緊急避難訓練(蒼梧藩国版) id: 163284 RD:102 評価値:11
流用大部品:
緊急避難訓練・概要改正(帝國共用):星鋼京(フツカさん)
部品構造
- 大部品: 緊急避難訓練(蒼梧藩国版) RD:102 評価値:11
- 部品: 訓練導入の経緯(蒼梧藩国)
- 部品: 避難訓練の状況(蒼梧藩国)
- 大部品: 緊急避難訓練・概要改正(帝國共用) RD:100 評価値:11
- 大部品: 避難訓練の概要定義と分類 RD:6 評価値:4
- 部品: 避難経路を覚えパニック状態を抑制
- 部品: 緊急事態化での対応を認識
- 部品: 避難の定義・退避について
- 部品: 避難に関する各種要因をまとめる
- 部品: 避難の自然災害による分類
- 部品: 避難の他の要因による分類
- 大部品: 定期避難訓練の実施とその内容 RD:10 評価値:5
- 部品: 行政の避難訓練への取り組み
- 部品: 緊急避難警報システムの整備とテスト
- 部品: 緊急事態と目されるものを藩王摂政が判断
- 部品: 早期警戒網によるシステムの発布
- 部品: 緊急避難訓練の実施と変更点
- 部品: 避難場所の周知と移動練習
- 部品: 避難場所の定義とその種類解説
- 部品: 避難場所ごとでのイベント
- 部品: 防災用品の確保と飲食の備蓄
- 部品: 防災用品の道具の種類とまとめ
- 大部品: 避難の基本的な考え方についての解説 RD:9 評価値:5
- 部品: 行政による避難の責務と認識
- 部品: 人権尊重の立場との矛盾の難しさ
- 部品: 一人ひとりの命を守る責任は個人に帰属する
- 部品: 避難行動を支援する知識や情報の提供
- 部品: 避難行動を自ら判断して実行しなければならない
- 部品: 避難の大きな範囲に対する発令の性質
- 部品: 特性に応じた適切な避難の方法・時期を判断
- 部品: 特性や災害の知識を身につける
- 部品: 避難行動要支援者への援助
- 大部品: 避難の類型・詳細解説 RD:7 評価値:5
- 部品: 立ち退き避難と屋内での安全確保
- 部品: 指定緊急避難場所(避難場所)への移動
- 部品: 避難場所への移動が危険な場合の対処
- 部品: 屋内での安全確保への適切な判断
- 部品: 避難の危険性を評価する状況判断
- 部品: 避難行動の事前避難と緊急避難
- 部品: 事前避難と緊急避難の特性の違いと時間的猶予
- 大部品: テロ対策とその対応避難方法 RD:3 評価値:3
- 部品: 治安悪化の地域・状況での注意
- 部品: 屋内と屋外での速やかな退避について
- 部品: 冷静に自分の状況を掴み迅速な避難
- 大部品: 避難のプロセスについての個別解説 RD:5 評価値:4
- 部品: 危険の察知から実際に避難するまでの行動のプロセス
- 部品: 災害の危険性からの危険の察知
- 部品: 災害の確認・危険性の評価
- 部品: 避難の有効性と実行可能性の評価
- 部品: 避難の決断と避難行動の決定
- 大部品: 避難の傾向と留意すべき阻害要因 RD:6 評価値:4
- 部品: 避難が困難となる要因各種
- 部品: オオカミ少年効果
- 部品: 正常性バイアス
- 部品: 認知的不協和
- 部品: 防災における住民の主体性の低下
- 部品: ハード対策の逆効果
- 大部品: 避難の傾向と促進のための教育効果 RD:5 評価値:4
- 部品: 避難行動をとる影響力と要因
- 部品: 大量避難が成功しやすい要因各種
- 部品: 想定にとらわれるな
- 部品: その状況下で最善を尽くせ
- 部品: 率先避難者たれ
- 大部品: 藩国民の避難と危機管理意識について RD:3 評価値:3
- 部品: 避難経路の定期確認と整備要項
- 部品: 障害物等改善を要する場合の対処
- 部品: 非常用持ち出し品などの準備
- 大部品: 要援護障害者等の事前情報収集 RD:6 評価値:4
- 部品: 平常時からの状況把握が必要不可欠
- 部品: 情報を集約する責任部局の情報収集・管理体制
- 部品: 要援護障害者台帳整備要領
- 部品: 避難・災害時要援護者の所在及び状況把握
- 部品: 避難・災害時要援護者の本人と家族の理解と同意
- 部品: 相手に適したコミュニケーション
- 大部品: 危機的事由時の各種通信手段の確保 RD:9 評価値:5
- 部品: 行政による迅速で正確な情報提供
- 部品: 情報伝達手段をあらかじめ定める
- 部品: 多くの情報伝達手段を確保
- 部品: 分かりやすい言葉を使用した伝達手段
- 部品: 情報伝達体制の整備と各連携機関
- 部品: 防災行政連絡による避難指示
- 部品: 聴覚障害者がいる家庭への配慮
- 部品: 避難指示のメディアとの連携
- 部品: あらゆる手段の情報提供の方法
- 大部品: 行政・自治体による藩国地域住民の避難計画の策定 RD:4 評価値:3
- 部品: 行政・自治体の避難誘導の的確な対応計画
- 部品: 行政・自治体の危機的事由・災害時の避難計画の策定
- 部品: 藩国地域住民の特性に配慮した各種方針
- 部品: 藩国地域住民の状況とニーズの把握
- 大部品: 防災避難広報の徹底化 RD:7 評価値:5
- 部品: 避難場所・避難所・避難経路等の周知徹底
- 部品: 災害時要援護者に対する周知
- 部品: 分かりやすい防災意識の啓発
- 部品: 藩国地域住民が必要とする情報窓口
- 部品: 危機的事由・災害及び人命の情報
- 部品: 避難または避難準備の情報
- 部品: 以後の生活における生活支援情報
- 大部品: 避難誘導における各種留意点の解説 RD:11 評価値:6
- 部品: 避難勧告・指示が出た場合の藩国地域住民の避難
- 部品: 行き先を明示するための協力
- 部品: 避難の原則となる徒歩
- 部品: 避難所での配置された行政職員等について
- 部品: 火災が発生した場合の脱出と待機
- 部品: 消防機関に連絡と初期消火
- 部品: 危険と思われる場所を避けて避難場所へ
- 部品: 四肢が不自由な要援護者に対して
- 部品: 介助者の派遣や移送用車両の手配
- 部品: 当該要援護者の救出と避難所等への誘導
- 部品: 避難所の運営体制と行うべき項目
- 大部品: ペット同行の避難訓練の実施 RD:9 評価値:5
- 部品: 災害時における飼い主の役割
- 部品: ペットが飼い主から離れることで起こる弊害
- 部品: 平時からの動向避難の訓練と準備を行う
- 部品: 平時に飼い主が行うペットへのしつけと対策
- 部品: 避難時に有効になるペットへの訓練
- 部品: 普段から準備しておくペット用の道具
- 部品: 他避難者への配慮
- 部品: 避難所におけるペットへのケア
- 部品: 避難所にペットを預けられない場合の一時預け先
部品定義
部品: 訓練導入の経緯(蒼梧藩国)
蒼梧藩国では、かつて内戦やテロ、敵の襲撃など数々の事件が起きた。それにより、民間人が巻き込まれる事もあった。また起こるであろう有事の時に備える心構えを持つとともに、いざというときに国民が落ち着いて避難できるように、避難訓練の導入を行った。
部品: 避難訓練の状況(蒼梧藩国)
蒼梧藩国では年に一度、藩王、摂政や執政及び行政主導の下、避難訓練が行われる。行政主導ではあるが、放送局や運輸会社などの民間企業とも協力して行う。国民が避難訓練を通じて学ぶ事が目的である。訓練後に炊き出しの食事が皆に振る舞われるのは、ごはん国の愛称を持つ蒼梧藩国らしい風景である。
