蒼江上流域の地形(T22)

作成者:平林

部品構造


  • 大部品: 蒼江上流域の地形(T22) RD:119 評価値:11
    • 大部品: 九巍山と支天山脈(T22) RD:13 評価値:6
      • 大部品: 九巍山とその周辺 RD:10 評価値:5
        • 部品: 九巍山とは
        • 部品: 高峰への信仰
        • 部品: 支天山脈
        • 部品: 高峰の麓、風雪多し
        • 部品: 風雪磨かれて湧水となる
        • 部品: 九巍山の登山ルート
        • 部品: 登山口の様相
        • 部品: 山小屋の所在
        • 部品: 八号目観測所
        • 部品: 九巍山頂の調査
      • 大部品: 原生林地帯 RD:3 評価値:3
        • 部品: 九巍山麓を包み込む
        • 部品: 原生林の学術調査
        • 部品: 大学演習林
    • 大部品: 鶯居地域の地形(T22) RD:20 評価値:7
      • 大部品: 九巍山に最も近い邑・鶯居 RD:10 評価値:5
        • 部品: 鶯居の概略
        • 部品: 巡礼者と薬師、登山客
        • 部品: 鶯居政府庁舎
        • 部品: 鷺村薬舗
        • 部品: ホテル丹頂
        • 部品: 鶯居国民休暇村
        • 部品: 鶯居の薬膳鍋
        • 部品: 蒼江源流
        • 部品: 蒼き衣の少女神
        • 部品: 九巍山信仰
      • 大部品: 忠信領・豊翟 RD:6 評価値:4
        • 部品: キジの尾のごとく豊かなれ・豊翟
        • 部品: リンゴの栽培
        • 部品: 忠信の家
        • 部品: 翟枝診療所
        • 部品: 林洞書店
        • 部品: ファッションセンターしばむら豊翟店
      • 大部品: 山中の桃花源・桃夭 RD:4 評価値:3
        • 部品: 桃夭の概況
        • 部品: 桃の林
        • 部品: 生活様式の調査
        • 部品: 桃夭の開邑譚
    • 大部品: 天池地域の地形(T22) RD:34 評価値:8
      • 大部品: 天池地域の概略 RD:4 評価値:3
        • 部品: 珠川の周辺
        • 部品: 藩国最大の湖
        • 部品: 龍の伝説
        • 部品: 産業育成と環境保護の両立
      • 大部品: 宝飾の街・佳諒 RD:6 評価値:4
        • 部品: 佳諒の概略
        • 部品: 職人の邑としての再生
        • 部品: 佳諒玉鉱山
        • 部品: 刻館
        • 部品: 瑞鳳宝飾店
        • 部品: プラネタリウム天椀館
      • 大部品: 大湖のほとり・天池 RD:17 評価値:7
        • 大部品: 天池の概況 RD:7 評価値:5
          • 部品: 天池のリゾート開発
          • 部品: 天池の環境モニタリング
          • 部品: 天池と生活排水
          • 部品: 天池の伝統漁
          • 部品: 天池の主な漁獲物
          • 部品: 淡水魚の揚げ料理
          • 部品: 人気のツアーコース
        • 大部品: 天池の施設 RD:10 評価値:5
          • 部品: ゴールデン・レイク・リゾート
          • 部品: バー・ゴールデン・レイク
          • 部品: アイスクリーム・ワゴン
          • 部品: 龍湖旅社
          • 部品: つくだにの店・諸津屋
          • 部品: 蒼栄ツーリスト
          • 部品: 天池政府庁舎
          • 部品: 龍神廟
          • 部品: 水上マーケット
          • 部品: 天池建設詰所
      • 大部品: 酪農の邑・艸里 RD:4 評価値:3
        • 部品: 艸里の概略
        • 部品: 乳牛飼育の概況
        • 部品: 乳製品の生産
        • 部品: ソウレン乳業
      • 大部品: 小麦の邑・冀承 RD:3 評価値:3
        • 部品: 冀承の概略
        • 部品: 小麦は連作障害がある
        • 部品: ヤマキ醤油
    • 大部品: 孤竹地域の地形(T22) RD:19 評価値:7
      • 大部品: 孤竹地域の地勢 RD:4 評価値:3
        • 部品: 北部丘陵の地勢
        • 部品: 北部の里山
        • 部品: 紅葉のある地域
        • 部品: 北部丘陵における植林の目的
      • 大部品: 忍者の邑・孤竹 RD:11 評価値:6
        • 大部品: 孤竹の概略 RD:6 評価値:4
          • 部品: 孤竹とその周辺
          • 部品: 孤竹の竹製品
          • 部品: 傾斜地でのソバ栽培
          • 部品: 蕎麦焼酎の生産
          • 部品: 孤竹のジビエ料理
          • 部品: 孤竹の釣竿
        • 大部品: 孤竹の施設 RD:5 評価値:4
          • 部品: 民宿・コウガ
          • 部品: 孤竹不動堂
          • 部品: 黒沢材木店
          • 部品: 賢酒造
          • 部品: 葬華斎場
      • 大部品: 遺跡の邑・唐丘 RD:4 評価値:3
        • 部品: 唐丘の概略
        • 部品: 受け継がれる忍者の魂
        • 部品: 唐丘遺跡
        • 部品: 唐観遺跡
    • 大部品: 湯城地域の地形(T22) RD:33 評価値:8
      • 大部品: 藩国の副都・湯城 RD:24 評価値:7
        • 大部品: 湯城の来歴・文化 RD:6 評価値:4
          • 部品: 大河の生まれるところ
          • 部品: 温泉町の発展
          • 部品: 湯城の由来
          • 部品: 内戦と臨時首都移転
          • 部品: 副都としての湯城
          • 部品: 猛虎グッズ売り上げ藩国一
        • 大部品: 湯城の主要施設・組織 RD:10 評価値:5
          • 部品: 湯城副都庁舎
          • 部品: 湯城市場
          • 部品: 湯城歴史館
          • 部品: 湯城公会堂
          • 部品: 湯城交通
          • 部品: 蒼梧メード学校
          • 部品: 蒼江デルタラジオ
          • 部品: 蛇神神社(湯城本社)
          • 部品: 猛虎の殿堂神殿(蛇神大神宮)
          • 部品: 猛虎の殿堂記念病院
        • 大部品: 湯城温泉郷 RD:8 評価値:5
          • 部品: 湯城温泉郷とは
          • 部品: 湯城温泉郷のメインストリート
          • 部品: 白屋旅館
          • 部品: 温泉まんじゅうと温泉たまご
          • 部品: 盆ダンスまつり
          • 部品: 地熱によるハウス栽培
          • 部品: 湯城国民休暇村
          • 部品: 秘湯・奥の湯
      • 大部品: 蒼江西岸地域 RD:3 評価値:3
        • 大部品: 蒼江西岸地域の概略 RD:3 評価値:3
          • 部品: 強アルカリ性温泉
          • 部品: レアアース採掘の開始
          • 部品: 湯の花の生産
      • 大部品: タオルの邑・烏豊 RD:3 評価値:3
        • 部品: 烏豊の概略
        • 部品: 烏豊タオル
        • 部品: 綿花の集積地
      • 大部品: 湯城のベッドタウン・東稜 RD:3 評価値:3
        • 部品: 東稜の概略
        • 部品: 東稜の由来
        • 部品: 東稜公園



