作者:3スレ目>>301

あたりを見渡すと私の背丈より少し高いくらい、2Mほどの本棚が奇麗に並んでいる
どうやらずいぶんと広いトコらしい。奥がかすんで見える。体育館3個分ぐらいだろうか?
天井もずいぶん高い。10階ぐらいあるのではないだろうか?吹き抜けのようになっておりかなり上の階まで見渡せる。
どうやら見たところ図書館のようだ。
というか目が回るほどの長さの木製の本棚が放射状に並んでおり、その棚に本が並んでいるのだから私の脳の棚からは図書館という単語しか出てこなかった

床は大理石と思われ、やたらに天井からと思われる光をあちこちに反射させている
そして本棚は、いかにも年季のはいった本棚で、そう、祖母の家にある本棚を思い出した

とても静かでもの音ひとつしない・・・
誰もいないのだろうか?と思ったが、どうせ夢だし誰もいないだろう、と勝手に決め付け、とりあえず目の前の、どこまで続いているのかわからない本棚の一つを見て回ることにした。

・・・どうも変な造りの本棚で一段一段の長さがまちまちだ
最上段がやたら長い棚で次の段は、文庫本が2、3冊きれいに収まるぐらいしかない段もある。

しかしどの棚の段もまだ埋まっていない。それに並んでいる本もおかしい
まず、普通、本というものは背表紙にタイトル、作者ぐらいは書いてあるものだが、ここにあるのは『1』『2』と巻数しか書かれていない。そして本の大きさがまたおかしい。
いま見ている段でいうと、『1』~『35』まであるが『1』~『6』までが、なんとういか映画のパンフレットのようなサイズで『7』~『18』までが文庫本サイズ。
『19』~は漬物に使えそうなぐらい分厚い単行本になっている。

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最終更新:2010年02月13日 17:41