部品: 避難経路を覚えパニック状態を抑制
避難訓練とは、避難経路を覚え、災害時のパニック状態を抑制し、いざという時の手順を覚える為に行われる訓練である。
部品: 緊急事態化での対応を認識
想定される避難の要因に対し、行政の主導の下、避難の方法を実際に練習する事により、緊急事態化での対応を住民一人ひとりが認識するために行うことである。
部品: 避難の定義・退避について
避難とは、災難を避けること。退避ともいう。災害を避けて(住んでいる場所や滞在している場所から)安全な場所へ立ちのくこと。
部品: 避難に関する各種要因をまとめる
藩王・摂政並びに行政関係各所は、避難に関する知識・ノウハウを熟知させるため、避難に関する各種要因をまとめるものとする。
部品: 避難の自然災害による分類
要因の主なものとして、自然災害では(火山の噴火・低気圧(嵐)・熱帯低気圧(台風)・洪水・地震・津波・山火事・竜巻)などが挙げられる。
部品: 避難の他の要因による分類
他の要因として(軍事攻撃(爆撃(空襲)・戦闘・テロ攻撃)・産業事故・化学物質の流出・原子力事故・事故(交通・鉄道・航空)火災・構造破損(橋やビルなどの構造物の老朽化等による破損)・感染症・バイオハザード(隔離の逆))などが挙げられる。
部品: 行政の避難訓練への取り組み
行政は年に1回、緊急避難訓練を行い、これを周知し、可能な限り訓練の実施を住民に呼びかけ、ハザードマップ及び、各避難場所の更新と整備を行わなければならない。
部品: 緊急避難警報システムの整備とテスト
緊急避難警報システムの整備においては、月に1回の整備と連絡テストを行う。問題があれば、修理と定期的な整備を行い、緊急事態には十全に用いるようにしなくてはいけない。
部品: 緊急事態と目されるものを藩王摂政が判断
緊急避難警報システムとは、緊急事態と目されるものを判断し、藩王・摂政並びに行政の判断をもって、藩国全体に発せられる警報という。
部品: 早期警戒網によるシステムの発布
藩国国境線の早期警戒網及び、政庁の関連監視報告システムは、24時間体制で監視されており、藩国交番・藩国消防・行政自治体及び関連各所との連携により緊急避難警報システムを発布される。
部品: 緊急避難訓練の実施と変更点
2週間前より事前に周知すると共に、毎回緊急事態の内容の想定は変更(マンネリ化の防止)し、避難経路を記されたハザードマップの配布を行う。
部品: 避難場所の周知と移動練習
避難場所の周知と共に、当日は緊急避難警報の発動テストが行われ、自治体ごとに、速やかかつ整然と避難場所への移動練習が行われる。
部品: 避難場所の定義とその種類解説
- 一時避難場所 一時的な安全確保のために避難する場所。その多くは、広域避難場所よりも狭い。
- 広域避難場所 延焼火災などで一時避難場所が危険になった場合に移動してくる、より安全な避難所。
- 収容避難場所 避難者が避難生活をする避難所。
部品: 避難場所ごとでのイベント
自治体ごとの避難場所では、炊き出しの実務や消防の練習なども行われ、最後に藩王・摂政並びに行政要人による談話や訓辞が行われ、終了とする。
部品: 防災用品の確保と飲食の備蓄
非常用物資(防災用品)については、水と食料は3日分用意しておくのが理想とされ、リュック等に詰めて両手が使える状態で避難できるのが望ましい。
部品: 防災用品の道具の種類とまとめ
道具として灯かり、連絡用具、発火用具、ナイフ、軍手、衣類、ごみ袋、常備薬、女性用の生活用品、小さな子どもがいる場合はおむつ、小ぶりのぬいぐるみなどを用意しておくと良い。これらも同様にリュック等に詰めておくべきである。
部品: 行政による避難の責務と認識
行政は災害から住民の生命・身体・財産を保護する責務があると規定されており、避難勧告などを発令する権限が付与されている。これは国際的にも共通する認識である。
部品: 人権尊重の立場との矛盾の難しさ
一方で、人権尊重の立場から、その場から立ち退く避難を強制することはできないというのも、同じく共通認識である。
部品: 一人ひとりの命を守る責任は個人に帰属する
一人ひとりの命を守る責任は最終的には個人にあり(自己責任)避難勧告などは強制力を持たない形式になっている。
部品: 避難行動を支援する知識や情報の提供
行政の責務は、ハード対策やソフト対策を通した災害への対処とともに、一人ひとりの避難行動を支援する知識や情報の提供などの形で実行されている。
部品: 避難行動を自ら判断して実行しなければならない
それぞれの住民は、自治体や国の機関が出す情報を参考にしつつ、避難行動を自ら判断して実行しなければならないというのが、基本的な考え方である。
部品: 避難の大きな範囲に対する発令の性質
警報や避難勧告などは、個人に対して発令されるものではなく、自治体や地区といったある程度大きな範囲に対して発令されるという性質がある。
部品: 特性に応じた適切な避難の方法・時期を判断
このギャップを埋める為には、それぞれの土地の地形や地質、建物の構造、家族構成などの特性に応じた適切な避難の方法・時期を判断する必要がある。
部品: 特性や災害の知識を身につける
適切な判断のためには、それぞれの住民がこうした特性や災害の知識を身につけることや、自治体・行政や専門家がこうした取り組みを支援することが求められる。
部品: 避難行動要支援者への援助
自力避難が難しい高齢者、障害者、子供、妊婦などの避難行動要支援者(災害時要援護者)については、周囲や行政が避難を援助する必要がある。
部品: 立ち退き避難と屋内での安全確保
避難行動は、その場の状況により2種類に分けられる。屋外の安全な場所へと移る立ち退き避難と、屋外への避難がかえって危険な時に行う緊急的な屋内での安全確保である。
部品: 指定緊急避難場所(避難場所)への移動
避難の基本は「立ち退き避難」であり、なおかつ一定の安全が確保されている指定緊急避難場所(避難場所)への移動が基本となる。
部品: 避難場所への移動が危険な場合の対処
避難場所への移動がかえって危険な場合は、公園や親戚・友人の家といった屋外の安全な場所、または自然災害の場合は近隣の高い建物や頑丈な建物などへ移動することが望ましい。
部品: 屋内での安全確保への適切な判断
外出すら危険な場合は、屋内でもより安全な場所、例えば浸水の危険性がより低い2階や、がけ崩れがより及びにくいがけから遠い部屋、爆風からの被害を減らすために窓から離れた閉所などに移動するなどに移動する「屋内での安全確保」が適切である。
部品: 避難の危険性を評価する状況判断
立ち退き避難と屋内での安全確保への判断には、避難の危険性を評価する状況判断と、浸水のしやすさといった災害の事前知識が効果を発揮する。
部品: 避難行動の事前避難と緊急避難
避難行動はそのタイミングにより、危険が及ぶ前にそれを避けて別の場所へ移っておく事前避難と、既に身近に危険が及んでいるときにとっさの回避行動として別の場所へ移る緊急避難の2種類に分けられる。
部品: 事前避難と緊急避難の特性の違いと時間的猶予
事前避難と緊急避難が異なるのは、事前避難において避難方法や避難中の安全を考える時間が長い事に対し、緊急避難ではその時間が短い、つまり避難を決断するまでの猶予がほとんどないことである。
