殲滅戦(第3話)

21:01 (sion) ミカエルは、娼館に行ったあと、歩哨の任務につかされていました。
21:01 (sion) 4月の半ばとは言え、夜は、未だ冷えます。
21:02 (sion) 兵隊達は、持ち場で寝ているものたちもいますが、
21:02 (Michael_) 「むふもふもふさびい、畜生なんで俺だけ」
21:02 (sion) 交代制で、市のホテルに泊まっているものもいました。
21:03 (sion) ミカエルが体を震わせていると、
21:03 (sion) 夜空から、
21:03 (sion) SHU-
21:03 (Michael_) 「うん?」
21:03 (sion) と、奇妙な音が聞こえてきます。
21:03 (sion) すると…
21:03 (Michael_) 「鳥かな…」
21:03 (sion) DOM!BAGOOM!
21:04 (sion) 地響きと共に、爆発が起こりました。
21:04 (Michael_) 「てtっ敵襲ぅうううううううううううう」
21:04 (sion) 砲撃は続き、
21:04 (Michael_) 大慌てで塹壕に入る
21:04 (sion) 兵隊達は飛び起きます
21:04 (sion) ホテルにいた兵士達も、急いで塹壕に飛び込みますが、
21:05 (sion) 砲撃は依然続き、
21:05 (sion) 建物が砲撃によって破壊されます。
21:05 (Michael_) 「神よ我をお守り給え」
21:05 (sion) 砲撃は、朝まで続きました。
21:06 (Michael_) 「ひぃぃいいい……」
21:06 (sion) 塹壕で、泥まみれの兵士達が、
21:06 (sion) 悪態をついています。
21:06 (sion) 「くそ、3又かけたのがいけなかったかな…」
21:07 (Michael_) びくびくしながらか塹壕から顔を出す
21:07 (sion) 兵隊の一人がつぶやきます。
21:07 (Michael_) 「三又…」
21:07 (sion) ミカエルが頭を上げると、地平線の向こうから、何かがこちらに向かってくるのが見えます。
21:07 (sion) 戦闘シーン
21:08 (Michael_) 「なんだろあれ…」
21:08 (sion) ムービーを御覧下さい。
21:08 (Michael_) はい
21:08 (sion) http://www.youtube.com/watch?v=fIVRg9AhAFc&NR=1
21:13 (sion) 激しい砲撃と、戦車と大量の人員の猛攻撃で、
21:14 (sion) ママニー市に展開していたミカエルの所属する中隊は壊滅し、
21:14 (sion) ミカエルは分隊員たちともはぐれて逃走します。
21:14 (Michael_) 「わわっわっわっわああああああああああー」
21:15 (sion) 周りの兵隊達は次々と倒れてゆく中、ミカエルは…
21:15 (Michael_) 小銃をしがみつきながら逃げ回る
21:15 (sion) 幸運判定をドウゾ
21:15 (Michael_) 1d6
21:15 ([dice]) Michael_: 1(1D6: 1) = 1
21:16 (sion) 失敗。
21:16 (sion) BAN!
21:16 (sion) と、榴弾が近くで爆発します。
21:16 (Michael_) 「うわあああああああああああ」
21:16 (sion) ミカエルは吹き飛ばされて…
21:17 (sion) 意識を失ってしまいました。
21:17 (sion) …
21:17 (sion) ・・・
21:17 (sion) …
21:17 (sion) しばらくして、
21:17 (sion) ミカエルは意識を取り戻しました。
21:17 (sion) 周囲を見渡すと、
21:17 (Michael_) 「んn……ここは天国か」
21:18 (sion) 周りには敵で溢れています。
21:18 (sion) レオネッサ兵の一人が
21:18 (Michael_) 「やっばええ…」
21:18 (sion) 兵士「助けて…」
21:18 (sion) と手を挙げて敵兵に投降しますが
21:18 (sion) BAN!
