作成者:平林
部品構造
- 大部品: 蚕星地域の地形(T22) RD:44 評価値:9
- 大部品: 蚕星地域の地勢・気候 RD:4 評価値:3
- 部品: 藩国西部の高地
- 部品: 蚕星盆地の気候
- 部品: 星門山地から発する河川
- 部品: 山・谷・盆地
- 大部品: 中核都市・蚕星 RD:12 評価値:6
- 大部品: 蚕星の沿革 RD:3 評価値:3
- 部品: 西部の中心都市・蚕星
- 部品: 繊維産業の発達
- 部品: 伝統的な織物・染物
- 大部品: 蚕星の施設・文化 RD:9 評価値:5
- 部品: 蚕星政府庁舎
- 部品: 被服の専門家を育てる・蚕星服飾学院
- 部品: 蚕星大廟
- 部品: 養蚕を伝えたとされる神・蚕神
- 部品: 古蚕星王朝の王・泰桑
- 部品: 尹集市場
- 部品: 蕎麦の老舗・切
- 部品: ファッションセンターしばむら蚕星店
- 部品: クワの木の初夏
- 大部品: 金川のほとり・高楼 RD:3 評価値:3
- 部品: 高楼の概況
- 部品: よい土地は農地に
- 部品: 高楼の民俗
- 大部品: 金川中流の邑・露枝花 RD:3 評価値:3
- 部品: 露枝花の概況
- 部品: 露枝花A遺跡
- 部品: 聖山・空台山
- 大部品: 険阻な谷筋の邑・周寨 RD:4 評価値:3
- 部品: 周寨の概況
- 部品: 劉方池
- 部品: 劉氏廟
- 部品: ラムの高地熟成
- 大部品: 斜面に広がる大農地・肇興 RD:3 評価値:3
- 部品: 肇興の概況
- 部品: 肇興の棚田
- 部品: 肇興の歴史的建築物と民俗
- 大部品: 山中の桃花源・雅安 RD:6 評価値:4
- 部品: 雅安の概況
- 部品: 雅安の宿
- 部品: 激辛・雅安料理
- 部品: 雅安のトウガラシ栽培
- 部品: 雅安の茶
- 部品: 雅安のキャベツの栽培
- 大部品: 固有種の宝庫・黎高自然保護区 RD:2 評価値:2
- 部品: 黎高自然保護区の概況
- 部品: 黎高の固有種
- 大部品: 林業の邑・丁芳 RD:5 評価値:4
- 部品: 丁芳の概況
- 部品: 丁芳の林業と植林
- 部品: 間伐材の利用
- 部品: 宮大工は山を買え
- 部品: 増淵製紙
- 大部品: 水源地の邑・豊氏鎮 RD:2 評価値:2
- 部品: 豊氏鎮の概況
- 部品: 豊氏池の養殖業とヒシ栽培
部品定義
部品: 藩国西部の高地
藩国西部には小高い山が連なる星門(せいもん)山地がある。盆地部を除く山がちの傾斜地では、かつては蕎麦以外の穀物生産がうまくゆかず、自生する桑を用いて養蚕が盛んとなった。
部品: 蚕星盆地の気候
蚕星は季節によっては霧が発生しやすく、年間の日照時間が他地域よりやや少ない。また、年間の気温変化が緩やかで湿潤という特性もある。
部品: 星門山地から発する河川
星門山地からはいくつかの河川が発している。そのうちの代表的なものが、蚕星盆地を潤して東流し、蒼江に注ぐ金川(きんせん)。山地南部から南流して海に注ぐ細水(さいすい)である。
部品: 山・谷・盆地
蚕星地域は山がちな場所が多い。また、一口に山地といっても、斜面の面する方角や、谷筋の地形によって気候風土はかなり異なる。そのため、谷筋ごとに植生が異なることもあり、多彩な文化を育んだ。
部品: 西部の中心都市・蚕星
この地域の中心都市として、山間の盆地に発展したのが蚕星である。養蚕によって豊富な絹を周辺都市に提供し、その質の高さで遠くまで名を知られた。
部品: 繊維産業の発達
近代になると、養蚕業の土台の元に紡績業、そして繊維産業が発達した。蒼梧藩国の特産品として知られる珍妙な服やスク水なども、この地が主な生産地である。
部品: 伝統的な織物・染物
近代紡績業が発展するに従って、伝統的な織物・染物の技術は一旦衰退の道を辿った。しかし、内戦が終結して経済発展が加速すると、伝統的技法への再評価が高まった。その結果、現在でも伝統技術を保存する工房が複数存在し、匠の技を競っている。
部品: 蚕星政府庁舎
蚕星市街の中心部に建つ、蚕星地域を統括する政府庁舎。5階建てで他地域の政府庁舎より低いが、敷地面積は天啓府の政庁城より広い。蚕星市街の下層には蚕星古城があり、地盤が強固である。職員数は350人ほどで、100人程度が天啓府からの派遣である。
部品: 被服の専門家を育てる・蚕星服飾学院
蚕星服飾学院は、蚕星の繊維・紡績・服飾等に関する同業者組合の出資で設立された服飾の専門学校である。定員100人と規模は大きくないが、3年間の専門教育で新たな人材を輩出している。
部品: 蚕星大廟
蚕星大廟(さんせいたいびょう)は、蚕星市街に位置する、蚕星最大の廟である。養蚕の神である蚕神(さんしん)、古蚕星王朝の創始者とされる泰桑(たいそう)などを祀る。
部品: 養蚕を伝えたとされる神・蚕神
古代より伝わる神話において、神と帝王の区分は明確ではない。神が古の帝王と位置付けられていった過程があるといわれ、学術的には「古帝王」とも呼ぶ。それはともかく、蚕神は当地に養蚕を伝えたとされ、今に至るも信仰を集める。きらびやかな衣をまとった、優しげな壮年男性の姿でかたどられる。
部品: 古蚕星王朝の王・泰桑
蚕神が養蚕と結びついているのと同様に、泰桑は養蚕に必須の桑と結びついた神格である。古代にこの地に栄えた古蚕星王朝の建国者に位置付けられ、葉のついた桑の杖を持つとされる。