部品: 治安悪化の地域・状況での注意
治安の悪化している地域・状況では、情報に注意しておくことが望ましい。テロに遭遇した場合、できるだけ早く遠くに離れ、遮蔽性の高いところに身を隠す。
部品: 屋内と屋外での速やかな退避について
屋内では、できるだけ速やかに現場から離れて屋外に退避する。屋外では、風上に向かって逃げるのが望ましいとされる。
部品: 冷静に自分の状況を掴み迅速な避難
難しい場合は近くの建物内に一時退避してもよい。パニックにならず冷静に自分の状況を掴むことが、迅速な避難につながるとされる。
部品: 危険の察知から実際に避難するまでの行動のプロセス
人間が危険を察知して避難を行うに至るまでには、心理面で、避難行動に移るまでに4つのプロセスが敷かれている。
部品: 災害の危険性からの危険の察知
(危険の察知)災害の脅威が発生したあるいは接近していること段階、または、災害の危険性があることを知る段階。
部品: 災害の確認・危険性の評価
(確認・危険性の評価)災害の危険性を示す情報が、本当かどうかを確かめる段階と、自分が今いる場所の危険性がどの程度高いのかを判断する段階。
部品: 避難の有効性と実行可能性の評価
(避難の有効性と実行可能性の評価)避難することの有効性や損得を評価する段階と、避難中の安全性や避難の実現性を評価する段階。
部品: 避難の決断と避難行動の決定
(避難の決断と避難行動の決定)避難することを決断する段階と、避難先、避難経路、タイミング、手段などを決める段階を経て、実際に避難する。
部品: 避難が困難となる要因各種
高齢者は避難を拒む傾向がある。深夜の災害は、状況把握、情報伝達、避難のいずれも困難で、他の時間帯に比べて被害が大きくなる。
部品: オオカミ少年効果
避難を妨げる心理要因として、津波警報の空振り経験を重ね、次は無いなと錯覚してしまうことによる「オオカミ少年効果」
部品: 正常性バイアス
無意識のうちに自分に不都合な情報を無視してこれまで通りの行動を行ってしまう、人間が持つ心理特性「正常性バイアス」
部品: 認知的不協和
正常性バイアスにより不安を解消し、自分の思考や行動を正当化しようとする、人間が持つ心理特性「認知的不協和」
部品: 防災における住民の主体性の低下
自らの命を守ることに関して、自らの判断力を行政に依存し、行動の主体性を欠く「防災における住民の主体性の低下」
部品: ハード対策の逆効果
防護施設への過信と依存を生み、それを超過するレベルの災害では逆効果にもなってしまう「ハード対策の逆効果」
部品: 避難行動をとる影響力と要因
隣人や近しい人の避難行動は影響力が大きく、避難を躊躇しているときには特に強く作用する。災害の際には、家族が一体になろうとする避難行動をとる傾向がある。
部品: 大量避難が成功しやすい要因各種
災害経験が良く伝承され、地域の結びつきが強い地域では避難が行われやすい。責任と実行力・決断力のあるリーダーが存在すると、大量避難が成功しやすい。
部品: 想定にとらわれるな
ハザードマップには効果がある半面、災害イメージを固定化させる側面がある。状況に応じて判断すべきである。
部品: その状況下で最善を尽くせ
「ここまで来れば大丈夫」ではなく、さらに次にはどうするべきか考えて、最善の行動を取り続ける必要がある。
部品: 率先避難者たれ
正常性バイアスなどが働くため、人間の集団心理として、避難を決断することができない。一方、これも人間の心理として、誰かが率先して避難すれば、同調して周囲の人が避難しやすくなる。
部品: 避難経路の定期確認と整備要項
自宅から避難所等までの経路をチェックし、実際に歩いてみて、注意すべき場所や目印となるもの等を確認しておくべきである。
部品: 障害物等改善を要する場合の対処
障害物等改善を要する点があれば、市民は行政や施設管理者などに連絡するべきである。行政はそれを受けて問題点を洗い出して今後の対策を立てなくてはいけない。
部品: 非常用持ち出し品などの準備
常日頃から、避難するときに備えて非常用持ち出し品をリュックサックなどにひとまとめにして用意しておき、出入り口近くの取り出しやすい場所に備えて家族全員が知っておくようにするべきである。
部品: 平常時からの状況把握が必要不可欠
危機的事由・災害等の避難時には的確かつ迅速な安否確認、避難誘導を行うためには、平常時からの状況把握が必要不可欠である。
部品: 情報を集約する責任部局の情報収集・管理体制
情報を集約する責任部局においては、様式の統一化、更新・開示のルール化を図るなど情報収集・管理体制を明確にします。
部品: 要援護障害者台帳整備要領
危機的事由・災害等の緊急事態の際、援護を要する障害者について常にその状態を把握し、緊急事態時に適切な措置が講じられるようにする。そのために、要援護障害者台帳の整備について必要な事項を定めるものとする。
部品: 避難・災害時要援護者の所在及び状況把握
要援護者など個人のプライバシー保護に配慮しつつ、災害時に役立つように行政は要援護者の所在及び状況把握を行うことが必要である。
部品: 避難・災害時要援護者の本人と家族の理解と同意
危機的事由・避難・災害時に必要な機関に必要な情報を提供できるよう、あらかじめ要援護者又は家族の理解と同意を得ておくべきである。
部品: 相手に適したコミュニケーション
理解と同意を得る際は、相手に適したコミュニケーション方法により、十分な理解が得られるよう配慮する必要がある。
部品: 行政による迅速で正確な情報提供
災害等、危機的事由の発生直後は、通信手段の寸断で口コミによる情報伝達が中心となり、誤った情報が伝えられやすいため、行政による迅速で正確な情報提供が不可欠になる。
部品: 情報伝達手段をあらかじめ定める
必要な情報を受信しにくい状況にある地域や事例に対しては、緊急時の情報伝達手段をあらかじめ定めておく必要がある。
部品: 多くの情報伝達手段を確保
難情報伝達性の地域や事例に対して、各種の災害や危機的事由を想定してできるだけ多くの情報伝達手段を確保しておくことが必要である。
部品: 分かりやすい言葉を使用した伝達手段
コミュニケーションにハンディキャップのある状況も加味して理解してもらえるよう、わかりやすい言葉を使用する必要がある。
部品: 情報伝達体制の整備と各連携機関
情報伝達体制の整備にあたっては、地域の自主防災組織、自治会、福祉関係者、ボランティア等と連携し、それぞれの障害に配慮するよう努めなければならない。
部品: 防災行政連絡による避難指示
防災行政連絡として、藩国地域住民各戸に受信機を設置する戸別受信方式を採用することにより、住民に対する情報を迅速かつ同時に伝達することが可能である。
部品: 聴覚障害者がいる家庭への配慮
防災行政連絡は音声による情報伝達がほとんどであるため、聴覚障害者がいる家庭に対しては目で見てわかる方法で伝える必要がある。
部品: 避難指示のメディアとの連携
避難指示・災害が起きた時には、メディアと連携して、災害状況、避難状況、救援物資の状況など災害情報を提供できるよう、あらかじめ体制を整備して置かなくてはいけない。
部品: あらゆる手段の情報提供の方法
情報提供の方法は視覚や聴覚の障害にも配慮し、音声、画像、文字、手話等あらゆる手段を講じることが必要である。
部品: 行政・自治体の避難誘導の的確な対応計画
