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暗号化の概要と、暗号化を取り巻く要因などについてのメモ



概要

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図(1)電子文書の暗号化によるやりとり

AさんからBさんに電子文書を渡す際、直接、電子文書を渡すのではなく、暗号化した電子文書を渡します。
Aさんは鍵を用いて暗号化した電子文書を作成し、Bさんに渡します。
Bさんは鍵を使い復号して、元の電子文書を閲覧します。
AさんとBさんとでやり取りされる電子文書は暗号化された電子文書なので、途中で第三者がこの暗号化した電子文書を入手できてしまっても、鍵を持っていない限り、復号化して元の電子文書を不正に閲覧することはできません。

以上が、暗号化により電子文書を安全に送受信する方法です。
この時AさんとBさんが同じ鍵を用いる場合を、共通鍵暗号方式と言います。
またAさんとBさんが異なる鍵を用いる場合を、公開鍵暗号方式と言います。




暗号化通信における4つの条件

  • 機密性
    • 以下でもあげている「認証」された人以外に解読されにくさ。
  • 完全性
    • 暗号通信の内容の改ざんされにくさ。
  • 認証
    • 暗号化通信の相手が正しい相手かどうか?の認証。
  • 否認防止
    • 暗号化通信が相手に到達したことに対する保障。
      通信が到達していないと「否認」することの防止を目的とする。
      現実世界での記録配達便のようなもの。
      この要素は意外と忘れがちなので着目してみると、実装されていないシステムが多い。

暗号化を行う他の応用例

個人で所有している電子文書でも、第三者に閲覧されたくない場合などに、電子文書を暗号化した状態で保存しておくことは有効です。


参考情報




最終更新日 : [2009-10-04]
最終更新:2009年10月04日 14:56
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