蒼江下流域の地形(T22)

作成者:平林

部品構造


  • 大部品: 蒼江下流域の地形(T22) RD:167 評価値:12
    • 大部品: 九江天啓府の地形(T22) RD:52 評価値:9
      • 大部品: 首都圏地域の地勢・沿革 RD:5 評価値:4
        • 部品: 蒼江デルタ
        • 部品: デルタ地帯の豊かさ
        • 部品: 首都の形成
        • 部品: 治水対策
        • 部品: 放水路の開鑿
      • 大部品: 天啓府の環境アセスメント RD:7 評価値:5
        • 部品: 河川の浚渫と護岸工事
        • 部品: 天啓府の排水処理
        • 部品: 河川・水路の環境整備(天啓府)
        • 部品: 環境アセスメントのモデル
        • 部品: 水路の街特有の現象
        • 部品: 魚種豊かな天啓府
        • 部品: 天啓府周辺の固有種
      • 大部品: 天啓府の各区 RD:40 評価値:9
        • 部品: 天啓七区
        • 大部品: 臨高区 RD:6 評価値:4
          • 部品: 官公庁エリア・臨高区
          • 部品: 帝國環状線蒼梧中央駅
          • 部品: 蒼梧藩国政庁城
          • 部品: 政庁城の機能
          • 部品: 九江蛇神社
          • 部品: 九江蛇神社門前市
        • 大部品: 常安区 RD:4 評価値:3
          • 部品: 北の下町・常安区 
          • 部品: 天啓廟
          • 部品: 江伯
          • 部品: 蘆橋街
        • 大部品: 翰林区 RD:7 評価値:5
          • 部品: 商業エリア・翰林区 
          • 部品: 平林藩王邸
          • 部品: 大把街
          • 部品: 文宝街
          • 部品: 翰林市場
          • 部品: 魚丈
          • 部品: 陽東匯
        • 大部品: 福田区 RD:4 評価値:3
          • 部品: 旅人たちの止まり木・福田区 
          • 部品: 汕頭仔(スワトウツァイ)
          • 部品: 天河賓館(ミルキーウェイ・ホテル)
          • 部品: 仙遊麺
        • 大部品: 富文区 RD:5 評価値:4
          • 部品: 文教エリア・富文区
          • 部品: 九江稷公廟
          • 部品: 大学建設計画
          • 部品: 政庁職員寮
          • 部品: 蒼梧国立博物館
        • 大部品: 楓木区 RD:5 評価値:4
          • 部品: 住宅エリア・楓木区 
          • 部品: 楓木公園
          • 部品: 晋安タワー
          • 部品: スーパー丸芳・楓木中央店
          • 部品: 摂政月松堂の家
        • 大部品: 坡心区 RD:8 評価値:5
          • 部品: 海沿いの下町・坡心区 
          • 部品: 坡心寧楽夜市
          • 部品: 烏歌老巷
          • 部品: 黄金旅社(ゴールデン・ホテル)
          • 部品: 天ぷらの名店・天五郎
          • 部品: 滇霞干潟
          • 部品: 空港建設計画
          • 部品: ガレージハウス・がんま
    • 大部品: 通呉地域の地形(T22) RD:27 評価値:8
      • 大部品: 地方中核都市・通呉 RD:14 評価値:6
        • 部品: 漁村からの発展
        • 部品: 蒼梧藩国の玄関口
        • 部品: 工業都市としての側面
        • 部品: 造船業の発展
        • 部品: これからのイノベーション
        • 部品: 通呉市街
        • 部品: 通呉政府庁舎 
        • 部品: 食堂・にぎわい屋
        • 部品: 通呉観
        • 部品: 通呉観の甘茶
        • 部品: 通呉港
        • 部品: 帝國燃料パイプライン
        • 部品: 東通呉駐屯地
        • 部品: 難民キャンプ
      • 大部品: 郊外のベッドタウン・吉陽 RD:5 評価値:4
        • 部品: 吉陽の開発
        • 部品: 吉陽市街地の概況
        • 部品: 吉陽こどもパーク
        • 部品: 学習塾の盛況
        • 部品: パンの店・むぎばたけ
      • 大部品: 通呉東方の成長都市・屯昌 RD:3 評価値:3
        • 部品: 駐屯地に近い立地
        • 部品: 屯昌の産業
        • 部品: 屯昌の課題
      • 大部品: 塩田の街・海口 RD:5 評価値:4
        • 部品: 古来からの伝統
        • 部品: 伝統的塩田の見直し
        • 部品: 燕宿楼
        • 部品: 海口の民宿
        • 部品: 塩以外に何がある
    • 大部品: 長汀地域の地形(T22) RD:22 評価値:7
      • 部品: 辺境の港
      • 部品: 漁業と農業の両輪
      • 部品: 首都と内陸への物資供給
      • 部品: 長汀政府庁舎
      • 部品: 長汀の朝市
      • 部品: 長汀白砂海水浴場
      • 部品: 弦月ホテル
      • 大部品: 農村・富庄 RD:3 評価値:3
        • 部品: 富庄の歴史
        • 部品: 富庄の農作物
        • 部品: 小松亭
      • 大部品: 農村・瓜坤 RD:4 評価値:3
        • 部品: 瓜坤の歴史
        • 部品: 瓜坤の農産物
        • 部品: 贈答品としてのスイカ
        • 部品: 工芸品としてのヒョウタン
      • 大部品: 農村・蕗河 RD:3 評価値:3
        • 部品: 蕗河の歴史
        • 部品: 蕗河の農産物
        • 部品: 蕗河の民間信仰
      • 大部品: 漁村・恒津 RD:3 評価値:3
        • 部品: 恒津の歴史
        • 部品: 恒津の産業
        • 部品: 恒津の⽔産物
      • 大部品: 漁村・湊苑 RD:2 評価値:2
        • 部品: 湊苑の概要
        • 部品: 湊苑の産業
    • 大部品: 昇竜島の地形(T22) RD:35 評価値:8
      • 大部品: 地勢と気候・風土 RD:6 評価値:4
        • 部品: 蒼梧藩国最大の島
        • 部品: リゾートの島
        • 部品: 風俗産業の発展
        • 部品: バナナプレイのお店
        • 部品: フルーツの楽園
        • 部品: 藩国本土との交通
      • 大部品: 昇竜島の歴史 RD:2 評価値:2
        • 部品: 土候国としての昇竜島
        • 部品: 蒼梧藩国への合流
      • 大部品: 中心都市・南柯 RD:9 評価値:5
        • 部品: 昇竜島の中心都市
        • 部品: 昇竜王国の都
        • 部品: 南柯の繁華街
        • 部品: 有名店「ドリーム・バナナ・クラブ」
        • 部品: 嚴公廟
        • 部品: 嘉定市場
        • 部品: 王宮博物館
        • 部品: 有鏡公園
        • 部品: 昇竜島政府庁舎
      • 大部品: 別荘地・楽羅 RD:5 評価値:4
        • 部品: 南国の別荘地
        • 部品: 楽羅市街
        • 部品: 楽崗楼
        • 部品: Bar Nicky
        • 部品: ウォーターパーク昇竜
      • 大部品: 良港・林兼 RD:4 評価値:3
        • 部品: 有史以前からの良港
        • 部品: 昇竜島から積み出される商品
        • 部品: 林兼の邑
        • 部品: 弧娘閣
      • 大部品: 果物の都・文昌 RD:3 評価値:3
        • 部品: 果物栽培のメッカ
        • 部品: 文昌中央卸売市場
        • 部品: 文昌とその周辺で栽培される果物
      • 大部品: 空港を擁する邑・保定 RD:3 評価値:3
        • 部品: 保定の来歴
        • 部品: 昇竜保定国際空港
        • 部品: 空港職員寮
      • 大部品: 万寧山を中心とする高原地帯 RD:3 評価値:3
        • 部品: 主峰・万寧山
        • 部品: 昇竜島の水源地として
        • 部品: 万寧山周辺にみられる動植物
    • 大部品: 月牙地域の地形(T22) RD:31 評価値:8
      • 大部品: 月牙地域の概況 RD:2 評価値:2
        • 部品: 発展途上地域
        • 部品: 黄漢平原の南
      • 大部品: オアシスの中心都市・月牙 RD:9 評価値:5
        • 部品: オアシス都市の誕生
        • 部品: 内陸流通の拠点へ
        • 部品: 月牙政府庁舎
        • 部品: 月牙大酒店
        • 部品: 月牙蛇神社
        • 部品: 月牙バザール
        • 部品: 月牙瓜の栽培
        • 部品: サボテン栽培
        • 部品: 月水
      • 大部品: 奇観の邑・周寨 RD:3 評価値:3
        • 部品: 奇岩の邑・周寨
        • 部品: 周寨の奇岩ホテル
        • 部品: 奇岩の中のヤギ
      • 大部品: オリーブの邑・七坊 RD:3 評価値:3
        • 部品: たった七戸からはじまった邑・七坊
        • 部品: オリーブの恵み
        • 部品: オリーブの加工品
      • 大部品: 砂漠の尽きるところ・永発 RD:4 評価値:3
        • 部品: 砂漠の東端・永発
        • 部品: 実は落花生の名産地
        • 部品: 落花生の加工品
        • 部品: 東の検問所
      • 大部品: 天啓府への窓口・長春 RD:10 評価値:5
        • 部品: 新しき邑・長春
        • 部品: 長春の気候
        • 部品: 長春の来歴
        • 部品: 蒼江沿いの気候
        • 部品: 都市部の気候
        • 部品: 砂漠寄りの気候
        • 部品: 長春の交通事情
        • 部品: 長春の住民と生活
        • 部品: 長春の文化的特徴
        • 部品: 長春のランドマーク