部品定義


部品: 九巍山とは

蒼梧藩国の天井とも呼ばれる高峰・九巍山は、蒼江と並ぶ藩国の象徴であり、真夏でもなおうっすらと雪をかぶる。森林限界を超えて屹立するその山肌は岩に覆われている。

部品: 高峰への信仰

山頂近くからは新石器時代の玉器など、祭祀に関わる遺物が見つかっており、古くから民の信仰を集めたことが分かっている。


部品: 支天山脈

九巍山に連なり、藩国の北の果てを遮るのが支天(してん)山脈である。山麓を原生林に覆われており、未だ人が足を踏み入れたことのない場所も多い。

部品: 高峰の麓、風雪多し

九巍山とそれに連なる支天山脈は、南方から吹き付ける湿った風を受け止め、それは激しい風雪となって山脈に降りかかる。


部品: 風雪磨かれて湧水となる

岩盤や地層、そして原生林がそれを受け止めることで、蒼江や湧水、温泉として蒼梧藩国の豊かな水資源を生んでいる。


部品: 九巍山の登山ルート

九巍山の登頂ルートは今のところひとつしかない。鶯居から延びる登山道がそれである。登頂可能な期間は初夏〜初秋で、五合目の冠雪で閉山となる。それ以外の期間は八合目観測所の補給と交替以外の出入りは禁止となる。