行政・自治体は避難・災害時において、地域住民の協力を受けながら、避難誘導を迅速、的確に対応することが求められる。
部品: 行政・自治体の危機的事由・災害時の避難計画の策定
行政・自治体は、避難・災害時の避難計画を策定する必要がある。具体的には、行政・自治体の危機的事由・災害時における藩国地域住民の避難に対する全体的な避難計画を定める必要がある。
部品: 藩国地域住民の特性に配慮した各種方針
行政・自治体は、危機的事由・災害時、藩国地域住民の特性に配慮した「情報伝達」「避難誘導」「避難所対応」等の方針を決める必要がある。
部品: 藩国地域住民の状況とニーズの把握
避難計画策定にあたっては、地域の自主防災組織・自治会・福祉関係者等の協力を得て、各々の危機的事由・災害時での藩国地域住民の状況とニーズを聞き取り調査等により把握するべきである。
部品: 避難場所・避難所・避難経路等の周知徹底
行政・自治体は、危機的事由・災害に際しての避難場所・避難所・避難経路等を知らない藩国地域住民の為に、いざという時にあわてないよう、どの地区の住民がどこに避難するか一覧表を配布するなど、広報紙等を通じて周知するべきである。
部品: 災害時要援護者に対する周知
コミュニケーションにハンディキャップのある状況も加味して、各自、各家庭で防災対策を施せるよう、広報を徹底するべきである。
部品: 分かりやすい防災意識の啓発
点字や録音、イラスト等を用いたり、易しい言葉で漢字にはルビをふったりするなど、わかりやすいパンフレットを作成し、関係団体等の協力を得るなどして防災意識の啓発を図らなければならない。
部品: 藩国地域住民が必要とする情報窓口
藩国地域住民の状態に合わせた準備や避難方法、救助の求め方などについて相談に応じる窓口を行政・自治体は開設するべきである。
部品: 危機的事由・災害及び人命の情報
- 危機的事由・災害に関する情報。・家族の安否等に関する情報。・避難所等及び避難所等までの安全な経路と、避難誘導支援に関する情報。
部品: 避難または避難準備の情報
- 避難又は避難準備の情報(避難場所や持ち出し品の確認)・居宅生活や避難所の生活に必要な食料・水、介護用品、日常生活必需物資の入手方法に関する情報。
部品: 以後の生活における生活支援情報
- 保健・医療・福祉サービスなど生活支援情報。・ライフラインの復旧状況等の情報。・公営住宅等の空き状況、入所申込みに関する情報。
部品: 避難勧告・指示が出た場合の藩国地域住民の避難
行政・自治体等から避難勧告・指示が出たら、藩国地域住民は速やかに周囲の人と協力し合い一緒に避難をするべきである。
部品: 行き先を明示するための協力
どこへ避難するか緊急連絡先に連絡したり、メモを出入り口に貼ったりするなど、行き先を明示するための協力を各自の意識として行うべきである。
部品: 避難の原則となる徒歩
避難は徒歩が原則である。動きやすい服装、底の厚い靴で、持ち物は少なくし、両手が使えるようリュックサックなどに入れるべきである。
部品: 避難所での配置された行政職員等について
避難所での配置された行政職員等は、被災者の人数、世帯構成、被害状況、災害時要援護者の状況について把握し、避難者名簿を整備しなくてはいけない。
部品: 火災が発生した場合の脱出と待機
火災が発生した場合、できる限り低い姿勢をとらせ、煙を吸い込まないようにして外へ脱出させ、安全な場所に待機させる。
部品: 消防機関に連絡と初期消火
上記、火災場所から脱出後に即時、消防機関に連絡をしなくてはいけない。可能ならば周辺住民の協力を得て初期消火を行う。
部品: 危険と思われる場所を避けて避難場所へ
建物の倒壊や崖崩れの恐れがあるので、危険と思われる場所を避け、自主防災組織とともに避難場所へ避難するべきである。
部品: 四肢が不自由な要援護者に対して
四肢が不自由な要援護者に対しては、補装具など必要なものは忘れずに持つよう声をかけ、非常用持ち出し袋等は必要ならば代わりに持つなどして避難するべきである。
部品: 介助者の派遣や移送用車両の手配
単独で避難できない危機的事由・災害時要援護者に対して行政・自治体は、対象者及び地域の支援体制の実状把握に努め、必要な際には介助者の派遣や移送用車両の手配等の指示を行わなくてはいけない。
部品: 当該要援護者の救出と避難所等への誘導
上記、行政・自治体は、事前に備えておいた対象者名簿や危機的事由・災害時要援護者個別避難計画等に基づいて地域の自主防災組織等と連携し、当該要援護者を救出し避難所等に誘導するべきである。
部品: 避難所の運営体制と行うべき項目
避難所の運営体制では行政職員等を配置し、被災者の状況把握や必要物資の供給など、関係機関やボランティア等の協力を得るべきである。
部品: 災害時における飼い主の役割
災害時に犬、猫等のペットと飼い主が離れ離れになってしまうことによる弊害を防ぐために、ペット同行の避難訓練を行うことが飼い主の役割でもある。
部品: ペットが飼い主から離れることで起こる弊害
飼い主から離れることによる、ペットの負傷・死亡または衰弱の可能性。放し飼いによる繁殖増加によって、病気などによる公衆衛生の悪化や住民の安全の低下が起こる可能性等が挙げられる。
部品: 平時からの動向避難の訓練と準備を行う
避難時に他の避難者への迷惑にならないよう、また飼い主とペット自身が安全に避難行動を行えるよう、平時から同行避難に備えた訓練や準備をしておくことが必要である。
部品: 平時に飼い主が行うペットへのしつけと対策
- 待てやお座りなどの基本的なしつけの他、決められた場所での排泄訓練、無駄吠えさせない訓練、他の人や動物への威嚇行動の抑止等
- ペットが迷子にならないための対策(首輪や迷子札などに飼い主の明示をしておく)
- 予防接種やノミなどの外部寄生虫への対策を行い、ペットの健康と衛生の確保を行う
- ペットとの信頼関係を構築するために、常に愛情を持って接する
部品: 避難時に有効になるペットへの訓練
- 非常時にケージやキャリーなどへ入ることを嫌がらないよう、普段から訓練を行い慣らしておく
- ペット同行での避難ルートの事前確認と、実際のルートをペット同行で歩く訓練を行い、所要時間や危険な場所を把握しておく
部品: 普段から準備しておくペット用の道具
キャリーやケース、予備も含めた首輪やリード、ペット用フード(少なくとも五日分)、食器、はぐれた場合の捜索時に使用するペットの写真や精密画、飼い主の緊急連絡先を記載したもの、接種済のワクチンや既往歴等を記載したもを用意しておくと良い。優先度の高いものを常時把握し、すぐに持ち出せるよう飼い主の避難用品と一緒に保管しておく。
部品: 他避難者への配慮
避難所には様々な人が集まるため、動物が苦手な人、アレルギーを持つ人に対する特別な配慮が必要である。同行避難させたペットによるトラブルやストレスを回避するための配慮が必要。自治体や避難先の代表者の指示に従い、人とペットの棲み分けに従うこと。
部品: 避難所におけるペットへのケア
ペット自身においても避難所での慣れない生活はストレスとなりうるため、飼い主の普段からの飼育マナーの遵守や訓練、必要な道具の準備が必要となる。
部品: 避難所にペットを預けられない場合の一時預け先
避難所にペットを預けられない場合を考えて、親戚や友人などのペットの一時的な預け先を確保しておくことも必要である。
提出書式
