Linux コマンド集

Linuxでよく利用するコマンドです。
詳細はman?より抜粋しています。

#contentsx


ファイル、フォルダ操作

ls

ディレクトリの中身をリスト表示する

-a ‘.’で始まる名前のファイルを隠さずに、全てのファイルをリスト表示する
-l 長い形式でリスト表示する
-R サブディレクトリがあれば、再帰的にリスト表示する
-h 人が読み易い形式(例えば 1K 234M 2G)で表示する
-S ファイルサイズでソートする
-t 最終変更時刻でソートする

表示例

ls -al /tmp
drwxr-xr-x    2 root root      4096  1月 18 18:23 cron.daily
-rw-r-xr--    1 hoge power        0 12月 14 10:16 cron.deny

行頭部分のdrwxr-xr--の説明
d
先頭の一文字目は の場合 ディレクトリを意味します。 であればファイル、 であればリンクを意味です。
rwxr-xr--
2~4文字目はファイルやフォルダの所有者のアクセス権
5~7文字目はファイルやフォルダのグループのアクセス権
8~10文字目は上記以外のユーザーのアクセス権
rは読み取り許可、wは書き込み許可、xは実行許可をそれぞれ示し、-はアクセス権なしを示します。

数字の後に続いて、所有者グループを表します。

上記の例ですと、cron.denyファイルの所有者はhoge、グループはpowerであり、
それぞれのアクセス権は

所有者(hoge) --> 読み取り、書き込み、実行
グループ(power) --> 読み取り、実行
その他ユーザー --> アクセスなし

になります。

cp

ファイルやディレクトリをコピーする

-p  オリジナルファイルの所有者・グループ・アクセス権・アクセス時刻を保存する
-r  ディレクトリを再帰的にコピー
-a  コピー先で、できる限り元のファイルの構成と属性を保持する


mv

ファイルを移動する (ファイル名を変更する)

-f 移動先に存在する既存のファイルを削除する。その際、ファイル削除の可否をユーザーに問い合わせない。
-u ディレクトリ以外のファイルの移動で、移動先ファイルが既に存在し、
    その修正時刻が移動元より新しい場合 (同じ場合を含む)、移動を行わない。


rm

ファイルやディレクトリを削除する

-f 存在しないファイルを無視する。ユーザーに削除の問い合わせをしない。
-r ディレクトリの中身を再帰的に削除する。


ln

ファイルへのリンクを作成する

-s シンボリックリンクを作成する


chmod

ファイルのアクセス権を変更する

-v 全ての file について変更した、もしくはしなかったという動作を詳細に表示する。
-R ディレクトリやそこに含まれるもののアクセス権を再帰的に変更する。
アクセス権は 8 進数 を使って指定することができる。
 所有者 (u+)
  100 実行
  200 書き込み
  400 読み込み
 グループ (g+)
  10 実行
  20 書き込み
  40 読み込み
 その他のユーザー (o+)
  1 実行
  2 書き込み
  4 読み込み

使用例
hogeと言うファイルのアクセス権を、所有者はフルアクセス、グループは実行と読み取り、その他ユーザーはアクセス権なしにする。

chmod 750 hoge


chown

ファイルの所有者とグループを変更する

-R ファイルやディレクトリの所有権を再帰的に変更する
-v 実行した内容を表示する

使用例
hogeと言うファイルの所有権をuser1というユーザーに変更する

chown user1 hoge

所有者とグループを同時に変更する場合 hogeというファイルの所有権をuser1というユーザー、group1というグループに変更する

chown user1:group1 hoge


chgrp

ファイルのグループ所有権を変更する

-R ディレクトリやそこに含まれるもののグループ所有権を再帰的に変更する
-v 実行した内容を表示する

使用例
hogeと言うファイルの所有権をpowerというグループに変更する

chgrp power hoge


touch

指定したファイルやディレクトリのタイム・スタンプを変更する
ファイルが存在しない場合は新規に作成する

-a アクセス時刻のみ変更する
-d 指定した時刻を使う


mkdir

ディレクトリを作成する

-m 作成したディレクトリのアクセス権を設定する
-p 指定した directory で、存在しない親ディレクトリも含めて作成する


locate

ファイル名データベースからパターンに合うものを表示する
データベースファイルはupdatedbコマンドを実行し、作成・更新する

使用例
locate postfix
/etc/postfix
/etc/postfix/main.cf.default
/etc/postfix/canonical


