ここでは線形空間と線形写像について簡単にまとめる。試みにブラケット表記を用いてみる。

体K上のベクトル空間(線形空間)Vの定義

Vの元|u>等と書くとすると

|u>+|v>等の和について可換群になっている。このときの0元を0とかく。

体Kの元aについてのスカラー倍

a(b|u>)=(ab)|u>

e1|u>=|u>

(a+b)|u>=|u>

a(|u>+|v>)=a|u>+b|v>

が成り立つ時、VをK-線形空間、略して線形空間と呼ぶ。この時のKを基礎体(base field)もしくは係数体(coefficient field)と呼ぶ。

最終更新:2011年05月29日 19:20