすればシンの印象はよくないのだ
「…その、さ」
その相手が口ごもりながら口にしたのは
「この前は悪かったよ」
謝罪の言葉だった
「…え?」
意外な言葉にティアナは面食らった
あのツンツンした少年から謝罪の言葉を聞くことになるとは
「それは、一体どういう風の吹き回し?」
「いや、俺が悪かったってだけだよ」
ふぅん、とティアナはシンを眺める。
確かに、自分が調査に向かっている間に少し雰囲気が変わっている。
触れる物全てを傷つける、と言った雰囲気は消えどこか丸くなっている。

「―――」
そんな彼を値踏みするように見る。
「一つ、聞いていいか」
「何よ」
「…おまえはどうして戦うんだ」
とシンは素朴な疑問を漏らした
「何でそんなことを聞くのよ」
「単純な疑問だよ」
今更なこと、と思ったがこの少年は異世界から次元を漂流してきた、と聞く。
ならばここで一つ言っておくべきなのか
「…ちょっと込み入った話になるけど構わないわね?」
シンは頷いて返す。
「…あたしのところはね、両親が早くに死んだの」
む、とシンの眉がぴくりと動く。
「それで、あたしは兄に育てられたんだけど」
彼女が語る過去、それはあまり良いものではなかった
その兄も事件の最中に命を落とし、心ない上官から無能と蔑まれたこと
そして彼女は兄の魔法が役立たずではないことを証明するために管理局に入ったということだった

その問いを聞いてシンの心臓はドクン、と一際大きく跳ねた
「…え?」
答えなければいけないだというのに答えられない。
そもそも自分は一体何を守りたかったのか―――?
「ちょ、ちょっと、顔色悪くなってるわよ?」
その声でシンは我に返った。
「あぁ、悪い…」
無意識にシンは今考えていたことを心の片隅に押しやった
それは何か、触れてはいけない気がしたのだ。
「ところで、ちゃんとした自己紹介まだだったわね」
そう言えば彼女とは結局まともに話したのはこれが最初だったか
「俺は、シン・アスカ」
「あたしは、ティアナ。ティアナ・ランスター。あんたがこれからどうなるかは知らないが一応よろしくね」
「あぁ、こっちこそな」
笑いながら返すシンにティアナはドキッとした。
この男、今まで気が付かなかったが意外とカッコイイではないかと。
「どうかしたのか?」
「べ、別になんでも!」
慌てて顔を隠すティアナにシンはおかしなヤツ、と思いながら微笑していた。


Interlude out





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最終更新:2008年09月08日 14:30
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