大部品: 緊急避難訓練(蒼梧藩国版) RD:102 評価値:11
-部品: 訓練導入の経緯(蒼梧藩国)
-部品: 避難訓練の状況(蒼梧藩国)
-大部品: 緊急避難訓練・概要改正(帝國共用) RD:100 評価値:11
--大部品: 避難訓練の概要定義と分類 RD:6 評価値:4
---部品: 避難経路を覚えパニック状態を抑制
---部品: 緊急事態化での対応を認識
---部品: 避難の定義・退避について
---部品: 避難に関する各種要因をまとめる
---部品: 避難の自然災害による分類
---部品: 避難の他の要因による分類
--大部品: 定期避難訓練の実施とその内容 RD:10 評価値:5
---部品: 行政の避難訓練への取り組み
---部品: 緊急避難警報システムの整備とテスト
---部品: 緊急事態と目されるものを藩王摂政が判断
---部品: 早期警戒網によるシステムの発布
---部品: 緊急避難訓練の実施と変更点
---部品: 避難場所の周知と移動練習
---部品: 避難場所の定義とその種類解説
---部品: 避難場所ごとでのイベント
---部品: 防災用品の確保と飲食の備蓄
---部品: 防災用品の道具の種類とまとめ
--大部品: 避難の基本的な考え方についての解説 RD:9 評価値:5
---部品: 行政による避難の責務と認識
---部品: 人権尊重の立場との矛盾の難しさ
---部品: 一人ひとりの命を守る責任は個人に帰属する
---部品: 避難行動を支援する知識や情報の提供
---部品: 避難行動を自ら判断して実行しなければならない
---部品: 避難の大きな範囲に対する発令の性質
---部品: 特性に応じた適切な避難の方法・時期を判断
---部品: 特性や災害の知識を身につける
---部品: 避難行動要支援者への援助
--大部品: 避難の類型・詳細解説 RD:7 評価値:5
---部品: 立ち退き避難と屋内での安全確保
---部品: 指定緊急避難場所(避難場所)への移動
---部品: 避難場所への移動が危険な場合の対処
---部品: 屋内での安全確保への適切な判断
---部品: 避難の危険性を評価する状況判断
---部品: 避難行動の事前避難と緊急避難
---部品: 事前避難と緊急避難の特性の違いと時間的猶予
--大部品: テロ対策とその対応避難方法 RD:3 評価値:3
---部品: 治安悪化の地域・状況での注意
---部品: 屋内と屋外での速やかな退避について
---部品: 冷静に自分の状況を掴み迅速な避難
--大部品: 避難のプロセスについての個別解説 RD:5 評価値:4
---部品: 危険の察知から実際に避難するまでの行動のプロセス
---部品: 災害の危険性からの危険の察知
---部品: 災害の確認・危険性の評価
---部品: 避難の有効性と実行可能性の評価
---部品: 避難の決断と避難行動の決定
--大部品: 避難の傾向と留意すべき阻害要因 RD:6 評価値:4
---部品: 避難が困難となる要因各種
---部品: オオカミ少年効果
---部品: 正常性バイアス
---部品: 認知的不協和
---部品: 防災における住民の主体性の低下
---部品: ハード対策の逆効果
--大部品: 避難の傾向と促進のための教育効果 RD:5 評価値:4
---部品: 避難行動をとる影響力と要因
---部品: 大量避難が成功しやすい要因各種
---部品: 想定にとらわれるな
---部品: その状況下で最善を尽くせ
---部品: 率先避難者たれ
--大部品: 藩国民の避難と危機管理意識について RD:3 評価値:3
---部品: 避難経路の定期確認と整備要項
---部品: 障害物等改善を要する場合の対処
---部品: 非常用持ち出し品などの準備
--大部品: 要援護障害者等の事前情報収集 RD:6 評価値:4
---部品: 平常時からの状況把握が必要不可欠
---部品: 情報を集約する責任部局の情報収集・管理体制
---部品: 要援護障害者台帳整備要領
---部品: 避難・災害時要援護者の所在及び状況把握
---部品: 避難・災害時要援護者の本人と家族の理解と同意
---部品: 相手に適したコミュニケーション
--大部品: 危機的事由時の各種通信手段の確保 RD:9 評価値:5
---部品: 行政による迅速で正確な情報提供
---部品: 情報伝達手段をあらかじめ定める
---部品: 多くの情報伝達手段を確保
---部品: 分かりやすい言葉を使用した伝達手段
---部品: 情報伝達体制の整備と各連携機関
---部品: 防災行政連絡による避難指示
---部品: 聴覚障害者がいる家庭への配慮
---部品: 避難指示のメディアとの連携
---部品: あらゆる手段の情報提供の方法
--大部品: 行政・自治体による藩国地域住民の避難計画の策定 RD:4 評価値:3
---部品: 行政・自治体の避難誘導の的確な対応計画
---部品: 行政・自治体の危機的事由・災害時の避難計画の策定
---部品: 藩国地域住民の特性に配慮した各種方針
---部品: 藩国地域住民の状況とニーズの把握
--大部品: 防災避難広報の徹底化 RD:7 評価値:5
---部品: 避難場所・避難所・避難経路等の周知徹底
---部品: 災害時要援護者に対する周知
---部品: 分かりやすい防災意識の啓発
---部品: 藩国地域住民が必要とする情報窓口
---部品: 危機的事由・災害及び人命の情報
---部品: 避難または避難準備の情報
---部品: 以後の生活における生活支援情報
--大部品: 避難誘導における各種留意点の解説 RD:11 評価値:6
---部品: 避難勧告・指示が出た場合の藩国地域住民の避難
---部品: 行き先を明示するための協力
---部品: 避難の原則となる徒歩
---部品: 避難所での配置された行政職員等について
---部品: 火災が発生した場合の脱出と待機
---部品: 消防機関に連絡と初期消火
---部品: 危険と思われる場所を避けて避難場所へ
---部品: 四肢が不自由な要援護者に対して
---部品: 介助者の派遣や移送用車両の手配
---部品: 当該要援護者の救出と避難所等への誘導
---部品: 避難所の運営体制と行うべき項目
--大部品: ペット同行の避難訓練の実施 RD:9 評価値:5
---部品: 災害時における飼い主の役割
---部品: ペットが飼い主から離れることで起こる弊害
---部品: 平時からの動向避難の訓練と準備を行う
---部品: 平時に飼い主が行うペットへのしつけと対策
---部品: 避難時に有効になるペットへの訓練
---部品: 普段から準備しておくペット用の道具
---部品: 他避難者への配慮
---部品: 避難所におけるペットへのケア
---部品: 避難所にペットを預けられない場合の一時預け先
部品: 訓練導入の経緯(蒼梧藩国)
蒼梧藩国では、かつて内戦やテロ、敵の襲撃など数々の事件が起きた。それにより、民間人が巻き込まれる事もあった。また起こるであろう有事の時に備える心構えを持つとともに、いざというときに国民が落ち着いて避難できるように、避難訓練の導入を行った。
部品: 避難訓練の状況(蒼梧藩国)
蒼梧藩国では年に一度、藩王、摂政や執政及び行政主導の下、避難訓練が行われる。行政主導ではあるが、放送局や運輸会社などの民間企業とも協力して行う。国民が避難訓練を通じて学ぶ事が目的である。訓練後に炊き出しの食事が皆に振る舞われるのは、ごはん国の愛称を持つ蒼梧藩国らしい風景である。