21:19 (sion) 議会派の兵士は何事も無かったように
21:19 (sion) レオネッサの兵士を撃ち殺しました。
21:19 (Michael_) 「……」
21:19 (sion) よく周りを見渡すと、
21:20 (sion) 議会派の兵隊は、負傷し、もがいているレオネッサの兵隊を一人一人処理していきます。
21:20 (Michael_) 「ちゅっ中隊長が言ってた事と同じどおりだ…こっこんなとこで死んでたまるか」
21:21 (sion) ミカエルの近くにも、兵隊が近づいてきました。
21:21 (Michael_) 「きっきたあ。神さまあ…」
21:21 (sion) 兵隊はミカエルの側までくると、ミカエルを蹴ります
21:21 (sion) ドンッ
21:22 (Michael_) 「いたあ!」
21:22 (sion) 兵隊「!!」
21:22 (sion) 兵隊は、驚いて、
21:22 (Michael_) 「んn?」
21:22 (sion) ミカエルに銃を突きつけます。
21:22 (sion) 兵隊「####」
21:22 (Michael_) 「うわああああああああ、たすけてくださいおねがいします」
21:23 (sion) 兵隊は「立て」と指示しています
21:23 (Michael_) 「ああ、わかった、わかった」
21:23 (sion) ミカエルが立ち上がると、
21:23 (Michael_) 立ち上がる
21:24 (sion) 兵隊は雑木林の方に行くようにドツキます。
21:24 (sion) その様子を見ていた別の兵隊が
21:24 (sion) 兵隊「###」
21:24 (Michael_) 「いて、痛いなあ…」
21:24 (sion) と喋りますが、
21:24 (sion) 兵隊は「###」といいました。
21:24 (Michael_) 「うn、何言ってんだろ……」
21:25 (sion) 雑木林の奥のほうまで行くと、
21:25 (sion) 兵隊は銃をミカエルに突きつけます
21:25 (Michael_) 「神よ我を救いたまえ…」
21:26 (sion) 兵隊は突然銃をミカエルから離すと、
21:26 (sion) 空に銃口を向けて、
21:26 (sion) BAN!と、一発発砲しました。
21:26 (sion) 兵隊はすると、
21:26 (Michael_) 「…あれ……?」
21:26 (sion) ミカエルが少年兵にやったときのように、
21:27 (sion) シッシッと、追い払います。
21:27 (sion) よく見ると、兵隊はあの時助けた少年兵でした。
21:27 (Michael_) 「……あ、ありがとう、って気味はあのときの…」
21:27 (Michael_) 君
21:27 (Michael_) 少年兵の言われるように走り出す
21:27 (sion) 少年兵は「さっさと消えろ」
21:28 (sion) と言わんばかりに、シッシッと、手をハラハラします。
21:29 (Michael_) 「……」
21:29 (Michael_) 「あ、あ、ありがとう」
21:29 (sion) 少年兵はバイバイと、手を振り、元の場所に戻っていきました。
21:30 (sion) ミカエルは、雑木林を進んでいきます。
21:30 (Michael_) はい
21:30 (sion) 暫く進んでいくと、
21:30 (sion) 人影が足を引きずって歩いています。
21:31 (sion) ?「ハァハァ」
21:31 (Michael_) 「ぎ、議会派か…!?」
21:31 (Michael_) 近くの木の棒を持って近寄る
21:31 (sion) 人影が近づくと、
21:31 (sion) が→に
21:31 (sion) それは獣耳の娼婦でした。
21:32 (sion) 娼婦「へ、兵隊さん…?」
21:32 (Michael_) 「あ、ああなたは」
21:32 (sion) 娼婦は足を怪我していているようで、右足の腿から結構な出血をしています。
