Linuxの初歩的なセキュリティを設定します

#contentsx


suコマンドの利用者制限

suコマンドは一般ユーザーがスーパーユーザー(root)の権限を取得できるコマンドです
rootのパスワードを知っていれば誰でもrootになることが出来てしまい、セキュリティ上あまり好ましくありません
そこでsuコマンドを利用できるユーザーを限定するように設定を行います

  1. ファイル/etc/login.defsに以下を追記します
    SU_WHEEL_ONLY       yes
    
  2. /etc/pam.d/suの下記行、先頭の # を削除する
    #auth       required   /lib/security/$ISA/pam_wheel.so trust use_uid
    
  3. wheelグループにsu可能ユーザーを追加する
    ここではコマンド操作でユーザーをグループに登録する方法を記載します
    hogeというユーザーをグループに追加します
    usermod -G wheel hoge
    

rootログインを無効にする

ssh接続しログインする際にrootでのログインを無効化します。root権限で操作を行う場合は、一般ユーザーでログイン後suコマンドでrootになり操作します
/etc/ssh/sshd_confファイルを編集し、下記の設定を行います

PermitrootLogin no


ログインユーザーの指定

アカウントを作成したユーザー全員がサーバに対しログインする必要はないでしょう。
例えばメールしか利用しないユーザーなどはサーバにログインする必要はありません
ログインしないユーザーはログインシェルを/sbin/nologonに変更し、ログインできないように変更します
作成済みユーザーのシェルを変更するには

usermod -s /bin/nologon (ユーザー名)
最終更新:2010年09月20日 22:41