部品定義


部品: 蒼江デルタ

蒼江の河口部は広大なデルタ地帯を形成している。かつては氾濫のたびにその数や形を変えたが、現在では9つの自然河川と、1つの放水路に分流して海に注いでいる。

部品: デルタ地帯の豊かさ

温暖な気候にも恵まれた蒼江デルタは、藩国有数の豊かな地域であった。蒼江が運ぶ養分豊かな土は農業に適し、ミネラルを含んだ水が流れ込むことで海産物で溢れる海は手づかみでも魚がとれた。そして、小河川は格好の流通路となった。

部品: 首都の形成

豊かな蒼江デルタには、古来より多くの人が集まった。ここに営まれた邑が境を接して一体化し、巨大都市に成長したのが首都・九江天啓府である。一時は水没し臨時首都移転もしたが、内戦復興を経て現在では再び首都に戻っている。

部品: 治水対策

天啓府の治水対策として、地盤強化と土砂移入によりゼロメートル地帯をなくす作業、堤防や防潮林、防潮堤の設置、中流域における遊水池設定などが実施された。

部品: 放水路の開鑿

治水対策の中でももっとも大がかりなものが、放水路の開鑿である。この蒼梧藩国を挙げた公共事業により、都江放水路が完成し、デルタ地帯の治水は一定の達成を見た。

部品: 河川の浚渫と護岸工事

河川の底に溜まる土砂の浚渫や、治水のための護岸の整備は経済活動や防災のために必要な行為である。ただし、それらは生物多様性にとってマイナスの結果をもたらすこともある。

部品: 天啓府の排水処理

生活排水と工業排水は、下水処理後に水路および河川に流される。上下水道の普及率は95パーセントを超えており、浄化槽も含めればほぼ100パーセントとなる。

部品: 河川・水路の環境整備(天啓府)

護岸工事は防災のために必要であるが、生物多様性維持のため、葦原やわんど、たまりを残し、水路にも魚道や落ちた生物が這い上がれるような壁面構造を取り入れている。

部品: 環境アセスメントのモデル

天啓府の環境アセスメントは、藩国内のモデルケースとして地方政府にも取り入れられており、今後開発が進む地域では、より洗練された環境と共生するまちづくりが進められる計画となっている。


部品: 水路の街特有の現象

天啓府は水路の多い街である。大きな水路や、そこにかかる橋には手すりが備え付けられることもあるが、小さな水路にはそんなものはなく、人や自転車がよく落ちる。人間は自力か助けを得て上がってくるが、自転車は次の水路浚渫を待つことになる。


部品: 魚種豊かな天啓府

大都市圏でありながら、天啓府周辺は魚種が豊富である。藩王の影響もあり釣りを楽しむ国民が多いこと、母なる蒼江を大切にする国民性、藩国の環境保護政策の相乗効果であると言える。

部品: 天啓府周辺の固有種

蒼江は生物の宝庫として知られ、中流域には固有種のソウコウカワイルカが棲息する。下流の天啓府付近にも、ソウゴオオナマズをはじめとする10種を超える魚種が固有種として知られる。