部品: 登山口の様相

鶯居から徒歩1時間ほどの場所に登山口の碑があり、周囲には茶店や土産物などを扱う店が10軒ほど固まっている。警察・消防の連絡所も置かれる。五合目の冠雪とともに一斉に店を閉める。

部品: 山小屋の所在

山小屋は、五合目、八合目、そして山頂の三箇所にあり、登山可能期間中はいずれも有人で営業を行っている。飲食や宿泊、装備の購入が可能となっている。

部品: 八号目観測所

藩立の気象観測所として、九巍山八合目に建設された。真冬でも十数人からなる越冬隊が、観測データを取るために常駐している。また、近年は宇宙開発のための観測も行なっている。

部品: 九巍山頂の調査

九巍山頂は幾度かに渡って学術調査の対象にもなっている。その際には学際チームが編成され、祭祀遺物の調査や万年雪のボーリング調査などが行われた。後者は気象予測のために役立っている。

部品: 九巍山麓を包み込む

九巍山の麓に広がる広大な原生林は、有史以来人の開拓を容易には許さなかった。また、近代に入ってからは水資源確保・防災・生物多様性保護などの観点から原生林保護が行われている。森林組合への加盟も、この延長線上に決定された国策である。


部品: 原生林の学術調査

原生林地帯は自然保護区となっており立ち入りは制限されているが、毎年予算が組まれ、学術調査は継続して行われている。


部品: 大学演習林

自然保護区の外側、原生林地帯の端にあたるエリアは藩立大学演習林として、自然科学系学部の管轄となっている。研究のための動植物採取が恒常的に許可される数少ないエリアである。

部品: 鶯居の概略

九巍山麓、蒼江の最上流部に位置する街が鶯居(おうきょ)である。九巍山信仰による巡礼と、薬草取りの薬師たちが集まったことでできた小規模な街である。

部品: 巡礼者と薬師、登山客

鶯居は現在でも巡礼者の宿泊地であり、薬師の邑である。春〜秋までは登山客も多く、賑わいを見せる。いっぽう冬の気候は厳しく、かつては豪雪で麓への道が閉ざされることもあった。

部品: 鶯居政府庁舎

鶯居は藩国の主要な邑の中で最北に位置する。政府庁舎は小さく、夏季で50人ほどが常駐する。冬季は支所を閉めて合流する者がいるため70人ほどになる。

部品: 鷺村薬舗

鷺村薬舗(さぎむらやくほ)は鶯居に店を構える老舗の漢方問屋である。主に、都市圏の漢方薬局への卸を行うが、地元民のために小売も一部行なっている。

部品: ホテル丹頂

巡礼者や登山客向けの中級ホテル。朝早く経つ利用者のため、素泊まりプランや朝食お弁当プランなどがある。設備が古いぶん、プランで勝負している。


部品: 鶯居国民休暇村

国民休暇村の中で、最も北に位置する。九巍山に近く、冬場は雪が積もることも多いが、下流域の国民にはかえってそれが人気となっている。

部品: 鶯居の薬膳鍋

厳しい冬と漢方の邑という環境が育てた、鶯居の名物料理が薬膳鍋である。細かなレシピは家庭によって異なるが、体を温めるものを中心に、薬種を入れた袋をスープに沈めるのがベーシックな作り方である。


部品: 蒼江源流

蒼江本流の源流とされる流れは、鶯居から徒歩で丸1日ほどの場所にある。岩肌から清らかな水が湧き出しており、この場所は古来から信仰の対象となった。

部品: 蒼き衣の少女神

蒼江源流には、古来から蒼江、ひいては藩国の守り神と同一視された蒼き衣の少女神を祀る社がある。小さな社だが、地元を中心に根強い信仰を集める。毎年春の雪解け後に祭りが行われ、遠方から来るものも多い。


部品: 九巍山信仰

古来より九巍山は信仰の対象となってきた。その高さ故に天上世界への回廊とみなされることもあり、或いは死後の世界は九巍山の向こう側にあり、死者の魂は火葬の煙に乗って死後の世界に行き、そこで何不自由ない暮らしをするとも考えられてきた。


部品: キジの尾のごとく豊かなれ・豊翟

豊翟(ほうてき)は、鶯居南西に位置する小邑で、忠信の領地である。中世の地誌には「豊翟は小邑なり。この地、山鳥多く、雉甚だ多し」とあり、雉の尾を指す「翟」の字が地名に採用された由来と考える者もいる。


