ネットワーク > 名前解決方式


概要

基本的にどれが1方式のみで運用というより、下記の各種方式が混在して運用されている場合が殆ど。
採用しているOSの種類(Win/Mac)であったり、ネットワーク方式の経緯によって、採用されているものが複合的になる傾向がある。


DNS

現在、主流の名前解決方式。
DNSサーバに各種リソースレコードを問い合わせる形で、名前解決を行う。

Windows Server 2008以降では、GlobalNamesゾーンといった単一ラベルホスト名をサポートするDNSゾーンなどもサポートされる。

DNSで考慮すべきは、概ね以下の点。
  • ゾーン構成はどのようになっているか?
    • サブドメインを別のDNSサーバに委任しているかどうか?
    • 各拠点や各部署が勝手DNSサーバを構築している場合など、サブドメイン構成にも関わらず、サブドメインのゾーン間の連携が取れていない場合がある。
  • Master/Slave(ゾーン転送)構成がどのようになっているか?
  • 動的更新をサポートするかどうか?
  • ActiveDirectory統合ゾーンかどうか?
  • インターネットに公開しているDNSサーバかどうか?
    • 内部用と外部用でDNSサーバを分別して管理している場合がある。
  • キャッシュ専門のサーバかどうか?
    • オリジナルのゾーン情報を持っていないDNSサーバなど。
  • ルートヒントを保持しているサーバかどうか?
  • フォワーダをどのように構成しているか?


共通HOSTSファイルベース

DNSサーバがない環境において、代替の手段として使われる。
システムによっては、DNSサーバをたてずHOSTSファイルのみで運用する場合もある。

ただし全てのクライアント/サーバで共通のHOSTSファイルを使用することが前提のため、保守性は低い。



NetBIOS(over TCP/IP)名

TCP/IPネットワークにおいては、厳密にはNBT(NetBIOS over TCP/IP)のことを意味する。

Windows 9xなどの時代に使われていたのはNetBEUI(NetBIOS Extended User Interface)はTCP/IPを使わずに各PCなどを通信するためのプロトコル。

ブロードキャストを使用して、NetBIOS名からIPアドレスを取得する仕組みのため、単一ネットワーク内でしか使用できない。



ブラウザサービス




WINS

WINSクライアントはWINSサーバを登録しておき、自分のIPアドレスを動的に登録(キャッシュ)することで、名前解決する。


共通LMHOSTSファイルベース



Bonjur






最終更新日 : [2012-09-02]
最終更新:2012年09月02日 01:26