部品: 天啓七区

天啓府は現在、7つの区からなる。臨高区、常安区、翰林区、福田区、富文区、楓木区、坡心区である。周辺地域が区に昇格して天啓府に編入される可能性もある。

部品: 官公庁エリア・臨高区

臨高区(りんこうく)は、官公庁エリアとして知られる。藩国政庁城もここに所在するほか、警察消防の本部、国軍司令部も置かれている。

部品: 帝國環状線蒼梧中央駅

帝國環状線「わんだふるエクスプレス」との連結駅となる蒼梧中央駅は、九江天啓府の北部、隣高区の北の端に所在する。ここから国内路線が延びている。T22現在、更なる延伸や駅の増設も計画中である。


部品: 蒼梧藩国政庁城

九江天啓府の中心部・臨高区に、藩国政庁が所在する。かつて城郭都市であったころの名残で、政庁の四方は堀で囲まれ、門に通じる橋が架かっている。メイン建築物である政庁は簡素なビルだが、復興後の建築であるため機能性・減災性にはすぐれている。


部品: 政庁城の機能

藩王をはじめとする藩国首脳部は、通常時はここで政務を執る。政庁城内には各省庁の中枢機能も集められており、多くの政庁職員たちが日々藩国のために働いている。また、王犬ソウゴウ号は、政庁城の一角に自室を持つ。


部品: 九江蛇神社

九江蛇神社(きゅうこうじゃしんしゃ)は、天啓府の蛇神信仰の中心地である。臨高区のオフィスビルの谷間に鎮守の森(熱帯性の木が多い)に囲まれて鎮座する。

部品: 九江蛇神社門前市

毎年、シーズン開幕時に行われる祭りで、屋台が数十並ぶ。なお、門前には年中たこ焼き屋とお好み焼き屋の屋台が出ている。


部品: 北の下町・常安区

常安区(じょうあんく)は天啓府の北に位置する下町エリアである。商店街や安価な飲み屋などが多く、庶民の活気にあふれている。

部品: 天啓廟

天啓廟(てんけいびょう)は、下町エリアにあたる常安区に位置する廟である。天啓府の守護神とされる江伯(こうはく)を主神として祀る。廟の前庭は公園になっており、市民の憩いの場としても親しまれる。

部品: 江伯

江伯は蒼江下流域、特に天啓府の一帯で信仰される神で、漢服で髭を蓄えた穏やかな壮年男性の姿で描写される。治水伝説を持ち、富貴を司るともされる。

部品: 蘆橋街

蘆橋街(ろきょうがい)は常安区に位置する問屋街で、特に漢方薬と干物を扱う店が軒を連ねる。小売りも行うが、主要な顧客は仕入れに訪れる商人たちである。

部品: 商業エリア・翰林区

翰林区(かんりんく)は商業エリアとして知られる。福田区に隣接するため、高級店や観光客向けの免税店も多い。


部品: 平林藩王邸

平林藩王の自宅は、商業エリアである翰林区にある。小さいが戸建の屋敷となっている。ここに居を構えるのは、政庁城への近さ、商業エリアであるため民の暮らしに接する、釣りに行きやすいなどの理由がある。

部品: 大把街

大把街(だいばがい)は翰林区に位置する。小規模なものを中心に飲食店が集まり、藩国じゅうの料理が味わえる場所として愛されている。

部品: 文宝街

文宝街(ぶんぽうがい)は翰林区に位置し、元は紙や筆、硯などを扱っていた。現在は事務用品の卸問屋が軒を連ねているが、小売も行なっている。小規模な印刷所も数軒あり、主に名刺やカタログ、パンフレット、同人誌の印刷を行なっている。


部品: 翰林市場

天啓府にいくつかある市場の中でも、もっとも大きなものが翰林市場である。藩国各地の物産が並び、庶民や観光客で連日賑わう。日の出に市場の門が開き、日没後程なく閉まる。毎月、第2第4月曜日は閉場となる。

部品: 魚丈

魚丈(うおたけ)は、翰林市場内の老舗鮮魚店である。海産物全般を扱うが、深海魚やマイナー貝類なども仕入れるアグレッシブさが持ち味。平林藩王も時折覗きに来て、昇竜沖産のソコダラを買って行ったりする。

部品: 陽東匯

陽東匯(ようとうかい)は、翰林区に所在する民間金融会社。各国の金融機関と提携し、海外への送金を行うことができるほか、他国からの送金を受け取ることもできる。藩国政府の承認を得て営業している。

部品: 旅人たちの止まり木・福田区

福田区(ふくでんく)は元々農地が多かったが、現在はホテルなどが多く建つ。ビジネスホテルから高級ホテルまで100軒近いホテルが営業している。

部品: 汕頭仔(スワトウツァイ)

福田区の南端、九江湾に面した場所で、湾奥のため非常に波が穏やかである。かつては台風などに際して500を超える水上民の船が避難することもあった。現在は水上民は減り、一部の護岸は釣り公園となっている。

部品: 天河賓館(ミルキーウェイ・ホテル)

天河賓館は福田区に所在する高級ホテルである。高級ホテルの名に恥じぬサービスと厳重なセキュリティが売りで、他国の富裕層が好んで利用する。国賓の滞在先になることもある。

部品: 仙遊麺

仙遊麺(せんゆうめん)は、福田区の安ホテルの並ぶ通りに店を構える、米麺専門店である。安い割に味はよく、抜群の回転率を誇る。早朝から営業し、昼過ぎには主要商品が売り切れで店じまいする。フォーとモヒンガーが特に評判である。

部品: 文教エリア・富文区

富文区(ふぶんく)は学校、公共施設などが集まる藩国屈指の文教エリアとなっている。もともと、学問の神である稷公(しょくこう)を祀る廟の門前町であった。


部品: 九江稷公廟

学問の神・稷公を祀る廟。稷公は稷阜由来の神格で、古の稷阜王とも言われる。杖を持つ白面の美青年の姿で象られ、信仰するものに智慧を与えるという。

部品: 大学建設計画

藩国の未来を担う人材を育成するため、国有地を利用した大学建設計画が進められており、政財界のみならず学界の期待をも集めている。

部品: 政庁職員寮

政庁職員のための寮は富文区に所在する。単身者向けは1DKのマンション、家族持ちは3DKのメゾネットに入居できる。いずれも藩国政府の補助で、安価に入居できる。幹部職員になると、独身でも寮からは追い出される。経済を回しなさいということである。

部品: 蒼梧国立博物館

富文区の西寄りに所在する、藩国最大の博物館。旧石器時代から現代まで、豊富な遺物とわかりやすい解説、ゆきとどいた展示で国民に伝えることを目的とする。学術機関でもあり、80人前後の学芸員を抱える。国籍を問わず、学生の入場料は無料となる。

