クロマチックアプローチ

このアプローチ方法はその名の通り、半音階的にアプローチを試みるテクニックだ

半音階的にスライドさせながら次のコードに連結されるのが大きな特徴で、ギターのようなコード楽器で半音階的にスライドさせる事によく似ている

 

コードとコードの間を完全に平行移動するように動くのが特徴で

Dm Emと続くコード進行にクロマチックアプローチを挿入する場合はDm D#m Em となる

 

ここで注意したいのは記譜上のルールなのだが

上昇系クロマチックの場合は#で表す

逆に下降系クロマチックの場合はbで表す

Em Dm と下がってくる時にこのクロマチックアプローチを使いたい場合

記譜では便宜的に

 

Em Ebm Dm とする

 

なぜかといわれると

 

メロディーを書く際にC Db D と半音階的にメロディーが続く場合

最後にくるDにはナチュラルをつけなくてはならない為、余計な労力となってしまうのと、

プレイヤーの直感的に#が来た場合に、次は半音上がると無意識のうちに理解しているため、譜面が読みにくくなってしまう事が理由とされる

 

最終更新:2007年06月12日 14:57