(1)魔法とは
魔法とは、来世人に宿った特殊な力によって、摩訶不思議な現象を引き起こす(以下「成就」という)行為です。属性によって、用法が異なり、効果にも傾向があります。
[武士=奥義法(おうぎほう)]
武士(もののふ)としての超絶的な武芸を、疑似的に身体に宿す魔法です。
予備動作には、体内の気の集中が必要であり、成就直前に身体全体が微かな金色を帯びます。
[神凪=神楽法(かぐらほう)]
八百万の神々の力を降ろして、超自然的な現象を引き起こす魔法です。
予備動作には、神楽舞を舞う必要があります。そのため、最低でも半畳(90×90cm)の足場が不可欠であり、不安定な場所では行使することができません。
[陰陽=陰陽法(おんみょうほう)]
木火土金水の陰陽五行説によって、妖の力の使役と予防を得意とする魔法です。
予備動作には、片手で空中に模様を描く(印を結ぶ)仕草と、何やら意味不明な呪文の詠唱が必要です。成就直前に呪文の最後一節として魔法名を添えます。
例:「(意味不明な呪文)‥‥呪禁道!」
[忍者=忍法(にんぽう)]
古来から忍の者に伝わる秘伝の術を具現化する魔法です。
予備動作には、片手で空中に模様を描く(印を結ぶ)仕草と、何やら意味不明な呪文の詠唱が必要です。成就直前に呪文の最後一節として魔法名を添えます。
[傀儡=傀儡法(かいらいほう)]
命無き物体にかりそめの命を与える魔法です。
予備動作には、片手で空中に模様を描く(印を結ぶ)仕草と、何やら意味不明な呪文の詠唱が必要です。成就直前に呪文の最後一節として魔法名を添えます。
[僧兵=退魔法(たいまほう)]
古代インドから伝わった密教の奇跡を具現化する魔法です。
予備動作には、片手で空中に模様を描く(印を結ぶ)仕草と、何やら意味不明な呪文の詠唱が必要です。成就直前に呪文の最後一節として魔法名を添えます。
[全属性=来世法(らいせほう)]
来世人だけが行使できる、複数の属性の特徴を持った強力な魔法です。但し、実際には来世法という魔法分類はなく、いずれかの魔法に属します。
[化身=鬼道法(きどうほう)]
一部の鬼や妖怪が使うといわれている魔法、全ては謎に包まれています。
(2)魔法の使い方
[魔法の記憶]
魔法は、パーティ単位で所持し、強化・進化させます。
呪術的な方法により、属性が見合う者の身体に封ずることができ、この状態を「記憶」と呼びます。
記憶することで、シナリオにその魔法を持ち込むことができ、MPが許す限り何度でも使用できます。
但し、出先で他のキャラに貸し与えることはできません。
[魔法の詠唱]
魔法には、効果を発揮するために呪文の詠唱などの予備動作(約3秒)が必要です。
1手番において「予備動作→成就1回」という組み合わせになります。
予備動作中には他のこと(回避を含む)を一切行えず、行動順番も「魔法の予備動作を行っている者たち」が最後の処理となります。
予備動作を中断して防御行動に移行することは可能ですが、その場合、移動も他の行動も行えません。
なお、自身が騎手でないのならば、馬に同乗している状態で魔法を使用することができます(神楽法を除く)。
[成就判定]
普段、魔法の成就は判定の必要なく必ず成功します。しかし、補助魔法等で記述がある場合は「(残り)MP%」の判定が必要になります。
[対象の指定]
魔法は、成就の直前に、必ず目視による対象(又は空間)の指定が必要です。あてずっぽうで目に見えない場所へ魔法をかけることはできません。但し、自分自身、または、接触しているものを対象とする場合はその限りではありません。
[MPの消費]
1回の魔法使用で、成就(又は成就判定の失敗)時にMP10を消費します。
[絶対命中]
正しく使われ成就した魔法は、対象(又は空間)に必ず命中します。対象者が回避したり、受けを行ったりすることはできません(魔法的防御や盾の特殊能力を除く)。
(3)魔法データ
魔法カードには、効果・時間・射程・範囲という固有データがあります。
カードには「効果の概要(時間 射程(範囲」と記載されています。
[効果]
効果を記号的に簡略したデータです。数値に単位が書かれていない場合は「威力」を表します。具体的な効果については解説を確認して下さい。
なお、事前に掛けられた魔法がまだ効果時間中である場合、同じ対象や空間に対して同一の魔法を重複して掛けることはできません。先に掛かっていた魔法が優先され、後の魔法は自動的にキャンセルされます。
[時間]
「一瞬」とは、成就した直後、効果が発揮され一瞬で終了する魔法です。
「具体的な時間」とは、発揮は一瞬だが、効果自体は自動的に続く魔法です(1手=1手番(3秒)のこと)。なお、この自動の効果はたとえ術者が死亡したとしても継続します。
[射程]
具体的な距離(m(メートル))の場合は、対象(空間)までの最長距離を表します。範囲が「全対象・直線上・〇度扇」でなければ自在にその距離を縮めることが可能です。
「接触」の場合は、手で接触している対象(空間)に掛けることができます。但し、対象が避けようとしている場合は、接触が困難になるため実行不能です。
「本人」の場合は、自分自身に掛けることができます。
[範囲]
「1対象」とは、人や物を指して「一つのもの」と定義できる範囲のことです。また、「全対象・全対象(選)」とは、射程内の全ての対象に「1対象」と同じ法則で魔法が作用することを表します。全対象(選)は、全対象に選択機能を持たせたものです。なお、これら対象系は、対象者(物)とともに掛かっている魔法の効果が移動します。
「生成」とは、何かを作り出す魔法です。
「直線上・○度扇)」とは、射程までの道筋を表した範囲です。道筋にある全てのものに影響を及ぼします。以下空間系の魔法は、効果がその場に留まります。
「直径○mの球」とは、射程内の任意の点を中心とした球状の範囲です。
「○m平方・○m立方」とは、射程内の任意の点を中心とした1辺○mの面、または、1辺○mの立方体の範囲です。
(4)魔法の他のルール
[解説の用語]
「術者」は、魔法を使用した者のことを指す単語です。
[MPの回復]
MPは、6時間以上の連続した睡眠をとることで全回復します。
[魔法抵抗]
生物や化身が本能的に持つ、魔法に抵抗する能力のことです。望まぬ魔法が掛かった場合「(残り)MP%」の成功率で魔法に対して抵抗を行えます。
魔法抵抗に成功すると、効果欄にアラビア数字がある魔法の場合はその値が半減します。無い魔法の場合はその影響を被りません。
なお、キャラの所持品が魔法の対象にされた場合も、所持者の魔法抵抗能力を発揮できます(随伴系の所持品を除く)。
[成就判定が必要な事態の重複]
成就判定が必要な事態が重複した場合、魔法を成就させることはできません。
(5)特殊な魔法カード
[補助魔法]
補助魔法とは、それ単体では具体的な効果を発揮せず、他の魔法カードを補助する働きのあるもののことです。補助魔法自身は1手番1回の制限にかかりません。
但し、「普通の魔法+補助魔法」という状態で使用するため、通常、合計20点のMPを消費してしまいます。
(公式、『シナリオって何?』から抜粋)