部品: 尹集市場
尹集市場(いんしゅうしじょう)は蚕星最大の市場である。蚕星盆地や星門山地の物産はもとより、藩国の他地域からも多くの品々が入荷する。毎月月初の2日間、月半ばの水曜日は閉場となる。
部品: 蕎麦の老舗・切
切(きり)は蚕星の下町に位置する老舗蕎麦屋である。蕎麦切りを最初に作ったというのは事実ではないが、藩国に現存する蕎麦屋としては最古級である。
部品: ファッションセンターしばむら蚕星店
藩国内に多くの支店を持つファッションセンターしばむらは、蚕星にも支店を持つ。復職産業の土地柄ということもあり、試作品が販売されることもある。
部品: クワの木の初夏
クワの木はカイコの主食であり、養蚕には欠かせない樹木として、蚕星の邑の至る所で栽培され、街路樹にもなっている。初夏になると、クワの木は一斉に熟し、野鳥や子供たちだけでなく、大人たちも立ち止まってその果実を口に含む。何せ街中にうなるほど実るので、誰がいくら採ろうが誰も頓着しない。多めに持ち帰って、ジャムや果実酒にする人もいるほどである。
部品: 高楼の概況
高楼(こうろう)は金川の発する星門山地の中腹にある、200戸ほどの小さな邑である。棚田や畑作を営む、昔ながらの邑といえる。
部品: よい土地は農地に
狭い扇状地を農地としているため、高楼の人々は険しい場所に二階建て、或いは三階建ての木造家屋を建築する。これが邑名の由来とされる。
部品: 高楼の民俗
高楼の人々は、手織りの鮮やかな着物を晴れ着として身につける。この習慣は現在も受け継がれており、旧正月には、村の廟にこの着物を着た村人たちが集まり、鐘を打ち鳴らして先祖の霊を迎える。
部品: 露枝花の概況
露枝花(ろしか)は、金川がなだらかに蛇行する地点に営まれた邑である。邑の歴史は古く、旧石器時代に遡る遺跡が出土している。
部品: 露枝花A遺跡
露枝花市域の再開発で発見された古代遺跡で、青銅器や玉器が出土した。玉は佳諒産出のものであり、古代から広範な交易路が存在したこと、それが藩国北部と蚕星盆地を結んでいたことがわかる。
部品: 聖山・空台山
空台山(くうだいさん)は、露枝花の邑から10キロ西方に位置する。台形の山体から神聖視され、仙人が住まうとも言われた。
部品: 周寨の概況
周寨(しゅうさい)は、標高1000メートルを超える細水の険阻な谷筋に築かれた邑である。中世に砦があったとも言われ、斜面に石造りの土台を作り、その上に木造家屋を建築する。嘗ては戸数1000を超えたが、現在は800ほどである。
部品: 劉方池
劉方池(りゅうほうち)は、周寨の
農業用水をまかなうために作られたため池である。周寨の邑と細水の水面は100メートル以上の高低差があり、農業用水を汲み上げることができないため、中世に劉方という人物が指揮して作ったという。
部品: 劉氏廟
劉氏廟は、劉方池の傍にある小さな廟である。劉方を主神とし、蚕神なども祀っている。30年に一度修築が行われる。最近はラムの熟成で邑が豊かになったため、少し飾り付けが豪華になった。
部品: ラムの高地熟成
周寨の標高を利用し、下流域で蒸留されたラムの高地熟成が行われている。比較的熟成期間の短いゴールド・ラム、長期熟成のダーク・ラム、そしてバニラなどを加えたスパイスド・ラムなどがこの地で出荷の時を待っている。
部品: 肇興の概況
肇興(ちょうこう)は、蚕星盆地の西の端、山地のなだらかな斜面に開かれた邑である。近世初期に開拓に成功し、2000戸を超える大きな邑になった。独特の文化がよく残り、近年は観光客も増えている。
部品: 肇興の棚田
几帳面に開拓を行なった肇興の人々は、水牛の助けも借りて見事な棚田を作り上げた。収穫されたコメは、蚕星にも出荷され、肇興の経済を潤した。
部品: 肇興の歴史的建築物と民俗
肇興には、近代化で多くの邑が失った、舞台や鼓楼といった建築物が残っている。また、歌や踊り、民俗衣裳などの文化もよく残っており、蚕星を拠点にトレッキングツアーで訪れる人も増えている。
部品: 雅安の概況
雅安(があん)は星門山地北方の山中の小さな盆地に位置する邑である。厳冬も酷暑もなく、四季ははっきりしているが穏やかな気候である。蚕星への北の玄関口にも当たる。
部品: 雅安の宿
北から蚕星盆地へ入る場合、陸路であれば現在でも雅安で一泊することになる。そのため、30軒を超える宿泊施設が営業している。
部品: 激辛・雅安料理
中世の終わりにトウガラシが蒼梧藩国に伝わると、蚕星地域でも栽培がはじまった。特に、なぜか雅安ではトウガラシが大流行し、現在の雅安料理はほとんどが激辛である。
部品: 雅安のトウガラシ栽培
雅安地域では蚕星地域の中でもトウガラシ栽培が盛んである。10種類以上の品種が栽培されており、雅安では料理によって使い分けされる。また、山椒の類も栽培量が多く、トウガラシと組み合わせて料理に使われる。
部品: 雅安の茶
雅安の背後にそびえる蒙山(もうざん)の一帯では、茶の栽培が盛んである。特に標高の高いところで採れるものは「蒙頂茶」としてブランド化されている。
部品: 雅安のキャベツの栽培
高原性の気候を利用して、近年
キャベツの栽培が広がりつつある。販路開拓が課題となっており、農業組合がこの課題に取り組んでいる。
部品: 黎高自然保護区の概況
