プライシングの考え
デリバティブのプライシングとは、その元となる原資産によってデリバティブと同じキャッシュフローを複製し、
その複製ポートフォリオの価値を計算すれば、それがデリバティブの価格になるという考えがベースとなっている。
なぜデリバティブの価格が分かるのか
複製ポートフォリオの価値とデリバティブそのものの価値が異なれば、裁定取引で利益が得られることと同義であり、
それを市場で放置されるはずがない(無裁定理論)のロジックが根底にある。
このことはデリバティブの価格が必ずしもその将来の価値の期待値を反映するものではないことを意味する。
例でいえば、外国為替のフォワードレートが円金利と米ドル金利で決まり、スポットレートの期待値によって計算されている訳ではない。
用語解説
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原資産(Underlying Asset)
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スワップやオプション、先物などのデリバティブ取引の対象となる資産を指す。
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金利、信用リスクなど。
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理論価格
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株式先物の理論価格とは、現物価格から考えた場合の株式先物の理論上の価格。
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デリバティブ
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原資産から派生した商品
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先物(Futures),先渡(Forward)
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スワップ(Swap)
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オプション(Option)
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スポットレート
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割引債のレート
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将来キャッシュフローを現在価値に割引くのに利用するレートであり、イールドカーブ作成に利用する。
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デフォルトリスクのない国債で計算されるのが一般的である。
ただし流動性が低いため、利付国債の利回りから推定される。
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スワップレート
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金利スワップにて変動金利と理論価値が等しい固定金利を指す場合(広義)と、
銀行間で行われているプレーンバニラ・スワップの取引金利を指す場合(狭義)がある。
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ディスカウント・ファクター
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割引率
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1年以内はLIBORにより求める。
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1年より後は、銀行間のプレーンバニラ・スワップの取引金利でブートストラップにより
DF(1.5M)などを計算する。
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リスク
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将来の不確実なキャッシュ・フロー(お金の流れ)の変動、およびそれに伴って発生する損失のことをいう。
最終更新:2015年02月22日 16:44