部品: リンゴの栽培

近年、星鋼京よりリンゴの栽培技術が移入された。この地は藩国内でも北国に近い気候を持つため、順調に栽培が進んでいる。ただし、まだその規模は小さく、知名度もそれほどではない。


部品: 忠信の家

豊翟の森の近くに一軒家の自宅がある。裏庭では花壇や畑があり、趣味で家庭菜園を行っている。都会ではなく、自然のある地区で暮らしたいという理由でこの場所を選んだ。近所の森や周辺を散策し、異変が無いか時折見回りをしている。

部品: 翟枝診療所

小さな町医者である。現代医学でいうところの内科、小児科を診療している。風邪や軽い病気の処方や、感染症の予防接種を行っている。専門外については他科の大きな病院への紹介も行っている。

部品: 林洞書店

林洞(りんどう)書店は街の小さな本屋である。お客が5人入るともう窮屈になる。家庭菜園や植物知識の本も置いてあるが、売れ筋は廉価な文庫版の古典作品である。

部品: ファッションセンターしばむら豊翟店

ファッションセンターしばむらの支店。お客が買いやすいように低価格帯の商品が多い。動きやすさの機能性を重視した服や、やや厚めの生地の服が人気がある。

部品: 桃夭の概況

桃夭(とうよう)は、藩国最西北の小さな邑である。昔ながらの暮らしが続く土地だが、戦争や汚染と無縁で、古い文化をよく残している。

部品: 桃の林

邑の周囲を桃の林が取り巻いており、これが邑のシンボルとなっている。中世の詩に登場するそのままの風景であり、訪れた人が感激することもしばしばである。

部品: 生活様式の調査

藩国再建後、文化的に古態を残す邑であることが研究者の間で注目されるようになった。それをうけて、生活様式の学術調査が行われ、民話等の採集も実施された。


部品: 桃夭の開邑譚

桃夭の伝承では、古代の戦乱から逃れた兄弟と姉妹がこの地にたどり着き、結婚して居を定めたのが邑の始まりという。持っていた桃の苗を再厄払いとして四方に植えたという。歴史学的な実証性はないとされる。

部品: 珠川の周辺

珠川(しゅせん)は蒼江支流のひとつであり、九巍山南東の原生林に源を発する。珠川は天池(てんち)という蒼梧藩国一の大湖を形成し、更に湯城(とうじょう)の地で蒼江本流に合流する。

部品: 藩国最大の湖

珠川をはじめとする原生林から流れ出る川が形成するのが、蒼梧藩国最大の湖・天池である。湖畔には同名の邑が古くから存在する。古来より漁が盛んで、現在では避暑地としても人気がある。

部品: 龍の伝説

かつて、九巍山に住む龍がその寒さに耐えかねて、天池に引っ越ししたという伝説がある。その際、天池周辺はあふれ出た水で洪水となったが、村長が苦情を申し立てると、龍は侘びを入れ、かわりに天池を今後長く守護すると約束したという。

部品: 産業育成と環境保護の両立

天池地域では観光業や酪農業などの産業育成が進んでいるが、それは環境を破壊してしまっては成り立たない。産業育成と環境保護の両立を目指した地域振興が進められている。

部品: 佳諒の概略

佳諒(かりょう)は珠川のそばにある小さな邑である。この地は古くから玉を産し、古代にはその富で成り立つ小さな土侯国があった。

部品: 職人の邑としての再生

現在では良質の玉はほとんど取れなくなっているが、宝飾品や時計などの製造で知られる職人の邑となっている。


部品: 佳諒玉鉱山

新石器時代に遡る鉱山で、坑道式ではなく露天掘りである。現在では良質の玉をほぼ取り尽くしており、かつての採掘場のほとんどは自然にかえっている。

部品: 刻館

刻館(ときやかた)はアンティーク時計を専門に扱う時計店である。店内には懐中時計から柱時計まで、大小さまざまな時計がひしめいて刻を刻んでいる。

部品: 瑞鳳宝飾店

瑞鳳(ずいほう)宝飾店は、佳諒でも老舗の宝飾店として知られる。厳選された原石を使用した宝飾品の数々は、高価だが人気が高く、資産として持つ者もいる。

部品: プラネタリウム天椀館

天椀館(てんわんかん)は、佳諒外れの高台に所在するプラネタリウムである。季節ごとにプログラムが変わり、デートスポットとしても人気がある。

部品: 天池のリゾート開発

天池周辺は夏季でも冷涼で湿度も低いため、服るから避暑地として知られていた。しかし交通の便が悪いことから開発が本格的に進んだのは近代以降である。そのご、環境保護と両立するリゾート開発が進められ、高級避暑地として国外にも知られるようになった。

