「東京所轄刑事物語」とは、シルフォニアに投稿されている悠一による小説。
登場人物
署の人々
舞台となる〇〇警察署に赴任した新人刑事。刑事であった父が幼少の頃に殉職し、その憧れから刑事になった。正義感が強く真面目だが、優しい性格のため、時に情に流され、事件の全体像が見えなくなる嫌いもある。豊原のクールな態度に反発しつつも、「事件や人の心には表と裏がある」ことを教えられ、刑事魂を叩き込まれてゆく。
今江とコンビを組む女性刑事。普段は男勝りであり、一見女っ気のない人物にも見えるが、心の奥には暖かさを持つ。似たような人物である久美子とは仲が良い。
今江とは同期だが、偶然手配犯を見つけて逮捕した功績により、一年早く刑事になる。愛称は「タカ」。
刑事課長。警視。かつて本庁の鑑識課に在籍し、江島の部下として働いていたが、ある事件をきっかけに決裂し、組織人として生きる道を選ぶ。44歳。
警部補。ダークグレーのフード付きのポリエステルのジャンパーを常用している。坊主頭で小太りだが威圧感は少ない。
総務課の警部補。署のことは何でも知る「お局様」的存在。
麻薬や暴力団対策を担当する捜査二係係長(警部補)。ごつい身体、ヤクザまがいのファッションセンス、迫力ある"ダミ声"で二係一筋。池内とは旧知の間柄。思いの外の人情家で、部下思いの優しい一面ももつ。
課長代理。警部。叩き上げといった感じのイカツイ風貌の刑事。森岡の女房役で、警察に対する愛情は人一倍強い。
警視庁本部
警視庁刑事部捜査一課の刑事。階級は巡査部長。
熱い性格で、捜査において時折空回りすることもある。
警視庁捜査一課の刑事。壮年の男性。
暴走する宮森の抑え役。
警視庁刑事部捜査一課の課長で明智たちの上司。
眼光鋭い眼鏡の男性で、明智たち部下に対しては高圧的に接する。
娘がいるからか娘と同年代の少年・少女には優しく、娘がファンであるアイドルの写真を持っているという意外な一面もある。
警視庁 刑事部長。森岡同様クールな人物で、あまり感情を表に出さない。
その他の人物
城南医科大学法医学教室 准教授。豊原とは同年代のためか気が合う。
北赤羽警察署地域課の警部補。赤羽第二交番所長。娘の絵梨佳に子供ができたため、孫と過ごすため鑑識から地域課の交番勤務に異動する。一見昼行灯だが、かつては鑑識課に在籍しており、森岡は今でも彼を慕っている。
〇〇署がある地域選出の国会議員。警察官僚出身。
とある屋敷に住んでいる着物姿の男性で、登場する際は毎回生け花をしている。
池内と居酒屋で飲んだ際に今江のことを知り、彼が信じている「正義」を真っ向から否定するような発言をしている。
彼の正体は元警視庁警務部長で、引退し隠居の身でありながらも影響力は今も絶大。今江の父とも同期であり、キャリア・ノンキャリアの垣根を超えて親しかった。
警察組織に蔓延る数々の腐敗を見せ付けられてきたせいで、警察に「正義などない」と断じている。
最終更新:2025年04月18日 02:46