部品: 避難経路を覚えパニック状態を抑制
避難訓練とは、避難経路を覚え、災害時のパニック状態を抑制し、いざという時の手順を覚える為に行われる訓練である。
部品: 緊急事態化での対応を認識
想定される避難の要因に対し、行政の主導の下、避難の方法を実際に練習する事により、緊急事態化での対応を住民一人ひとりが認識するために行うことである。
部品: 避難の定義・退避について
避難とは、災難を避けること。退避ともいう。災害を避けて(住んでいる場所や滞在している場所から)安全な場所へ立ちのくこと。
部品: 避難に関する各種要因をまとめる
藩王・摂政並びに行政関係各所は、避難に関する知識・ノウハウを熟知させるため、避難に関する各種要因をまとめるものとする。
部品: 避難の自然災害による分類
要因の主なものとして、自然災害では(火山の噴火・低気圧(嵐)・熱帯低気圧(台風)・洪水・地震・津波・山火事・竜巻)などが挙げられる。
部品: 避難の他の要因による分類
他の要因として(軍事攻撃(爆撃(空襲)・戦闘・テロ攻撃)・産業事故・化学物質の流出・原子力事故・事故(交通・鉄道・航空)火災・構造破損(橋やビルなどの構造物の老朽化等による破損)・感染症・バイオハザード(隔離の逆))などが挙げられる。
部品: 行政の避難訓練への取り組み
行政は年に1回、緊急避難訓練を行い、これを周知し、可能な限り訓練の実施を住民に呼びかけ、ハザードマップ及び、各避難場所の更新と整備を行わなければならない。
部品: 緊急避難警報システムの整備とテスト
緊急避難警報システムの整備においては、月に1回の整備と連絡テストを行う。問題があれば、修理と定期的な整備を行い、緊急事態には十全に用いるようにしなくてはいけない。
部品: 緊急事態と目されるものを藩王摂政が判断
緊急避難警報システムとは、緊急事態と目されるものを判断し、藩王・摂政並びに行政の判断をもって、藩国全体に発せられる警報という。
部品: 早期警戒網によるシステムの発布
藩国国境線の早期警戒網及び、政庁の関連監視報告システムは、24時間体制で監視されており、藩国交番・藩国消防・行政自治体及び関連各所との連携により緊急避難警報システムを発布される。
部品: 緊急避難訓練の実施と変更点
2週間前より事前に周知すると共に、毎回緊急事態の内容の想定は変更(マンネリ化の防止)し、避難経路を記されたハザードマップの配布を行う。
部品: 避難場所の周知と移動練習
避難場所の周知と共に、当日は緊急避難警報の発動テストが行われ、自治体ごとに、速やかかつ整然と避難場所への移動練習が行われる。
部品: 避難場所の定義とその種類解説
・一時避難場所 一時的な安全確保のために避難する場所。その多くは、広域避難場所よりも狭い。
・広域避難場所 延焼火災などで一時避難場所が危険になった場合に移動してくる、より安全な避難所。
・収容避難場所 避難者が避難生活をする避難所。
部品: 避難場所ごとでのイベント
自治体ごとの避難場所では、炊き出しの実務や消防の練習なども行われ、最後に藩王・摂政並びに行政要人による談話や訓辞が行われ、終了とする。
部品: 防災用品の確保と飲食の備蓄
非常用物資(防災用品)については、水と食料は3日分用意しておくのが理想とされ、リュック等に詰めて両手が使える状態で避難できるのが望ましい。
部品: 防災用品の道具の種類とまとめ
道具として灯かり、連絡用具、発火用具、ナイフ、軍手、衣類、ごみ袋、常備薬、女性用の生活用品、小さな子どもがいる場合はおむつ、小ぶりのぬいぐるみなどを用意しておくと良い。これらも同様にリュック等に詰めておくべきである。
部品: 行政による避難の責務と認識
行政は災害から住民の生命・身体・財産を保護する責務があると規定されており、避難勧告などを発令する権限が付与されている。これは国際的にも共通する認識である。
部品: 人権尊重の立場との矛盾の難しさ
一方で、人権尊重の立場から、その場から立ち退く避難を強制することはできないというのも、同じく共通認識である。
部品: 一人ひとりの命を守る責任は個人に帰属する
一人ひとりの命を守る責任は最終的には個人にあり(自己責任)避難勧告などは強制力を持たない形式になっている。
部品: 避難行動を支援する知識や情報の提供
行政の責務は、ハード対策やソフト対策を通した災害への対処とともに、一人ひとりの避難行動を支援する知識や情報の提供などの形で実行されている。
部品: 避難行動を自ら判断して実行しなければならない
それぞれの住民は、自治体や国の機関が出す情報を参考にしつつ、避難行動を自ら判断して実行しなければならないというのが、基本的な考え方である。
部品: 避難の大きな範囲に対する発令の性質
警報や避難勧告などは、個人に対して発令されるものではなく、自治体や地区といったある程度大きな範囲に対して発令されるという性質がある。
部品: 特性に応じた適切な避難の方法・時期を判断
このギャップを埋める為には、それぞれの土地の地形や地質、建物の構造、家族構成などの特性に応じた適切な避難の方法・時期を判断する必要がある。
部品: 特性や災害の知識を身につける
適切な判断のためには、それぞれの住民がこうした特性や災害の知識を身につけることや、自治体・行政や専門家がこうした取り組みを支援することが求められる。
部品: 避難行動要支援者への援助
自力避難が難しい高齢者、障害者、子供、妊婦などの避難行動要支援者(災害時要援護者)については、周囲や行政が避難を援助する必要がある。
部品: 立ち退き避難と屋内での安全確保
避難行動は、その場の状況により2種類に分けられる。屋外の安全な場所へと移る立ち退き避難と、屋外への避難がかえって危険な時に行う緊急的な屋内での安全確保である。
部品: 指定緊急避難場所(避難場所)への移動
避難の基本は「立ち退き避難」であり、なおかつ一定の安全が確保されている指定緊急避難場所(避難場所)への移動が基本となる。
部品: 避難場所への移動が危険な場合の対処
避難場所への移動がかえって危険な場合は、公園や親戚・友人の家といった屋外の安全な場所、または自然災害の場合は近隣の高い建物や頑丈な建物などへ移動することが望ましい。
部品: 屋内での安全確保への適切な判断
外出すら危険な場合は、屋内でもより安全な場所、例えば浸水の危険性がより低い2階や、がけ崩れがより及びにくいがけから遠い部屋、爆風からの被害を減らすために窓から離れた閉所などに移動するなどに移動する「屋内での安全確保」が適切である。
部品: 避難の危険性を評価する状況判断
立ち退き避難と屋内での安全確保への判断には、避難の危険性を評価する状況判断と、浸水のしやすさといった災害の事前知識が効果を発揮する。
部品: 避難行動の事前避難と緊急避難
避難行動はそのタイミングにより、危険が及ぶ前にそれを避けて別の場所へ移っておく事前避難と、既に身近に危険が及んでいるときにとっさの回避行動として別の場所へ移る緊急避難の2種類に分けられる。
部品: 事前避難と緊急避難の特性の違いと時間的猶予
事前避難と緊急避難が異なるのは、事前避難において避難方法や避難中の安全を考える時間が長い事に対し、緊急避難ではその時間が短い、つまり避難を決断するまでの猶予がほとんどないことである。