部品: 天池の環境モニタリング

かつて、土場藩国の工場設置によって汚染された経験から、環境モニタリングが常に行われている。数値は天池の地域政府に報告され、天啓府にも報告書が送られている。

部品: 天池と生活排水

かつては浄水施設が整わず、生活・工業排水がそのまま天池や珠川に流れ込んでいたが、現在では浄水場の設置によって改善されている。

部品: 天池の伝統漁

天池では、観光資源も兼ねて伝統漁が保存されている。一人乗りの小舟での片足漁(足で櫂を操るのみならず、さらには足で円錐形の網で魚を捕る)、鵜飼などがそれである。

部品: 天池の主な漁獲物

魚ではコイ科のものが多いが、ナマズなどそれ以外の魚種も漁獲されている。また、エビやカニなど甲殻類や、淡水性のシジミ等貝類も水揚げされる。

部品: 淡水魚の揚げ料理

蒼梧藩国の淡水域では、淡水魚がよく食される。特に天池周辺では消費が多く、なかでも揚げものが好まれる。魚種や揚げ方、合わせるハーブの違いなど、揚げ料理だけでも10種を超えるバリエーションを持つ。

部品: 人気のツアーコース

天池観光はやはり船で回るツアーに人気が集まる。二、三人で小舟を雇い、水上マーケット、龍神廟を周り、漁を見学して夕日を見る……というのがスタンダードなコースとなる。

部品: ゴールデン・レイク・リゾート

ゴールデン・レイク・リゾートは、天池東岸に位置する高級リゾートホテルである。客室はすべて水上コテージとなっている。黄金の夕日が湖面に映えるさまを存分に楽しむことができる。

部品: バー・ゴールデン・レイク

ゴールデン・レイク・リゾート内のバー。ホテル宿泊客以外も利用できる。ピアノ演奏やジャズバンド、蒼梧藩国らしい古琴など、毎晩生演奏が行われる。

部品: アイスクリーム・ワゴン

天池市街で巡回営業するアイスクリーム・ワゴンは、ソウレン乳業のアンテナショップでもある。新商品がいち早く食べられるというメリットもある。

部品: 龍湖旅社

龍湖(りゅうこ)旅社は、天池東岸から徒歩10分ほどのところに建つ旅館である。天池から離れている分宿泊費が安いのが魅力である。

部品: つくだにの店・諸津屋

諸津屋(もろつや)は天池の老舗佃煮店である。天池で漁獲される魚を中心に、日持ちのする佃煮や甘露煮にして提供する。天池で佃煮といえば諸津、というほどの有名店である。