部品: 住宅エリア・楓木区

楓木区(ふうぼくく)は住宅エリアとして知られる。東側は庶民向けのマンションが立ち並び、西側は高級住宅地となっている。

部品: 楓木公園

楓木区のマンション内にある都市公園で、中心に池がある。蓮が育てられており、毎年開花の季節になると大勢の人で賑わう。

部品: 晋安タワー

晋安(ふあん)タワーは、楓木区にある高層マンション。25階建て550戸。管理組合がしっかりしていることでも知られ、修繕積立金で行き届いたメンテナンスを行う。

部品: スーパー丸芳・楓木中央店

スーパー丸芳(まるよし)は、天啓府を中心に20店舗を展開する生鮮食品チェーン。楓木中央店は本店にあたる。朝9時から夜22時まで営業。年末年始と月に2度店休日がある。

部品: 摂政月松堂の家

九江天啓府の一角、楓木区の西側に建つ一軒家。陳情客を迎える客間とリビングダイニング、広めの書斎がお気に入り。主人が頭をぶつけないよう、ドアが必ず2m強の高さで作られている。天井もそれに合わせて、立っても圧迫感の無い程度の高さに設計されている。

部品: 海沿いの下町・坡心区

坡心区(はしんく)も下町として知られるエリアである。天啓府の南西の端にあたり、家賃が安い。他地域から上京してきた国民が居を構えやすいことから、人口が増加傾向にある。

部品: 坡心寧楽夜市

坡心寧楽夜市(はしんねいらくよいち)は、坡心区の寧楽路沿いに出る夜市である。月曜日を除く毎晩、夕暮れから23時頃まで、100を超える屋台が出て、庶民の舌を楽しませる。

部品: 烏歌老巷

烏歌老巷(うかろうこう)は、坡心区の一角で、手工業の工房が立ち並ぶ。木彫りの食器類や判子、絵葉書、小物類などを扱う店が100軒以上あり、観光客にも人気がある。最近はお洒落なカフェも増えてきた。

部品: 黄金旅社(ゴールデン・ホテル)

黄金旅社は、坡心区に位置するバックパッカー向けホテルである。狭いがシャワーと扇風機付きの個室があり、古いなりに一応メンテもされている。グレードの割に安全で便もよく、バックパッカーに愛されている。

部品: 天ぷらの名店・天五郎

天五郎(てんごろう)は、坡心区に所在する天ぷら屋である。カウンター10席、小上がり8席の小さな店だが、天啓府の海の幸を中心に、ごま油で揚げた天ぷらを安価に提供することで人気である。

部品: 滇霞干潟

天啓府の南東端にあたる滇霞(てんか)には、広大な干潟があり、豊かな生態系が広がっている。汚染からの回復後は、調査と保全が行われている。

部品: 空港建設計画

滇霞の干潟を避けつつ、首都の南西に空港を建設する計画がある。現在、環境アセスメントや予算、工法につき検討が行われている。

部品: ガレージハウス・がんま

上京して初めて住んだ坡心区に居を構える。当初はアパート暮らしであったが、現在はガレージハウスを借りて住んでいる。坡心寧楽夜市へは徒歩で行ける距離にある。

部品: 漁村からの発展

通呉(つうご)は元は小さな漁港であったが、漁業や工業の発展とともに大都市に成長していった。内戦と汚染で一旦荒廃したが、現在は以前を超える賑わいを取り戻している。

部品: 蒼梧藩国の玄関口

蒼梧藩国を代表する港湾である通呉港を擁し、ヒトやモノの流通に際し、藩国になくてはならない存在となっている。


部品: 工業都市としての側面

古くから流通拠点となったため職人が多く、復興後は郊外に工場の建設が進んでいる。エアバイクをはじめ、船舶や機械部品など、その品目は多様である。

部品: 造船業の発展

平林藩王と星鋼京の伏見藩王の友好関係により、松風が星鋼京で造船を学び、蒼梧藩国にその技術を持ち帰った。藩国内で最初に造船業が始まったのが通呉である。

部品: これからのイノベーション

通呉は新たな技術の集積が起きており、当地からのイノベーションの波が今後の蒼梧藩国の発展につながることが期待されている

部品: 通呉市街

通呉はもともとさほど広い邑ではなく、そのため市街中心部は再開発が進み、建築物は高層化している。地価が高騰したため、戸建てを求める住民は郊外の衛星都市に多く住んでいる。

部品: 通呉政府庁舎

通呉地域を管轄する藩国政府の出先機関で、市街中心部に所在するビルである。スタッフは三分の一が天啓府からの派遣で、残る三分の二は現地採用である。T22現在の職員数は250人程度である。

部品: 食堂・にぎわい屋

通呉政府庁舎の食堂。通呉地域の物産を宣伝する目的もあり、職員だけでなく地域住民などにも解放されている。席数は200あり、モーニングの提供を行っているほか、残業をする職員向けに夜の8時まで営業している。

部品: 通呉観

通呉観(つうごかん)は、通呉市街地の中心部に位置する寺院である。少なくとも中世からの歴史を持ち、弧娘や蚕神、稷公などの神々を祀る民間信仰の場である。近年は観光客も多い。

部品: 通呉観の甘茶

通呉観はお守りなどの授与もおこなっているが、参拝者に無料で振舞われる甘茶が名物となっている。通呉観に参拝に行くことを「甘茶を飲みに行く」というほどである。なお、通呉地域は暑いため、基本的には冷やしたものが提供される。


部品: 通呉港

蒼梧藩国の海の玄関口であり、物資の輸出入にとっても欠かせない場所である。近年では、観光スポットとしても親しまれている。

部品: 帝國燃料パイプライン

通呉の東部には、帝國燃料パイプラインの引き込み口が存在する。ここから輸入された燃料は、国営企業である蒼梧燃料公社によって管理・販売されている。

部品: 東通呉駐屯地

通呉の東の郊外には、国軍の駐屯地が設置されている。災害出動や海外への人道支援目的での派遣がおこなわれる際、交通の便を考えてこの地に駐屯地がおかれることになった。

部品: 難民キャンプ

通呉の西の郊外には難民キャンプが設置されている。かろうじて都市圏でありつつも土地を用意することができ、支援が容易であるという理由でキャンプ地に選定された。

部品: 吉陽の開発

のどかな郊外の農村であった吉陽(きつよう)は、通呉の北に位置するという地勢的な状況から、ベッドタウンとして開発が進み、人口が爆発的に増加した。

部品: 吉陽市街地の概況

若い家族が多く住むため、子供連れで入れる施設が多い。また、子供に安全な食をというところから始まって健康志向が高まり、自然食品を提供する店も多い。

部品: 吉陽こどもパーク

その名の通り、子供向けの公園施設である。とおりいっぺんの遊具だけでなく、児童館やプール、オリエンテーリング設備を備えており、移動動物園や子供向けイベントも頻繁に行われている。