黎高(れいこう)自然保護区は、星門山地の南西端から北に向かって続く高山渓谷で、南からの湿った風を受け、独特の生態系を形成している。現在、立ち入りは制限されている。
部品: 黎高の固有種
この地域には固有種が多く、いまだに未記載種が続々と発見されている。植物では高さ40メートル近くにもなる竹・レイコウチク、それを好んで食すレイコウタケネズミなどが知られる。
部品: 丁芳の概況
丁芳(ていほう)は星門山地の北側に位置する山麓の邑である。当地は良質の材を産することで知られる林業の邑である。
部品: 丁芳の林業と植林
かつては需要のままに伐採を行なっていたが、中世には資源枯渇が問題となり、かなり早い段階から植林が行われるようになった。
部品: 間伐材の利用
植林を行うことで、間伐材が得られる。これを利用した産業として、割り箸など消耗品の生産と、製紙業が興った。
部品: 宮大工は山を買え
丁芳が良質の材を産することは早くから各地に聞こえた。質のよい材を大量に必要とする宮大工は、盛んに当地に入り、いppん単位ではなく山単位で目星をつけ、「次の遷宮の際に必ず買う」というような約束を取り交わした。宮大工と山の持ち主、互いに代が替わってもこの約束は履行されたという。
部品: 増淵製紙
増淵(ますぶち)製紙は、丁芳に所在する製紙会社である。この分野では後発だが、環境に配慮した生産設備と、伝統技術を取り入れた商品開発で成長基調にある優良企業である。
部品: 豊氏鎮の概況
豊氏鎮(ほうしちん)は、丁芳の水源として作られた豊氏池のほとりに作られた邑である。かつて乱伐で山が荒れた時代に拓かれた。
部品: 豊氏池の養殖業とヒシ栽培
豊氏池では、マスの養殖とヒシの栽培が行われている。山が保水力を取り戻した現在、水源としての役割は低下したが、養殖業によって邑が維持されている。
提出書式
大部品: 蚕星地域の地形(T22) RD:44 評価値:9
-大部品: 蚕星地域の地勢・気候 RD:4 評価値:3
--部品: 藩国西部の高地
--部品: 蚕星盆地の気候
--部品: 星門山地から発する河川
--部品: 山・谷・盆地
-大部品: 中核都市・蚕星 RD:12 評価値:6
--大部品: 蚕星の沿革 RD:3 評価値:3
---部品: 西部の中心都市・蚕星
---部品: 繊維産業の発達
---部品: 伝統的な織物・染物
--大部品: 蚕星の施設・文化 RD:9 評価値:5
---部品: 蚕星政府庁舎
---部品: 被服の専門家を育てる・蚕星服飾学院
---部品: 蚕星大廟
---部品: 養蚕を伝えたとされる神・蚕神
---部品: 古蚕星王朝の王・泰桑
---部品: 尹集市場
---部品: 蕎麦の老舗・切
---部品: ファッションセンターしばむら蚕星店
---部品: クワの木の初夏
-大部品: 金川のほとり・高楼 RD:3 評価値:3
--部品: 高楼の概況
--部品: よい土地は農地に
--部品: 高楼の民俗
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--部品: 露枝花A遺跡
--部品: 聖山・空台山
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--部品: 劉方池
--部品: 劉氏廟
--部品: ラムの高地熟成
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--部品: 肇興の棚田
--部品: 肇興の歴史的建築物と民俗
-大部品: 山中の桃花源・雅安 RD:6 評価値:4
--部品: 雅安の概況
--部品: 雅安の宿
--部品: 激辛・雅安料理
--部品: 雅安のトウガラシ栽培
--部品: 雅安の茶
--部品: 雅安のキャベツの栽培
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--部品: 黎高自然保護区の概況
--部品: 黎高の固有種
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--部品: 丁芳の概況
--部品: 丁芳の林業と植林
--部品: 間伐材の利用
--部品: 宮大工は山を買え
--部品: 増淵製紙
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--部品: 豊氏鎮の概況
--部品: 豊氏池の養殖業とヒシ栽培
部品: 藩国西部の高地
藩国西部には小高い山が連なる星門(せいもん)山地がある。盆地部を除く山がちの傾斜地では、かつては蕎麦以外の穀物生産がうまくゆかず、自生する桑を用いて養蚕が盛んとなった。
部品: 蚕星盆地の気候
蚕星は季節によっては霧が発生しやすく、年間の日照時間が他地域よりやや少ない。また、年間の気温変化が緩やかで湿潤という特性もある。
部品: 星門山地から発する河川
星門山地からはいくつかの河川が発している。そのうちの代表的なものが、蚕星盆地を潤して東流し、蒼江に注ぐ金川(きんせん)。山地南部から南流して海に注ぐ細水(さいすい)である。
部品: 山・谷・盆地
蚕星地域は山がちな場所が多い。また、一口に山地といっても、斜面の面する方角や、谷筋の地形によって気候風土はかなり異なる。そのため、谷筋ごとに植生が異なることもあり、多彩な文化を育んだ。
部品: 西部の中心都市・蚕星