pwd

現在のディレクトリの名前を表示する

システム関連

su

ユーザーを切り替える。ユーザーを指定しない場合は管理者権限に切り替え

uname

システムの情報を表示する

-v OS のバージョンを表示する
-a マシン情報などすべての情報を表示する


ps

プロセスの状態を表示する

使用例
ps aux
USER       PID %CPU %MEM   VSZ  RSS TTY      STAT START   TIME COMMAND
root         1  0.0  0.2  3372  548 ?        S    Apr05   0:01 init [3]
root         2  0.0  0.0     0    0 ?        SN   Apr05   0:00 [ksoftirqd/0]
root         3  0.0  0.0     0    0 ?        S<   Apr05   0:00 [events/0]


kill

プロセスを終了させる

使用例
kill (PID)


top

CPUプロセスを表示する
CPU使用率の高い順にリストする

使用例
top - 20:01:56 up 34 days,  7:48,  1 user,  load average: 0.80, 0.51, 0.25
Tasks: 122 total,   2 running, 120 sleeping,   0 stopped,   0 zombie
Cpu(s):  0.7% us,  2.0% sy,  0.7% ni, 96.7% id,  0.0% wa,  0.0% hi,  0.0% si
Mem:    255860k total,   250296k used,     5564k free,     4284k buffers
Swap:   393584k total,    50936k used,   342648k free,    73336k cached

  PID USER      PR  NI  VIRT  RES  SHR S %CPU %MEM    TIME+  COMMAND
13684 root      15   0 15268  10m 2424 S  1.3  4.1 462:24.41 Xvnc
13752 root      25  10 31724  12m 7472 S  1.0  5.1 338:11.02 rhn-applet-gui
18129 root      17   0  3444  976  760 R  1.0  0.4   0:00.07 top
    1 root      16   0  3372  548  472 S  0.0  0.2   0:01.63 init
    2 root      34  19     0    0    0 S  0.0  0.0   0:00.77 ksoftirqd/0
    3 root       5 -10     0    0    0 S  0.0  0.0   0:00.00 events/0


df

ファイルシステムのディスク容量の使用状況を表示する

-h それぞれのサイズに、例えばメガバイトなら Mのようなサイズ文字を付加する。
    10の累乗ではなく2の累乗を用いるので、 Mは1,048,576 バイトを表す。
-l ローカルファイルシステムのみをリスト表示する。
-T 各ファイルシステムのタイプを表示する。


du

ファイルのディスク使用量を表示する

-a ディレクトリだけでなく、全てのファイルについて容量を表示する
-h それぞれのサイズに、例えばメガバイトなら M のようなサイズ文字を付加する( M は 1,048,576 バイト)
-s 統計情報のみ表示する(ディレクトリの使用量のみ)


who

現在ログインしているユーザーを表示する

-u ログインした時刻のあとに、ユーザが最後に端末操作を行なってからの時間・分が表示される


hwclock

ハードウェア・クロックの読み取りと設定を行う

-w CMOS時刻にカーネル時刻を書き込む
-s CMOS時刻からカーネル時刻を設定する


id

ユーザーIDやグループIDを表示する

使用例
id [ユーザー名]



テキスト操作、表示

tail

ファイルの末尾の部分を表示する

-f 自動更新しながら表示をし続ける
-n 末尾のn行を表示する


less

指定したファイルの内容を表示する
前方移動、後方移動も可能となっている

cat

指定したファイルの内容を表示する

-n すべての行に番号を付ける。初めの行を 1行目とする

man

オンラインマニュアルページを表示する
manのあとに調べたいコマンド文字列を入力します。

最終更新:2010年09月20日 22:41