トーン
- Input 1 Volume
- Input 2 Volume
- Master Volume
モード
- Song(再生、停止、録音、巻き戻し/早送り、スピード及びキー変更、リピート)
- Amp(アンプやエフェクト機能の設定)
- Tuner
- Effects(エフェクトのエディット)
インプット・アウトプット
Input 1/2(ギター、マイク、ベース)
- SDメモリドライブ
- USBメモリ端子
- USBコンピュータ端子
- エクスプレッションペダル端子
- Stereo Line Out
- AUX Input
- Phones Out
スピーカー
出力
- 12w(ステレオスピーカー2x3.5w、ウーファ5w)
概要
BossのマルチエフェクターであるGT-100のペダルを取り外し、モデリング機能を一部削った上でスピーカーやオケなどを追加した練習用アンプ。
このアンプには多数のアンプモデリングやブースター、空間系などのエフェクターが搭載されている為(後述)、ギターとシールド、そしてこれさえあれば他はいらないという便利仕様。
チューナーも勿論付いており、周波数を変更してダウンチューニングなども出来る。
インプットは2つあり、ギター2台で練習するもよし、ヴォーカルやベースとセッションするもよしと幅広く応用出来るのが特長(インプットゲインも調整出来る)。
オケは再生ボタンを押せばすぐに始められ、ダイヤルを回せばロックやブルース、メタルなどそれぞれやりたいジャンルのオケを選択出来、更にそのオケに合ったギターのトーンを自動で割り当ててくれる。
オケはスピード、ピッチ調整の他、センターキャンセルなども可能。
更に画面上でエディットしたいパートにカーソルを合わせ、Effectsボタンを押せば、トーンのパッチが呼び出され、そこで幾らかのトーンを選択できる他、後述のEZ Editと呼ばれる機能で詳細設定が可能。
アンプタイプ
- Natural Clean(通常のクリーンだが、個人的な見解から外部エフェクターとの相性は最悪。)
- Full Range(JC-120をフラットな特性にイコライジングしたクリーン。エレアコ用。)
- Combo Crunch(コンボタイプのチューブアンプシミュ)
- Stack Crunch(4x12" スタックタイプのチューブアンプシミュ)
- Higain Stack(Marshall JCM800をハイゲインにシミュレート)
- Power Drive(バッキングからリードまで幅広く対応出来る万能型アンプのシミュ)
- Extreme Lead(スタックアンプの周波数特性の偏りを抑えたシミュレート)
- Core Metal(メタルサウンド向きのアンプシミュ)
- JC-120(文字通り)
- Clean Twin(Fender Twin Reverb)
- Pro Crunch(Fender Pro Reverb)
- Tweed(Fender Basssman 4x10" Combo)
- Deluxe Crunch(Fender Deluxe Reverb)
- VO Drive(Vox AC-30TBのドライブサウンド)
- VO Lead(Vox AC-30TBのリードサウンド)
- Match Drive(Matchress D/C-30の左インプット)
- BG Lead(Mesa/Boogieのコンボ)
- BG Drive(Mesa/BoogieのTreble Shift Onをシミュ)
- MS 1959 I(Marshall 1959のインプット1)
- MS 1959 I+II(Marshall 1959のインプット1と2をパラレル接続)
- R-Fier Vintage(Mesa/BoogieのデュアルレクチのVintageモード)
- R-Fier Modern(Mesa/BoogieのデュアルレクチのModernモード)
- T-Amp Lead(H&KのトライアンプのAMP3)
- SLDN(Soldano SLO-100)
- 5150(Peavey 5150)
- Bass Clean(ベース用クリーン)
- Bass Crunch(ベース用クランチ)
- Bass Higain(ベース用歪)
それぞれのアンプはゲイン、音量、イコライザ(Bass、Mid、Treble、Presense)、T-Comp(チューブ特有のピッキングニュアンスを出すシミュ)を調整可能。
またその他コンプレッサー(サスティーン、アタッキング、トーン、レベル調整可能)、ノイズゲート(スレッショルドのみ設定可能)などの補助エフェクターを使う事も出来る。
ブースター/オーバードライブ
- CLN Boost(オリジナルのクリーンブースト)
- Blues OD(Boss BD-2)
- OD-1(Boss OD-1)
- T-Scream(IBanez TS-808)
- Distortion(Boss DS-1)
- RAT(Proco RAT I)
- GUV DS(Marshall GUV'NOR)
- DST+(MXR Distortion+)
- Metal Zone(Boss MT-2)
- 60s Fuzz(Fuzzface)
- OCT Fuzz(Acetone Octavia Fuzz)
- Muff Fuzz(Electro-Harmonix Big Muff)
こちらのオーバードライブはドライブ、ボトム(低域の調整)、トーン、エフェクトレベルを調整可能。
イコライザーは低域や高域の調整の他、低中域や中高域の一定の帯域を緻密に調整効能。
モジュレーション
- フェイザー(4、8、12段とあり、多段になるほど深い効果になる。他にエフェクトレベルや2台直列シミュなども搭載)
- フランジャー(レートやデプス、中心周波数などを指定できる)
- コーラス(モノラルかステレオを切り替えられる。他にエフェクトレベルやデプス、レートなど)
- トレモロ(レートやデプスの他、音量が定期的に変わるWave Shareを搭載)
- ロータリー(ロータリースピーカーのシミュで、回転スピードの調整)
- ユニV(ユニヴァイブのシミュで、独特なフェイザー効果を得られる。
- パン(左右のスピーカーから交互に音が出る様を再現し、トレモロのWave Shareを搭載)
空間系はディレイとリバーブがあり、モジュレーションの中の一つ、ディレイ、リバーブは同時使用可能。
- ディレイ(フィードバック、ディレイタイム、エフェクトレベルの他、ハイカットフィルターでアナログディレイのような音も再現できる)
- リバーブ(アンビエンス、ルーム、ホール、プレートのシミュの他、エフェクトレベル、リバーブタイム、ハイカットフィルターなどがある)
モジュレーション、空間系共々微調整が可能なので音作りの幅が非常に広い。
EZ Edit
- Soft-Hard(横軸の操作で歪の量を調整。)
- Backing-Solo(縦軸の操作でマスターの中域のブーストorカット。アンプEQやパラEQではなく、独自のEQになっており、パラメータに影響せずに変更出来る。またAMPからのセッティングで、これのみ操作可能。)
- Ambience(リバーブのパラメータのそれと同じ。奥行き感をシミュレートする。)
尚、初期設定では篭りがちという意見も見られるが、EQの設定などによって抜けの良い音も簡単に作れる。
また、ステレオ2.1ch仕様の為、AUX Inputがかなり充実しており、オーディオプレーヤーとしても十分に威力を発揮する(寧ろ当時の謳い文句は「ギタリスト向けオーディオプレーヤー」)。
Roland及びBOSS製品のCOSM搭載アンプはGA-112or212、Cubeシリーズとこれなので、いかにCOSMが広く使われているかが伺える(勿論マルチエフェクターもCOSM一色)。
関連リンク
最終更新:2014年11月30日 20:09