部品: 蒼栄ツーリスト

蒼栄(そうえい)ツーリストは、天池市街に本社を構える旅行会社である。藩国全域のツアーアレンジを行うが、特に地元天池周辺のツアーはバリエーションが豊富である。

部品: 天池政府庁舎

天池の湖岸に建ち、観光地らしく景観に配慮した伝統様式の外観をしている。職員数は150人ほどで、50人は天啓府からの派遣である。

部品: 龍神廟

天池の中ほどにある小島に建つ廟で、龍を祀るとされる。少なくとも中世初期にはあったとされる。今でも線香の煙が絶えない。

部品: 水上マーケット

天池では毎朝、東岸に船が集まり、盛んに物資の売り買いが行われる。魚や穀物や野菜、生花に線香など品目は多彩で、軽食を売る船も多い。

部品: 天池建設詰所

リゾート施設運営のキモはメンテナンスにあると言える。豪華な設備も古ぼけていては、ありがたみが半減する。そんなわけで、天池では通年建設需要が高い。

部品: 艸里の概略

艸里(そうり)は、天池の東南に位置する邑で、周囲が草原地帯であることから、農業から酪農への産業転換が進む小さな邑である。

部品: 乳牛飼育の概況

酪農は産業として新しく、まだ充分な軒数もなく、生産量もさほどではない。ただし、農業からの転換が進みつつあり、増加傾向にはある。

部品: 乳製品の生産

生乳の生産だけでなく、乳製品の加工も始まっている。バターやチーズも作られているが、中流域・下流域が暑いこともあって、アイスクリームの需要が高い。

部品: ソウレン乳業

ソウレン乳業は、艸里の酪農家組合から派生した会社で、主に乳製品の加工・出荷を行なっている。アイスクリーム需要で成長しているが、さらなる新商品開発に余念がない。

部品: 冀承の概略

冀承(きしょう)は天池南方の邑である。この付近は地形の影響で雨があまり多くなく、小麦の栽培が盛んとなっている。


部品: 小麦は連作障害がある

小麦の栽培には、連作障害のリスクがともなう。それを避けるために輪作が盛んで、大豆やジャガイモなども作付けされている。


部品: ヤマキ醤油

大豆に付加価値を、ということで、暁の円卓藩国から伝わった味噌や醤油の製造に乗り出した会社もいくつかあった。その中でもっともメジャーなのがヤマキである。

部品: 北部丘陵の地勢

原生林の南縁にあたるこのエリアは丘陵地帯となっており、かつては森林に覆われていた。現在ではアオギリをはじめとする林業が盛んであり、100年後を見据えた資源生産が行われている。

部品: 北部の里山

また、植林が行われていない地域は里山となっており、秋には紅葉が美しいことでも知られる。猟期になると猟師たちが山に入り、狩猟を行う。人の手が入った自然、それが里山である。

部品: 紅葉のある地域

孤竹周辺より北は明確な四季を持つ温帯地域で、秋には里山の広葉樹が一斉に色づく。この紅葉を目当てに、下流域から多くの観光客が訪れる。

部品: 北部丘陵における植林の目的

この地域で植林の対象となっている主な品目は、アオギリ、ヒノキ、スギ、マツなどである。木材の獲得が主要な目的となるが、保水や防災、生態系保護などにも効果が期待できる。

部品: 孤竹とその周辺

丘陵地帯の主邑として知られるのが孤竹(こちく)である。竹林に囲まれたこの街は、しのびの血を引く者たちによって拓かれたと伝承に言う。

部品: 孤竹の竹製品

筆や釣り竿など竹細工はもちろん、儀礼用の公式文書に用いる竹簡なども孤竹で作られる。工芸品は持ちもよく、最近になって人気が再燃している。

部品: 傾斜地でのソバ栽培

孤竹周辺の土地は痩せており、米や麦などの穀物栽培には向かないが、肥料をほとんど必要としない蕎麦が傾斜地で栽培されている。

部品: 蕎麦焼酎の生産

傾斜地で栽培されるソバは、そのまま出荷するだけでなく、焼酎の原料にもなっている。付加価値をつけることによって、ソバ農家の平均収入は増加している。

部品: 孤竹のジビエ料理

猟師たちが獲るシカ、イノシシ、ウサギ等はジビエ料理として提供されている。いずれも調理法に工夫が凝らされており、観光客にも人気である。イノシシのヨロイを細かく砕いて混ぜ込んだ肉団子は、藩王も絶賛の味である。


部品: 孤竹の釣竿

孤竹で作られる釣竿は、伝統的な延べ竿である。近代的な釣り具の普及で一時期廃れたが、伝統技術の見直しで近年人気が復活しつつある。

部品: 民宿・コウガ

孤竹にはホテルや旅館は少なく、民宿が多い。コウガもそのような民宿のひとつで、孤竹の外れに所在する。里山の雰囲気を感じられると人気があるが、宿泊可能人数が10名しかないため、いつも予約でいっぱいである。宿名の由来は不詳という。


部品: 孤竹不動堂

孤竹不動堂は、孤竹市街にある堂宇で、不動尊を祀る。像は一面四臂で魁偉な容貌をしているが、孤竹を守るとも、太陽の使者であるとも言われ信仰を集めている。

部品: 黒沢材木店

黒沢材木店は、孤竹市街の外れに位置する材木店である。孤竹周辺の木材、そして竹を扱う。確かな目利きと加工技術を持ち、決して不当な値下げに応じないことで知られる。

部品: 賢酒造

賢(かしこ)酒造は、孤竹郊外に本社兼工場を持つ酒造会社である。コメの酒も作るが、主力はソバ焼酎である。

部品: 葬華斎場

葬華斎場は孤竹の市街から少し離れた場所にある斎場である。多様な宗教観を持つ蒼梧藩国民のために、さまざまな様式に対応している点が特徴である。

部品: 唐丘の概略

唐丘(とうきゅう)は、孤竹の東方に位置する小さな邑である。山麓の平地に孤竹から移った民によって営まれた邑で、近くには古代の都市遺跡、寺院遺跡などがある。現在は研究と観光整備が進みつつある。

