＜ある日の風景～ぷちます日和～＞

＜ある日の風景～ぷちます日和～＞

千早　　「おはようございます」
ちひゃー「くっ！」
シン　　「ん……あぁ、千早とちひゃーか。おはよう」
千早　　「ずいぶん眠そうね、大丈夫なの？」
シン　　「あー……昨日ちょっと徹夜してな」
ちひゃー「…………」(とてとてとて)
シン　　「ん？」
ちひゃー「くっ」(なでなで)
シン　　「……ありがとな」
ちひゃー「くっ！」
千早　　「ふふっ……それじゃあ、私はレッスンに行ってくるわね」
シン　　「ああ、ちひゃーたちの面倒はこっちで見ておくから」
千早　　「よろしくお願いするわね」
ちひゃー「くっ！」
シン　　「今日は俺一人で留守番か……眠いけど、この書類だけでも終わらせないと」
あふぅ　「ナノー！」
こあみ　「とかー！」
こまみ　「ちー！」
　――ドタドタドタ！
シン　　「…………」(カリカリカリ)
いお　　「キー！」
やよ　　「うっうー！」
まこちー「やー！」
　――バタバタバタ！
シン　　「……………………」(カリカリカリカリカリ)
春香さんｓ『はるかっかーーー！』
　――ドドドドドドド！！
シン　　「……………………………」(カリカリカリカリベキッ！)
ちひゃー「くっ？」
シン　　「だぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ！　静かにしろお前ら！　こっちは睡魔と闘いながら仕事してるっ
　　　　　てのにこれじゃ集中できないだろ！？」
春香さんｓ『ヴぁ～い』
シン　　「そんな声出したって駄目なことは駄目だ！　静かにしないとそのまま太陽の下に叩き出して……」
あふぅ　　「ナノっ！？」(どてっ！　べちゃっ！)
シン　　「…………」←顔面にぶちまけられたおにぎりを引き剥がす。
全員　『…………』
シン　　「…………こんな、こんなことで俺はぁぁぁぁぁぁ！！」(パリーン！)
全員　『！　？』

律子　　「……遅くなっちゃったわね。みんなどうしてるかしら？」
千早　　「あら、律子。お疲れ様」
律子　　「千早？　こんなとこでどうしたの？」
千早　　「ちょっと、あれを見てて」
律子　　「あれ？」

シン　　「――くかー」
ちひゃー「くー……」
あふぅ　　「あふぅ……」
春香さん「もにゅもにゅもにゅ……」←シンの二の腕を甘噛み

千早　　「みんな仲が良さそうね」
律子　　「それはいいけど……ちゃんと仕事してるのかしら？」

　それから間もなく、シンは律子に叩き起こされた。

目次へ

---