このアプローチ方法はその名の通り、半音階的にアプローチを試みるテクニックだ
半音階的にスライドさせながら次のコードに連結されるのが大きな特徴で、ギターのようなコード楽器で半音階的にスライドさせる事によく似ている
コードとコードの間を完全に平行移動するように動くのが特徴で
Dm Emと続くコード進行にクロマチックアプローチを挿入する場合はDm D#m Em となる
ここで注意したいのは記譜上のルールなのだが
上昇系クロマチックの場合は#で表す
逆に下降系クロマチックの場合はbで表す
Em Dm と下がってくる時にこのクロマチックアプローチを使いたい場合
記譜では便宜的に
Em Ebm Dm とする
なぜかといわれると
メロディーを書く際にC Db D と半音階的にメロディーが続く場合
最後にくるDにはナチュラルをつけなくてはならない為、余計な労力となってしまうのと、
プレイヤーの直感的に#が来た場合に、次は半音上がると無意識のうちに理解しているため、譜面が読みにくくなってしまう事が理由とされる