部品: 受け継がれる忍者の魂

唐丘に移った後も、忍者訓練は引き続き習慣として残った。唐丘の民は今でも故郷である「孤竹」そして「忍者」に誇りを持っている。

部品: 唐丘遺跡

唐丘遺跡は、唐丘の南方数キロの場所にある古代の都市国家遺跡である。近年の調査で文字資料も出土しており、この都市国家の歴史に注目が集まっている。

部品: 唐観遺跡

唐観(とうかん)遺跡は、唐丘遺跡の西に付随する寺院遺跡で、崩壊した塔と、数基の建築物からなる。遺物から、唐丘遺跡の放棄後もしばらく存続していたことがわかっている。

部品: 大河の生まれるところ

蒼梧藩国最大の大河として知られる蒼江は、湯城(とうじょう)の地で珠川と合流して大河へと姿を変える。この場所は、古来より水上交通の要衝として知られた場所である。

部品: 温泉町の発展

また、地熱の恩恵を受けてこの付近一帯では温泉が湧き出している場所が多い。古来よりいくつもの温泉が知られていたが、交通の便や街の拡張に適した湯城が発展していった。

部品: 湯城の由来

湯城は交通の要衝であったために、早くから砦が築かれ、それは本格的な城郭へと発展していった。湯城古城と呼ばれるのがそれである。一時首都となって仮政庁が置かれたが、現在では観光資源となっている。

部品: 内戦と臨時首都移転

内戦によって下流域を失陥したのち、湯城は臨時首都となり、政庁もこの地に置かれた。その後、内戦が終わり下流域が復興されるまでの半世紀以上、湯城は事実上の首都として機能した。

部品: 副都としての湯城

内戦終結後、下流域の復興が完遂されたことで首都は九江天啓府に戻り、湯城は副都となった。とはいえ現在でも藩国民にとっては重要な都市であり、上流部の中心都市として栄えている。

部品: 猛虎グッズ売り上げ藩国一

湯城は熱狂的猛虎ファンが多いことで知られ、いくつもの私設応援団がある。猛虎グッズの売り上げは、毎年ダントツの藩国一である。

部品: 湯城副都庁舎

湯城の仮政庁城は、還都後は地域政府庁舎として使用されている。副都だけあって500人の職員が働き、半数が天啓府からの派遣である。藩王以下藩国首脳も必要に応じて視察に訪れる。庁舎一階に足湯がある。

部品: 湯城市場

湯城市場は湯城市内最大のマーケットで、500近い店舗が軒を連ねる。かつてテロの標的となったこともあったが、現在では平和な繁栄を見せている。

部品: 湯城歴史館

市場に隣接する場所に立つ、藩立博物館。主に内戦の歴史について、学問的見地から中立的な展示を心がける。敷地内にはテロの犠牲者を弔う慰霊碑があり、毎年祭礼が行われる。

部品: 湯城公会堂

湯城市街のやや外れに位置するホール。藩国政府主催の会議等にも使われるが、もっぱらコンサートなど民間のイベントに貸し出されることが多く、利益は地域政府の収入になっている。大ホールの収容人数は5000人。

部品: 湯城交通

蒼梧藩国における、エアバイクタクシー会社の嚆矢となったのが湯城交通である。その名の通り湯城市街に本社を構えており、住民の足となっている。

部品: 蒼梧メード学校

内戦中にスクエア=タサンによって設立された学校である。テロによって破壊されたが、のちに同地に再建された。タサン流のメード教育が行われている。

部品: 蒼江デルタラジオ

湯城に本社を置く蒼江デルタラジオは、蒼梧藩国最古のラジオ局である。おっちゃんと蓮花がパーソナリティをつとめる「おっちゃんラジオ」は人気長寿番組となっている。

部品: 蛇神神社(湯城本社)

蛇神神社は藩国の各地に存在するが、湯城のものは内戦時に起源を持ち、藩国内の蛇神神社のなかでも歴史の古いものである。

部品: 猛虎の殿堂神殿(蛇神大神宮)