この地域の中心都市として、山間の盆地に発展したのが蚕星である。養蚕によって豊富な絹を周辺都市に提供し、その質の高さで遠くまで名を知られた。
部品: 繊維産業の発達
近代になると、養蚕業の土台の元に紡績業、そして繊維産業が発達した。蒼梧藩国の特産品として知られる珍妙な服やスク水なども、この地が主な生産地である。
部品: 伝統的な織物・染物
近代紡績業が発展するに従って、伝統的な織物・染物の技術は一旦衰退の道を辿った。しかし、内戦が終結して経済発展が加速すると、伝統的技法への再評価が高まった。その結果、現在でも伝統技術を保存する工房が複数存在し、匠の技を競っている。
部品: 蚕星政府庁舎
蚕星市街の中心部に建つ、蚕星地域を統括する政府庁舎。5階建てで他地域の政府庁舎より低いが、敷地面積は天啓府の政庁城より広い。蚕星市街の下層には蚕星古城があり、地盤が強固である。職員数は350人ほどで、100人程度が天啓府からの派遣である。
部品: 被服の専門家を育てる・蚕星服飾学院
蚕星服飾学院は、蚕星の繊維・紡績・服飾等に関する同業者組合の出資で設立された服飾の専門学校である。定員100人と規模は大きくないが、3年間の専門教育で新たな人材を輩出している。
部品: 蚕星大廟
蚕星大廟(さんせいたいびょう)は、蚕星市街に位置する、蚕星最大の廟である。養蚕の神である蚕神(さんしん)、古蚕星王朝の創始者とされる泰桑(たいそう)などを祀る。
部品: 養蚕を伝えたとされる神・蚕神
古代より伝わる神話において、神と帝王の区分は明確ではない。神が古の帝王と位置付けられていった過程があるといわれ、学術的には「古帝王」とも呼ぶ。それはともかく、蚕神は当地に養蚕を伝えたとされ、今に至るも信仰を集める。きらびやかな衣をまとった、優しげな壮年男性の姿でかたどられる。
部品: 古蚕星王朝の王・泰桑
蚕神が養蚕と結びついているのと同様に、泰桑は養蚕に必須の桑と結びついた神格である。古代にこの地に栄えた古蚕星王朝の建国者に位置付けられ、葉のついた桑の杖を持つとされる。
部品: 尹集市場
尹集市場(いんしゅうしじょう)は蚕星最大の市場である。蚕星盆地や星門山地の物産はもとより、藩国の他地域からも多くの品々が入荷する。毎月月初の2日間、月半ばの水曜日は閉場となる。
部品: 蕎麦の老舗・切
切(きり)は蚕星の下町に位置する老舗蕎麦屋である。蕎麦切りを最初に作ったというのは事実ではないが、藩国に現存する蕎麦屋としては最古級である。
部品: ファッションセンターしばむら蚕星店
藩国内に多くの支店を持つファッションセンターしばむらは、蚕星にも支店を持つ。復職産業の土地柄ということもあり、試作品が販売されることもある。
部品: クワの木の初夏
クワの木はカイコの主食であり、養蚕には欠かせない樹木として、蚕星の邑の至る所で栽培され、街路樹にもなっている。初夏になると、クワの木は一斉に熟し、野鳥や子供たちだけでなく、大人たちも立ち止まってその果実を口に含む。何せ街中にうなるほど実るので、誰がいくら採ろうが誰も頓着しない。多めに持ち帰って、ジャムや果実酒にする人もいるほどである。
部品: 高楼の概況
高楼(こうろう)は金川の発する星門山地の中腹にある、200戸ほどの小さな邑である。棚田や畑作を営む、昔ながらの邑といえる。
部品: よい土地は農地に
狭い扇状地を農地としているため、高楼の人々は険しい場所に二階建て、或いは三階建ての木造家屋を建築する。これが邑名の由来とされる。
部品: 高楼の民俗
高楼の人々は、手織りの鮮やかな着物を晴れ着として身につける。この習慣は現在も受け継がれており、旧正月には、村の廟にこの着物を着た村人たちが集まり、鐘を打ち鳴らして先祖の霊を迎える。
部品: 露枝花の概況
露枝花(ろしか)は、金川がなだらかに蛇行する地点に営まれた邑である。邑の歴史は古く、旧石器時代に遡る遺跡が出土している。
部品: 露枝花A遺跡
露枝花市域の再開発で発見された古代遺跡で、青銅器や玉器が出土した。玉は佳諒産出のものであり、古代から広範な交易路が存在したこと、それが藩国北部と蚕星盆地を結んでいたことがわかる。
部品: 聖山・空台山
空台山(くうだいさん)は、露枝花の邑から10キロ西方に位置する。台形の山体から神聖視され、仙人が住まうとも言われた。
部品: 周寨の概況
周寨(しゅうさい)は、標高1000メートルを超える細水の険阻な谷筋に築かれた邑である。中世に砦があったとも言われ、斜面に石造りの土台を作り、その上に木造家屋を建築する。嘗ては戸数1000を超えたが、現在は800ほどである。
部品: 劉方池
劉方池(りゅうほうち)は、周寨の農業用水をまかなうために作られたため池である。周寨の邑と細水の水面は100メートル以上の高低差があり、農業用水を汲み上げることができないため、中世に劉方という人物が指揮して作ったという。
部品: 劉氏廟
劉氏廟は、劉方池の傍にある小さな廟である。劉方を主神とし、蚕神なども祀っている。30年に一度修築が行われる。最近はラムの熟成で邑が豊かになったため、少し飾り付けが豪華になった。
部品: ラムの高地熟成
周寨の標高を利用し、下流域で蒸留されたラムの高地熟成が行われている。比較的熟成期間の短いゴールド・ラム、長期熟成のダーク・ラム、そしてバニラなどを加えたスパイスド・ラムなどがこの地で出荷の時を待っている。
部品: 肇興の概況