部品: 治安悪化の地域・状況での注意
治安の悪化している地域・状況では、情報に注意しておくことが望ましい。テロに遭遇した場合、できるだけ早く遠くに離れ、遮蔽性の高いところに身を隠す。
部品: 屋内と屋外での速やかな退避について
屋内では、できるだけ速やかに現場から離れて屋外に退避する。屋外では、風上に向かって逃げるのが望ましいとされる。
部品: 冷静に自分の状況を掴み迅速な避難
難しい場合は近くの建物内に一時退避してもよい。パニックにならず冷静に自分の状況を掴むことが、迅速な避難につながるとされる。
部品: 危険の察知から実際に避難するまでの行動のプロセス
人間が危険を察知して避難を行うに至るまでには、心理面で、避難行動に移るまでに4つのプロセスが敷かれている。
部品: 災害の危険性からの危険の察知
(危険の察知)災害の脅威が発生したあるいは接近していること段階、または、災害の危険性があることを知る段階。
部品: 災害の確認・危険性の評価
(確認・危険性の評価)災害の危険性を示す情報が、本当かどうかを確かめる段階と、自分が今いる場所の危険性がどの程度高いのかを判断する段階。
部品: 避難の有効性と実行可能性の評価
(避難の有効性と実行可能性の評価)避難することの有効性や損得を評価する段階と、避難中の安全性や避難の実現性を評価する段階。
部品: 避難の決断と避難行動の決定
(避難の決断と避難行動の決定)避難することを決断する段階と、避難先、避難経路、タイミング、手段などを決める段階を経て、実際に避難する。
部品: 避難が困難となる要因各種
高齢者は避難を拒む傾向がある。深夜の災害は、状況把握、情報伝達、避難のいずれも困難で、他の時間帯に比べて被害が大きくなる。
部品: オオカミ少年効果
避難を妨げる心理要因として、津波警報の空振り経験を重ね、次は無いなと錯覚してしまうことによる「オオカミ少年効果」
部品: 正常性バイアス
無意識のうちに自分に不都合な情報を無視してこれまで通りの行動を行ってしまう、人間が持つ心理特性「正常性バイアス」
部品: 認知的不協和
正常性バイアスにより不安を解消し、自分の思考や行動を正当化しようとする、人間が持つ心理特性「認知的不協和」
部品: 防災における住民の主体性の低下
自らの命を守ることに関して、自らの判断力を行政に依存し、行動の主体性を欠く「防災における住民の主体性の低下」
部品: ハード対策の逆効果
防護施設への過信と依存を生み、それを超過するレベルの災害では逆効果にもなってしまう「ハード対策の逆効果」
部品: 避難行動をとる影響力と要因
隣人や近しい人の避難行動は影響力が大きく、避難を躊躇しているときには特に強く作用する。災害の際には、家族が一体になろうとする避難行動をとる傾向がある。
部品: 大量避難が成功しやすい要因各種
災害経験が良く伝承され、地域の結びつきが強い地域では避難が行われやすい。責任と実行力・決断力のあるリーダーが存在すると、大量避難が成功しやすい。
部品: 想定にとらわれるな
ハザードマップには効果がある半面、災害イメージを固定化させる側面がある。状況に応じて判断すべきである。
部品: その状況下で最善を尽くせ
「ここまで来れば大丈夫」ではなく、さらに次にはどうするべきか考えて、最善の行動を取り続ける必要がある。
部品: 率先避難者たれ
正常性バイアスなどが働くため、人間の集団心理として、避難を決断することができない。一方、これも人間の心理として、誰かが率先して避難すれば、同調して周囲の人が避難しやすくなる。
部品: 避難経路の定期確認と整備要項
自宅から避難所等までの経路をチェックし、実際に歩いてみて、注意すべき場所や目印となるもの等を確認しておくべきである。
部品: 障害物等改善を要する場合の対処
障害物等改善を要する点があれば、市民は行政や施設管理者などに連絡するべきである。行政はそれを受けて問題点を洗い出して今後の対策を立てなくてはいけない。
部品: 非常用持ち出し品などの準備
常日頃から、避難するときに備えて非常用持ち出し品をリュックサックなどにひとまとめにして用意しておき、出入り口近くの取り出しやすい場所に備えて家族全員が知っておくようにするべきである。
部品: 平常時からの状況把握が必要不可欠
危機的事由・災害等の避難時には的確かつ迅速な安否確認、避難誘導を行うためには、平常時からの状況把握が必要不可欠である。
部品: 情報を集約する責任部局の情報収集・管理体制
情報を集約する責任部局においては、様式の統一化、更新・開示のルール化を図るなど情報収集・管理体制を明確にします。
部品: 要援護障害者台帳整備要領
危機的事由・災害等の緊急事態の際、援護を要する障害者について常にその状態を把握し、緊急事態時に適切な措置が講じられるようにする。そのために、要援護障害者台帳の整備について必要な事項を定めるものとする。
部品: 避難・災害時要援護者の所在及び状況把握
要援護者など個人のプライバシー保護に配慮しつつ、災害時に役立つように行政は要援護者の所在及び状況把握を行うことが必要である。
部品: 避難・災害時要援護者の本人と家族の理解と同意
危機的事由・避難・災害時に必要な機関に必要な情報を提供できるよう、あらかじめ要援護者又は家族の理解と同意を得ておくべきである。
部品: 相手に適したコミュニケーション
理解と同意を得る際は、相手に適したコミュニケーション方法により、十分な理解が得られるよう配慮する必要がある。
部品: 行政による迅速で正確な情報提供
災害等、危機的事由の発生直後は、通信手段の寸断で口コミによる情報伝達が中心となり、誤った情報が伝えられやすいため、行政による迅速で正確な情報提供が不可欠になる。
部品: 情報伝達手段をあらかじめ定める
必要な情報を受信しにくい状況にある地域や事例に対しては、緊急時の情報伝達手段をあらかじめ定めておく必要がある。
部品: 多くの情報伝達手段を確保
難情報伝達性の地域や事例に対して、各種の災害や危機的事由を想定してできるだけ多くの情報伝達手段を確保しておくことが必要である。
部品: 分かりやすい言葉を使用した伝達手段
コミュニケーションにハンディキャップのある状況も加味して理解してもらえるよう、わかりやすい言葉を使用する必要がある。
部品: 情報伝達体制の整備と各連携機関
情報伝達体制の整備にあたっては、地域の自主防災組織、自治会、福祉関係者、ボランティア等と連携し、それぞれの障害に配慮するよう努めなければならない。
部品: 防災行政連絡による避難指示
防災行政連絡として、藩国地域住民各戸に受信機を設置する戸別受信方式を採用することにより、住民に対する情報を迅速かつ同時に伝達することが可能である。
部品: 聴覚障害者がいる家庭への配慮
防災行政連絡は音声による情報伝達がほとんどであるため、聴覚障害者がいる家庭に対しては目で見てわかる方法で伝える必要がある。
部品: 避難指示のメディアとの連携
避難指示・災害が起きた時には、メディアと連携して、災害状況、避難状況、救援物資の状況など災害情報を提供できるよう、あらかじめ体制を整備して置かなくてはいけない。
部品: あらゆる手段の情報提供の方法
情報提供の方法は視覚や聴覚の障害にも配慮し、音声、画像、文字、手話等あらゆる手段を講じることが必要である。
部品: 行政・自治体の避難誘導の的確な対応計画