内戦中に、おっちゃんを慕う民衆の希望と尽力で落成をみたのが蛇神大神宮である。しかしこの名称は浸透せず、猛虎の殿堂神殿(神社なのに)と呼ばれるようになった。現在でも広く国民の信仰を集めている。

部品: 猛虎の殿堂記念病院

猛虎の殿堂神殿に隣接するこの病院は、神殿と藩国の尽力によって建設された。蒼梧藩国初の近代的大病院であり、藩国医療の中枢を担う施設である。

部品: 湯城温泉郷とは

湯城市街の背後、300メートル弱の山並みが連なるところどころから湯けむりが上がる。100近い温泉旅館・ホテルが立ち並ぶ湯城温泉郷である。

部品: 湯城温泉郷のメインストリート

いかにも温泉地らしい、石畳の坂道が湯城温泉郷のメインストリートである。両脇には土産物屋や飲食店、温泉宿が軒を連ね、浴衣姿の観光客が行き交う。

部品: 白屋旅館

白屋(しろや)旅館は湯城温泉郷に現存する最古の温泉宿で、風呂も食事も値段も湯城でトップクラス。かつて華佗氏が滞在して接待を受けたこともあると伝わる。旧館は文化財指定されており古風なたたずまいを残し、新館は最新設備を導入している。

部品: 温泉まんじゅうと温泉たまご

温泉ならばどこにでもあるが、そのベーシックさが安心感につながる。やっぱり欲しいよね、というわけで案外売れている。


部品: 盆ダンスまつり

毎年秋に温泉郷で行われる祭り。プロと一般人が入り乱れての盆ダンスである。かつて多数の死者を出すほど熱狂したこともあったが、現在ではたまにけが人が出る程度まで落ち着いている。

部品: 地熱によるハウス栽培

温泉郷周辺では、地熱を利用したハウス栽培も行われている。イチゴやミカンなど柑橘類が中心となっている。


部品: 湯城国民休暇村

温泉に入れる休暇村が欲しい、という国民の希望で設立された国民休暇村で、湯城温泉郷の外れにある。少々便は悪いものの、安価に温泉に入れるということで人気がある。

部品: 秘湯・奥の湯

湯城の奥座敷と呼ばれる奥の湯は、温泉郷から10キロほど奥にあり、旅館は5軒ほどしかない。黄金色の湯と呼ばれるとろりと濁った湯の虜になった客は通い詰めるという。

部品: 強アルカリ性温泉

湯城から蒼江を挟んだ西方にも温泉が湧出しているが強アルカリ性であり、交通の便も悪いため利用はなされていなかった。


部品: レアアース採掘の開始

しかし、この温泉はレアアースを豊富に含むということがわかり、藩国をあげた研究の結果、資源採掘地として稼働することになった。

部品: 湯の花の生産

この地域では、高物理資源だけでなく、湯の花の生産も行われている。泉質がアルカリ性であることから、湯の花もアルカリ性で、パッケージにはそのことが注意事項とともに大きく記載されている。


部品: 烏豊の概略

烏豊(うほう)は、湯城から珠川を遡った場所に位置する邑である。烏豊では、湯城温泉の需要もあってタオル産業が発達し、厳しい独自基準「烏豊タオル」を設けてブランド化にも成功している。


部品: 烏豊タオル

烏豊タオルの認定基準は、吸水性、脱毛性、パイル保持性、堅牢度など多岐にわたる項目をクリアする必要がある。認定基準をクリアした場合は、烏のマークのタグを縫い付け、烏豊タオルを名乗ることができる。


部品: 綿花の集積地

烏豊タオルという巨大な需要があるため、藩国内では綿花の栽培も行われている。栽培地は、下流域が多いものの全土に点在しており、収穫された綿花のうちかなりの量が烏豊に集まる。

部品: 東稜の概略

東稜(とうりょう)は湯城東方の邑である。どうということのない小邑であったが、近年はベッドタウンとして人口が増加傾向にある。

部品: 東稜の由来

邑の名は、邑の背後に所在する古代の陵墓からきている。早くに盗掘を受けたため、被葬者は確定していないものの、この地を収めた人物のものであると考えられている。

部品: 東稜公園

東稜は現在、公園として整備が行われており、休日になると家族連れが子供を遊ばせにやってくるのどかな風景が広がっている。

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最終更新:2017年12月10日 23:22