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テスラ=ライヒ研究所、通称テスラ研を囲むダガーの大群。
シンは研究所と少女達の夢を守る為、立ち上がる。
「カザハラ所長、こっちはいつでも行けます!」
〈こっちも細かい調整は今終わった。機体状態はオールグリーン。
…本当にいいんだな?〉
「はい。それが俺の役目です」
〈そうか…生きて帰ってこいよ〉
「はいっ!」
通信を終え暗転したモニターに新たな人影が映る。
「…アイビス」
〈シン!一人でなんて無茶だよ!?模擬戦用のリオンなら直ぐ出せる。
私とスレイもそれで…〉
「無茶言ってるのはどっちだよ?!そんな機体で出てもすぐやられるだけだ!」
〈…だって、それじゃあ…〉
悔しそうに唇を噛みしめ俯くアイビス。
シンは決意を滲ませた声で言った。
「前に言っただろ。アイビスの夢は俺が守るって。
俺は絶対死なない。生きて帰ってくる。だから待っててくれ」
〈…うん〉
生きて帰れる保証は無い。だがアイビスはシンの真っ直ぐな瞳を見て信じたくなった。
「まるでプロポーズですね」
「うむ、若さとは素晴らしい」
「お主等も随分と余裕があるな」
リシュウがあきれたように二人の科学者を見る。
「シンには才能が有りますよ。それに私の自慢のスーパーロボットが組み合わされば何とかなります」
「スレイはシンと話さなくていいのかい?君も心配だろ?」
フィリオが部屋の片隅に立っているスレイに話しかける。
スレイは顔をそむけながら答えた。
「奴なら大丈夫だ。私が心配するまでも無い」
「ふふ、シンがアイビスばっかり構ってるからってふて腐れて」
「な、何を言っているタカクラチーフ!?私はそんな…」
ツグミにからかわれスレイは顔を赤くして反論する。
フィリオはそんなやりとりを楽しそうに見やり、一転真面目な表情でシンに言った。
「さ、そろそろ出撃はいいかな?」
〈は、はい!〉
シンは鋼鉄のコックピットの中、深く深呼吸をすると前を見据えてさけんだ。
「シン・アスカ、グルンガスト壱式、行きます!!」
鋼の巨人が立ち上がる。少年の思いを乗せ、少女達の夢を守る為に。
2デュエル氏 ◇vD6x1l/ZQQの作品
シン「あれ……中断ってもう終わるのか?」
アクセル「そういう事だ、プレイヤーもシンもたまには休息が必要なんだな、これが」
シン「はぁ……それじゃ俺はどうするかな」
ラミア「それではシン、私と共にシミュレーションをしちゃったりなんかしましょうです」
シン「えっ、ちょっ」
アクセル「おい待てW17、それでは本来の目的がなってないぞ」
エキドナ「隊長の言う通りだ、よってここはシンは私と添い寝をする事になった」
ラミア「……いや、その理屈はおかしい」
エキドナ「何故だ? 休息という目的は達しているはずだが?」
ラミア「……」ゴゴゴゴゴゴ
エキドナ「……」ゴゴゴゴゴゴ
アクセル「なんだ、この威圧感は……!? 俺が近づけないだと……!?」
シン「と、とにかく休憩を十分取ったら戻ってきてくれよな! じゃないと俺がもたないから! それじゃまたな!」
3
アクセル「シン、おまえもそろそろデバイスとやらを持つべきだな。これが」
シン「いきなりなんだよ……」
アクセル「生身での戦闘では限界がある。ここに俺が用意したモノがある試してみるんだな」
その1 ソウルゲイン
シン「スバルのリボルバーナックルと似てるな…。ん?肘も使うのか?」
アクセル「そうだ。更に五つのコードを入力することでそれぞれの攻撃パターンがある」
シン「なるほど…まずはこれだ。玄武剛弾!」
フェイト「きゃあっ!スカートが!」
なのは「シン…少し…ry」
シン「誤解です!俺はアクセルとデバイスのテストをってアクセルいねえ!?」
その2 アシュセイヴァー
シン「酷い目にあった…」
アクセル「次はアシュセイヴァーだ」
シン「オーソドックスだな。けど、使いやすい」
アクセル「そいつの最大の武器はソードブレイカーだ。どっかのブラスタービットみたいなもんさ、これがな」
シン「遠隔操作か…試しにやってみるか」
シン「あれ、どっかに行っちゃったぞ。戻ってこないし」
アクセル「心配するな、ちゃんと戻ってくる」
数分後
はやて「誰や、こんなもんで女湯を覗こうとしたんわ!!」
シン(おい!どういうことだ!!)