部品: 学習塾の盛況

子供たちの将来を考える親が増えたことで、学習塾が増加している。通呉政府は藩国のための人材育成になる点で評価はしているが、いき過ぎた競争社会にならないよう、カリキュラムの報告や定期的な塾への訪問を行なっている。

部品: パンの店・むぎばたけ

吉陽の奥様方に大人気のパン屋。焼き上がり時間は日に三度あるが、その時間には行列ができる。一番人気は食パン、二位はフランスパンだ。

部品: 駐屯地に近い立地

屯昌(とんしょう)は通呉の東にある小都市であった。通呉との中間地点に東通呉駐屯地が置かれたことで発展し、近年成長している。

部品: 屯昌の産業

通呉よりも若干駐屯地に近いこと、物価がやや安かったことから、駐屯地への納入業者は屯昌の業者が多く選ばれた。そのことから、食品や衣類に関する産業が成長している。また、通呉と天啓府をつなぐ陸上交通の中継地でもあることから、宿泊産業も成長の兆しが見える。

部品: 屯昌の課題

経済的に駐屯地への依存が大きく、産業の自律性が低い点が課題となっている。通呉政府や藩国政府もこの点は認識しており、自律的な産業育成が検討されている。

部品: 古来からの伝統

海口(かいこう)は、通呉の南西、海岸に面した小さな邑である。古来より塩づくりが行われてきたことで知られる。


部品: 伝統的塩田の見直し

近代以降、製塩の近代化によって衰退したが、近年の経済発展に伴い、揚浜式塩田で生産される塩の需要が高級店や自然食品の店を中心に増加している。

部品: 燕宿楼

燕宿楼(えんしゅくろう)は、海口のランドマークとなっている塔である。中世には大きな寺院があったが、それは廃寺となり、塔だけが残っている。

部品: 海口の民宿

海口は専門の旅館はなく、民宿が十数軒営業している。高級リゾートではなく、素朴な体験を求めるバックパッカーなどが訪れる場所となっている。

部品: 塩以外に何がある

塩以外の海口の名産品としては、魚介類が挙げられる。特に春先のカタクチイワシの漁獲が多く、オイルサーディンなどに加工されて出荷される。

部品: 辺境の港

長汀(ちょうてい)長い砂州の奥に位置する天然の良港だが、藩国の東の端に位置するため、長く都市としては規模が大きくならなかった。

部品: 漁業と農業の両輪

経済基盤が弱いことも都市としての発展を阻害していたが、漁業だけでなくバナナやサトウキビの栽培がはじまるに及んで、徐々に人口が増加していった。

部品: 首都と内陸への物資供給

漁獲物と農作物は、首都・天啓府や内陸部に輸送されるようになり、徐々に長汀にもその恩恵がもたらされるようになった。現在はサトウキビを原料にラムの生産も行われている。

部品: 長汀政府庁舎

長汀地域の政府庁舎は、市街の中心部に所在している。三階建ての建物だが敷地面積や駐車場は広い。職員は150人ほどで、天啓府からの派遣が半数を占める。

部品: 長汀の朝市

月に一度、政府庁舎の広い駐車場で開かれる朝市。地域の物産が多数並ぶ。生産者直売のため鮮度が高く安いのがウリで、多くの人が詰めかける。

部品: 長汀白砂海水浴場

その名の通り、白い砂が持ち味の海水浴場。亜熱帯に属するため、ちょっと肌寒い時期もあるものの、年間を通じてオープンしており、家族やカップル、サーファーなどで賑わう。

部品: 弦月ホテル

弦月(げんげつ)ホテルは、白砂海水浴場にほど近い場所に所在する中流ホテル。バーや宴会場も備えているため、使い勝手のいいホテルである。

部品: 富庄の歴史

もともと、ウリ科の植物が多く自生していたことが、富庄(ふしょう)という村の由来である。豊かな土地ではなかったものの、水はけがよく気候が安定していたため栽培に適しており、長い年月をかけて選抜とかけ合わせが試行錯誤され、土地に適した品種が残っている。

部品: 富庄の農作物

サツマイモをはじめとした、イモ類の生産が盛んである。イモは村民にとって村の食糧事情の安定化に大いに役立ったため、古くからサツマイモを「富庄いも」と呼んでいる。

部品: 小松亭

富庄の郷土料理である、サツマイモをふんだんに用いた「イモの天ぷら」が名物として知られる、老舗の料理屋。この店の名物だったこの天ぷらは、村の住民であれば嫌いな者はいないとまで言われているソウルフードである。

部品: 瓜坤の歴史

もともと、ウリ科の植物が多く自生していたことが、瓜坤(かこん)という村の由来である。豊かな土地ではなかったものの、水はけがよく気候が安定していたためさまざまな作物の品種改良が進んだ。現在ではスイカの栽培がもっとも盛んで、夏には各地にここで栽培されたスイカが出荷される。

部品: 瓜坤の農産物

スイカがもっとも有名な作物だが、栽培にあたってはある程度の経験も必要とされることから、そのほかの作物も栽培されている。特に多いのは同じく夏野菜のズッキーニ、カボチャ、ヒョウタンなどがある。

部品: 贈答品としてのスイカ

一般的に栽培が難しいとされるスイカだが、この地には経験が豊富な農家が多いことから瓜坤産のスイカは非常に糖度が高く、大玉ということもあり市場でも高値で取引されている。それ故、贈答品としても重宝されている。

部品: 工芸品としてのヒョウタン

ヒョウタンは食用としては不向きであるが、その厚い皮を生かして水筒などにするための容器の原料となった。夏に収穫されることが多いこの土地の農家にとってはこれらも貴重な収入源となっている。

部品: 蕗河の歴史

長汀からの支流から注ぐ水源が豊富な土地に位置する農村。開墾するにあたって、もともと蕗や蓮が生い茂る沼沢地だったことが、蕗河(ろか)というこの村名の由来となった。

部品: 蕗河の農産物

もともと自生していた蕗は高さが2メートル、葉の直径は1メートルにもなる巨大な蕗だった。昔はこうした巨大な蕗が食用になっていたが、大味なことと成長日数が必要なことから主食としては向かなかった。そのため、この土地で栽培しやすいサイズにと選抜により品種改良された小さいサイズの蕗が現在では主に普及しており、その収穫風景は初夏の風物詩となっている。また、冬にはレンコンや里芋といった主食にもなる作物も収穫されている。

