<アストロガール>
シン「………………………(呆然)」
P 「ん? どうしたんだいシン君」
シン「……開いた口が塞がらないっていうのを初めて経験しましたよ」
P 「貴重な経験ができてよかったじゃないか」
シン「んなわけあるかっ! どこからどう見てもノーマ……宇宙服だろこれ!? もう『衣装』じゃなく
て『装備』じゃないか! 顔しか見えてないしバイザーに地球映ってるし!」
P 「目指せ月面ライブ! という意気込みの表れだよ」
春香「プロデューサーさん!(シュコー) D.O.M.E.ですよ、D.O.M.E.!(シュコー)」
シン「なんか酸素供給してる音が聞こえるんですけど!? あと春香、それはヤバイだろいろんな
意味で……」
P 「オン・オフ機能も完備してるよ」
シン「某惑星戦争の黒い人っぽくしてどうすんですか!? というか、ウチのどこにそんな無駄機能
を積むだけの余裕が!?」
高木「律子君が一晩でやってくれたよ」
シン「……まぁ、できるよなぁあの人なら。でもずいぶん本格的ですね」
高木「うむ、N○SAまで現物を見に行った甲斐があるというものだ」
シン「アンタはアンタでどこまで何をしに行ってんだよ!?」
高木「ヒリュウという外宇宙探査船と縁があってね……」
シン「みんなのとこ行ってきますね」
高木「ど、どこへ行くのかね!? 我が765プロはいつでも君を待って(ry」
シン「もう仕事してるだろっ!」
シン(こっちの世界のノーマルスーツってこんな風になってるんだな。背負ってるのは生命維持
装置とか酸素タンクとかの複合ユニットか? まぁこれは模造品だけど……)
真 「シン? どうかした?」
シン「ん? あぁ、こんな服を間近で見ることなんてないからな」
真 「ボクは着ることになるなんて思わなかったよ」
シン「そりゃそうだよな……」
真 「見た目より軽くてずっと動きやすいからけっこう気に入っちゃったかも、へへっ」
千早「~♪」
シン「ち、千早が奇天烈な衣装を着ながら機嫌良さそうに鼻歌を? なんかあったのか?」
真 「あ、なんかさっき「これならボディラインが出ない」とか言ってたけど」
シン「……そういうことか」
あずさ「ん~、不思議な着心地ねぇ。これで上手に踊れるのかしら? え~っと……」
――ぷるるん、ぷるるん。
千早「…………」
真 「あ、凹んだ」
シン(あずささん……恐ろしい人っ!)
雪歩「…………(シュコー シュコー)」
真 「あ、やっと来た。雪歩、ずいぶん遅かったけど大丈夫?」
雪歩「……! ……っ!(シュコー シュコー)」
シン「? なんかフラフラしてるな。さっきから声も聞こえないけど、どうかしたのか?」
雪歩「っ! っ!! ~~~~~~っ!」(バターン!)
真 「うわっ、倒れたっ!? ゆ、雪歩!?」
シン「なんで突然……って重っ!?」
真 「ひょ、ひょっとしてこれ本物!?」
シン「社長! これどっからちょっぱってきたんですか!? 社長ーーーっ!」
翌日、765プロ事務所からワシントンへ巨大な荷物が送られた。
シン「……普通に送って大丈夫なんですかあれ」
高木「私の名前も添えてあるし、律子君からも手回しをしている。何も問題はないさ」
シン「アンタ何者だよ本当に」
高木「私かね? どこにでもいる、何の変哲もない謎のパティシエさ」
シン「社長ですらないのかよ!?」
最終更新:2008年11月07日 00:26