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混紡素材の染めについて


片染め両染めの選定
複数の素材が混紡している衣類の染め替えについては
染める染料が異なる場合には
一つの素材だけを染める片染めか
複数の素材を染める両染めかをお選び頂く必要があります。

染色料金
両染めの場合の染色料金はそれぞれに ¥5000+¥160/100g で計算
されますので料金は片染めの2倍必要となります。

例)綿50%ポリエステル50%の白Tシャツ200gを黒に染める場合

A 綿のみ片染めにする場合        染色料金¥5320
B 綿ポリエステル両染めにする場合    染色料金¥5320×2=¥10640

仕上がりの違い
Aの片染めTシャツはポリエステル50%の部分が白く残ります。
またポリエステルの縫製糸も白のままです。
Bの両染めTシャツは縫製糸も染まりTシャツ全体が黒に染まります。


繊維による染料の違い

繊維が違っても同じ染料で染まる素材については
片染めで染め上げる事が出来ます。
素材別で使用する染料を下記に記載致しますので
参考にして下さい。


(反応染料)で染まる繊維
綿・麻・レーヨン(その他・植物系天然繊維 ヘンプ等)

(酸性染料)で染まる繊維
ナイロン・シルク・ウール(その他・動物系天然繊維 カシミヤ等)

(分散染料)で染まる繊維
ポリエステル

(カチオン染料)で染まる繊維
アクリル


繊維別・解説

反応染料で染める植物系天然繊維のグループは
染め直し屋で一番多くご依頼頂くケースになっています。
このグループの繊維は染め替えによる縮みが少なく(レーヨン除く)、
染色事故も少ないので特にお勧め出来る素材です。

それぞれの繊維で染料の吸収が違いますので混紡品を
染めると多少の濃淡が出る場合もあります。
一般的には下記の様な差になります。

レーヨン > 麻 > 綿
(←濃い 薄い→)

酸性染料で染めるナイロン・シルク・動物系天然繊維のグループは
染色性はとても良いのですが高温で染める為に縮みが大きく発生するので
製品染めにはあまり向かないグループになります。
また動物系天然繊維のウール・カシミア等の獣毛は風合いを著しく損ねますので
染め直し屋では基本お断りしています。

分散染料で染めるポリエステルは酸性染料で染めるグループと似た特徴を
持っています。更に分散染料で染めた後には還元洗浄を行う必要がありますので
ポリエステル以外の素材は脱色されてしまいます。
この事からポリエステルの混紡品を両染めする際には
先にポリエステルを染めた後に他素材を染めていく事になります。

ポリエステルの染色は還元洗浄が必要な為に他の素材染色より多くのリスクが
発生致しますが、多くの製品で使われる縫製糸はほとんどがポリエステルの為に
縫製糸を染めたいケースなどはリスクを承知で染める事があります。

カチオン染料で染めるアクリルはウール・カシミヤと同じ様なリスクが
ある為に染め直し屋では基本お断りしています。

最終更新:2013年03月02日 13:59