部品: 蕗河の民間信仰

巨大な蕗が生い茂るその光景が壮大だったため、この土地には古くから「蕗に住む小さい人」という意味の「稍朲(ショウジン)」という精霊が民間信仰として伝わっている。

部品: 恒津の歴史

恒津(こうしん)は、長汀に次ぐ規模の有数の漁村。もともとはわずかな農地と水田がある、平凡な農村だったが、蒼梧藩国の発展と汚染除去が進んだことから、近海に豊かな漁場があることが判明。現在では、近海・沿岸の漁場からの海産物が豊富に集まる、長汀でも有数の規模を誇る漁港となっている。

部品: 恒津の産業

回遊魚を中心として、さまざまな種類の魚が近海・沿岸部から集まっている。それに伴い、水産業のほかに、内陸部に輸送するための加工業や輸送業も並行して発展している。

部品: 恒津の⽔産物

恒津で水揚げ量が多い魚としては、アジ、カツオ、アジなど大衆に親しまれているものが中心的な存在である。特にカツオは春と秋とで時期によって身のつきかたが大きく異なっており、季節の魚として知られている。

部品: 湊苑の概要

湊苑(そうえん)は、長汀にある漁村のひとつ。規模としては大きくないものの、長汀・恒津の発展の影響を受けつつ独自の発展を模索している。

部品: 湊苑の産業

貝類の養殖業が主な産業となっている。特に真珠の養殖が盛んで、アコヤガイ、イケチョウガイなどの真珠貝から生成されたものを加工し出荷している。

部品: 蒼梧藩国最大の島

海と接する蒼梧藩国には島が多いが、なかでも昇竜島は最大の面積を誇る島である。その大きさから、古来より特別視されてきた歴史がある。

部品: リゾートの島

昇竜島は藩国最南端に位置するため、もっとも気候が温暖で、南国の美しい風景が広がっている。これを売り物に、リゾート開発が進められ、国外からも観光客が訪れている。

部品: 風俗産業の発展

観光客の増加により、昇竜島ではとくに風俗産業が発展している。風俗産業は風営法の遵守が徹底されており、そこで働く人々もれっきとした労働者として法的に保護されている。

部品: バナナプレイのお店

バナナプレイのお店は、いわゆるキャバクラとセクキャバの中間に位置する、風営法準拠のお店である。バナナプレイは祭祀に由来を持つとされ、バナナを男根に見立てた遊戯や、バナナプレイ嬢と呼ばれるキャストのコスチュームをバナナの皮に見立てるといった、高度に知的かつ紳士的なプレイが行われる。蒼梧藩国、特に昇竜島の南柯に多く見られる。

部品: フルーツの楽園

蒼梧藩国の中でも最も温暖な昇竜島では、フルーツの栽培が盛んである。バナナだけでなく、マンゴーやパパイヤ、パイナップル、ライチ、ドラゴンフルーツ、ジャックフルーツなど、様々な果物が栽培されている。この栽培のメッカが文昌(ぶんしょう)である。

部品: 藩国本土との交通

昇竜島と藩国本土は、多くの定期船で結ばれている。特に天啓府・通呉からの直行便は便数が多く、安価に利用できる。

部品: 土候国としての昇竜島

通呉の沖合に浮かぶ昇竜島(タンロン島)には、中世に土侯国が成立、藩国本土と友好的交流を持ちつつも、若干異なる文化が栄えた。これを旧昇竜王国という。

部品: 蒼梧藩国への合流

近世に蒼梧藩国が成立する際、やや遅れて合流した。昇竜島(旧昇竜王国)の参加をもって、蒼梧藩国が正式に成立したと現在の歴史学ではみなされている。

部品: 昇竜島の中心都市

昇竜島の中心都市として知られるのが南柯(なんか)である。空港のある保定(ほてい)、港のある林兼(りんけん)にも近く、昇竜島リゾートの基点にもなっている。

部品: 昇竜王国の都

蒼梧藩国成立以前から、昇竜島には土候国である昇竜王国が栄えた。南柯には都が置かれており、当時から島の中心都市であった。

部品: 南柯の繁華街

現在、昇竜島の主要産業は観光業である。邑の中心部にはホテルや飲食店、土産物店、そして特定区画には風俗店などが建ち並んでいる。

部品: 有名店「ドリーム・バナナ・クラブ」

昇竜島に数あるバナナプレイ店の中でも、異彩を放つのが詩歌藩国の鈴藤瑞樹がオーナーを務める有名店「ドリーム・バナナ・クラブ」(南柯に所在する)である。厳選されたキャストたちは全員ツインテールで、客のことを「お兄ちゃん」と呼ぶ。マニアックなため好みは分かれるが、「一度は行ってみよう」という好奇心をかき立てる有名店であり、ハマると通い詰めるという。なお、オーナーは他国在住のため、頻繁には顔を出せない。

部品: 嚴公廟

嚴公を祀る廟。嚴公は昇竜王国時代に実在した将軍というが史書には見えず、民間信仰と思われる。疫病よけの神として信仰を集める。

部品: 嘉定市場

南柯北部に位置する嘉定(ザーディン)市場は、島中の物産が集まる場所として著名である。通常は早朝から日没までの営業で、夏季は金曜日の夜にナイトマーケットも開かれる。近年は観光客でも賑わう。