肇興(ちょうこう)は、蚕星盆地の西の端、山地のなだらかな斜面に開かれた邑である。近世初期に開拓に成功し、2000戸を超える大きな邑になった。独特の文化がよく残り、近年は観光客も増えている。
部品: 肇興の棚田
几帳面に開拓を行なった肇興の人々は、水牛の助けも借りて見事な棚田を作り上げた。収穫されたコメは、蚕星にも出荷され、肇興の経済を潤した。
部品: 肇興の歴史的建築物と民俗
肇興には、近代化で多くの邑が失った、舞台や鼓楼といった建築物が残っている。また、歌や踊り、民俗衣裳などの文化もよく残っており、蚕星を拠点にトレッキングツアーで訪れる人も増えている。
部品: 雅安の概況
雅安(があん)は星門山地北方の山中の小さな盆地に位置する邑である。厳冬も酷暑もなく、四季ははっきりしているが穏やかな気候である。蚕星への北の玄関口にも当たる。
部品: 雅安の宿
北から蚕星盆地へ入る場合、陸路であれば現在でも雅安で一泊することになる。そのため、30軒を超える宿泊施設が営業している。
部品: 激辛・雅安料理
中世の終わりにトウガラシが蒼梧藩国に伝わると、蚕星地域でも栽培がはじまった。特に、なぜか雅安ではトウガラシが大流行し、現在の雅安料理はほとんどが激辛である。
部品: 雅安のトウガラシ栽培
雅安地域では蚕星地域の中でもトウガラシ栽培が盛んである。10種類以上の品種が栽培されており、雅安では料理によって使い分けされる。また、山椒の類も栽培量が多く、トウガラシと組み合わせて料理に使われる。
部品: 雅安の茶
雅安の背後にそびえる蒙山(もうざん)の一帯では、茶の栽培が盛んである。特に標高の高いところで採れるものは「蒙頂茶」としてブランド化されている。
部品: 雅安のキャベツの栽培
高原性の気候を利用して、近年キャベツの栽培が広がりつつある。販路開拓が課題となっており、農業組合がこの課題に取り組んでいる。
部品: 黎高自然保護区の概況
黎高(れいこう)自然保護区は、星門山地の南西端から北に向かって続く高山渓谷で、南からの湿った風を受け、独特の生態系を形成している。現在、立ち入りは制限されている。
部品: 黎高の固有種
この地域には固有種が多く、いまだに未記載種が続々と発見されている。植物では高さ40メートル近くにもなる竹・レイコウチク、それを好んで食すレイコウタケネズミなどが知られる。
部品: 丁芳の概況
丁芳(ていほう)は星門山地の北側に位置する山麓の邑である。当地は良質の材を産することで知られる林業の邑である。
部品: 丁芳の林業と植林
かつては需要のままに伐採を行なっていたが、中世には資源枯渇が問題となり、かなり早い段階から植林が行われるようになった。
部品: 間伐材の利用
植林を行うことで、間伐材が得られる。これを利用した産業として、割り箸など消耗品の生産と、製紙業が興った。
部品: 宮大工は山を買え
丁芳が良質の材を産することは早くから各地に聞こえた。質のよい材を大量に必要とする宮大工は、盛んに当地に入り、いppん単位ではなく山単位で目星をつけ、「次の遷宮の際に必ず買う」というような約束を取り交わした。宮大工と山の持ち主、互いに代が替わってもこの約束は履行されたという。
部品: [[増淵製紙]]
増淵(ますぶち)製紙は、丁芳に所在する製紙会社である。この分野では後発だが、環境に配慮した生産設備と、伝統技術を取り入れた商品開発で成長基調にある優良企業である。
部品: 豊氏鎮の概況
豊氏鎮(ほうしちん)は、丁芳の水源として作られた豊氏池のほとりに作られた邑である。かつて乱伐で山が荒れた時代に拓かれた。
部品: 豊氏池の養殖業とヒシ栽培
豊氏池では、マスの養殖とヒシの栽培が行われている。山が保水力を取り戻した現在、水源としての役割は低下したが、養殖業によって邑が維持されている。
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"title": "星門山地から発する河川",
"description": "星門山地からはいくつかの河川が発している。そのうちの代表的なものが、蚕星盆地を潤して東流し、蒼江に注ぐ金川(きんせん)。山地南部から南流して海に注ぐ細水(さいすい)である。",
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"description": "蚕星地域は山がちな場所が多い。また、一口に山地といっても、斜面の面する方角や、谷筋の地形によって気候風土はかなり異なる。そのため、谷筋ごとに植生が異なることもあり、多彩な文化を育んだ。",
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"title": "西部の中心都市・蚕星",
"description": "この地域の中心都市として、山間の盆地に発展したのが蚕星である。養蚕によって豊富な絹を周辺都市に提供し、その質の高さで遠くまで名を知られた。",
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"title": "繊維産業の発達",
"description": "近代になると、養蚕業の土台の元に紡績業、そして繊維産業が発達した。蒼梧藩国の特産品として知られる珍妙な服やスク水なども、この地が主な生産地である。\n",