21:32 (Michael_) 「アレナリアさん…」
21:33 (sion) 娼婦「あ、へ、兵隊さん」
21:33 (sion) 娼婦「私、攻撃があって、逃げる途中で…」
21:33 (Michael_) 「はhっはやく止血しないと…えっとこういうときはどうやるんだっけかな」
21:34 (sion) 一般判定をどうぞ
21:34 (Michael_) 1d6
21:34 ([dice]) Michael_: 4(1D6: 4) = 4
21:34 (sion) 失敗。
21:34 (sion) とりあえず布切れで傷口をふさいでおきます。
21:35 (sion) 娼婦「こ、この先に私の家があるの…」
21:35 (Michael_) 「そっそうなの!じゃあそこで医薬品で止血しよう」
21:35 (Michael_) 「包帯を巻いて、それで……」
21:35 (sion) 娼婦「…とりあえず…家まで…」
21:36 (Michael_) おんぶする形でアレナリアを運ぶ
21:36 (sion) 暫く進んでいくと、
21:36 (sion) ボロボロのあばら家が見えます
21:36 (sion) 娼婦「あ、あそこ」
21:37 (Michael_) 「あ、あそこだね」
21:37 (sion) ミカエルがあばら家に入ると、家の中は粗末でボロボロでした。
21:38 (sion) とりあえず娼婦を貧相なベッドに寝かせますが
21:38 (Michael_) 「……、医薬品医薬品…」
21:38 (Michael_) はい
21:38 (sion) 医薬品はありません。
21:38 (Michael_) 「畜生!どうなってるんだ」
21:38 (sion) 寧ろ、コップと皿、それにフォークくらいしかありません
21:39 (sion) 娼婦「不法入国だから…家がもてないの…」
21:39 (Michael_) 「……、う、うん、畜生」
21:39 (Michael_) 上着を脱ぐと
21:40 (Michael_) 袖を破って臨時の包帯代わりにする
21:40 (sion) 娼婦「給料も少しだから…薬なんて買えないの…」
21:40 (sion) 娼婦はブツブツといいます。
21:40 (Michael_) 「だ、大丈夫だよ、俺が何とかしてやるから」
21:41 (sion) 娼婦は大分消耗しているようです。
21:41 (sion) この場で休むか、
21:41 (sion) レオネッサの陣地まで
21:41 (sion) 移動して、医療を受けさせるしか無いと思われます。
21:41 (Michael_) 「陣地まで歩いていく」
21:41 (Michael_) 陣地まで歩いていく
21:42 (Michael_) 「仕方ない…」
21:42 (Michael_) おんぶをし、家から出る
21:42 (sion) ミカエルは娼婦を背負って、移動します。
21:42 (sion) 移動中…
21:42 (sion) 娼婦
21:43 (sion) 娼婦「兵隊さん…アナタの名前、聞いてなかったね…教えて…」
21:43 (Michael_) 「ミカエルです、ミカエル・ダヌンツィオ!父は偉大な芸術家であり母は高貴な一族の族長の娘でした!」
21:44 (sion) 娼婦「ミカエル君…」
21:44 (Michael_) 「はい!?」
21:44 (sion) 娼婦「ミカエル君、私は…良いから、君だけ…逃げて…」
21:44 (Michael_) 「な、何を言っているんですか!!そんなこと…できるわけない!!1」
21:45 (sion) 娼婦「でも…」
21:45 (sion) 娼婦の声は、弱弱しくなっていきます。
21:45 (sion) 娼婦はとうとう気絶してしまったようです。
21:45 (Michael_) 「ぼっぼくは貴女のことを愛しております、だから生きてください!」
21:46 (Michael_) 「畜生…!!」
21:46 (sion) 娼婦「…」
21:46 (sion) ミカエルの体力の消耗は激しかったですが、
21:46 (sion) 休まず進みますか?