部品: 王宮博物館

昇竜王国時代の王宮を利用した博物館で、貴重な伝世品や近年の出土物が並ぶ。島内最大の人文系研究機関でもあり、30人近い学芸員を抱えている。

部品: 有鏡公園

有鏡(フーカイン)は、昇竜王国を建国したとされる伝説的聖王である。その名に因んだ公園で、漢服姿の有鏡の銅像も設置されている。

部品: 昇竜島政府庁舎

昇竜島とその周囲の小島を管轄する藩国政府の出先機関。スタッフは半数が天啓府からの派遣で、もう半数は現地採用である。T22現在の職員数は200人程度である。

部品: 南国の別荘地

楽羅(がくら)は昇竜島の北端に位置し、白いく美しいことで知られる砂浜・羅方海岸を擁する。内線終結後に別荘地としての開発が進んだ。

部品: 楽羅市街

別荘地としての経済規模に比して、邑自体は小さい。ただ、別荘地を利用する富裕層向けのレストランやバーなど、高級志向の小洒落た店は多い。

部品: 楽崗楼

楽崗楼(がくこうろう)は、楽羅市街の目抜き通りに面した高級レストランである。昇竜島のシーフードやフルーツをふんだんに用いた料理が名高い。

部品: Bar Nicky

Bar Nicky(バー・ニッキー)は、楽羅市街の裏通りに店を構える老舗のオーセンティック・バー。ラムを用いたカクテルでも著名。

部品: ウォーターパーク昇竜

藩国初のレジャープールとして人気を集めるウォーターパーク昇竜は当地に所在する。観光客はもちろん、現地民にも人気のスポットとなっている。

部品: 有史以前からの良港

南柯の北に位置する林兼は天然の良港であり、有史以前から利用されてきたことが知られる。内線復興によって港湾は拡張され、大型フェリーや貿易艦も入港できるようになった。

部品: 昇竜島から積み出される商品

昇竜島から藩国本土、および他国に積み出される商品としては、バナナをはじめとする果物、民芸品、砂糖、木材などが主要なものとなっている。

部品: 林兼の邑

林兼の邑は、港からは1キロほど離れた高台が中心地となっている。これは、高潮や津波の影響を避けるため、古来より高台に家を築く習慣が受け継がれたためである。防潮堤が導入された後も、この習慣は受け継がれている。

部品: 弧娘閣

林兼港を見下ろす高台にある。弧娘(こじょう)は狐の精で、船乗りの夫によく仕えた、或いは嵐を予測したなどの伝説があり、船乗りから信仰を集める。

部品: 果物栽培のメッカ

文昌(ぶんしょう)は、蒼梧藩国最大の果物の栽培地となっている。土質や気候が栽培に向いていたことにはじまり、栽培技術が集積し、多彩な品種が栽培されるに至った。


部品: 文昌中央卸売市場

文昌とその周辺で栽培された果物は、一旦ここに集積され、その後本土や他国に向け出荷される。等級づけ、せりなどが行われ、他国から買い付けに来る商人も多い。

部品: 文昌とその周辺で栽培される果物

蒼梧藩国で最初に本格的に栽培されるようになったのはバナナである。その後、柑橘類、マンゴーやパパイヤ、パイナップル、ライチ、ドラゴンフルーツ、ジャックフルーツなども栽培されるようになっていった。

部品: 保定の来歴

保定(ほてい)は昇竜王国時代は鄙びた農村だったが、蒼梧藩国立国後に空港が開かれたことで急速に拡大した。人口構成比的には若者が多く、空港に関わる職につくものが多い。

部品: 昇竜保定国際空港

保定から3キロほどの場所にある国際空港(国営)。空の玄関口として、国外からの観光客も多く受け入れている。

部品: 空港職員寮

早朝や深夜に勤務することも多い空港職員のための寮が設けられている。バスが30分間隔で空港との間を往復している。

部品: 主峰・万寧山

昇竜島南部は高原地帯となっており、その主峰として知られるのが万寧山である。標高は1800mほどであるが、島民に親しまれるシンボルとなっている。

部品: 昇竜島の水源地として

万寧山とそれを取り巻く高原地帯、そしてそこに広がる森林地帯は、昇竜島の水源としての役目を担っている。現在、森林地帯は国有化され保全が行われている。

部品: 万寧山周辺にみられる動植物

藩国内でも珍しい、熱帯の高原地帯であるため、国内でもここにしか見られない生き物が多い。特に、昆虫類は固有種も多いことが知られる。現在は保護の対象となっており、万寧山への登山コースに当たるエリアを除いては、学術調査以外は許可されていない。

部品: 発展途上地域

この地域には2つの中心都市がある。オアシスの邑である月牙と、天啓府への途次にある長春である。いずれも、いまだ成長途上にある邑といえ、この地域の発展も今後の課題となっている。

部品: 黄漢平原の南

穀倉地帯として知られる黄漢平原の南方は雅丹(がたん)砂漠とよばれる砂漠地帯となっている。高温で水資源に乏しいため、住む者はほとんどいなかったが、内戦時に避難民が居住し、その結果として街ができることになった。

部品: オアシス都市の誕生

内戦終結後も砂漠に住み続ける人々がいたため、藩国政府によって大規模な井戸の掘削が行われ、三日月型のオアシスが誕生した。この泉のほとりにできた街が月牙(げつが)である。

部品: 内陸流通の拠点へ

月牙は、漁業やサツマイモの栽培などで知られる長汀から内陸部への流通経路にあたり、内陸交通の拠点へと成長していった。

部品: 月牙政府庁舎

月牙の邑の中心に建つ月牙政府庁舎は、砂漠地域の行政の中心である。面積は広いが人口は少ないため、職員数は130人ほどで、半数は天啓府から派遣されている。

部品: 月牙大酒店

月牙泉を見下ろす白亜の建築物が、月牙大酒店である。商用で宿泊する者も多いが、観光客も少なからず訪れる。


部品: 月牙蛇神社

蒼梧藩国内で最初に蛇神が祀られたのがこの地である。その伝統を受け継ぎ、現在でも月牙の蛇神信仰は篤い。


部品: 月牙バザール

月牙のみならず、周辺の邑からも人々が訪れる、地域で最も大きな市場である。長汀で朝水揚げされた魚が、昼には並んでいる

部品: 月牙瓜の栽培

月牙瓜は、マクワウリとメロンの中間くらいの風味をもつウリの一種で、果肉はオレンジ色、皮は黄色をしている。直径30センチほどに育ち、糖度は20度に迫る。月牙周辺でよく栽培され名物になっているが、まだ国外の知名度は低い。


部品: サボテン栽培

月牙の特徴的な産業として、砂漠に自生していたサボテンの、観葉植物としての栽培がある。まだまだ観葉植物としてはマイナーで経済規模は小さいが、隠れた成長分野となっている。

部品: 月水

月水(げっすい)は、月牙泉から流れ出る川で、雅丹砂漠を蛇行しつつ南流して、周寨(しゅうさい)で再び地下に潜る。


部品: 奇岩の邑・周寨

周寨は奇岩で知られる小さな邑である。火山岩が砂漠を渡る砂混じりの風を受け、長い年月をかけて柔らかい部分が風化し、奇妙な景観を形作っている。


部品: 周寨の奇岩ホテル

この奇岩を観光資源として活かし、内部をくりぬいたホテルが数軒営業している。交通の便が悪いため、まだ観光客は多くないが、蒼梧藩国らしくない景観と旅行マニアの間で口コミが広がりつつある。