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"title": "伝統的な織物・染物",
"description": "近代紡績業が発展するに従って、伝統的な織物・染物の技術は一旦衰退の道を辿った。しかし、内戦が終結して経済発展が加速すると、伝統的技法への再評価が高まった。その結果、現在でも伝統技術を保存する工房が複数存在し、匠の技を競っている。\n",
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"title": "蚕星の施設・文化",
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"title": "蚕星政府庁舎",
"description": "蚕星市街の中心部に建つ、蚕星地域を統括する政府庁舎。5階建てで他地域の政府庁舎より低いが、敷地面積は天啓府の政庁城より広い。蚕星市街の下層には蚕星古城があり、地盤が強固である。職員数は350人ほどで、100人程度が天啓府からの派遣である。",
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"title": "被服の専門家を育てる・蚕星服飾学院",
"description": "蚕星服飾学院は、蚕星の繊維・紡績・服飾等に関する同業者組合の出資で設立された服飾の専門学校である。定員100人と規模は大きくないが、3年間の専門教育で新たな人材を輩出している。",
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"title": "蚕星大廟",
"description": "蚕星大廟(さんせいたいびょう)は、蚕星市街に位置する、蚕星最大の廟である。養蚕の神である蚕神(さんしん)、古蚕星王朝の創始者とされる泰桑(たいそう)などを祀る。",
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"title": "養蚕を伝えたとされる神・蚕神",
"description": "古代より伝わる神話において、神と帝王の区分は明確ではない。神が古の帝王と位置付けられていった過程があるといわれ、学術的には「古帝王」とも呼ぶ。それはともかく、蚕神は当地に養蚕を伝えたとされ、今に至るも信仰を集める。きらびやかな衣をまとった、優しげな壮年男性の姿でかたどられる。",
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"title": "古蚕星王朝の王・泰桑",
"description": "蚕神が養蚕と結びついているのと同様に、泰桑は養蚕に必須の桑と結びついた神格である。古代にこの地に栄えた古蚕星王朝の建国者に位置付けられ、葉のついた桑の杖を持つとされる。",
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"title": "尹集市場",
"description": "尹集市場(いんしゅうしじょう)は蚕星最大の市場である。蚕星盆地や星門山地の物産はもとより、藩国の他地域からも多くの品々が入荷する。毎月月初の2日間、月半ばの水曜日は閉場となる。",
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"title": "蕎麦の老舗・切",
"description": "切(きり)は蚕星の下町に位置する老舗蕎麦屋である。蕎麦切りを最初に作ったというのは事実ではないが、藩国に現存する蕎麦屋としては最古級である。",
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"title": "ファッションセンターしばむら蚕星店",
"description": "藩国内に多くの支店を持つファッションセンターしばむらは、蚕星にも支店を持つ。復職産業の土地柄ということもあり、試作品が販売されることもある。",
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"title": "クワの木の初夏",
"description": "クワの木はカイコの主食であり、養蚕には欠かせない樹木として、蚕星の邑の至る所で栽培され、街路樹にもなっている。初夏になると、クワの木は一斉に熟し、野鳥や子供たちだけでなく、大人たちも立ち止まってその果実を口に含む。何せ街中にうなるほど実るので、誰がいくら採ろうが誰も頓着しない。多めに持ち帰って、ジャムや果実酒にする人もいるほどである。",
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"title": "高楼の概況",
"description": "高楼(こうろう)は金川の発する星門山地の中腹にある、200戸ほどの小さな邑である。棚田や畑作を営む、昔ながらの邑といえる。",
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"description": "狭い扇状地を農地としているため、高楼の人々は険しい場所に二階建て、或いは三階建ての木造家屋を建築する。これが邑名の由来とされる。",