21:46 (Michael_) 進む
21:47 (sion) ミカエルは決死の覚悟の元で、眠らずに移動を続けました。
21:47 (sion) 雑木林を抜けて、小川を越えて、又森を抜けて…
21:48 (sion) 信じられないほどの時間を歩き続け、
21:48 (sion) ようやく自軍の陣地にたどり着きました。
21:48 (sion) 既に敵の攻撃から、23時間近く経過していました。
21:48 (Michael_) 「やっやったよ、アレナリアさん!我々の陣地だ」
21:49 (sion) 娼婦「え…あ…」
21:49 (sion) 兵隊「誰か?何者か?」
21:49 (sion) 2人に気が付いた監視の兵士が声をかけます
21:50 (Michael_) 「レオネッサ軍だ!負傷した民間人を保護した!」
21:50 (sion) 兵隊「よく戻ってきた!」
21:50 (sion) 兵士「タンカをもってこい!」
21:50 (Michael_) 「そんなことより彼女を」
21:50 (sion) 衛生兵がタンカを用意すると、
21:51 (sion) 衛生兵「コイツか?」
21:51 (sion) と、娼婦を単価に乗せます
21:51 (Michael_) 「あ、はい!」
21:51 (sion) 衛生兵「…かなり悪いが…きっと助かるぞ」
21:51 (sion) といって、救護所に運ばれていきました。
21:52 (Michael_) 「よっよかった……」
21:52 (sion) 兵隊「おい、武器を再配給する。皆が集まっているところに行け」
21:53 (Michael_) 「ん、ああ、」
21:53 (Michael_) 救護所を見続けながら歩き出す
21:53 (sion) 将校「集まれ、此処で防御する」
21:54 (sion) 将校「武器を失ったものは、武器を受け取れ!」
21:54 (sion) ミカエルに武器が手渡されます。
21:54 (Michael_) 「やっぱ長年愛用してないのじゃないとなれないな…そんなに使ってないけど…」
21:55 (sion) ミカエルにはミカエルが使っていたのと同じ旧式小銃が渡されました。
21:55 (Michael_) トホホ、やっぱこれか
21:55 (sion) 将校「アレを見ろ!戦車大隊が、援護する!」
21:56 (sion) 将校が指差す方向には、
21:56 (sion) 機関銃を装備しただけの小さなL3軽戦車が幾つか展開していました。
21:56 (sion) 兵士「あれじゃぁ、敵の戦車に勝てるわけがねぇ」
21:57 (Michael_) 「あんなので援護になるのか…」
21:57 (sion) 兵士の一人がつぶやきます。
21:57 (sion) ?「ミカエル!」
21:57 (Michael_) 「あ、はい!」
21:57 (Michael_) 耳と尻尾をピンと立てる
21:57 (sion) 突然声を掛けられ振り向くと、
21:57 (sion) カルロがそこにいました。
21:57 (sion) カルロ「よく生きていたな!」
21:58 (Michael_) 「上等兵殿!自分は勇敢なるファシストであります!」
21:58 (Michael_) 「あたりまえであります!」
21:59 (sion) カルロ「元気そうで何よりだが、曹長とアルベルトは重傷だ。エンリコは辛うじて生きている」
21:59 (sion) カルロはそういうと、ミカエルに背中を見せます。
21:59 (Michael_) 「アルベルトさんが…エンリコも…」
22:00 (sion) 背中には、べっとりと血がついていました
22:00 (Michael_) 「カルロさんはどちらへ?」
22:00 (Michael_) 「…!?」
22:00 (sion) カルロ「3人は護送された。アルベルトは右足が吹っ飛んで、背負ってたらこのザマだ」
22:01 (Michael_) 「そっそんな、アルベルトさんが……」
22:01 (Michael_) 「きっ昨日まで普通に話していたのに…昨日まで笑いあってたのに…」
22:01 (sion) カルロ「生きてただけよかったものだ。ダンテは無事だが…
22:01 (sion) カルロ「それ以外は行方不明だ…」
22:02 (Michael_) 「そっそんな」
22:03 (sion) カルロ「ダンテの奴、何所行ったんだ?」
22:04 (sion) そんなことを喋っていると…
22:04 (sion) DOGOM!BAGOM!
22:04 (Michael_) 「うわあああああああ」
22:05 (sion) レオネッサの陣地に、砲弾が降り注ぎます。
22:05 (Michael_) 地面に伏せる
22:05 (sion) さらには雑木林から敵戦車が躍り出てきます。
22:05 (sion) 戦車砲の砲撃と同軸機銃による銃撃で陣地は混乱に陥りました。
22:06 (sion) 兵士「助けてくれー」
22:06 (sion) 兵士達が次々と逃げ出していきますが、同軸機銃で次々と倒れていきます。
22:06 (Michael_) 「畜生…鉄の怪物め…!!」
22:06 (sion) 将校「逃げるな!戦え!」
22:07 (sion) 将校が活を入れますが、その将校も胸を撃ちぬかれ斃れます。
22:07 (Michael_) 「どう戦えって言うんだ!!畜生!!」
22:07 (Michael_) 座り込んで、戦車の射撃をさけている
22:08 (sion) L3軽戦車は機関銃しか装備していない為、あっけなく撃破され、
22:08 (sion) 戦車兵は戦わずに戦車を乗り捨てて逃走します。
22:08 (sion) 対戦車砲が繰り出され、
22:09 (sion) 対戦車砲が必死に抵抗しますが、数多い敵戦車の前に多勢に無勢で撃破されます。
22:09 (sion) 兵士「もう駄目だ!助けてくれ!」
22:09 (Michael_) 「畜生、ちくしょう!!」
22:09 (sion) その時でした。
22:10 (sion) 突然、敵戦車が爆発しました
22:10 (sion) BAGOM!
