K線形空間VのK線形部分空間W1、W2に対して
$$dim_K(W1\cap W2) + dim_K(W1+W2)=dim_KW1+dim_KW2$$
これは、W1∩W2の基底を{|u1>,..,|ul>}とすればW1の基底を
{|u1>,...,|uL>,|v1>....|vm>}
のように書く事ができる。どうようにW2の基底を
{|u1>,...,|uL>,|w1>....|wm>}
と書く事ができる。これよりW1+W2の基底を
{|u1>,...,|uL>,|v1>....|vm>,|w1>....|wm>}
と書く事ができる。
以上から次元を計算すると先ほどの式が出てくる。
系
$$dim_kW1 + dim_K W2 > dim_K V$$
の時、
$$dim_K(W1\cap W2) + dim_K(W1+W2) > dim_K V$$
ここでW1+W2で作られるベクトルはVに入るので
$$dim_K V - dim_K(W1+W2) > 0$$
よって
$$dim_K(W1\cap W2) > 0$$
横断的に交わる(intersect transversally)とは
$$W1\cap W2 = {0}$$
$$W1 + W2 = V$$
となる場合、これらは横断的に交わるという。
最終更新:2011年05月30日 23:05