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"title": "高楼の民俗",
"description": "高楼の人々は、手織りの鮮やかな着物を晴れ着として身につける。この習慣は現在も受け継がれており、旧正月には、村の廟にこの着物を着た村人たちが集まり、鐘を打ち鳴らして先祖の霊を迎える。",
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"title": "露枝花の概況",
"description": "露枝花(ろしか)は、金川がなだらかに蛇行する地点に営まれた邑である。邑の歴史は古く、旧石器時代に遡る遺跡が出土している。",
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"title": "露枝花A遺跡",
"description": "露枝花市域の再開発で発見された古代遺跡で、青銅器や玉器が出土した。玉は佳諒産出のものであり、古代から広範な交易路が存在したこと、それが藩国北部と蚕星盆地を結んでいたことがわかる。",
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"description": "空台山(くうだいさん)は、露枝花の邑から10キロ西方に位置する。台形の山体から神聖視され、仙人が住まうとも言われた。\n",
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"title": "険阻な谷筋の邑・周寨",
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"title": "周寨の概況",
"description": "周寨(しゅうさい)は、標高1000メートルを超える細水の険阻な谷筋に築かれた邑である。中世に砦があったとも言われ、斜面に石造りの土台を作り、その上に木造家屋を建築する。嘗ては戸数1000を超えたが、現在は800ほどである。",
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"title": "劉方池",
"description": "劉方池(りゅうほうち)は、周寨の農業用水をまかなうために作られたため池である。周寨の邑と細水の水面は100メートル以上の高低差があり、農業用水を汲み上げることができないため、中世に劉方という人物が指揮して作ったという。\n",
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"title": "劉氏廟",
"description": "劉氏廟は、劉方池の傍にある小さな廟である。劉方を主神とし、蚕神なども祀っている。30年に一度修築が行われる。最近はラムの熟成で邑が豊かになったため、少し飾り付けが豪華になった。",
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"title": "ラムの高地熟成",
"description": "周寨の標高を利用し、下流域で蒸留されたラムの高地熟成が行われている。比較的熟成期間の短いゴールド・ラム、長期熟成のダーク・ラム、そしてバニラなどを加えたスパイスド・ラムなどがこの地で出荷の時を待っている。",
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"title": "斜面に広がる大農地・肇興",
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"title": "肇興の概況",
"description": "肇興(ちょうこう)は、蚕星盆地の西の端、山地のなだらかな斜面に開かれた邑である。近世初期に開拓に成功し、2000戸を超える大きな邑になった。独特の文化がよく残り、近年は観光客も増えている。",
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"title": "肇興の棚田",
"description": "几帳面に開拓を行なった肇興の人々は、水牛の助けも借りて見事な棚田を作り上げた。収穫されたコメは、蚕星にも出荷され、肇興の経済を潤した。",
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"title": "肇興の歴史的建築物と民俗",
"description": "肇興には、近代化で多くの邑が失った、舞台や鼓楼といった建築物が残っている。また、歌や踊り、民俗衣裳などの文化もよく残っており、蚕星を拠点にトレッキングツアーで訪れる人も増えている。",
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"title": "山中の桃花源・雅安",
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"title": "雅安の概況",