22:10 (Michael_) 「!?」
22:10 (sion) 振り返ると、
22:10 (sion) グレイグリーンに塗装された、
22:10 (sion) 敵戦車よりもやや大きな戦車が砲煙を上げています。
22:11 (sion) 兵士「…アリエテだ!アリエテ師団が来たんだ!」
22:11 (Michael_) 「味方戦車が来たぞ!!」
22:11 (sion) BAN!BANG!
22:11 (sion) 味方の戦車が次々と発砲します。
22:12 (sion) 至近距離の砲撃は、敵戦車を次々と撃破して生きます。
22:12 (sion) 敵兵士が次々と雑木林から躍り出て攻撃しようとしてきますが、
22:12 (Michael_) 「やれやれやっちまえー!」
22:12 (sion) 次々と打ち倒されていきます。
22:13 (sion) 兵士「大丈夫か!?」
22:13 (Michael_) 「だ、大丈夫であります!」
22:13 (sion) 疲労の見えない兵隊が声をかけます。
22:13 (sion) ヘルメットに羽飾りをつけた兵士達が、
22:13 (sion) 消耗し逃げる兵士達を押し退けて
22:13 (Michael_) 「あ、その羽飾りは…!?」
22:14 (sion) 攻めあげます
22:14 (sion) 兵士「ベルサグリエリ連隊だ。君、戦えるか?」
22:15 (Michael_) 「勿論戦えるであります!」
22:15 (Michael_) 「勇敢なるファシストは臆病者ではありません」
22:15 (sion) 兵士「よし、援護してくれ!」
22:15 (Michael_) 「わかった!」
22:15 (sion) …
22:15 (sion) …
22:15 (sion) …
22:16 (sion) 激しい戦闘は、アリエテ戦車師団の増援により、
22:16 (sion) 辛うじて崩壊を免れる事が出来ました。
22:16 (sion) しかし、
22:16 (sion) ミカエルの所属する第31歩兵師団は
22:16 (sion) 戦力の大半を消耗し、
22:17 (sion) 本国に帰国する事となりました。
22:17 (sion) ―メリー市
22:18 (sion) ミカエル達は、帰国の準備の為に、後方の市に移動しました。
22:18 (sion) カルロ「ミカエル、帰れるな」
22:18 (Michael_) 「アレナリアさん…どうなったんだろ」
22:18 (Michael_) 「う、うん…」
22:19 (sion) ミカエルは娼婦の行方が気になり、上の空でしたが…
22:19 (sion) 兵士たちの中を、獣耳の女性が松葉杖を付いてうろうろしています。
22:19 (sion) 誰かを探しているようです。
22:20 (Michael_) 「んん?」
22:20 (sion) 女性は誰かを探しているようですが、このままだとはぐれてしまいそうです
22:21 (sion) カルロ「ミカエル、どうした?」
22:21 (Michael_) 「ちょっちょっとまってください…!!」
22:21 (Michael_) すぐに女性に近づく
22:21 (Michael_) 「アレナリアさんん!!!」
22:22 (sion) 女性「あ…ミカエル君」
22:22 (sion) 女性は娼婦でした
22:22 (Michael_) 「よっよかった…生きててくれて…」
22:22 (sion) アレナリア「ミカエル君、私も、アナタが生きていてよかった・・・」
22:23 (sion) アレナリア「ミカエル君達が、帰ってしまうと聞いて、会いに来たの」
22:23 (Michael_) 「う、うん…」
22:24 (sion) アレナリア「…ミカエル君…」
22:24 (sion) アレナリアはミカエルに近づいて軽く抱きしめます。
22:24 (Michael_) 「あ、いやそのちょっとあ、いや、あ」
22:24 (sion) アレナリア「有り難う、助けてくれて…」
22:25 (Michael_) 「アレナリアさん…」
22:25 (Michael_) ミカエルも抱きしめる
22:25 (sion) カルロ「ミカエル!そろそろ時間だ…!トラックに乗り込め!」
22:25 (sion) 遠くから見ていたカルロが声をかけます。
22:25 (Michael_) 「ごっごめんいかないと」
22:26 (Michael_) 「でも僕は何時かまたここに帰ってくるよ」