アクセル(ヴィンデルが小型カメラを搭載したようだな…こいつは)
はやて「シン、なんやそのデバイスは。犯人はシンか!?」
シン「違う、俺じゃなくてそれはアクセルが…ってまた消えた!?」
はやて「そんなん知らへん。罰として今度あたしとデートやからな!」
シン「(゜Д゜)」
その3 ヴァイサーガ
シン「今度はまともなヤツなんだろうな?」
アクセル「心配するな。流石に剣では何も出来まい」
アクセル「こいつもソウルゲインと同じくコードを入力することで数種類の攻撃使い分けることが出来る」
シン「なるほど…風刃閃…はやめておこう。光刃閃なら!」
シグナム「丁度良い。手合わせしてやろう」
シン「コード入力。奥義・光刃閃!」
シグナム「何、このスピードは!?」
シン「おおおおおッ!!!」
ザシュッ
アクセル「な…」
シグナム「アスカ…胸元を狙い露出させるとは貴様…!」
シン「ちょ…まっ」
シグナム「問答無用!!」
シン「ぎゃああああ!!」
その4 アンジュルグ
ラミア「アクセル隊長、お手伝いします」
アクセル「W17か。良いだろう」
シン「待て、武装が弓なのはいい。けど何でバリアジャケットがスカートなんだ!」
ラミア「不服か?」
シン「いや、それ以外に問題はないが…」
はやて「シン、なんて格好してるん!」
シン「げ、隊長…」
フェイト「シンにはもっとフリフリなのが似合うと思うよ♪」
なのは「フェイトちゃん、駄目だよ。シンにはワンピースの方が」
シン「アクセルー助けてくれえーッ!」
おまけ ツヴァイザーゲイン
はやて「きゃああああ、シンがいっぱいおるぅぅう全員あたしのもんや!」
なのは「はやてちゃんも頭冷やそうか…」
フェイト「その間に私がもらうから♪」
シン「orz」
4
シン「おいガロード! こんなところでなにやってんだよ、パーティーが始まるぞ?」
ガロード「え、パーティー! ・・・ってなんの?」
シン「なにって、ガンダムXがガンダム無双3に出演が決まったお祝いに決まっているじゃん」
ガロード「えっ本当?!」
シン「もうロランやカミーユ――もちろんティファも待ってる」
ガロード「でも・・・いいのかよ?こんなにしてもらって」
シン「いいも悪いも、頑張った人が報われなきゃストーリーが落ちないだろ?」
ガロード「お前さー・・・・そのセリフは鏡に向かって言うべきだと思うぜ?」
シン「ハハッ・・・・それはそうだな」
ガロード「でさっ、お祝いはどこでやってくれるんだよ?」
シン「向こうの川岸―――今頃みんな、バーベキューの準備をしているはずだ」
ガロード「おっしゃー!今夜は騒ぐぜっ!!」
シン「ただしジュースでな」
ガロード「ちぇーっ」
シン「・・・・あとで内緒でチューハイぐらいなら分けてやるから、そう気を落とすなって」
ガロード「サンキュ! やっぱ話が分っかるー!」
シン「まあ、今のうちに口説き文句でも考えてろよ」
ガロード「な、何言ってんだ。俺とティファはまだ・・・」
シン「ガレージで思いっきり、思い出すと恥ずかしいセリフを叫んでたのは誰だっけかな~?」
ガロード「ぐっ・・・」
シン「くはははっ・・悪い悪い」
ガロード「シン・・・お前最近、ロアビィやウイッツみたいになってきたぜ」
シン「ん~なんか微妙な気分。まあ、俺も見守られる側から見守る側になってきたってことさ」
ガロード「はあ?」
シン「お前もいつか分かるようになる。そういうもんだ」
ガロード「そういうもんねえ・・」
シン「さあ行こう。みんなが待ってる」
最終更新:2010年10月18日 00:21