"description": "雅安(があん)は星門山地北方の山中の小さな盆地に位置する邑である。厳冬も酷暑もなく、四季ははっきりしているが穏やかな気候である。蚕星への北の玄関口にも当たる。",
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"title": "雅安の宿",
"description": "北から蚕星盆地へ入る場合、陸路であれば現在でも雅安で一泊することになる。そのため、30軒を超える宿泊施設が営業している。",
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"description": "中世の終わりにトウガラシが蒼梧藩国に伝わると、蚕星地域でも栽培がはじまった。特に、なぜか雅安ではトウガラシが大流行し、現在の雅安料理はほとんどが激辛である。",
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"title": "雅安のトウガラシ栽培",
"description": "雅安地域では蚕星地域の中でもトウガラシ栽培が盛んである。10種類以上の品種が栽培されており、雅安では料理によって使い分けされる。また、山椒の類も栽培量が多く、トウガラシと組み合わせて料理に使われる。",
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"description": "雅安の背後にそびえる蒙山(もうざん)の一帯では、茶の栽培が盛んである。特に標高の高いところで採れるものは「蒙頂茶」としてブランド化されている。",
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"description": "高原性の気候を利用して、近年キャベツの栽培が広がりつつある。販路開拓が課題となっており、農業組合がこの課題に取り組んでいる。",
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"title": "黎高自然保護区の概況",
"description": "黎高(れいこう)自然保護区は、星門山地の南西端から北に向かって続く高山渓谷で、南からの湿った風を受け、独特の生態系を形成している。現在、立ち入りは制限されている。",
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"description": "この地域には固有種が多く、いまだに未記載種が続々と発見されている。植物では高さ40メートル近くにもなる竹・レイコウチク、それを好んで食すレイコウタケネズミなどが知られる。",
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"description": "丁芳(ていほう)は星門山地の北側に位置する山麓の邑である。当地は良質の材を産することで知られる林業の邑である。",
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"description": "かつては需要のままに伐採を行なっていたが、中世には資源枯渇が問題となり、かなり早い段階から植林が行われるようになった。",
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"description": "植林を行うことで、間伐材が得られる。これを利用した産業として、割り箸など消耗品の生産と、製紙業が興った。\n",
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"description": "丁芳が良質の材を産することは早くから各地に聞こえた。質のよい材を大量に必要とする宮大工は、盛んに当地に入り、いppん単位ではなく山単位で目星をつけ、「次の遷宮の際に必ず買う」というような約束を取り交わした。宮大工と山の持ち主、互いに代が替わってもこの約束は履行されたという。",
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"description": "増淵(ますぶち)製紙は、丁芳に所在する製紙会社である。この分野では後発だが、環境に配慮した生産設備と、伝統技術を取り入れた商品開発で成長基調にある優良企業である。",
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"description": "豊氏鎮(ほうしちん)は、丁芳の水源として作られた豊氏池のほとりに作られた邑である。かつて乱伐で山が荒れた時代に拓かれた。",
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"description": "豊氏池では、マスの養殖とヒシの栽培が行われている。山が保水力を取り戻した現在、水源としての役割は低下したが、養殖業によって邑が維持されている。",
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最終更新:2017年11月12日 23:28