部品: 奇岩の中のヤギ

年間雨量が500ミリを下回ることもある周寨では農業は発展せず、もっぱらヤギの放牧が行われている。粗食に耐えるヤギはこの地域の貴重な家畜である。

部品: たった七戸からはじまった邑・七坊

七坊(しちぼう)は砂漠と黄漢平原の境目にあり、年間雨量は1500ミリほどである。たった七戸からはじまったとされる邑だが、現在は7000人ほどの人口を持つ。

部品: オリーブの恵み

七坊の主要産業はオリーブ栽培である。限られた雨量で栽培できること、商品作物としての付加価値が高いことから、邑の主要産業へと発展した。

部品: オリーブの加工品

オリーブは品種により用途がさまざまである。七坊では、油分を多く含むオリーブオイル向け品種と、ビン詰め向き品種の栽培が多く、邑内で加工のうえ出荷されている。

部品: 砂漠の東端・永発

永発(えいはつ)は砂漠の東端にあり、現時点での藩国の東の端でもある。国境の検問所に近い小さな邑である。


部品: 実は落花生の名産地

永発の周辺はミネラルを多く含み、水はけもよい土質で、落花生栽培に適している。50をこえる農家が栽培を行なっており、ナカテユタカ、オオマサリ、ハンダチといった東国の一般的品種に加え、小粒だが甘みが強い蒼梧独自品種・アマヒカリも多く作付けされている。なお、アマヒカリは外皮が土を噛みやすく選別が大変である。

部品: 落花生の加工品

落花生は収穫直後に茹でて食べるのが美味だが、乾燥させたり加工したりすることも多い。永発ではピーナッツバターやピーナッツオイル、菓子類などへの加工も行われている。

部品: 東の検問所

現時点での藩国の東の果てであり、国境地帯に検問所がある。国軍の警備隊と、政庁職員が常駐しており、出入国のチェックと国境警備を行なっている。

部品: 新しき邑・長春

九江天啓府から見て、砂漠の入り口に位置するのが長春(ちょうしゅん)である。犬森が領主を務めるこの邑は、藩国でも新しい都市であるが、研究拠点・砂漠地帯への入り口として、今後重要性を増していくだろう。

部品: 長春の気候

かつて行われた治水改修で河川は安定し、水害で悩むことが少なくなっている。砂漠に近くなれば近くなる程、乾燥と朝夜の温度変化で悩まされる。一つの領地ではあるのだが場所場所により少しずつ違う気候が体験できる。

部品: 長春の来歴

蒼梧藩国内では、新しい都市である長春。蒼梧藩国政庁府職員である犬森が進言し、研究学園都市を目指している領地である。
領地化する前には漁業と月牙からの仕入れを行い、首都で売る貿易業を行う集落だったが領地化したことで人と金が入り、インフラ整備が行われたという歴史がある。

部品: 蒼江沿いの気候

川辺周辺では、日当たりも良く、風通りもいい、景観の良さなどのメリットもあるが虫が発生しやすく治水で改善されたものの地盤が弱いのではとの印象からか漁業関係者以外あまり住んでいない。湿度も高いため、木造建築の家が多い。建物も高層化し難いため、高く目立つ建物は港ぐらいだろう。

部品: 都市部の気候

多くの住んでいるのは、川辺と砂漠の中間地点が都市部。川辺と砂漠の両端の影響が強く出るわけでもなく、実に下流域らしい気候。住居やアパートなど様々な住居が見られ、人が住むに合わせて商店や飲食業が多く存在している。ちょっと小高い丘もあり、役所や避難所など役所関係者や領主が住んでたりする。

部品: 砂漠寄りの気候

砂漠寄りは、乾燥がちになるため木造建築よりもコンクリート構造が多い。研究施設誘致場もこちらにあるため、敷地内に社員寮がある場合もある。研究物によって建物も高層化しているため、研究施設関係者以外はあまり住んでいない。関係者も生活利便を求め中間地点から通っているものも多い。

部品: 長春の交通事情

港周辺から都市部に掛けては、安全やプライバシーの保護のため、陸路やエアバイクの走行出来る区域が指定されている。研究区域では敷地の上をエアバイクで走ることが禁止されていることも多い。砂漠の中の都市、月牙に至る経路に至っては舗装路はなく、複数ルートはあるものの地理に明るくないものが行けば燃料が足りない、車両故障が命取りになるなど危険も多い。九江天啓府と長春港の間では、客船や貨物船が行き来し、月牙と長春との間では、エアバイクやチョウケンが行き来している。


部品: 長春の住民と生活

長春は、蒼梧藩国国民の他犬士もよく見られる土地である。なにせ領主が犬好きでそれこそ犬士を遠くから見て微笑んでたりする。国民のほかに犬士向けの行政サービスてどうだろう。と検討している辺りお察しである。伝統的な産業は、河川での漁業と養殖業。主だった産業として領地化して拡大した産業として砂漠への交易路としてガイド業やエアバイクなどの車両の整備業である。領地として推し進めている学校による教育業、研究施設の誘致による研究業。陸地では、気候状況に合わせて農業と畜産が行われ、例えば乾燥に強い農作物である小麦やじゃがいもや野菜などが育てられているが農作物と畜産物は領地内で消費される食料の多くは他都市からの輸入で賄われている。人口が増えれば、最終的には伸びるとは思うが月牙と九江天啓府からで割となんとかなってる。

部品: 長春の文化的特徴

首都である九江天啓府と砂漠の交易拠点である月牙の文化の両方の影響を受けている。住む場所により被服なども影響があり、領地内で出会った人物の衣服で何処在住なのかおおよそ判別がついたりする。食べ物も料理も両方から影響を受けているため、この街で生まれた料理も存在している。川魚の料理が名物で鰻のゼリー寄せなどというものもあるが蒲焼きのほうがいいよねという声も。シンプルに塩焼きも良いけれど塩も輸入品である。その時の輸入物で多く入荷したものが安く出回るため、あれこれ知恵を絞ってまた新しい料理も生まれる。

部品: 長春のランドマーク

二つあり、河川にある長春港と丘である。港は、商業の要の一つとして人とものの出入りが激しい。丘の方は、役所と領主邸宅というめだった建物がある。景観がよく、街全体を見渡せ夜には街の夜景と遠目に九江天啓府の夜景が見える隠れたデートスポットである。

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最終更新:2017年12月10日 23:36