行政・自治体は避難・災害時において、地域住民の協力を受けながら、避難誘導を迅速、的確に対応することが求められる。
部品: 行政・自治体の危機的事由・災害時の避難計画の策定
行政・自治体は、避難・災害時の避難計画を策定する必要がある。具体的には、行政・自治体の危機的事由・災害時における藩国地域住民の避難に対する全体的な避難計画を定める必要がある。
部品: 藩国地域住民の特性に配慮した各種方針
行政・自治体は、危機的事由・災害時、藩国地域住民の特性に配慮した「情報伝達」「避難誘導」「避難所対応」等の方針を決める必要がある。
部品: 藩国地域住民の状況とニーズの把握
避難計画策定にあたっては、地域の自主防災組織・自治会・福祉関係者等の協力を得て、各々の危機的事由・災害時での藩国地域住民の状況とニーズを聞き取り調査等により把握するべきである。
部品: 避難場所・避難所・避難経路等の周知徹底
行政・自治体は、危機的事由・災害に際しての避難場所・避難所・避難経路等を知らない藩国地域住民の為に、いざという時にあわてないよう、どの地区の住民がどこに避難するか一覧表を配布するなど、広報紙等を通じて周知するべきである。
部品: 災害時要援護者に対する周知
コミュニケーションにハンディキャップのある状況も加味して、各自、各家庭で防災対策を施せるよう、広報を徹底するべきである。
部品: 分かりやすい防災意識の啓発
点字や録音、イラスト等を用いたり、易しい言葉で漢字にはルビをふったりするなど、わかりやすいパンフレットを作成し、関係団体等の協力を得るなどして防災意識の啓発を図らなければならない。
部品: 藩国地域住民が必要とする情報窓口
藩国地域住民の状態に合わせた準備や避難方法、救助の求め方などについて相談に応じる窓口を行政・自治体は開設するべきである。
部品: 危機的事由・災害及び人命の情報
・危機的事由・災害に関する情報。・家族の安否等に関する情報。・避難所等及び避難所等までの安全な経路と、避難誘導支援に関する情報。
部品: 避難または避難準備の情報
・避難又は避難準備の情報(避難場所や持ち出し品の確認)・居宅生活や避難所の生活に必要な食料・水、介護用品、日常生活必需物資の入手方法に関する情報。
部品: 以後の生活における生活支援情報
・保健・医療・福祉サービスなど生活支援情報。・ライフラインの復旧状況等の情報。・公営住宅等の空き状況、入所申込みに関する情報。
部品: 避難勧告・指示が出た場合の藩国地域住民の避難
行政・自治体等から避難勧告・指示が出たら、藩国地域住民は速やかに周囲の人と協力し合い一緒に避難をするべきである。
部品: 行き先を明示するための協力
どこへ避難するか緊急連絡先に連絡したり、メモを出入り口に貼ったりするなど、行き先を明示するための協力を各自の意識として行うべきである。
部品: 避難の原則となる徒歩
避難は徒歩が原則である。動きやすい服装、底の厚い靴で、持ち物は少なくし、両手が使えるようリュックサックなどに入れるべきである。
部品: 避難所での配置された行政職員等について
避難所での配置された行政職員等は、被災者の人数、世帯構成、被害状況、災害時要援護者の状況について把握し、避難者名簿を整備しなくてはいけない。
部品: 火災が発生した場合の脱出と待機
火災が発生した場合、できる限り低い姿勢をとらせ、煙を吸い込まないようにして外へ脱出させ、安全な場所に待機させる。
部品: 消防機関に連絡と初期消火
上記、火災場所から脱出後に即時、消防機関に連絡をしなくてはいけない。可能ならば周辺住民の協力を得て初期消火を行う。
部品: 危険と思われる場所を避けて避難場所へ
建物の倒壊や崖崩れの恐れがあるので、危険と思われる場所を避け、自主防災組織とともに避難場所へ避難するべきである。
部品: 四肢が不自由な要援護者に対して
四肢が不自由な要援護者に対しては、補装具など必要なものは忘れずに持つよう声をかけ、非常用持ち出し袋等は必要ならば代わりに持つなどして避難するべきである。
部品: 介助者の派遣や移送用車両の手配
単独で避難できない危機的事由・災害時要援護者に対して行政・自治体は、対象者及び地域の支援体制の実状把握に努め、必要な際には介助者の派遣や移送用車両の手配等の指示を行わなくてはいけない。
部品: 当該要援護者の救出と避難所等への誘導
上記、行政・自治体は、事前に備えておいた対象者名簿や危機的事由・災害時要援護者個別避難計画等に基づいて地域の自主防災組織等と連携し、当該要援護者を救出し避難所等に誘導するべきである。
部品: 避難所の運営体制と行うべき項目
避難所の運営体制では行政職員等を配置し、被災者の状況把握や必要物資の供給など、関係機関やボランティア等の協力を得るべきである。
部品: 災害時における飼い主の役割
災害時に犬、猫等のペットと飼い主が離れ離れになってしまうことによる弊害を防ぐために、ペット同行の避難訓練を行うことが飼い主の役割でもある。
部品: ペットが飼い主から離れることで起こる弊害
飼い主から離れることによる、ペットの負傷・死亡または衰弱の可能性。放し飼いによる繁殖増加によって、病気などによる公衆衛生の悪化や住民の安全の低下が起こる可能性等が挙げられる。
部品: 平時からの動向避難の訓練と準備を行う
避難時に他の避難者への迷惑にならないよう、また飼い主とペット自身が安全に避難行動を行えるよう、平時から同行避難に備えた訓練や準備をしておくことが必要である。
部品: 平時に飼い主が行うペットへのしつけと対策
・待てやお座りなどの基本的なしつけの他、決められた場所での排泄訓練、無駄吠えさせない訓練、他の人や動物への威嚇行動の抑止等
・ペットが迷子にならないための対策(首輪や迷子札などに飼い主の明示をしておく)
・予防接種やノミなどの外部寄生虫への対策を行い、ペットの健康と衛生の確保を行う
・ペットとの信頼関係を構築するために、常に愛情を持って接する
部品: 避難時に有効になるペットへの訓練
・非常時にケージやキャリーなどへ入ることを嫌がらないよう、普段から訓練を行い慣らしておく
・ペット同行での避難ルートの事前確認と、実際のルートをペット同行で歩く訓練を行い、所要時間や危険な場所を把握しておく
部品: 普段から準備しておくペット用の道具
キャリーやケース、予備も含めた首輪やリード、ペット用フード(少なくとも五日分)、食器、はぐれた場合の捜索時に使用するペットの写真や精密画、飼い主の緊急連絡先を記載したもの、接種済のワクチンや既往歴等を記載したもを用意しておくと良い。優先度の高いものを常時把握し、すぐに持ち出せるよう飼い主の避難用品と一緒に保管しておく。
部品: 他避難者への配慮
避難所には様々な人が集まるため、動物が苦手な人、アレルギーを持つ人に対する特別な配慮が必要である。同行避難させたペットによるトラブルやストレスを回避するための配慮が必要。自治体や避難先の代表者の指示に従い、人とペットの棲み分けに従うこと。
部品: 避難所におけるペットへのケア
ペット自身においても避難所での慣れない生活はストレスとなりうるため、飼い主の普段からの飼育マナーの遵守や訓練、必要な道具の準備が必要となる。
部品: 避難所にペットを預けられない場合の一時預け先
避難所にペットを預けられない場合を考えて、親戚や友人などのペットの一時的な預け先を確保しておくことも必要である。
最終更新:2017年12月10日 00:01