22:26 (Michael_) 「そっそうしたら…」
22:26 (sion) アレナリア「うん…、待ってる」
22:26 (Michael_) 「じゃあ、またあとで」
22:26 (Michael_) トラックに乗り込む
22:26 (sion) カルロ「いいのか?」
22:27 (Michael_) 「良いんです、連れて行くことなんて出来ませんし」
22:28 (sion) カルロ「そうか…、いや、強引でも良いとおもうぞ…」
22:28 (Michael_) ピク
22:28 (Michael_) 耳と尻尾を立てて
22:28 (sion) カルロ「無理にとはいわんが、この国で生きていくのは…辛いからな]
22:28 (Michael_) 「ほっ本当にですか!?」
22:29 (Michael_) 「ちょっと運転手さん待っててください」
22:29 (sion) 兵士「わかった、直ぐもどれ」
22:29 (Michael_) 「あ、はい、アレナリアさあああああああん」
22:29 (sion) アレナリア「?ミカエル君…」
22:30 (Michael_) 「ぼっぼくとけっけっけこんけじゃなかった一緒にレオネッサに来て暮らしませんか」
22:30 (sion) アレナリア「でも…」
22:30 (Michael_) 「兵役が住んだら植民地大陸に帰って」
22:30 (Michael_) 「大丈夫です!上官を殴ってでもつれていかせます!」
22:31 (sion) アレナリア「…ホント…嬉しい。私、この国で、生きていく自信、無かったんだ」
22:32 (Michael_) 「じゃあ一緒に行きましょう、アレナリアさん」
22:32 (Michael_) 手をだし、ひっぱりあげる
22:32 (sion) ミカエルはアレナリアを拾い上げます。
22:32 (sion) カルロ「出発してくれ」
22:32 (sion) 兵士「はいよ」
22:33 (sion) トラックが、走り出しました
22:33 (sion) 彼らは、国境を越えました。
22:33 (sion) 国境の検問ではアレナリアが問題になりましたが、
22:34 (sion) ミカエルの必死の説得で国境の通過が認められました。
22:34 (sion) しかし、条件として
22:34 (sion) アレナリアの境遇は伏せられた上で、
22:35 (sion) 「レオネッサの勇敢なファシスト青年、戦場で不幸な娼婦を救う」
22:35 (sion) という見出しのもと、2人の関係はプロパガンダとして利用される事となりました。
22:35 (sion) …
22:35 (sion) …
22:35 (sion) …
22:36 (sion) レオネッサ首都、ローマ
22:36 (sion) アレナリアは、暫くの間、八百屋で働く事となりました。
22:37 (sion) アレナリア「ミカエル君、私は、ここで働いているから、帰って来てね」
22:37 (Michael_) 「はい、自分は勇敢なるファシストであり、心強い戦友たちがいますので!」
22:38 (sion) アレナリア「うん。きっとだよ」
22:38 (sion) アレナリア、ミカエルにかるく口付けします。
22:38 (Michael_) 「//////」
22:38 (sion) カルロ「フヒヒ、ミカエル、行くぞ」
22:38 (Michael_) 「ちょっちょっちょっとだけのわかれだよ、またかえってくるから」
22:39 (Michael_) 「あ、あ!?あ、はい…///」
22:39 (sion) カルロは2人のやり取りを見てニヤニヤ笑います。
22:39 (sion) ミカエルたちは再び、部隊が再編制される事が決まっていました。
22:40 (sion) ミカエルたちはトラックに乗り込むと、トラックは走り出します。
22:40 (sion) アレナリア「手紙書くからねー!!」
22:40 (Michael_) []
22:40 (Michael_) 「ああ!俺も書くよー!!!11」
22:40 (sion) アレナリアは、そう叫ぶと、手を振って彼らを見送りました。
22:40 (sion) END

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最終更新:2009年12月12日 22:53
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